KANO好きの皆さまとどっぷりKANOに浸かった一日でした♪
こんにちは、台北ナビです。
2014年2月、台湾で上映が始まった映画「KANO」。2015年1月には日本でも上映され、大ヒットロングラン中です。日本でも台湾でも大人気の映画「KANO」。このKANOにまつわる場所を巡ろうと5月3日限定出発でKANOツアーを開催いたしました。その様子をお伝えいたします!
新幹線で一路嘉義へ
集合場所では台北ナビの周さんがオレンジの旗を持って待っていましたよ~
6:40という朝早い集合にも関わらず、みなさん5分前には集合していただきました。やはり日本の方は時間厳守♪ご協力ありがとうございます。その後高鉄(新幹線)に乗り、1時間半で嘉義へ到着。高鉄を使用すると嘉義観光も1日で楽しめちゃいますね。
ここからバスに乗りひとつめのスポットである「烏山頭ダム及び八田與一宿舎」へ約1時間。移動で少し疲れたなぁと思っていたナビを横目に、参加者のみなさんは元気いっぱい!その元気を分けていただき、いざバスを降ります!
日本人の誇り!烏山頭ダムで八田與一氏のお墓に手を合わせました
八田宅
バスを降りた途端、台湾南部のかんかん照りを体験。台北とは違うカラっとした暑さに南部へ来たことを実感しました。まず八田與一記念公園で自由時間。思い思いに時間を過ごしました。この日の公開は「田中・市川宅(1号館)」。中に入ると日本各地から集めた箪笥や小物の骨董品が並べられ、タイムスリップしてしまった錯覚に陥りました。この日は開放していなかった八田宅(2号館)ですが、庭に入り、中をのぞくことができました。ラッキー!庭にはこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでおり、家の中にはひな人形も飾られていましたよ。
お庭は大人気!
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八田技師の奥様「外代樹」さんの像も
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資料館ではわかりやすく中国語と日本語で八田技師の功績等が説明されています。クーラーも効いていて、火照った身体には嬉しい~☆入口ではすべて日本で書かれた八田技師の偉業を説明している両面印刷されたA4用紙3枚も配られていました。これを熱心に読まれていた参加者の皆さま。入口のおばちゃまは、こうやって説明文をもらってくれるのは日本人だけ!と誉めたたえていました!
資料館向かいには記念品などが売っていました
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八田技師のミニチュア銅像も200元で販売中♪
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バスに乗り、八田技師のお墓へと参りましょう。銅像と記念写真をパチリと撮影し、お墓に手を合わせました。この銅像からダムが見えるので、ナビはここでダムを見つめてみました。目の前に広がるダムですが、これでもたったの一部。上空からダムを眺めたらさぞかし広大なんだろうなぁ…。この日ガイドを務めたナビスタッフの周さんは、「このダムがあったからこそ台湾農業の進歩が早まったと言われています。」と語れば、参加者は「台湾の方々がその後も大切に使い続けてくださっているから、今日ここに来られたのです。」とお互い感謝の思いを述べあう場面も。日本人にとっても台湾人にとっても八田技師は尊敬に値する人物であることを再認識できました。
お花が供えられていました
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しっかり思いを伝えました
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木があるためはっきりとは見えませんが、ダムの大きさを感じることができます
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今度は送水センターも見てみたい!
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お腹い~っぱい!
江南渡假村は台湾の方々に人気のレジャー施設で、宿泊施設もあり、広大なんです。こちらのレストランで食べられるお料理はすべて上品な味付けなのに食欲をそそるものばかり♪ナビは以前も食べたことがありますが、やっぱりおいしかった☆
映画の舞台となった「嘉義農林学校」は、現在国立嘉義大學となっています。キャンパスはいくつかあるのですが、「天下の嘉農」と書かれたモニュメントがあるのは蘭潭校区。この外に蘇正生選手と近藤兵太郎監督の銅像もありますよ~!道がすいていたため、スケジュールより早く嘉義大學に到着し、こちらで45分ほどゆっくりできました。ヤッター!!記念写真を撮ったりして時間を過ごしましたが、ナビ見つけてしまったのです!嘉義大學の農場で生産された牛乳で作られたオリジナルソフトクリームを♪早速頼んでみると…ミルクの味が濃厚でおいしい!嘉義大學オリジナルレポート用紙などもあり、一味違ったお土産もゲットできました。
台湾の大学って規模が大きいですよね~
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朱銘のアートも!
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色々売られていますが…
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ナビはソフトクリームを注文!
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まずこの紙に買いたいものを記入し、レジでお金を払ってハンコをもらったら、売り場へこの紙を渡せばOK! |
オススメです~♪
嘉義大學がオリジナルで作っちゃった?KANOグッズ
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このキーホルダーを買っちゃいました~☆
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リサーチ不足でしたが、こちらの2階にはKANO野球特展なるものもありました
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色々買いたくなっちゃいます
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色々買いたくなっちゃいます
嘉義の歴史が詰まっていると言われる嘉義公園。その中にある射日塔に上り、嘉義市内を一望しました。嘉義一高い建物である射日塔の12階空中花園からは嘉義市立棒球場(野球場)も見られます。この球場、現在は改修されていますが、元は1917年に作られ、嘉農野球チームの事実上の専用グランドとなった場所なんですよ!ナビは映画の中に出てくる練習風景を思い出しちゃいました。劇中、錠者大尉が、嘉義駅からまっすぐ嘉農の練習場へ向かったので、彼が通った道はどこだろう…と探してみたり。ちなみに現在射日塔のある場所は嘉義神社の本殿があったところ。冒頭部で野球部全員が近藤監督に呼び出された嘉義神社の本殿だった場所に自分が立っているなんて…。ここでどっぷりとKANOの世界に浸りました♪
射日塔から伸びる道は参道かな?
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球場と神社はこんなに近かったのですね!
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嘉義神社の齋館と社務所は嘉義市史蹟資料館になっているのですが、その中で最も気になったのが1929年の地図!ナビ、他の物の鑑賞は諦め、この地図を一心不乱に眺め続けちゃいました。
この階段を駆け上がっていったのかな?
嘉義市についてお勉強!
注音はこうやって覚えていたのですね~
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早寝早起きで身体を強く!食事中は姿勢を正して、スープを飲む時は音を立てない!なんていうレトロなものも♪
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この地図、ナビのツボです!いつまででも見てられます☆
この部分が映画に出てきた所ですねぇ
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現在は何になっているかの説明書きもありますよ~
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近藤監督の家は撮影スポットがいっぱい!
2012年、林業文化のアート拠点としてオープンした檜意森活村。どの建物も嘉義県にあった日本時代の木造建築28棟を移築したもので、ヒノキ造りです。その中の一角に「KANO故事館」があり、近藤監督の家の内部を再現しています。もちろんこちらにも入場しました。
上映当時劇場で配られていたフライヤーも飾られています
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これは漫画版KANO!
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ナビ、個人的にパパイヤ先輩・平野選手が大好き~☆
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その当時、噴水広場で営業していた「日向屋」は、戦後、盧さん一家が引継ぎ、羊羹・饅頭等の和菓子の他に、いろいろなお菓子を販売しています。こちらでも販売!
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「甲子園」と声を出して走りたかった…「中央噴水池」
ツアー最後に立ち寄ったのは中央噴水池。ロータリーに映画公開を記念して作られたエース呉明捷(ウー・ミンジエ)投手の彫像は写真スポットですよね!ちなみに以前は孫文像があったのです。「孫文がアキラになった。」この事実を受けて、ガイドの周さんは「これはすごいこと」と驚きを隠せない様子でした。ちなみにナビは、「甲子園」と声を出しながら噴水まわりを走りたかったのですが、あまりの交通量に断念…。遠くから麒麟児と言われた独特の投球フォームを眺めました!
お持ち帰りは鶏肉飯弁当40元になります。このボリューム恐るべし…
また、中央噴水池と聞いて忘れてならないのが「鶏肉飯」。台湾人オススメは噴水近くの「郭家粿仔條・雞肉飯好吃店」!夜市をズンズン歩いたところにありました。店内はお客さんでごった返し、お持ち帰りのお客さんも多いため、店員さんはてんやわんや。そのため、接客はいいとは言えませんが、ボリュームとおいしさで、リピートしたくなっちゃうほどでしたよ。
夜市をズンズン歩いていきましょう!
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緑の看板が見えてきます
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帰りも高鉄で一路台北へ!
こうして無事に終了したKANOツアー。本来なら予習をした知識をお伝えし、参加者の皆さまに「おぅ~」と言っていただこうと思っていたのですが、お客さんの博学ぶりにナビもガイドの周さんも終始勉強させてもらう始末…。本当にありがとうございます。皆さまの知識&KANOへの愛に触れ、もっともっとKANOが好きになりました。
以上、KANOをもう一度見ようと思っているナビがお届けしました。