台南名物ランキングを発表♡グルメな地元民と台北ナビ編集部が激推しする店舗&屋台を惜しみなくご紹介します!
こんにちは、台北ナビです。
台湾グルメと言えば小籠包!いえいえ、それだけではありません。とりわけ台湾の古都、台南には美味しい食べ物がい~っぱい!観光地巡りだけでは飽き足らないグルメな貴方に捧ぐ台南グルメ情報をお届けします。
台南で食べたいB級グルメやおすすめ屋台、台南駅や観光地周辺の飲食店、地元っ子だけが知る穴場など要チェックですよ。
<目次>地元をよく知る台北ナビが選ぶ!台南名物ランキング
とりあえず手っ取り早くおすすめグルメが知りたいって方のために、まずは台南グルメを早わかりランキングでご紹介↓
1位:担仔麺(タンツー麺)
2位:牛肉湯
3位:温体牛肉火鍋
4位:棺材板
5位:鱔魚麺
6位:海鮮粥・虱目魚
7位:土魠魚羹
8位:粽(ちまき)
9位:米糕
10位:碗粿
11位:冬瓜茶(トウガン茶)
12位:かき氷
13位:豆花(トウフア)
14位:南国フルーツ/生姜砂糖トマト
15位:白糖粿
&次点もご紹介!ランキング外の台南美味しいもの↓
①蝦仁飯、②蝦仁捲、③肉圓
「どんな食べ物?」「観光地周辺のおすすめ飲食店はどこ?」っていう詳細情報は、本文をご覧くださいね。
1位:担仔麺(タンツー麺)|台南発祥のあっさり小ぶり麺
中国語(読み方):擔仔麵(ダンザイミェン)
ピンイン:dàn zǎi miàn
担仔麺とは?
豚骨、鰹節、エビでとったあっさりスープに、ラーメンみたいな黄色い油麺が美味しい担仔麺。豚肉のそぼろと小エビのトッピングも魅力的です♡日本の台湾料理レストランでも、タンツー麺(タンツーメン)としてメニューに並んでいるので食べたことがある人も多いのではないでしょうか?日本人の口にも合う、おなじみの台湾小吃の1つです。
擔仔麵
発祥は台南市に本店がある「度小月」。店内にある屋台風の調理台で作業をする様子が見学できるのも、ちょっとした観光気分が味わえますよ。
昔ながらの雰囲気が楽しめる「度小月」
担仔麺と言うと、ご飯茶碗より大きめだけど丼より小さめのお碗に入っているのがお決まりのスタイルです。その美味しさも相まってペロッと2~3杯はいけそう……!お好みですりおろしニンニクや黒酢を入れて食べるのもおすすめです。
担仔麺のおすすめ店/おすすめ屋台観光客にもおなじみの元祖
「度小月」、ミシュランビブグルマン常連の老舗
「小公園擔仔麵」、観光客で賑わう赤崁樓近くにある
「石精臼擔仔麵」 などがおすすめです。
2位:牛肉湯|朝食&夜食に食べたい台南らしい味
中国語(読み方):牛肉湯(ニョウロウタン)
ピンイン:niú ròu tang
牛肉湯とは?
台南観光に訪れたら外せない台南グルメと言えば、牛肉湯です。
「湯」とは中国語でスープのこと。つまり牛肉湯はズバリ牛肉を使ったスープのことです。
牛肉湯
お碗の中にカットしたばかりの生の牛肉を入れたら、熱々のスープを注ぎます。すると赤身のお肉はみるみるうちにほんのりと色を変えて半レアな食べごろに♡柔らかくって甘みのある牛肉そのものの味わいが楽しめます。
そんな牛肉湯は台南市とその周辺エリア(高雄など)ではよく目にする名物ですが、同じく牛肉を使った台湾を代表するグルメの牛肉麺と違って、台湾全土あらゆるところで気軽に食べられているわけではありません。それはなぜ?
肉の美味しさいっぱい!
画像提供:林森in台湾
牛の屠殺場が台南にあり、昔からさばいたばかりの新鮮な牛肉を常温のまま店まで運ぶことができたことから、台南周辺の飲食店で広く普及していったと言われています。配送時間に合わせてか、地元では早朝や深夜の食べ物として親しまれています。フレッシュさが命の牛肉湯をぜひ台南で味わってみてくださいね。
ちなみに冷蔵・冷凍保存されていない牛肉は「溫體牛肉(ウェンティニョウロウ)」と言い、さばいてから6時間以内に食べられます。お店によっては「溫體牛肉」を使っていないところもあるので、「溫體牛肉」と書かれている店を選ぶのもお店選びのコツの1つです。
牛肉湯のおすすめ店/おすすめ屋台
牛肉旨味たっぷりのスープも美味
台南ミシュランビブグルマンに選出されている
「西羅殿牛肉湯」、台南のグルメストリート国華街にほど近い
「豪牛牛肉湯」、観光地なら赤崁樓近くの
「石精臼牛肉湯」や安平に位置する
「阿財牛肉湯」「文章牛肉湯」、神農街近くにある
「鬍鬚忠牛肉湯」が有名店です。台北ナビでは
「長榮牛肉湯」も紹介しています。台南市内にはほかにもた~くさんあるので、見かけたら試してみて。
3位:温体牛肉火鍋|常温牛肉を自分好みのレア度でしゃぶしゃぶ
中国語(読み方):溫體牛肉火鍋(ウェンティニョウロウフオゴオ)
ピンイン:wēn tǐ niú ròu huǒ guō
溫體牛肉鍋
温体牛肉火鍋とは?
台南にある牛の屠殺場から冷蔵・冷凍せぬまま6時間以内に調理された新鮮な「温体牛肉(溫體牛肉)」は上記でご紹介した通り。そんな温体牛肉(溫體牛肉)のお鍋が温体牛肉鍋です。言うまでもなく台湾産のフレッシュな牛肉が味わえますよ。
牛肉がスープに浸かった状態でテーブルに届く牛肉湯と違って、熱々の鍋スープの中で自分好みに火を通せるから、超レアでいただくことも可能♡火の通し方次第でお肉の味わいも変わってくるから、いろいろ試してみてはいかがですか?
温体牛肉鍋のおすすめ店/おすすめ屋台
お店によって肉の部位が選べるのも◎!
ミシュランセレクションに選出されている
「阿裕牛肉」「牛五蔵 溫體牛肉火鍋」、ミシュランビブグルマンなら限りなく台南に近い高雄にある
「湖東牛肉館」も外せません(正確には高雄グルメだけど!)。観光客にもよく知られている
「永林綜合料理」は台湾料理店ですが、牛肉スープの屋台からはじまったので牛肉鍋は要チェック。台南のグルメ横丁・国華街に比較的近い
「松大豬牛肉爐」も地元で人気のお店です。
4位:棺材板|不気味な名前のちょっとお洒落な台南B級グルメ
中国語(読み方):棺材板(グアンツァイバン)
ピンイン:guān cái bǎn
棺材板とは?
棺材板はくり抜いて揚げた厚切り食パンを器に、クリームシチューやカレーを入れた洋風の食べ物です。サクサクのパンの器から、とろ~り熱々のシチューがあふれだし、食べれば思わず誰もが、「好呷(美味しい)!」
棺材板
当初は高級な鶏のレバーを使っていたことから「雞肝板」と名付けられていましたが、いつしかその見た目から棺桶の意味する「棺材板」と呼ばれるように。そんな見た目とは裏腹、発祥店の「赤崁棺材板」では、フォークとナイフでいただきます。なんだかお洒落~♪
棺材板のおすすめ店/おすすめ屋台棺材板の生みの親
「赤崁棺材板」は、かつて観光名所として栄えた康楽市場(通称:沙卡里巴サカリバ)内にあります。ミニサイズで食べやすい
「王城迷你官財板」は台南きっての観光地、安平老街に。赤崁樓のとなりにある
「張家海水伯棺材板」は、観光ついでに立ち寄るのに絶好のロケーションですよ。
5位:鱔魚麺|台南名物タウナギを使った好吃な小吃
中国語(読み方):鱔魚麵(シャンユィミェン)
ピンイン:shàn yú miàn
鱔魚麺とは?
台南らしい小吃の1つが鱔魚麺や鱔魚意麺と呼ばれる地元で愛される鱔魚(タウナギ)を使った麺料理です。
鱔魚麵
タウナギは鰻によく似た淡水魚。その名の通り水田や沼地に生息しています。臭味はなくクセのない味わいですが、鰻を想像して食べると全くの別物……!コリコリとした歯ごたえが特徴です。
これがさばいたばかりの鱔魚。ちょっとグロテスク
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火を通すと赤みがかった色が変わります
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炒めた麺にタウナギを載せればまぜそば
「乾炒鱔魚意麺」に、とろりとしたあんかけ麺なら
「鱔魚意麺羹」。多くの店が台南でよく食べられている
「意麺(イーメン)」いう揚げ麺を使っているのも台南らしさを感じられるポイントですよ。
鱔魚麺のおすすめ店/おすすめ屋台「阿江炒鱔魚」と
「進福炒鱔魚專家」は地元の人気ランキングで常に上位の人気店。観光スポット赤崁樓エリアの
「八三鱔魚意麺」、台南一のグルメ街・国華街にある「黃家鱔魚意麵」、台南市中心部にある
「南興鱔魚意麵」も見逃せません。
「旭炒鱔魚(元:郭記炒鱔魚專家)」は安平観光のついでに立ち寄りたいお店です。
Googleマップで評価が高く、地元では人気だけど日本人観光客には穴場的な「清江鱔魚意麵」「炒鱔魚專家」「馬沙鱔魚意麵」も要チェック!マップ上に旗を立てておきましょう。
6位:海鮮粥・虱目魚|台南で食べたい2つの海の幸
中国語(読み方):海鮮粥/海產粥・虱目魚(ハイシェンゾウ/ハイチュアンゾウ・シームーユィー)
ピンイン:hǎi xiān zhōu/hǎi chǎn zhōu・shī mù yú
海鮮粥・虱目魚とは?
海に面する台南は海鮮料理も名物の1つです。高級海鮮もいいけれど、お手頃価格で海の幸を堪能するなら海鮮粥がおすすめですよ。地元の人も日常的に口にするおすすめグルメです。
海鮮粥
エビ、ハマグリ、カキ、イカ、ホタテ……豊富な海鮮の旨味がスープに溶けだしたお粥は、海鮮エキスを吸った白米が美味しい!とりわけ養殖が盛んな台南産のカキは食べておかないと。
ほかに、台南小吃に欠かせないサバヒー(ミルクフィッシュ)、虱目魚もお忘れなく。ちょっと骨っぽい淡泊な白身魚ですが、小骨を取り除いてじっくり火を通せば脂ののったサバのよう。
そんなサバヒーを粥にした虱目魚粥も代表的な台南B級グルメの1つです。サバヒーを丸ごと使えば「虱目魚肚粥」、切り身なら「虱目魚粥」と呼ばれることもあります。お粥にして食べるのがおすすめですが、お弁当屋さんなどでは焼き虱目魚、煮込み虱目魚などもよく食べられます。
お粥として早朝に朝食として食べられることが多い虱目魚。焼いたり煮たりしたサバヒーは1日中食べられるので、是非試してみてください!
海鮮粥のおすすめ店/おすすめ屋台
魚介たっぷり海鮮粥
観光客にも人気の
「冠津海鮮粥」、思い立った時にいつでも食べられる24時間営業の「悅津鹹粥」、台南っ子が愛する
「石舂臼海產粥」「禿頭老爹鮑魚海產粥」は気軽に訪れることができます。ぷちゴージャスなカニ粥(要予約)なら、ミシュランガイドもおすすめする海鮮レストラン「豐之海鮮餐廳」へ。海鮮粥の名店
「佰九海產粥」は2025年3月現在休業中で、地元のファンからも再開が待ち望まれています。
虱目魚粥のおすすめ店/おすすめ屋台
「阿堂鹹粥」
圧倒的な知名度を誇る
「阿憨鹹粥」「阿堂鹹粥」をはじめ、
「台南蔡虱目魚専賣」「開元路無名虱目魚」
「永通虱目魚粥」「阿星鹹粥」「阿忠漁粥」台南には数ある名物店が集まります。ちょっと穴場に行ってみたいなら「永華虱目魚粥」「新興路無名虱目魚湯」
「民德虱目魚粥」がおすすめです。
7位:台南土魠魚羹|台南発の鰆の唐揚げ入りとろとろスープ
中国語(読み方):台南土魠魚羹(タイナントゥトウユィガン)
ピンイン:tái nán tǔ tuō yú gēng
台南土魠魚羹とは?
土魠魚とは日本で言うところの鰆(サワラ)、台南や高雄、屏東などの台湾南部でポピュラーなお魚です。台南の街角では「土」に魚へんがついた[魚土]魠魚の方がよく見かけるかもしれません。
台南土魠魚羹
そんな
鰆に衣をまとわせカラッと揚げたら、ほんのり酸っぱいとろみスープの中へ。これが
台南土魠魚羹です。ふっくらとした身とやさしい味わいのスープがベストマッチ!麺やビーフン、ご飯を入れていただきます。途中で自分好みに黒酢をかければ味変に。酸味を調整するとおいしさ倍増なんです。
台南土魠魚羹のおすすめ店/おすすめ屋台Googleマップでの高評価なのが
「公園口紅燒土魠魚焿」「好味紅燒土魠魚羹」「開元紅燒土魠魚羹」など。「阿川紅燒土魠魚焿」は日本人にも知られる人気店です。穴場的な
「無名土魠魚羹」や台南市郊外の新市夜市近くにある「金山土魠魚羹」は、アクセスは不便ですが行ってみる価値あり、おすすめですよ。
8位:粽(ちまき)|竹の葉に包まれたモチモチご飯
中国語(読み方):粽子(ゾンズ)
ピンイン:zòng zi
粽とは?
日本でも親しまれ、地域によってその味わいが異なる粽。台湾もまた、台北に代表される北部と台南・高雄に代表される南部とでは、微妙に味わいが異なります。
粽子
一般に、炒めたり米を桂竹の葉で包んでから蒸し上げられる「北部粽(ベイブーゾン)」に対し、「南部粽(ナンブーゾン)」は生のモチ米を麻竹葉で包み水から茹でる方法がとられます。だから南部粽はもっちりしていてあっさり味。五目ご飯みたいな、お餅みたいな美味しさです。
北部粽と南部粽では具材も若干異なります。共通しているのは肉入りの「肉粽(ロウゾン)」。ピーナッツしか入っていないのは「菜粽(ツァイゾン)」で、これこそが台南名物!台北ではほぼ見かけません。
菜粽
また、ちょっと脱線しちゃいますが粽につけるタレの話。台中は東泉辣椒醬をかける人が多かったり、端午節前の台北では、愛之味甜辣醬のコマーシャルが多く流れてくるのが、台湾粽あるあるです。
▼北部粽と南部粽の違いを知るなら……
▼粽の起源を知るなら……
粽のおすすめ店/おすすめ屋台
ぶら下がるたくさんの粽
日本人観光客にも人気の老舗
「再發號」「老店菜粽肉粽」、台南市美術館2館にほど近い「郭家粽」、観光地・安平で食べるなら
「周氏肉粽」がおすすめです。また、「明和菜粽」「沙淘宮老鄭菜粽」は朝だけ営業のピーナッツ粽が売りですよ。
9位:米糕|滷肉飯や肉燥飯のお仲間的ミニ丼、台南米糕
中国語(読み方):米糕(ミーガオ)
ピンイン:mǐ gāo
米糕とは?
米糕はひと言で言うならば台湾風おこわ。モチ米を蒸した台湾伝統の小吃です。
米糕もまた粽と同じく北部と南部ではちょっと異なります。台北でよく食べられるのはプリン型で成型された「筒仔米糕(トンズーミーガオ、台湾語でタンアービーコー)」ですが、台南や高雄では蒸し上げられたモチ米をお茶碗に盛り、煮込んだ肉(肉燥・滷肉)やでんぶ(魚鬆)をトッピングしていただきます。
米糕
台南米糕の看板を掲げる店は当然後者。お店によってはキュウリやダイコンの漬け物、茹でピーナッツものせられておかずいらず??店や屋台ごとに異なる味を求めて食べ歩くのもおすすめですよ。
米糕のおすすめ店/おすすめ屋台ミシュランビブグルマンに掲載歴のあるのは
「下大道蘭米糕」「保安路米糕」、台湾のSNSで頻繁にランキング入りするのは「無名米糕(炮店米糕)」
「落成米糕」、康楽市場(沙卡里巴)内にある
「榮盛點心」や観光スポット・神農街に近い「戽斗米糕」、レトロモダンな雰囲気がお洒落な
「糯夫米糕」も見逃せません。
10位:碗粿|おやつ?ご飯?お米を使った台南らしいお手軽フード
中国語(読み方):碗粿(ワングオ)
ピンイン:wǎn guǒ
碗粿とは?
すりつぶした米、干しエビ、豚肉、シイタケ、エシャロットなどをお碗に入れて蒸した食べ物、碗粿。やや固めのもっちり&ねっとりとした食感で、日本ではライスプリンと称されることもあります。
碗粿
台南や高雄、嘉義といった南部でよく食べられ、中国語よりも台湾語の「ワーグイ」という呼び名を耳にします。というか、中国語では聞いたことがありません。
小さめの碗にぎっしりと詰まった碗粿は、小さなフォークと共にテーブルへ。ですが、なかなか上手に食べられない……。そこで台南っ子を観察してみると、男性は十字に、女性は米の字にフォークでカットして食べるのが地元流のようです。皆さんも台南っ子を気取って食べてみてはいかがですか?
お碗に入れて蒸すから「碗粿」
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フォークでカットすると食べやすいですよ
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碗粿のおすすめ店/おすすめ屋台台南の碗粿の超有名店と言えば
「富盛號」「一味品碗粿魚羹」、地元っ子の支持が厚い
「台南小南碗粿」、日本人観光客にはあまり知られていない
「林家碗開富粿」「台南文華碗粿」などがおすすめ店です。また、台南郊外・麻豆の中央市場にある
「阿助麻豆碗粿」は台湾中のグルメが通う名店として知られています。
11位:冬瓜茶(トウガン茶)|台南で飲みたい懐かしの伝統ドリンク
中国語(読み方):冬瓜茶(ドングアチャー)
ピンイン:dōng guā chá
冬瓜茶とは?
街角や夜市のジュース屋台やコンビニのペットボトル、はたまた火鍋屋さんのフリードリンクと至るところで出合える冬瓜茶。トウガンと砂糖を煮詰めて作ったドリンクで、名前は「茶」でも茶葉不使用のジュースのような飲み物です。
冬瓜茶
ビタミンCやミネラルが豊富で、喉の渇きを潤し暑気払いをしてくれると暑さの厳しい台南や高雄など台湾南部地方で好まれています。そのため台南にはたくさんの冬瓜茶の専門店や屋台があるんですよ。台南で喉を潤すのなら、冬瓜茶で決まりですね!
大量の汗をかいた時に無性に飲みたくなる冬瓜茶ですが、飲み慣れてないとその甘さにびっくりしちゃうかも。そんな時はレモン入りの「冬瓜檸檬」を試してみるのがおいしくいただけるコツですよ。
冬瓜茶のおすすめ店/おすすめ屋台観光地周辺のドリンクスタンドなら、赤崁樓エリアにある
「義豐冬瓜茶」「義豐阿川冬瓜茶」「兩角銀古早味冬瓜茶」と安平エリアにある
「林義豐冬瓜茶」。台南郊外の善化夜市に比較的近い場所にある
「一等涼冬瓜茶」は地元民がおすすめするショップです。
12位:かき氷|暑~い台南で食べればいっそう美味しいスイーツ
中国語(読み方):剉冰・刨冰(ツォビン・バォビン)
ピンイン:cuò bīng・bào bīng
剉冰・刨冰とは?
剉冰・刨冰と言えばかき氷のこと。台湾ではマンゴーなどの台湾産フルーツやピーナッツ、あずき、ハト麦、緑豆、タロイモ、湯圓(団子)、芋圓・地瓜圓(芋団子)、タピオカ、こんにゃくゼリー……などバラエティ豊かな具材をトッピングするのが一般的です。
ショップ選定の8つの具材が載った「八寶冰(バーバォビン)」やミルクなどの味付き氷を削った「雪花冰(シュエフアービン)」、マンゴーがたっぷりのった「芒果冰(マングオビン)」など種類もさまざま。特にマンゴーの一大産地の台南に来たからには、マンゴーかき氷は必食でしょう!
台南ではやっぱマンゴーかき氷でしょう♡
剉冰・刨冰のおすすめ店/おすすめ屋台台南市中心部でマンゴーかき氷を食べるなら
「莉莉水果店」「冰鄉」「裕成水果店」へ。思い切って産地の玉井へ足を延ばせばさらに名店が多数ありますよ。懐かしのレトロ系は
「江水號」「黃火木舊台味冰店」「阿川古早味粉圓冰」「龍興冰品店 」、今風の映え系は
「南泉冰菓室」「幸の町 雪花冰專賣店」「冰ㄉ• かき氷」「奉口冰室」がおすすめですよ。
【付け足し情報】かき氷ではないけれどソフトクリームの
「蜷尾家」やフルーツシャーベッのト
「泰成水果店」も台南を訪れる観光客に人気の店です。
「蜷尾家」のソフトクリーム
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「泰成水果店」のシャーベット
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13位:豆花/トウフア|ふるふる×つるんのやさしい味わいのデザート
中国語(読み方):豆花(ドゥファー)
ピンイン:dòu huā
豆花とは?
かん水やにがり、硫酸カルシウムなどを豆乳に加えて固めた絹ごし豆腐みたいなデザート、豆花。台湾の伝統スイーツとして台湾各地で食べられますが発祥は中国で、東南アジア諸国でも見かける食べ物です。夏はキーンと冷えた氷入りを、冬は温かくしてシロップや豆乳とともにいただくのが一般的です。生姜入りのシロップなら体もポカポカ温まりますよ。
豆花
そんな豆花を扱う店や屋台が台湾一多いと言われる台南。今では台南スイーツの1つとして観光客にも人気です。食べ歩きをしてみるのも楽しいはず。
豆花のおすすめ店/おすすめ屋台観光客もこぞって訪れる
「同記安平豆花」は人気観光地・安平に、
「修安扁擔豆花」は台南グルメストリート國華街の永楽市場にあります。台南駅と赤崁樓の中間には
「無名豆花」。台南駅と言えば駅裏手の「慧沁豆花店」も成功大学生が推す人気店です。
そして屋台が多いのも特徴です。その1つが文南路×建南路の角に立つ「阿伯餐車豆花(文南路無名豆花)」。Googleマップを参考に訪れてみてください。なお、テーブルはありません。テイクアウトするかその場で立ち食いするスタイルとなっています。
14位:南国フルーツ/生姜砂糖トマト|日本では高級フルーツも産地・台南ならお手頃価格で!
中国語(読み方):水果(スェイグオ)/薑汁蕃茄(ジャンジーファンチエ)
ピンイン:shuǐ guǒ/jiāng zhī fān qié
水果/薑糖蕃茄とは?
水果とはフルーツのこと。台湾南部は果物の生産が盛んです。特に台南市はマンゴー(芒果)、リュウガン(龍眼)、台湾みかん(柳橙)、パイナップル(鳳梨)、グァバ(番石榴)、ブンタン(文旦柚)、バナナ(香蕉)、ポンカン(椪柑)、ライチ(荔枝)、アボカド(酪梨)、パパイヤ(木瓜)などが主要産地として知られています。
そんな台南で食べたい果物がトマト(蕃茄)。
「えっ、野菜でしょ!」と思いますが、糖度が高いミニトマトは台湾では果物扱いなんです。とっても甘くて食べれば納得!普通のトマトは野菜に分類されることが多いそうですよ。でも、カットしてすりおろし生姜入りの砂糖醤油につけて食べる薑汁蕃茄はフルーツっぽいような?どちらにしても「好呷(美味しい)!」だから難しい話は置いておきましょう。
薑糖蕃茄
台湾式フルーツパーラー「水果店(スェイグオディエン)」に行けば、トマト以外のフルーツもその場でカットしてもらい店内で食べることができます。生の果物はお土産として日本には持ち帰ることはできないので、観光途中に立ち寄って思いっきり食べてくださいね。
フルーツはかき氷で食べるとおいしさ倍増♡
水果/薑糖蕃茄のおすすめ店/おすすめ屋台台南市中心部にある主なお店は、かき氷のコーナーで紹介した
「冰鄉」「莉莉水果店」「裕成水果店」「泰成水果冰店」。ほかに台南っ子に人気の「清吉水果行」
「榮興水果店」「阿田水果店」、台南駅裏手の成功大学近くにある「鮮果補給站」はちょっと穴場なテイクアウト専門の屋台です。
15位:白糖粿|台南人の懐かしおやつはやさしい味わい
中国語(読み方):白糖粿(バイタングオ)
ピンイン:bái táng guǒ
白糖粿とは?
熱々をハフハフしながら食べたい白糖粿は、揚げ餅に砂糖をまぶした昔ながらのお菓子です。
白糖粿
元々は台湾南部のご当地おやつで、ほんの少し前までは台湾人でも知っている人が少なかったそうです。人気となったのは台湾ドラマ「想見你(邦題:時をかける愛)」がきっかけ。ドラマに登場した台南・安平にある屋台は、今でも観光客が列を作ります。
今では台北をはじめ台湾中で見かけるようになりましたが、台湾南部で主流の台湾語で「ベーダングイ」と呼ぶのが一般的。伝統の味は砂糖のみ、新進気鋭のショップではチョコや抹茶など変わり種フレーバーも登場しています。台南街歩きのお供に、いろいろと試してみてはいかがですか?
白糖粿のおすすめ店/おすすめ屋台ランキングで真っ先に上がるのが
「林家茂子白糖粿」です。2024年秋に台南B級グルメが集う国華街から近くの尊王路に移転していますのでご注意ください。
「游爸爸蕃薯椪」も地元で人気。観光スポット安平にあるのが
「味珍白糖粿」と「蜜蜜の店」で、ドラマに登場したのは後者ですよ。
<ランキング外>これも食べたい!おすすめ台南グルメ
惜しくもランキングには入りませんでしたが、これも捨てがたい……3点のB級グルメをご紹介します。いずれも台南沿岸で漁獲が多いアカエビ(火燒蝦)を使った台南小吃ですよ。
①蝦仁飯(シャーレンファン)
蝦仁飯はその名の通り、エビ飯・エビごはんです。エビや鰹だしで炊いたご飯は風味と香りが豊か。もちろんプリプリのアカエビもトッピングされていてエビ尽くし!
蝦仁飯
②蝦仁捲(シャーレンジュエン)
エビのすり身を豚の網脂で包んで揚げた棒状のエビ巻きが蝦仁捲です。サクサク×プリプリの食感がいい感じ♡おかず、おつまみ、おやつにもなりそう⁉
蝦仁捲
★有名★
周氏蝦捲:
https://www.chous.com.tw/
★2023台南ミシュランビブグルマン★
府城黃家蝦捲:ウェブサイトなし(台南市中西區西和路268號)
③蝦仁肉圓(シャーレンロウユァン)
肉圓(台湾語でバーワン)は台湾中部の彰化のご当地グルメとして有名ですが、台南ではエビを使った蝦仁肉圓が有名です。モチ米やタピオカ粉で作ったつぅるんとした皮の中には豚ミンチとプリプリのエビ。蒸してあるからより一層プリっと感が楽しめちゃう!
蝦仁肉圓
<まとめ>何食べる?困ったら台南グルメが集結するグルメ通り・国華街へ
台北ナビによる台南グルメランキングはいかがでしたか?
「制覇するには胃袋も時間も足りな~い!」ってな人は、台南人が強力プッシュするおすすめグルメストリート「國華街(グオフアジエ)」に直行してみてはいかがでしょうか?
國華街はマップで見ると長~いストリートですが、目指すは民族路近くと民生路~友愛街の間(正興街含む)、ここに名物グルメが集中しています。
今回ご紹介した食べ物以外にも地元で人気の行列店が目白押しですよ。台南に来たら観光地巡りだけでなく、名物グルメの食べ歩きもお忘れなく。
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2025-03-24