台湾の米どころ台東。野外アクティビティも豊富!食べて遊んで懐かしい台湾の姿を感じよう!
こんにちは、台北ナビです。
台東の旅2日目と3日目の幕開けです。2日目は台東で大人気のサイクリングとお米をおいしくいただきましょう!というので運動しやすい格好でお腹を空かすべく、アクティブに楽しんできました。
パラグライダーを楽しみお茶をいただく!
台東でパラグライダーが出来る!と聞いてやってきたのが「鹿野」。日本統治時代にはその美しさに魅了された日本人が数多く住んでいたのだとか。そのため鹿野高台から見下ろす街並みは、日本の様にきちんと整備されているものでした。
そういえば花蓮・台東の街は碁盤の目のようになっているところが多く、かつて日本人が多く住んでいたんだなぁということが感じられます。
さて、お目当てのパラグライダー!ナビも飛びたかったのですが、時間の関係で断念。ちょうどプロの方が手本を見せてくれるというのでナビも見させていただくことになりましたが、本来向かい風が理想の風と言われる中、この日は運悪く追い風…。それでも果敢にも飛んでいただきました!
初めて間近でパラグライダーを見ましたが、鳥になったみたいで楽しそう。ナビもいつかきっと!と思っていると釈迦頭アイスクリームの看板があり、吸い込まれるように福鹿山休閒農莊へ。釈迦頭とは台東名物のフルーツで、お釈迦様の頭に形が似ていることから名づけられました。この日はとても暑く、このアイスを求めてやってくるお客さんがたくさんいらっしゃいました。のども渇いていたのでこちらで冷茶をいただくと味が濃くておいしい!あまりのおいしさに茶葉を買うものも続出していました。鹿野の景色を見るもよし!パラグライダーを楽しむもよし!花より団子になるもよし!です。
店名:福鹿山休閒農莊
住所:台東県鹿野郷永安村高台路42巷145号(パラグライダーテイクオフ場の側)
電話:(08)955-0797/(08)955-2127/(09)5524-8210
FAX :(08)955-2128
關山米を食す
このお米の輝きを見てください!ナビはお腹いっぱいいただきました
空気がキレイで水がキレイな關山。温暖な気候も相まって池上と並んで台湾では香り高いお米で有名なんです。また、鶏肉も有名なので關山に来たらご飯と鶏肉料理は必ずいただいてくださいねっ!
店名:唱飲快樂坊
住所:台東県關山鎮里壠里崁頂路115-21号
電話:(08)981-1824/(09)3798-1055/(09)1207-2346
食べた後は運動!
稲穂が美しい
食べ過ぎてしまったナビ。台湾で初めて整備されたという「關山環鎮自行車道」をサイクリングすることに。スタート地点にあるレンタサイクル屋さんにやってきました。運動が目的だったはずなのですが、なんと電動自転車があるよ!という誘惑で電動自転車に決定!ナビ初めて台湾でいうところの「電動自転車」に乗ったのですが、仕組みは日本でもよく見かける自転車としても使える原付!でも、こちらのものは原付としても使える自転車!!
檳榔の樹が並ぶ中アクセルを回し、軽快にスタート。左にはキレイに輝く稲穂!少し先には牛さんが水浴び。のんびりとした風景を電動自転車で軽々進んで行きましょう。少し凸凹したところでベルがちりん~と鳴るのが風鈴みたいでより懐かしい気持ちになります。後半暑くなってきたところで日陰ゾーンが待っているのもありがたい。最後に親水公園を通り、少し自転車を進めるとレンタサイクル店が見えてきます!全長12㎞、約1時間半かかると言われるサイクリングロードですが、ほとんど汗をかきませんでした。でも、日光はかなり強いので日焼け対策と飲み物の準備をお忘れなく!
店名:關山鎮全方位鐵馬自行車出租廣場
住所:台東県關山鎮新福路27之1号
営業:平日9:00~18:00/土日祝8:00~18:00
値段:自転車により料金が異なります。
コースはこんな感じ
一面の田んぼ!
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關山老車站!以前はここに關山駅がありました。手書きの絵がかわいい
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ファミリーカーもあります!楽しそう☆
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牛さんもまったり~
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太陽の光をたっぷり浴びることができます!
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自転車を少し置いて写真を撮りたくなっちゃいます♪
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日暮れの大坡池
美しい風景にうっとり
サイクリングも終わりもう一つの米どころ池上へとやってきました。
池上郷と言う名前は大坡池の北側に位置するためこの名前が付けられましたが、戦後の開発により、元々美しかった大坡池に橋などを設置したりして景観を壊していました。何もないそのままの姿が一番素晴らしい!そう実感した村人たちは自然ではないものを再度取り除き、自然のままを残しました。と教えてくださったのは張天助さん。
この湿地、ナビは人工なのかと思いましたが、実は天然!台湾ではとっても珍しいものだとか。やっぱり飾らないありのままが一番美しい姿なんですね。
自然のままが一番美しい!何度も繰り返し仰っていました
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時間の関係で竹舟に乗ることはできませんでした。残念…
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芝生に寝転がると気持ちいい~
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今にも倒れそうな樹を石が支えています
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引き続き張天助さんが連れて来てくれたのは「天国の道」という異名を持つ「萬新道路」。池上郷の田んぼは一面に広がり、台湾で一番美しいだよ~!と目を細めながら説明してくださいました。
また、池上米が世の中に認められると生活が楽になったそうで、子供たちの教育にも力を入れられるようになり、老後の生活も豊かになったそう。そんなお米に感謝しているともおっしゃっていました。ナビもここで夕暮れの風に吹かれながら田んぼを眺め、なぜか身体の奥底からエネルギーが湧き出てくるのを感じました。百聞は一見にしかず!自分の目と五感で母なる大地の恵みを感じ取ってください。
池上米を食す
台湾一おいしい!との声も高い池上米。その池上米をおいしく炊いてくれる場所がある!と聞いて「大地飯店」にやってきました。日本のお弁当のような容器に台湾風に白ご飯の上に具がど~んと載せてあります。白ご飯が有名なのに白ご飯の量がおかずに対して少なすぎるんじゃ…。ナビはもちろんおかわりして完食しました。
周りの方達も池上米はおいし過ぎるからついつい食べ過ぎちゃって…とおかわりする人続出。おいしすぎる白飯も罪ですね。この池上米、日本統治時代にコシヒカリの種を持ってきて栽培を開始したので日本のお米にとっても近いのです。①稲刈り前②稲狩り後③脱穀後と3回も農薬検査を行うそうで、池上米Rと書かれているものは安心して食べられますよ!と胸を張っておっしゃっていました。
店名:大地飯店
住所:台東県池上郷忠孝路210号
電話:(08)986-4330/(08)986-2033
FAX :(08)986-4285
※宿泊も可能です。詳しくは公式ホームページをご覧ください。
池上米Rと書かれているものはすべてロットナンバーが書いてあり、品質管理もバッチリです!
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台北よりも断然安く買えるそうで、ここでお米を買う人がいっぱい!
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快適リゾートホテル
台東・池上にもありました!大型リゾートホテル。懐かしい街並みの池上に突然現れるオシャレな外観。中も想像以上に広くビックリ!プール、サウナ、温泉、SPA・・・。施設は5つ星級!もちろん部屋も広々でゆったりできました。朝食も種類が多く、開放的なレストランでいただけました。台東にもこんなに素敵なホテルがあっただなんて・・・。
ホテル名:日暉國際渡假村
住所:台東県池上鄉新興村新興107号
電話:(08)986-2222/(02)6630-0999
台風に追われて・・・
3日目、台風が間近に迫った台東。当初の予定を大幅に替え、台東成功鎮と東河郷を駆け足で巡りました。
鳥石鼻
風が強く、波が高い鳥石鼻。風に飛ばされそうになりながら高台に登り写真をパチリ。崖の一部にひと際緑の草海桐があり、花びらは何と半分のみ!海辺ではよく見かけるお花だそうですが、ナビは初めて見てビックリ!
卡片教堂
1974年、台風でひとつの教会が潰れてしまいました。アミ族の方々が信仰するこの教会。建て直すにもどう立て直せばいいのかわからなかったのでクリスマスカードを見て気に入った教会をまねて作りました。でも、カードは正面部分しかないので、後は台湾風の建築になったそう。気軽にお立ち寄りください。とのことでした。
住所:成功鎮宜灣路11号
子宝に恵まれると言われるアミ族の聖地
ここでお祈りをすると子宝、特に男の子を授かるんだ!ということでやってきた「男人石」。アミ族の大切な石として大切にされていたのですが、南からみるとその形が男性の象徴に見えるそうで、その中に本殿と彫刻された象徴も飾ってあります。ここで様々なお願いができるのですが、ここでお願いした3組の地元のご夫婦に男の赤ちゃんが授かったそう。
お願いの方法は、①後にあるお水で清める②本殿に名前・生年月日・国・住所・お願い事を唱える③現状に不満がある人は逆時計周りに石の周りを周り、石の周りには男性の象徴がたくさんあるのでそれをひとつずつ回しお願い事をする。(現状に不満がない人は時計周り)④本殿で三拍すればOK!
地元の漁港
新港漁港は東海岸で最も重要な漁港として有名だそうで、ナビが訪れた時はピーク時を過ぎていたにも関わらず多くの魚が並べられていました。近くには海生館もあり、魚好きの方は必見です!
成功名物カジキコーヒー
成功鎮一人気のお土産屋さん「成功佳旗魚店」。ここではカジキマグロコーヒーが飲めるらしいのですが、ナビ達は時間がなくコーヒーを飲む時間がありませんでした、残念。お店はキレイで3階建て!こちらでカジキマグロ料理もいただけます。
店名:佳濱 成功旗魚(Makaira Coffee 旗魚咖啡)
住所:台東県成功鎮中山路42号
電話:(08)985-4899/(09)3239-6089
FAX :(08)985-0685
営業:9:00~20:00
(ランチ11:00~14:30/ディナー17:00~)
アミ族の文化に触れる
アミ族の音楽に触れられる!と聞いてやってきたのは阿美族民俗中心。ここは入場料無料なんです。ここでアミ族の音楽を紹介しているのが「Amis旮亙樂團」という楽団。様々な国で演奏をしたことのある実績のある楽団なのだそうです。小学生の女の子からおばあちゃんまで一緒に演奏してくれます。原住民の音楽は言葉がわからないけれど心に響くすごいパワーがあります。一度生でお聞きください。また、音楽以外にも昔ながらの大砲やブランコもあり、雑貨も売っており、アミ族文化に触れることができます。
住所:台東県成功鎮信義里新村路25号
電話:(08)984-1520
営業:9:00~12:00/13:30~16:00
休み:月曜日
絵になる橋・舊東河橋
東河郷に有名な橋があると案内してもらったのが舊東河橋。1930年吉田さんによって設計されました。この橋はとても美しく、台湾の方々の撮影スポットになっています。ふと河に目を向ければ地元の方が魚を追いかけていました。のどかなこの雰囲気、ナビも好きです。
お腹がすいたら包子
ちょっと小腹がすいてきたので東河一有名だという「東河包子」へやってきました。本当に時間がなかったので、テイクアウトしてバスの中でいただきました。肉まんはとってもジューシーでアッツアツ!小豆まんはあっさり餡がたっぷりと入った食べ応え抜群なものでした。
台東でサーフィンといえばここ!
台湾でサーフィンが楽しめるのは有名ですよね?宜蘭の頭城、墾丁の佳樂水など…。でも台湾のサーファーにとって台東・東河は秋冬でもサーフィンが楽しめる場所として人気なのです。ナビ達が訪れた時には残念ながらサーファーの方はいらっしゃいませんでした。
駆け足で巡った台東。できれば台東のリズムのようにゆったりと時間を取って観光したいもの。気分をリフレッシュさせたい時、何かに悩んでいる時、大きなパワーをもらえる台東!自然の恵みをたくさん受けて、元気になってみませんか?
以上、次は台風が来ない時に台東に遊びに行きたいナビがお届けしました。