台東は自転車が似合う街、自転車に乗ると、いろんな発見があります
こんにちは、台北ナビです。
台東にはもう何回か来ましたが、どんどん粋なセンスを発揮してくる街に、ナビは最近とても惹かれています。今回は「台東糖廠文化園区」にまずやってきました。
「台湾好行」バスに乗ると、「台東航空站」(空港)の次の停留所が「台東糖廠」。つまり、台東の砂糖工場の跡地なのですが、現在ここは台東の文化拠点として、台北や台南とはまた一味違うテイストを打ち出しています。バス停は「台東糖廠」という名前ですが、現在は「台東糖廠文化園区」として、面白いものがいっぱい詰まったところとして進化中なのです。
「台東糖廠文化園区」の敷地内は広く、日本時代の鉄道跡と建物も残されています。大きな工場だったところは、現在「這裡r」というデザイナー工房になっていて、一角で作成中の様子を見ることも出来ますが、ほとんどが展示エリアとなっています。
ここは原住民テイストのものが中心で、特に台東から南部にかけて住むアミ族、パイワン族、ルカイ族、プユマ族、ブヌン族、そして、台東から出港する蘭與島のタオ族のものが多く並んでいます。
デザインも素敵。可愛いし、ハイセンスなものが多いので、中に入ると何を買おうかしらと早速物色開始です。パイワン族のトンボ玉も種類が多く、色彩豊かで、見入ってしまいます。帽子やバッグ、小物などは女性向きとは限らないので、男性陣も見入っている人がたくさんいました。トンボ玉は、模様によって、意味がいろいろ異なるようですね。
「這裡r」の裏には、舊廠長(旧工場長)のオフィスがありました。
ここはかつての台東株式会社、1943年には明治製糖株式会社になりました。オフィスは、夏は涼しく冬は暖かい。縦長の窓は十分な採光を取り入れていたそうです。
這裡r
住所:台東市中興路二段191号(台東糖廠文化園区)
電話:(08)922-8107
「阿度的店」
ナビたちは今回この「台東糖廠文化園区」から、旧線路跡をたどって、誠品書店がある鐵花村方向へとレンタル自転車で向かいました。自転車レンタルの費用は、「阿度的店」の鹿野本店と同じ料金です。
100元/1日、150元/2時間以内(ガイドあり・中国語)、台東には電動自転車はありません(2015年3月現在)。
また、「台東糖廠文化園区」へ戻ってくるので、その時にまた面白い店を紹介しますね。
いろいろ並んでいますが
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ナビが借りたのはこの電動自転車、ラクチンでした
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「曾正元藝術創作空間」
まずは、かつての「馬蘭」駅に到着。
ここの駅舎は、現在「曾正元藝術創作空間」として、曾正元さんの作品展示スペースになっています。この日は、曾正元さんもいらっしゃり、お話をしてくださいました。小さな作品からも色彩の魔術師の異名が伝わってきますね。ご本人も情熱的で、個性的な方でした。台東のピカソかダリ、という感じ?
また、ここは果実がそのまま味わえる「春一枝」のアイスキャンディーも販売しています。
ナビはレモン味を食べたのですが、最初から最後まで口がすぼまっていました。
台東市新生路670号
電話:(08)922-6696、0933593363
舊鐵道(以前の線路)をゆく
再び出発~!
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中学生たち、こんな感じは日本と変わりませんね
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橋です
線路は道路としてきれいに整備されているので、その上や横をず~っとこいで行くだけで、鐵花村に着くことができます。
途中、興味深い建物がいくつかありました。線路のカフェなんかもしゃれてますね。
住宅も多いのですが、かなり線路に近いので、昔は列車が通るたびにすっごくうるさかったのでは?と推測されました。
着きました!
スタバに到着
途中車が多い道路も渡りましたが、ま~っすぐ行くと、まず誠品書店裏門のStarbucksに着くことができました。
原愛工坊など、面白そうな建物がたくさん並んでいます。楽しいオブジェも多いですね。
昔台南にあった?
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古い建物を利用したデザイン工房
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マーケットも出ています
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オブジェも面白い
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誠品書店の正門
この後誠品書店にも入りましたが、2階は展示スペースもありました。
まずは、誠品書店目の前にある「鐵花村」の中を散策してみました。この日は週末だったのでフリーマーケットが開かれ、とても賑やか。
夜にはここでライブも見られます。
こちら、誠品書店前のレストランもしゃれています
さあ、ぐるっと回って見たら、再び自転車で「台東糖廠文化園区」に戻ります。
自転車が大好きになります~
今度は逆方向からの景色になって、田畑が左に広がります。
のどかで、風も気持ちい~い。
休む人、歩く人
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自転車、ジョギング…
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好きなスタイルで楽しめます
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阿度さんに到着、自転車を戻します!
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再び「台東糖廠文化園区」に到着
出発前には、「這裡r」を見ましたが、敷地内には、現在新しいショップやカフェがどんどん作られていて、どこも面白そう。
まずは、「萬富倉庫」という看板に素通りしてはいけませんよ。暗い螺旋階段を上がっていくと・・・そこは、内部はステキなカフェレストラン兼ラウンジ。台東の緑が一望にできるテラスもあります。この景色、何ものにも替えがたいものがありますよね。
2階から見た景色
萬富商號
住所:台東市中興路二段191号(台東糖廠文化園区)
電話:(08)923-3590
小学校の机や椅子が色とりどりに塗られ置かれているカフェをちょっとのぞきました。
台東だからこそののんびりしたムードや時間がここには流れています。
大きな木彫りの家具が象徴的な「阿水工房」。
大地の恵みを大切にして、素晴らしいアートとして世に送り出しています。
ここで商品を見ているだけで、のどかな気持ちになってくるようです。
阿水工房
住所:台東市中興路二段191号(台東糖廠文化園区)
電話:0953-091-101
台東にもMITの嵐が吹きこんでいました。
台北や台南とまた違うのは、空間の広さからくる、作品のダイナッミックさや大自然と共存しているようなワイルド感。原住民が多い台東なので、彼らの個性も十二分に発揮されています。色彩も多彩で、素材も多種。ここで制作活動を行うアーティストは、どんどんアイデアが湧いてくるんじゃないかしらと想像しているナビです。
以上、台東糖廠文化園区~鐵花村は、自転車が最高!台北ナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-11-05