台北から1時間弱のミニトリップで台北では味わえないお料理と人情を満喫!
こんにちは、台北ナビです。秋が深まってきた台湾。南国台湾も冬が近づいてくると寒さが身にしみます。そんな時はやっぱり温泉に限りますよね~。今回は台北からバスに乗って、1時間弱で到着する宜蘭の礁溪を紹介したいと思います。
アクセス方法
雪山トンネル開通後、車でのアクセスがぐ~んと便利になった礁溪。安さ・速さ・本数で選ぶなら高速バス、旅情緒をかき立てるなら台鉄がオススメです!
【首都客運】台北⇔礁溪:片道90元./10~20分に1本
MRT「市政府」駅に併設している市府轉運站発
【葛瑪蘭汽車客運】台北⇔礁溪:片道104元/5~20分に1本
MRT「台北車站」駅付近の台北轉運站発
【台鉄】台北⇔礁溪:片道(自強号)199元(莒光号)153元(復興号/區間列車)128元/1~2時間ほどかかります。
宜蘭を詳しく知ろう!
礁溪からちょっと足を伸ばして頭城の蘭陽博物館にやってきました。ってはじめから礁溪を離れてしまっていますが・・・。礁溪からバスも定期的に発車するようになりアクセスも便利ですので是非訪れてください!というのも蘭陽博物館は宜蘭の歴史・文化がわかりやすく展示されているのです。ナビは博物館的なものは苦手なのですが、この博物館は別!周りの子供や大人と一緒にキャッキャッ言いながらあっという間に観覧できました。静かに展示物を見るというよりはおぅ~、へぇ~と声を上げて楽しみながら見られますよ!また、館内はフラッシュをたかなければ写真撮影OKなので楽しい写真をたくさん撮りましょう。もちろん博物館の美しい外観も記念にどうぞ♪
自分がまっすぐ立っているのか自信がなくなってしまう建物内
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3階へと向かうエスカレーターからは、ガラス越しに亀山島が見えました
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各階が段々になっています
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日本語パンフレットもあります!
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家の中から見るとこんな感じ
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外から見ると小さな穴
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武装住宅の壁はこんな風になっていました |
地元民の憩いの場
温泉を手軽に楽しむのならやはりここは外せません、礁溪温泉公園!30~45℃のお湯の足湯が無料で楽しめる他、日本の会社が請け負ったと言われる森林温泉は純日本風。たった150元で楽しむことができます。水着着用が必要な温泉が多い台湾において、全裸で入ることができるというのも魅力的。今回は時間の関係でこちらの温泉を楽しむことはできませんでしたが、冬の寒い時期にまた訪れたいです。休日になると地元の方だけではなく観光客の方も多く訪れるということですので、できれば平日に訪れてゆっくりとお得に礁溪温泉を楽しみたいものです♪
礁溪温泉公園
宜蘭県礁溪鄉公園路16号(敷地内にある礁溪トラベルインフォメーションの住所です)
11:00~15:00、16:00~20:00
懐かしい!パターゴルフ
礁渓温泉には数多くのホテル・民宿がありますが、トップクラスの施設とサービスで評判が高いのはホテルロイヤル礁渓温泉。2011年秋にパターゴルフ場をオープンしました。1~4人1グループで回ります。日本よりも規模は小さいですが、きれいな芝生が茂る美しいホールでプレイすると気分が良くなっちゃいますね!ナビは比較的簡単だと言われるBコースに挑戦しましたが、ほぼ毎ホールOBを出す下手っぷり…。でもココォ~ンという音を立ててカップに入ると何だかすごく嬉しくなって次のホール次のホールと進みたくなっちゃいます。
老爺得天公園高爾夫球場
電話:(03)988-6288(8169)
パター・ボールレンタル料:150元
【半日入場球券】(使用可能時間:8:30~12:30or13:00~17:00)
大人400元、子供200元
【一日入場球券】(使用可能時間:8:30~17:00)
大人400元、子供400元
【老爺晨光半日遊套裝】(使用可能時間:8:30~12:30or13:00~17:00)
岩波庭餐廳でのランチ・野天活泉風呂入浴(入場は1回のみ)
大人1700元、子供950元
【老爺星光半日遊套裝】(使用可能時間:8:30~12:30or13:00~17:00)
雲天自助餐廳(ビュッフェ)か岩波庭餐廳でのディナー・野天活泉風呂入浴(入場は1回のみ)
大人1900元、子供1100元
蘭を楽しみエビをいただく
KAVALANや伯朗咖啡(MR. BROWN COFFEE)などで、日本の皆様にもおなじみの有名会社金車。本社が宜蘭にある関係で金車が手がけたウィスキー蒸留所やカフェなどがありますが、これら以外にも『金車蘭花園礁溪園區』では、蘭を。『金車生物科技水產養殖研發中心─鮮蝦養殖場』では、養殖エビを楽しむことができます。これら2つは徒歩20分弱、タクシーで約5分という距離にあります。
『金車蘭花園礁溪園區』
こちらで見られる蘭は温室で育てていますが、改良をしていない自然のままの蘭なので、外で見る蘭よりも小ぶりなものが多いのも特徴。時間によってはガイドをしてもらえるサービスもあります。気に入った蘭があっても日本に持ち込めないのが残念ですが、その分じっくりと見て楽しんでください。
『金車生物科技水產養殖研發中心─鮮蝦養殖場』
300坪にも及ぶ敷地内には金車のエビがどのように養殖しているのかを見ることができるのですが、正直そんなに大したことはありません(失礼!)。しか~し、ここでは生簀で泳いでいるエビを自分の食べたい分だけを茹でてくれます。これが最高にま~いう~~(古い?)。絶対食べてみてくださいねっ♪
金車蘭花園礁溪園區
宜蘭県礁溪鄉德陽村奇立丹路103-1号
電話:(03)988-7820(22、23、24)
FAX :(03)988-5098
08:00~17:00
年中無休
金車生物科技水產養殖研發中心─鮮蝦養殖場
宜蘭県礁溪鄉淇武蘭路162-13号
電話:(03)988-9400(23、24)
08:00~17:00
年中無休
ハイヒールのように見えますか?
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日本新娘と呼ばれる蘭
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宜蘭お土産を自分で作っちゃおう!
宜蘭には葱餅・牛舌餅・花生糖・鴨肉(ガチョウ肉)の燻製などなど…。とにかくお土産が多いのですが、金柑の砂糖漬けも忘れてはいけません。正直日本人にはあんまり食べ慣れないのですが、風邪などの時に食べるとのどに優しくす~っとしていいのです。今回はF4の仔仔も訪れたことがあるという「橘之鄉」をご紹介!彼が訪れた時とは違い、改築されてスタイリッシュになってしまいましたが…。礁溪駅からは車で約20分ほどかかってしまいますが、是非訪れてみてほしい場所です。こちらでは蜜餞(砂糖漬け)の工場の様子が見ることができ、自分でもDIYが楽しめます。1人100元。作り方は簡単!すでにきれいに水洗いされた金柑に針を刺し、塩と砂糖をまぶして瓶を密封。瓶を15分ほど振り振りして、塩と砂糖が液体状になったら完成!ここまで約30分ほどでした。食べることができるようになるのは3日後から2週間!ナビの手作り品は冷蔵庫の中でその出番を待っています。どんな味がするのかなぁ…。
DIYが楽しめる建物の奥にはガラス張りのカフェ「AGRIOZ咖啡館」もあるので、ちょっとゆっくりしたい時にこちらでゆっくりするのも◎。もちろん「橘之鄉形象館」ではこちらオリジナルの蜜餞も販売しています。ほとんどの商品が試食可能ですよ!ちなみに仔仔のお気に入りは「貴妃金橘300g150元」だそうですよ~☆ナビも食べてみましたが、甘すぎることなく、金柑のさわやかさが口いっぱいに広がり美味。その横に目を向けてみると50g50元でドライマンゴーも売られており、こちらはばら撒き土産によさそうでした。
橘之鄉
宜蘭市梅洲二路33号
電話:(03)928-5758
FAX :(03)928-3176
日~木曜日:09:00~18:00
金~土曜日:08:30から18:00
これが彫刻?
呂美麗さん
宜蘭生まれの彫刻家・呂美麗さんの作品が並ぶ「呂美麗精雕芸術館」は必見です。日常見かける様子を見事に彫刻で表現しているのですが、彫刻だなんて思えません。葉の彫刻にいたっては薄さまで計算に入れて、光が透き通って見えます。また、各作品にはメッセージも添えられており、ゆっくり心に入ってきます。言葉ではこのすごさが伝わりません!是非こちらへ!と併設してあるカフェで入場券を引き換えにお茶を飲んでいると、呂美麗さんとその娘さんがいらっしゃりお話を伺うことができました。美麗さんはあるお正月(旧暦)、何か彫刻してみようと彫ってみたのが食べかけのみかん。食べては彫り食べては彫りました。その後親戚の方が「この乾燥したみかんは何だい?」と言ったことから自信を持つようになり、彫刻の世界へとのめり込むようになったとおっしゃっていました。そんな美麗さんの3人の娘さんも彫刻の道へと進んでいるそうです。将来はどんな作品を生み出してくれるのでしょうか…。楽しみですね!
初期の代表作
お弁当
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簡単そうに見えますが、ひとつひとつ丸い形を作るのは難しいそうです
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お楽しみのご飯
宜蘭に来たのなら宜蘭名物を食べなきゃね!ということで宜蘭名物のお料理をご紹介します!
卜肉
宜蘭の台湾語で「卜」とは揚げるという意味。さくさくの衣の中にはしっとりとしたお肉が!胡椒がきいており、ビールが欲しくなるお味!
糕渣
鶏のスープを半日ほど煮込み、固めて油で揚げました。宜蘭の夜市では必ずと言っていいほど売られています。ナビはこのとろとろ感が大好き!冷めると味が落ちるので出てきたら早めに食べたいところです。が、中身はとっても熱いのでお気をつけて!
櫻花蝦
写真は宜蘭名物の三星産のネギの炒め物に桜海老を散らしたもの。チャーハンなどにも使われますが、サクサクしていて香りも高くおいしい!
魯肉飯
台北でも魯肉飯は食べられますが、宜蘭は魯肉飯も有名なんだとか。そんなに油っぽくないのに、お肉に味がほどよく染み込みおいしい!今回礁溪で3軒のお店で食べましたが、どれもなかなかのお味でした。
肝花
宜蘭名物のネギ・豚の肝臓・たまねぎ・豚肉を湯葉で包んだもの。
番外編!温泉トマトを使用したトマトジュース。日本のトマトジュースは塩味ですが、台湾は梅粉と呼ばれる甘いもの。一口飲むと甘いのにびっくりしましたが、なぜだか次々に飲んでしまいたくなる魅惑の味。1杯40元
礁渓市内からは少し離れており少しアクセスが不便なのですが、夜景を見るなら佛光大学へ。佛光大学は緑に囲まれた広大な敷地内にあり、学生達がのびのびと学んでいます。佛光大学という名前のとおり、学校内にある滴水茶坊では尼さんが作るベジタリアン料理が楽しめるのも魅力。一番景色がいいのは図書館ですが、こちらの学生ではないと入場できないので、ナビ一行は大学の一番奥にある光雲館へ入り夜景を楽しみました。大学の建物に勝手に入って大丈夫なのかビクビクしていましたが、こちらの教授の皆さんはウェルカムに迎えてくださり、エネルギー溢れる学生の姿を見られて元気をもらっちゃいました!