今日は朝早くから街歩きに出発です!昨日に引き続き、意外な発見やおもしろいものに出会えました!
リーホウ、台北ナビです。台南市内の街歩き第2弾、今日は朝9時過ぎに出発して、約3時間、午前中の時間をすっかり満喫してしまいました。お天気は昨日に引き続き、かなり暑かったのですが、おもしろい発見や出会いに暑さも吹っ飛んでしまったほどです。では、さっそく出発といきましょうか!
9:00 ランディスホテル出発!
ホテルのロビーで営業部の呉さんと陳さんと落ち合いました。昨日に引き続き、彼らが案内してくれます。ナビは軽装なのに、彼らはかっちりホテルの制服。暑いでしょ?と聞くと、私たち台南っ子なので慣れていますって。そういえば昨日も汗をかいている風はありませんでした・・・。さて、今日は外へ出てから右へ進みます。 さっそく台北では見られない光景を発見、朝ご飯の屋台でしょといわれればそうなのですが、食べてるものが・・・なになに?羊肉のスープや牛肉…、台南では牛肉をさっと湯がいたスープを朝食として食べる人たちが多いと聞きましたが、朝からいきなり美食の街を見せつけられたナビ、うーん、ホテルの朝ごはん食べなきゃよかった、次回は、ここに来て2軒掛け持ちしよう!
李登輝元総統時代に副総統をつとめた連戦氏の父の家、今は文化センターになっているのですが、それにしても家、大きすぎません?
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朝早くからパフォーマンス練習の元気いっぱいの子供たち、太鼓の音が街中に鳴り響き、活気づけに一役買っているようでした
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すぐに朝ご飯
昨日のカキ氷やさんの近くまで来たら、肉圓の老舗店に着きました。台南の小吃の店は、朝が早いですね。また、朝から肉圓?と驚きもしましたが、中部の揚げて茹でるそれと違い、台南のは蒸し。一個18元で、スープは無料。お餅よりも滑らかで、ツルッと食べやすい。こんな美食に朝からありつけるなんて、台南大好き!
福記肉圓 府前路一段215号
鄭成功をご存知ですか?
さて、日本人の母をもつという台湾の英雄、鄭成功が祭られている祠に着きました。日本統治時代ここは開山神社と呼ばれていたのですが、国民党時代になって、元の延平郡王祠に戻ります。内部には日本語の解説もあり、日本人観光客の方とも遇いました。中南部には日本とのつながりを知るところが多いのです。馬に乗った凛々しい勇士姿の像を仰いでから、内部をじっくりと見ましたが、赤い中華式円柱が美しく、落ち着ける場所でした。
延平郡王祠 開山路152号
アイスクリームもある!
祠の前に小さな路地があって、そこを入ると、またしても老舗50年というアイスクリーム店を発見!ここは知る人ぞ知る店なのですが、台南人かアイスクリーム好きの人以外は、まずわからないでしょう。でも今はネット販売も流通しているので、大通りに出なくても大丈夫。ここも朝早し!もちろんここで買ってすぐに食べられます!1本17元で、タロイモやアズキ、ミルク、レモンなど12種類の味があり。
順天冰棒 開山路151巷7号-1 (06)213-5685 営業時間:9:00~21:00
また開山路へ出て、少し歩くと府前路の交差点のところで、北京ダック数羽が逆さづりになっているのに遭遇しました。こんな光景初めて見ました!ちょうどお昼のお客さんたちのために、窯の中では鴨が数羽、いい焼き加減になってきています。皮もソースも葱もワンセットでテイクアウトもできるし、ここのオープンエアでも食べられます。今度台南へ来たら、食べてみよう!と心に決めたナビです。
北京烤鴨 府前路一段139号 (06)213-0087 営業時間:10:30~19:30 休業日:月曜日と木曜日
台湾みやげと言えば?
看板はパイナップルケーキなので食べましたが、さっぱり味でちょっと物足りない感じ。ケーキのほうが格段上をいってました、おすすめ!
市場入口にも老舗店!
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ケーキの注文多し、1斤(600g)90元
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自慢のパイナップルケーキ
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ふかふかのケーキ!
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阿美鳳梨酥 民権路一段88号 (06)226-9102 営業時間:7:30~16:00
廟の近くには、供物やさんがあります、「煙火」は花火のこと、花火も売ってる?!
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仏像の店も多く、店内では職人さんが彫っています、このサイズで色つけまで完成には3週間かかります
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台南では、ここは外せません
1871年創業、139年目の最高級老舗店は現在4代目が継承しています。肉包、水晶餃、古月餅、香餅、口酥餅・・・台湾の昔ながらのいいお菓子が変わらぬ味で、人々を魅了し続けています。ナビはいくつか試食させていただきましたが、水晶餃は皮はサツマイモの粉が原料なので、そのすべらかさ、柔らかさ、モチモチ感が上質で具の肉や台湾クワイ、豆などとのハーモニーも絶妙、またぜひ食べてみたいと思いました。冷めてもおいしかったですよ。
パイナップルケーキ23元/1個、ドライマンゴー160元
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紅亀というおめでたい餅なのですが、赤ちゃんが生まれて1カ月後の満月は下左。3カ月後は下右。1年後で男の子は上右、女の子は上まん中、上左は、寿桃で長寿を祝う桃まんじゅう
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萬川號 民権路一段205号 (06)222-3234 営業時間:8;00~22:00 休業日:第4月曜日、端午節、冬至、中秋節は2日半、旧正月は6日間
喉を潤してまた歩きます
前方に喉の渇きを癒してくれるところ出現!さっそく入ってみます!こういうお店も台南ならでは。台北では探してもありません。喉にいいという楊桃(スターフルーツ)冰を食べました。半年間甘く漬けられたこの味、かなり甘いです!他にも梅や杏、青いマンゴー、干しマンゴー、パイナップルなどの味もあります。冬場は温かいのを飲むと、風邪も吹っ飛ぶことでしょう。蜜楊桃のビン入りは、1本135元で売っています。少しずつ溶かして飲むと喉の痛みや咳に効くそうですよ。
蜜桃香 青年路71号 (06)228-4228 10:00~22:00
歩いているとまたも目の前に出現した由緒ありそうな建物、8:00~20:00は自由参観と書いてあるので、中に入ってみます。講演やショーに使うようで、人は見えないんですけど、奥の方から台湾語で演歌を歌う人の声が鳴り響いてきました、それにしてもこの天井、すごいですよ。
隣に木造の日本風の建物
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のれんがあって「柳屋」??
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温泉旅館のような入口なんですけど…でしょ?
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昔の建物を改修して文化紹介や名産販売をしていました
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民生緑園文化園区 民権路二段30号 (06)221-7942
台南名物のチマキです
4代目が継ぐ、120年の歴史を誇る台南名物のチマチ店です。台南のチマキは、北部のチマキと違って茹でて仕上げるチマキ。ふっくらと柔らかく仕上がるのが特徴的。肉チマキは50元ですが、ここの名物は特製八寶肉粽、150元でかなり・・・ですが、具を聞いて、その大きさを見ると納得していただけるでしょう。アワビ、貝柱、スルメ、カラスミ、サクラエビ、卵の黄身、栗、豚肉などなどで重さは1個約40g。お正月のおせち料理をいただくような気分になります。
再發號(本店) 民権路二段71号 (06)222-3577 営業時間:9:00~20:30
蒋経国元総統の時代から始まった台湾料理のレストラン、フカヒレやカラスミもあり、日本人観光客にも大人気、あら?ここでまた鶴瓶さんに出会いましたよ~。
阿霞飯店 忠義路二段84巷7号 (06)225-6789 営業時間:11:00~21:00 休業日:月曜日
台南の街中では、季節外れの映画が2本仕立てで見ることが出来る映画館があります。ここの映画館の特色…、大通りに見える映画看板はすべてオーナー呉さんの絵筆によるものだということ!趣味が高じてここまで…、宣伝カーだって走ります!
全美戯院 永福路二段187号
天后宮の周辺店はどこも見ごたえあり
創業1902年、人々の生活とは切っても切れない宮の近くで、100年来同じ手法で作っているお香の店なのです。店先の机に100年の歴史を感じます。店の内部まで案内してもらい、ちょうど線香を乾燥しているところを拝見させてもらいました。狭い急な階段を上がると店の屋上で、ここが線香を干す作業を行うところ。お天気がよければ午前中で乾燥作業が終了、その後は線香独特の紅い香料をつける作業に入ります。店内は宮の中と同じ香りがするので、厳かなムードもあり、自然と背筋がピシッと伸びました。
呉萬春香行 永福路二段217号
宮に欠かせないものはお香だけではありません。刺繍もそう。台湾の宮や廟、寺に入るとどこでもきらびやかな印象を受けます。宮はとくに道教なので、内部の配色は派手、そして神様には豪華な刺繍の服、天井から下がる刺繍の垂れ幕や壁掛け、しばし見とれてしまった人もいることでしょう。「光彩」は家族企業で、皆が忙しそうに働いています。刺繍の挿し方を見たときに、ナビはベトナム刺繍と同じだと知って驚きました。右手で下に挿して、左手は受けてまた上に挿す、この作業の繰り返しで繊細な絵柄を作っていくのです。
下も見ると縫い方がよくわかります
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台湾の刺繍は中に綿を入れて、立体感を出しているところがベトナムと違うかな
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光彩刺繍 永福路二段186-3号 (06)227-1253
喉が渇いた~宮の隣でレモン入りの冬瓜茶を買って飲みました、隣の店は冬瓜茶の固形になったものを10元で売っています、お湯で溶かすのですが、夏場はこれを冷蔵庫で冷やして飲むと、暑気を沈めると言われています。
阿川冬瓜茶 06)222-3779
もうお昼時になりました~
武廟の隣は、今日の最終地点、天后宮。商売の神様であり、海の女神とも言われる媽祖が祭られています。古の都として栄えた台南の城下町をここでずっと守り続けています。もう一つ、赤崁楼もこの近く。歩いて行けるので、一休みして、元気を取り戻したら行ってみるのはどうでしょう?
いかがでしたでしょうか?ランディスホテルに1泊し、ホテル周辺を2日間に渡って歩くだけで、市内の主な観光地だけでなく、多くの老舗店を回ることができました。台北では出会えないグルメや買い物だけではなく、人懐っこくて、世話好きで、ちょっとおせっかいな台湾の人たちに各所で出会うことができました。女性ひとりで歩くのも安心な街、また、ひとりだからこそ感じられる旅の醍醐味が、台南ではより多く、より深く感じられることでしょう。
台南~心に残る旅~ナビは近いうちにまたゆっくり来ようと思っています。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-04-14