泥温泉がメインだけど、蓮料理や芸術村もあり!のんびりした旅が楽しめます
今日は貸し切り状態の観光バスでした
こんにちは、台北ナビです。泥温泉とその源泉、台南ののどかな芸術村、そして、絶景の寺を巡るツアーに参加してきました。郊外の旅は気持ちもゆったりと穏やかになります。最終地は温泉で、帰りの車ではぐっすり眠ってしまいました。まさにリラックスした旅を送ったナビたちです。
9:00 集合出発。ホテルに向かいに来ていただけました。ここから一路、台南の郊外地へ向かいます。今日のガイドは、郭丁和さん。日本語の説明が完璧で、大変ありがたかったです。
關子嶺温泉、美食+土溝藝術村一日コース
集合地点(ホテル、駅など)➜小南海➜土溝藝術村➜ランチ➜火山碧雲寺、水火同源➜關子嶺温泉➜帰路
10:30~11:00小南海 灌漑用地(30分)
10:30 到着。台湾観光バスの関子嶺温泉コースに行くのに、午前中に立ち寄ったのがここ小南海風景区。車を降りたら最初に目に入るのが、菩陀禅寺と呼ばれる嘉義市の増光寺の分院で、観音菩薩様がいらっしゃる紅瓦と白壁が美しい寺院です。夏は蓮池になり、一面の美しさ、だそうですが、ナビたちが行った10月はもう枯れていました。ここは蓮の実の産地である白河に近いこともあって、レンコンのジュースなども販売していました。
この吊り橋がメイン
小南海
台南市の枋仔林と後壁の茄苳の間に位置します。ここは灌漑用水地を湖のように見立て、その周辺の環境も整備して出来上がった風景区。取り立ててびっくりするほどの観光地ではないのですが、湖、吊り橋、観音様のお寺、散歩道、緑と心落ち着く景色に癒されます。用水地の広さと清らかさは、まさに湖のように見え、時間があれば、ゆっくり散歩してみたいスポットです。
11:30~12:00 土溝藝術村(30分)
11:30 藝術村に到着。台南市の後壁といえば、冠軍米で有名ですが、ここの見所の一つに土溝藝術村があります。ここは、台南藝術大学の学生さんたちが10年の月日をかけて村人たちと協力しながら、使われなくなった倉庫や豚小屋を改造したりして、徐々に藝術が息づく村として改造してきたエリアです。村全体が芸術館で、芸術館が村であるというポリシーの下、田畑の中でまれに唐突に発見する作品は、あまりにも周囲の景色に溶け込みすぎていて、最初からそこにあったものなのかどうか、一瞬立ち止まり凝視してしまいます。後壁の菁寮老街に行ったことはあったナビですが、ここの存在は初めて知りました。
幸福小站というバス停のようなものが立っている通りが藝術村の目貫通りになっていて、ここなら歩いても回れますが、芸術村を全部回りたいときは、実は果てしなく広い範囲なので自転車が一番便利でしょう。
入口のあたりには、この一帯を紹介したマップ。かわいい店先が見えたらここが藝術村の入口です。誰もいないのですが、親しみやすさが伝わってきます。実は営業は、木曜日から日曜日で、ナビが行ったのは水曜日でお休み。自分たちでのんびり歩いてみました。写真を撮っても絵になりますね。行く先々で左右にいろんなオブジェが見られます。
ちょっとした路地に入っていくと、ここには牛が。
ちょうど夏場のリュウガンを干している光景にもぶつかりました。桂圓と言って、冬場のスイーツには欠かせない干しリュウガンです。このまま袋に詰めてもらって600g150元。市場やスーパーで買うよりも安いですね。目にいいとされ、そのまま食べてもいいし、パンやケーキを作る時に入れたり、シロキクラゲやナツメ、クコの実と一緒に煮てあったかスイーツになるし、冷やして食べるのもいいです。
更に歩いていくと、部分的にモザイクで模様を作ったリビングセットが置かれています。自然の中に溶けこんでいますね。が、この作品はかなりの時間がかかったことでしょう!きれいな色合いのソファ柄を表しています。
しばらく歩くとかわいい家があり、ドイツの村の小道のようにも見えます。そして、田んぼの前に置かれたバス停のような建物もステキです。後方の緑が黄色い建物に映えます。道端の公衆トイレも粋ですね。
まさに村全体が藝術と一体化している土溝の村。若者が都会へ行った今、後壁区土溝里に住んでいるのはほとんどがご年配の方々ですが、ここに住んでいることの幸せをナビたちも感じさせてもらうことが出来ました。
土溝農村文化營造協會 住所:台南市後壁區土溝里56-1號 電話:(06)687-4505 営業時間:木~日8:30~18:00
12:10~13:30 ランチ(蓮料理)(1時間強)
2人で700元の蓮料理コース(自費)をいただきました。このコースは一人では注文できません。前菜に烏骨鶏スープ、もち米、魚、エビと肉や海鮮、野菜にデザートとすべてに蓮の何かが使われていて、最初から最後まで蓮三昧の料理でした!大満足。料理は、彩蓮風味盤、香水蓮子鶏湯、荷葉蓮子米糕、雪蓮炒仙貝、荷風魚巻、蝦捲、雪芝蜜蓮菓でした。
荷葉蓮子米糕。桜エビと蓮の実
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雪蓮炒仙貝。トコブシのような貝や蓮の実、野菜の炒め物
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海王子庭園餐廳(蓮料理) 住所:台南市白河区三民路465号 電話:(06)685-5115
14:00~14:30 火山碧雲寺(30分)
郭さんが次はお寺へ、と言った時にあまり大きな期待をしていなかったナビたちですが、お寺の外観を見てびっくり。その門構えから背景にそびえる山と合わせて一枚の水墨画のようじゃありませんか!中へ入ってみて、一番上の建物まで登ると、今度は嘉南平原が一望!驚いたと同時に、心が洗われるような空気を醸し出すお寺の雰囲気に感激しました。
信仰心が篤い人たち
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ここでも絶えない火が燃えています
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頂上から嘉南平原を望む
火山碧雲寺
山林の古寺とも呼ばれる火山碧雲寺は、関子嶺の中腹に位置した観音様をまつった寺です。正面にも水火同源があり、左側は素食食堂の設備もあります。後方には宿泊所。そして、足腰が悪い方のためにエレベーターもあり、北方式建築の「三寶殿」まで上ることができます。ここは台湾宗教百景にも選ばれました。
火山碧雲寺 住所:台南市白河区仙草里火山1号 電話:(06)685-2811
14:45 水火同源
水面で火が燃えている場所に来ました。この不思議な光景には、目を見張ります。今では公園として整備されているので、涼んでいる人やおしゃべりしながら休んでいる人と様々。もう一つの不思議な光景はソーセージツリーと呼ばれる大きな木の実がぶら下がっている樹木。木の実には毒があって食べられないそうですが、水面で燃える火と奇妙な樹木がある、面白い公園です。
水火同源
1701年に発見された水土洞と呼ばれる奇景で、地層の中から地下水とガスが同時に湧き上がっているところです。何年もの間、地殻の断裂によって、湧き水と地下の天然ガスが同時に出ているところで、ガスのほうが水より軽いので、水面上を火が漂っているように見えます。1964年の白河地震で火力は弱まったものの、途切れることのないこの特殊景観は「水火同源」と呼ばれています。
15:00~16:00 泥温泉(1時間)
関子嶺と言えば、台湾唯一の泥温泉。温泉目的で、関子嶺を訪れる人がほとんど。ナビたちは今回屋外の泥温泉に入ってみました。泥は意外とサラサラ。下に沈んでいるのを顔に塗りつけたりしながら、美容効果を狙います。入浴後は肌が滑らかになるので、女性にとっては天然の美容液。お湯の色は泥水で、お湯に泥を混ぜたような感じ。温泉の蛇口をひねると、薄い灰色のお湯がどんどん出てきます。
泥温泉の効能:台湾の泥温泉の泉質は、アルカリ性炭酸泉。硫黄成分を多く含み、温度は高めで、新陳代謝を高める効果があるので、短時間浸かるだけでも夜はぐっすり、朝はすっきり目覚めることができます。また、婦人病や手足の冷え、気管支炎、貧血、座骨神経痛、アトピーなどの皮膚病や胃腸病にも効果があります。
新紅葉山荘 住所:台南市白河区関子嶺65-9号 電話:(06)682-2822
17:20 宿泊地 到着
車内で熟睡した後は、再びホテルまで送りとどけてもらいました。観光バスのよいところの一つに、この送り迎えがあると思います。途中トイレに停まってもらったり、買い物を少し待ってもらうこともできます。コース順序や滞在時間はありますが、やや融通が利くというのが観光バスの利点ではないでしょうか。以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-01-11