毎年3日間にわたって繰り広げられる、原住民族の祭典です
こんにちは、台北ナビです。
台湾東部の花蓮では、毎年7月末に原住民の豊年フェスティバルが行われていますが、ナビは今年初めて行ってみて、その規模の大きさと出店の多彩さに感激。できれば毎年でも来たい!と思いました。
2016年の「花蓮縣原住民族聯合豐年節」は、7月22日~24日の3日間、毎日17:30~21:30、花蓮縣立美崙田徑場(花蓮県立美崙マラソン場)にて行われました。
花蓮県は2016年現在、政府に認定されている16民族のうち6民族が暮らす地域です。6民族とは、台湾最大の原住民人口を誇るアミ族ほかサキザヤ族、タロコ族、セデック族、ブヌン族、そして、クバラン族。クバラン族は全原住民16民族のうち唯一の平埔族です。そして、花蓮は原住民、漢人、外省人、客家人がほぼ4分の1ずつ暮らす地域でもあるのです。
豊年節?豊年祭?
2016年現在20万人を越えているアミ族最大のお祭りである「豊年祭」。日本時代は月見祭と呼ばれました。アミ族にとっては新年を迎えるお祭りでもあり、7月から8月にかけて、集落ごとに執り行われます。
アミ族は特に芸能やスポーツの世界に有名人がたくさんいます。歌手だとA-Lin(黃麗玲)が有名で、蕭敬騰や羅志祥もアミ族のハーフ。野球選手では、郭源治、張泰山、曹錦輝ほか現在日本ハムの陽岱鋼は、日本人によく知られていますね。今回この花蓮県が主催する「豊年節」は、アミ族の「豊年祭」の時期に合わせたもので、花蓮に住む6民族が参加し、パフォーマンスを行う総合祭典と成っています。
食事も買い物も楽しめます!!
シャトルバス時刻表
この日は初日というのもあって、開始の時間も全体的に後ろにずれこみました。
まだ、明るいうちに食べ物や飲み物も買って開いているところに座って、開始を待ちました。ナビは、今回初日だけ見に行ったのですが、3日間連続で行く人も結構いるそうで、福容大飯店などのホテルや台鉄「花蓮」駅、「吉安」駅に停車する会場までのシャトルバスもあるので便利です。しかもこんなにたくさんの屋台が出るのだから、毎日でも来て食べたいくらい。買い物だって、可愛いものがこの日は集結されている感じでした!原住民グッズに興味がある人は見逃せない~!
7月22日 1日目 Andaza豐收之夜
さて、始まります~。
まず、県長さんが来られるのを待ちます。
この日は、以下の歌や踊りがまず始まりました。
花蓮的祝福-布農、噶瑪蘭、撤奇萊雅(各族群歌謠創作)、會唱歌的哈布特 、姆姆的排香草、 男主角的摩托車 (アミ族歌謡編曲)、老人聚會歌 (プユマ族民謡)( Paliyuliyus 8664樂團)、老人飲酒歡樂歌、沾醬歌、娜荳蘭古調、美麗的一天( Palimaay原住民樂團表演)
普通に見るとこんなに小さいです
その後、巴達固斯(アミ族頭目である吳德煥老師のお言葉あり、卓溪郷のブヌン族16名の鉄砲音で始まりました。
開幕主題舞-鼓舞歡唱(原鄉舞蹈團、海星中學、A'lufu原舞樂團、鳳林鎮原班人馬)
Mifitik彈指間-祭(原住民甜心及勇士)
祈雨‧舞豐年(鳳林鎮原班人馬)
尋(布拉旦兒童舞蹈團)
祖靈的呼喚與吶喊(海星中學)
布農之心-月亮使者(布農丹社歌謠傳唱隊)
千古之丘(A'lufu原舞樂團)
Malikuda (傳統舞蹈) 県長さんや招待客が中央の壇上に上がります
千人共舞(大會舞) 全員で一緒に踊ります
すごい熱気でした!
2日目と3日目
初日を見た感想は人が多いし、皆ノリがいい!最後の全員が手をつないでの踊りは、皆が待ってたとばかりに我先に中央に走っていっていました!
毎年このお祭りを楽しみにしている人は、かなりいるそうですよ。ナビからしたら、これだけの数の選り抜きの原住民料理やお店がこの3日間ここに結集するのですから、それだけでも大満足!しかも6民族が一同に会し、それぞれのパフォーマンスが見られるのですから、これは行く価値あり!ですね。
2日目と3日目のスケジュールは以下のようなものでした。
毎年近くなってくると、花蓮県政府のWEBサイトにも告知されるので、興味がある方はチェックしてみてください~。
7月23日 2日目(Masling天籟之夜)
17:30~18:30
神話、南王系之歌、思念、迎賓組曲(五年級樂團)
開場歌曲、原民串燒組曲演出(女頭目樂團)
18:30~県長さんや招待客のお話
19:00~ 19:15 主題舞-天籟繚繞.原魂覺醒
19:15~跳躍原舞(馬可認舞蹈協會)、 布農族歌謠(太平國小)、晨曦之光(上騰工商)、牽手的迷思(原住民甜心及勇士)、大地和頌 布農天籟(瑪思靈合唱團)、A Da Wang瞭望台(花蓮高農)
20:25~Malikuda (傳統舞蹈) 県長さんや招待客が中央の壇上に上がります
20:50 ~千人共舞(大會舞) 全員で一緒に踊ります
7月24日 3日目(Malastapang戰功之夜)
17:30~ 18:30 大大的擁抱、我的歌聲/ 小河、小時候、龍捲風、歡樂娜魯灣(NO.5樂團)
放輕鬆、藍調版阿美恰恰、召集歌、Masalubigu(走路歪歪)、What‘s up(七腳川樂團)
18:30~県長さんや招待客のお話
19:00~ 19:15 主題舞-獵魂-祖靈的印記(七腳川戰役)(花蓮高工)
19:15卓楓吟詠布農(卓楓家族合唱團)、腰鈴舞(耀原文化藝術團)、奏(原住民甜心及勇士)、口簧傳情太魯閣 (峽谷樂舞團)、部落風情慶豐收(化仁國中原住民舞蹈隊)、懷念部落慶豐年(巴特虹岸舞蹈團)、祖靈的脈動(花蓮高工)
20:30~Malikuda (傳統舞蹈) 県長さんや招待客が中央の壇上に上がります
21:00~千人共舞(大會舞) 全員で一緒に踊ります
取材協力:
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-08-12