見どころ満載の台南City、今回も面白いところへ皆様をご案内します~♪
こんにちは、台北ナビです。
今回台南に来たナビたち、2泊3日の旅を地元台南人に案内してもらいました。古都台南に住む人たちは、若者にも故郷を愛する気持ちがとても強い人が多く、その熱意はナビたち日本人にもストレートに伝わってきます。熱い台南人が今回案内してくれた場所は、同じような熱い思いを持って開店した若者たちの個性的な店もたくさんありました。今回は2回にわたって、穴場、特に路地裏中心で巡ったところをお届けします♪
1日目
度小月 (下記に詳細記事とMAPあり)
この日は夕方台南に着きました。お腹も空いたので、先に腹ごなし。
まずは、台南を代表するお店「度小月」へ。担仔麺をいただきます。その後は、おいしすぎる料理が次から次へとテーブルに運ばれてきて、ナビたち、どうしようというくらいテーブル上でお箸が泳いでしまい、満喫しました。台北にも支店がありますが、台南で食べると格別おいしいと感じるのは、街の空気も関係してるような気がしますね。
でも一番おいしかったのが、この田うなぎの炒めと
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サバヒーのスープでした、新鮮そのもの
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入って左右に長い部屋でした
佳佳西市場旅店 (下記に詳細記事とMAPあり)
1日目は、国内で建築デザイン賞にも輝いた「佳佳西市場旅店」に宿泊。
ナビの部屋は、ちょっと変わっていて、入ると横長。目の前にはミラールームがありました。中は水槽…?!写真館の背景にもなりそうな面白い部屋です。
浴槽とシャワールームが左右にこんなに離れているのも個性的過ぎ!
ここの部屋、なんと2013年第50回の金馬奬(台湾のアカデミー賞)で、映画「郊遊」の演技が認められ、主演男優賞に輝いた俳優・李康生がデザインした部屋。
機能性、実用性よりもアート重視!でもベッドは寝心地よかったです~。
この空間は、魚が泳ぐ水槽…
そして!今回新しくできた部屋をいくつか見せていただきましたが…。
1つめは、これまたその2013年金馬奬で、監督賞を受賞した蔡明亮氏がデザインした部屋、映画はもちろん「郊遊」。李康生の部屋とは向かい合わせになっています。
部屋の内部ですが、ロフトになっていて、彼の映画のイメージにピッタリのムードが漂っています。ベッドの上には小説、部屋の中の小説は皆彼に関連する本ばかり。2Fで音楽を聴きながら、ゆったりと湯船に浸かってください。浴槽は彼が実際中に入って、体のサイズに合わせて造ったもの。ここに浸かると、彼の映画の世界と一体化できるかも。
昼間の様子
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階段を上ったところ
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夜の様子の方がムードがありますね
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お湯を入れてみま~す
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蔡明亮の世界にどっぷり浸かれます |
もう一つは、・・・表現が難しい・・・中央のベッドに横たわり、眼を閉じると・・・音と光の世界に入っていきます。
最初は光がチカチカして落ち着かないのじゃ?と思ったのですが、光はさざなみのように見え、なぜか自然に入睡状態に陥っていく感じ。不眠症に効く?いや、台南では歩き疲れて、すぐ寝入ってしまう?体が別の世界に吸い込まれていくように眠れてしまう不思議な部屋です。
一緒二咖啡館ホテルに荷物を置いた後は、熱い台南人の若者が開いたカフェ「一緒二咖啡館」へ向かいました。古い家屋を改装したカフェの外見は、一見して日本の郊外の一軒屋のようでもあります。店名の「一緒二」は、読んだそのままの「一緒に」の意味。こちらは、飲み物も独特ですが、ジャムがすべて手作り。ジャムの追加もお願いしちゃいました。ナビが注文した飲み物は、なんと2杯セット。フルーツの味がさわやかで、同じような色ですが、味が微妙に異なりました。また飲んでみたい…。
住所:康楽街160号 電話:(06)221-6813営業時間:9:00~18:00 火曜日休み
夜になると、よく見える塔が、台南の路上にありました
神農街→海安路食事も済んで、スイーツも食べ、お腹が膨らんだら夜の街歩きへ!神農街→海安路のルートは、ぜひ夜に歩いてみたいエリア。幻想的なライトに照らされる細い路地は、ムードたっぷり。
この路地の両側は住宅もありますが、店舗になっているところは、ほとんど台南の若者のデザイン工房兼ギャラリー&ショップだったり、バーだったり。台南を代表する神輿職人の工場もあり、「奇美」企業を立ち上げた許文龍氏が幼少の頃育った家もここ神農街にありました。
通り全体がこんなムードで、どこも同じように見えますが
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どの店も個性的なんです
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路地に、寺廟があるのも神農街ならでは
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どこもWelcomeなので、気軽に入ってみましょう
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2日目
「佳佳西市場旅店」で、朝ごはんをいただきました。
全美戲院 (下記に詳細記事とMAPあり)
この日最初に向かったのは、手書きの看板で目立っている「全美戲院」。看板の手書き職人も現在はここ「全美戲院」だけで描いています。ここは、世界的な映画監督アン・リー氏が少年から青春期にかけてよく通った映画館としても知られていて、時期外れの映画が2本立てで、130元で見られます♪
大天后宮 (下記に詳細記事とMAPあり)
台南には、縁結びの神様である月下老人がいらっしゃる廟が多いのですが、その代表格でもある「大天后宮」。周辺には、伝統的な産業を継承するお店も多く、路地の中まで入り込んで散策すると結構楽しめます♪
アルミを使って、やかんやコップを手作り、じょろもありました。
隆興亞鉛行
住所:新美街148号 電話:(06)222-7621
泉興榻榻米店では、日本時代におじいちゃんが習ったという技術を、お孫さんさんにまで伝承されています。台湾では畳のことを日本語の音から「榻榻米」と書きます。イグサの香りが懐かしく、ほっとしました。
泉興榻榻米店
住所:新美街46号 電話:(06)222-5227
寮國咖啡 (下記に詳細記事とMAPあり)
ナビでもすでに紹介している「ラオスカフェ」。敬虔なクリスチャンであるオーナーが開いた小さなカフェですが、開店時間が近づくと、テイクアウトの人が並びます。コーヒーの味には定評有り。
合成帆布行 (下記に詳細記事とMAPあり)
台南には頑丈な帆布を使用した布バッグの店が数軒ありますが、中でも使いやすさと色合い、デザイン、そして、価格面でも日本人に人気なのがここ「合成」。今回は2Fの作業場も見せてもらえました。いつも店先で作業しているおばあちゃんは、日本語世代の方。ナビたちはひとしきりおしゃべりを楽しみましたよ。お孫さんの許芮翎さんも日本語OKです。
B.B.ART (下記に詳細記事とMAPあり)
13:00ごろ到着。
やはり古い家屋を改装して、おしゃれになった建物ですが、1Fがギャラリーで、2Fがカフェ。台北では見られない、とてもユニークな空間で、ナビ個人的にもおすすめの場所。
ここで「小西脚」のスペシャルランチをいただきました(→特別オーダーだったので、いつもはありません)♪
1982LifeHouse (下記に詳細記事とMAPあり)
台南の若者が開いたアイスクリームのお店。新光三越すぐ近くの一軒家。おじいちゃんが昔ここでアイスクリームやさんを開いていたそうです。伝統を重んじ、オーガニックと台南の食材にこだわる彼女の姿勢が好感を呼びます。彼女自身とこの店が今後どのように発展していくのか・・・ナビ、応援しつつ見守りたいですね。