本マグロで有名な「東港」へ日帰り旅行!美食がいっぱいで胃袋がいくつあっても足りません!!
こんにちは、台北ナビです。
台湾の魅力に取り付かれ、台湾のリピーターになったという方にオススメしたいのが台湾最南端の屏東にある「東港」への一日旅行。高雄から車で1時間ほどの立地でありながら、ローカル感、ディープ感は高雄以上です。
本マグロの漁港として有名なので、「
屏東黑鮪魚文化觀光季」の5~6月にこの地を訪れる人が多いのですが、魅力はそれだけにあらず。いつ来ても楽しめる東港の楽しみ方を指南します!
台湾観光局御用達の海鮮レストラン「東昇餐廳」
東港で海鮮を食べるなら、老舗中の老舗「東昇餐廳」でしょう!というわけでやってきました。ここは、地元民はもちろん、お偉いさん方もこぞって指名するほどの定番のお店で、味と質は台湾観光局の折り紙つきです。
これが油魚子~!
東港三寶(東港が誇る3つのお宝)として挙げられる、黑鮪魚(本マグロ)、櫻花蝦(桜エビ)、油魚子(バラムツの卵巣から作られるカラスミ)。これらももちろん食べられますが、東昇餐廳に来たら必ず食べたいのが「鹽焗處女蟳」。
殻が変わる前のカニのことを處女蟳と言いますが、殻と実の間に新たに殻となる皮があります。そこがおいしいのなんのって!身も詰っていて食べ応えバッチリ!カニ味噌が苦手なナビをカニ味噌好きに変えた1品でもあります。殻の周りを塩で敷き詰め焼き上げているので、焼き上がった後のこの塩が甘く美味です。少しお行儀は悪いですが、カニを食べ終わってから指をなめてみることをオススメします。
予め割ってくれているので食べやすい!
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カニ味噌たっぷりでうっとり~❤
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手軽に海鮮とローカルフードを楽しむなら「華僑市場」
小琉球への玄関となる東港フェリー乗り場の横にあるのが「華僑市場」。フェリー乗船前後はもちろん、東港観光の一環としても立ち寄りたい地元民が訪れる市場です。港に近いだけあって、売りはもちろん海鮮!市場の中には刺身や海鮮丼を提供しているお店があるので、東湊の海鮮を存分に楽しむことができます。
色々買いたくなっちゃいます
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お刺身を食べるならこのお店がオススメです!
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見逃せないのは小吃も充実しているということ。ナビはいつも旗魚黑輪(カジキのさつま揚げ)と花枝排(フライドイカ)を購入します。今回は違う屋台で蚵仔煎(カキオムレツ)も注文し、小吃祭り~♪旗魚黑輪と花枝排は以前の記事を参照していただくとして……、今回は蚵仔煎の紹介を!
「家蚵仔煎」は華僑市場でも人気の屋台で、いつもお客さんで溢れています。台北でも食べられるしなぁと思っていつも立ち寄っていませんでしたが、皮がパリっとよく焼かれて、牡蠣も大きく、台北とは一味違う味わいでした。やはり同じ食べ物でも場所を変えて食べてみるのが大切ですね!
旗魚黑輪
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花枝排
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このふたつは絶対頼んでください♪ |
家蚵仔煎の綜合煎は牡蠣、エビ、イカ入り♪
デザートも忘れていませんよ~。ここで買うべきは東港名物の「雙潤糕」。これを食べるとナビは「ういろう」を思い出してしまうのですが、日本では食べられないようなタロイモ味など台湾らしい味もあります。甘みが強すぎず、つるんとしたのど越しで、食べやすいですよ。
海鮮系のお土産物なら「東港味益鮪魚鬆」。旅の手助けスポットでもあります!
東港土産といえばやはり海鮮系がオススメです。その中でも華僑市場の前にある「東港味益鮪魚鬆」はオーナー親子のキュートさと質が高いのに手ごろ価格の商品で人気を集めています。
ナビが気に入っているのはドライ桜エビ&アーモンド(杏仁櫻花蝦)。油不使用で仕上げているので、カロリーも気にせずパクパク食べられます!お酒のおつまみにもいいし、口寂しい時にもカリカリ食感がいい仕事をしてくれます!
海鮮のほかにもドライマンゴーなども販売していますよ~。
ナビのお気に入りはコレ~♪
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オーナー親子の笑顔1000点!
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「東港正忠豆花」と「周家青草茶」でひと休み!
夜も暮れて小腹が空いてきたので、偶然見つけた豆花の屋台でおやつタイムといきましょう。
看板には民國68年(1979年)に創業と書かれていて、この地で長く商売をしているようです。豆花は小豆、緑豆、ハト麦などのトッピングを選べますが、ナビは迷わず花生(ピーナッツ)をセレクトしました。さっぱりあっさりの豆花はのどを過ぎるとほんのり大豆の味が鼻に抜けて美味。いい具合に煮込まれたピーナッツとの相性もよく、かなり気に入りました。
おいしさの秘密はすべて手作りにこだわっていること。毎日早朝から仕込みをして、夕方から販売を始めています。
二人の笑顔とおしゃべりに癒されました!
おいしさも去ることながら、南部人らしい店主との交流にも癒されます。
ナビは中国語ならコミュニケーションは取れるのですが、台湾語はほぼわかりません。ここは南部東港、みなさん台湾語を主に使います。店主も一生懸命中国語を話してくれるのですが、気づけば台湾語に切り替わっているという繰り返し。言葉はわからなくても東港へ来てくれてありがとう!楽しんで帰ってね。という心は伝わり、温かい気持ちになりました。
東港正忠豆花
中正路54號
0922255495
16:00~23:00https://www.facebook.com/東港正忠豆花-1069923613086044/
店主に癒されるといえば「周家青草茶」もご紹介しましょう。家の庭の一角に屋台を置いています~というような店構えで、取り扱いも青草茶のみ。青草茶とは数種類のハーブを煮込んだもので、ミントと砂糖を加えて飲みやすくしているお店が多いです。こちらの青草茶は砂糖とミントは控えめの健康っぽい味。どくだみ茶にも似た味でした。飲みやすくはないけれど、これを飲んだらすぅ~っと暑さが引き、身体が軽くなので、気づけば飲み終わっていました。店主はかわいらしいおじいちゃん。言葉は少ないですが、カメラを向けると恥ずかしそうな笑顔を向けてくれました。
周家青草茶
光復路三段37-1號
6:30~19:00
Made in Taiwanのチョコレートが世界的に注目される「福灣莊園巧克力」
ナビが初めて「福灣」を訪れたのは、リゾートヴィラとしてオープンしたばかりの頃でした。その頃からレストランで提供されるお料理のおいしさに定評があったのですが、気づけば台湾を代表するチョコレート店の一面を持つようになっていました。
今回はチョコレートと東港の名産をふんだんに使ったランチのセットメニューをいただきにレストランを利用しました。チョコレートを使った料理はその苦味と甘みの使い方が絶妙で、チョコレートも調味料のように使えるのだなと驚きました。
エンドウ豆のブルスケッタにはカカオがまぶしてあります!ほんのりと苦味を感じて◎
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大鵬灣で採れた大ぶりの牡蠣をレモンとオリーブオイルでいただきます!
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ゴマの風味とオレンジの味が不思議とマッチするサラダ。エビがのっていますよ~。これにもカカオをまぶしています
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カカオ豆の皮から作られるお茶「可可茶(カカオティー)」は今日本でも注目されていますよね!
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もうひとつ食べられて嬉しかったのが「飯湯」。
東港人を義母に持つナビ友が、あまり観光客には知られてないけれど、東港人が大好きな料理!と教えてくれました。牡蠣、 蝦猴、イカ、ホタテ団子、イカ墨のかまぼこなどの海鮮がたっぷりの雑炊のようなお料理です。サラサラと食べられて栄養もとれる超優秀お料理だと思います。
あとで調べてみたのですが、これは以前の「刈稻仔飯(収穫時に食べる昼食)」だったようです。昔は農作業も助け合っていたので、手伝いに来てくれた方へのお礼の気持ちを込めて、食材は豪華で豊富な見た目になるようにしています。
東港で3年に1度行われる「迎王平安祭典」では、家の前で飯湯を振る舞い、祭りの手伝いをしている人たちをねぎらうそうですよ!
これぞ南国人!という感じのオーナー。いつ見てもエネルギッシュです!
そして、ナビ一向が食べていると偶然オーナーの許峰嘉さんがご飯を食べていました。ナビのことを覚えてくれていて、特別に園内を案内してくださいました!
園内には太陽の恵みをたっぷり受けるカカオ工場ができていたのにはビックリ!発酵室、乾燥室、焙煎室とカカオ作りの順番に沿って説明をしてもらえましたよ~。
生の豆ですよ~。食べたらチョコの香りがしました!
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発酵室
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樽の中にはバナナの葉が敷いています。開けるとお酢のような鼻に刺さる香りに襲われました
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さすが台湾南部「屏東」!発酵後のカカオ豆を外で乾燥させます
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台湾のチョコレートが今かなり注目されている理由として、屏東の気候は農薬がいらないほどカカオ作りに適していること、そして生産地であり加工も行う稀有な場所であることから、カカオの新鮮さとクオリティーを保つことができることが挙げられます。大切に作りあげたカカオは湿度、温度を厳しく管理している室内でチョコレートへと変身を遂げます。
そしてカカオ作りを通して、地元の雇用を増やしている点、噛みタバコの原料となる檳榔栽培をしていた農家たちがカカオ栽培へ移行できた点、カカオを求めて観光客が足を伸ばしてくれる点など、東港にいい影響を与えているとも言われています。
ショコラティエの許華仁さんとオーナーの許峰嘉さんは仲良し親子。息子の成功を嬉しそうに語るオーナーの話を聞いているとナビまで幸せな気分になります
お土産用の商品は爆買いするとして……ナビはオススメだという金牌巧克力冰淇淋90元を食べてみました。台灣一號62%と70%金牌巧克力から作られるダークチョコレートアイスクリームは超濃厚!クリーミーで滑らかな食感、鼻に抜けるココアの芳醇な香り、ほのかな苦味……すべてのバランスがとてもよく、きちんとココアを用いて作られているというのが感じられます。このほかココアやビールなども提供しているので、是非試してみてくださいね。
また、一部の商品は永康街のお土産屋さん「來好」とリージェント台北でも購入可能です。
品揃えナンバー1!
金箔で光り輝く三川式牌楼で有名な「東隆宮」。詳しくはナビの記事をご覧ください!
今回は最近運気が良くないというナビ友が「祭改」を体験したので、簡単にその方法をご紹介します。帽子を被った「班頭」が名前、性別、年齢を聞いてくれるので、伝えてください。その情報を班頭が神様へ報告。香炉の煙で旗を浄化し、何やら念仏のようなものを唱えます。そして旗を体の前で18回上下に振り、後ろも同じように振り、頭の上でも2~3回振れば終了。その後お気持ちを賽銭箱へ入れるだけです。地元民の相場は100元~のようでした。行えるのは「9:00~11:30、15:00~17:30(休日は14:00~)、20:00~22:00」です。中国語が話せなくても何とかなるとのことなので、必要事項をメモして班頭に見せてくださいね!
正殿
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運が悪いはずなのに、運良く祭改の時間でした!
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絶品桜エビはココで買うべし!
悪い運気を取り払ったところで、地元民がおすすめする桜エビ屋さんを紹介します。正殿向かって右手から出ると新隆街に出るので、正殿を左に見ながら進み、東隆街が出てきたら右手に進むとすぐにあるレンガ造りの家が、桜エビ屋さんです。民家風の建物なので、不安になってしまうかもしれませんが、ご安心を!
市場でも商売をしているので、誰もいないことも多々あります。そんな場合は、携帯電話にかけてみてくださいね!ナビが訪れた時は無人だったのですが、お店は開けっ放し。海の宝石とも称される桜エビを置きっぱなしにして大丈夫なのかな?と心配になっていると、店主がスクーターに乗って帰ってきました。桜エビと言ってもエビの大きさや種類がありお値段も異なります。その場で快く商品を見せてくれて、試食もさせてもらえるので、安心して購入できました。
桜海老
屏東縣東港鎮東隆里共和街54號※住所を頼りにお店を探すと、辿りつきません。ナビ作成の地図を参考に買いに行ってみてください。
「プロポーズ歩行者信号機」を見逃すな!
台湾の歩行者信号機は「小綠人」と呼ばれ親しまれています。青信号(台湾で青信号は綠燈と呼ばれます)の時に、緑色の小人が歩くアニメーションが映し出される(残り時間が少なくなってくると走ります!) のを知っている方も多いのではないでしょうか?この歩行者信号の「プロポーズ版」が東港にあるんです。
赤信号時に緑の小人が片膝をついて彼女にプロポーズをし(台湾ではこうやってプロポーズする人が多いですよ~)、青信号になると手をつないで歩き出すというアニメーションが見られます。心が温まる信号機、是非自分の目で見てみてください。
ナビが見つけたのは光復路二段と中山路の交差点。「輔英科技大學附設醫院」か「東港天主堂」を目印にするとすぐ見つかると思います。