連日にぎわったランタンフェスティバル!優しい光にうっとり~♪
こんにちは、台北ナビです。ナビは今年も台湾ランタンフェスティバルにやってきました。今年台湾一盛大に開かれたのは鹿港!台湾中部の古都・鹿港はレンガ作りの家や狭い道、歴史が詰まった街なのですが、今年はちょっと雰囲気が違います。街をあげての壮大なランタンフェスティバルは大成功を収めました!
台湾への感謝をこめて…日本と台湾の絆!
3.11東日本大震災の際、台湾の方々がたくさんの義援金を送ってくれたことは記憶に新しいことですよね。その際の感謝のため日本からも多くの団体がこのランタンフェスティバルに参加されました。その中でもあのディズニーが初めて日本を飛び出して夢と魔法を届けてくれました。これには台湾の方々も大喜び!ナビは残念ながら2月6日に行われたパレードや地元小学生とメイン会場で繰り広げられたパフォーマンスを見ることが出来なかったのですが、ニュースでその様子を見てこの目で見たかったなぁと羨ましい思いでいっぱいでした。ちなみにこの日だけで100万人が会場に押し寄せたのだとか…。
この道をミッキーとミニーがパレードしたそうです!見たかった!!
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ミッキー達以外にもこの道で多くのパレードが行われました
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街をあげてランタンフェスティバルを盛り上げます!
昨年に引き続きランタンフェスティバルにやってきたナビ。昨年の会場である苗栗はメイン会場が広大だったのですが、今回は会場を大きく3つに分けて、メイン会場である「北燈區」と文武廟のある「南燈區」を結ぶ道である「中山路魅力燈區」なのですが、ひとつずつの会場は昨年ほど大きくないものの、すべてを周りきれないほど大きい!!鹿港の街に点在していることでお昼は鹿港観光、夜はランタンフェスティバルと一日中鹿港の街で過ごしている方が多くいらっしゃいました。何を隠そうナビもその一人!鹿港のどこか懐かしい雰囲気に癒されながらランタンも楽しみましたよ~。
主燈がメイン会場のど真ん中にど~んと置かれています
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人の多さに酔ってしまいそう…
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メイン舞台前で行われたパフォーマンスもすごい迫力!
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太鼓のメロディに酔いしれます
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メイン会場の「北燈區」 |
ポーズを取ってくれました
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街頭にまでこだわります!
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副燈も飾られます
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「南燈區」 |
龍山寺前にあった燈謎と燈籠!
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なぞなそが書かれています。
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「中山路魅力燈區」 |
鹿港といえば小吃がおいしいことでも有名な街です。その中でも老舗のお土産屋さん「玉珍齋」では元宵節の1日だけ売り出すという知る人ぞ知るおまんじゅうがあるのです。その名は「上元圓」。鹿港の方が100年以上も前から1年のはじまりに、楽しみにしているものなんです。そして、元宵節の朝には「玉珍齋」の前には「上元圓」を買い求める方の行列が出来ているんです。ナビは運よくピーナッツ味を分けていただき食べてみました!白く丸いおまんじゅうはもち米で作られており、その皮の上には赤い4つの点が乗せられていました。ひと口かじるとピーナッツ餡がたっぷりと中に詰まっていて、粒感も残り大満足。食べ終わると後から爽やかなオレンジ味が口に広がります。そう、実はオレンジピールを隠し味としているんです。ちょっと甘めのピーナッツ餡でしたが、このオレンジがあるからすっきりと食べられちゃいました。
実はピーナッツは「不老果」とも言われ、長寿の象徴とされています。また、オレンジピールは中国語で「桔皮」と言うのですが、この音から好運を願うという意味が込められ、下に敷いている粽葉もその音からいいことが起こりますようにという願いが込められているんだとか。とっても縁起のいいおまんじゅうだったのですねっ!
地址:彰化県鹿港鎮民族路168号(本店)
電話:(04)2238-5356
価格:10個入り1箱100元
9つの龍に込められた思いとは…
ドラゴンボート!
一番細長いエリアである「中山路魅力燈區」。ここに9つの龍を1.5kmに渡って飾りました。中華圏の人達にとって「九」と「龍」はとても位が高く縁起がいいものとされています。そして各龍にはそれぞれ「物事が思い通りになる」「仕事が順調にうまくいく」「金運がよくなる」「健康で暮らせる」「幸せになる」「楽しい毎日を過ごせる」「恋愛運があがる」「平安に暮らせる」「学業成就」の祈りが込められています。9つの龍は同じものはなく、威厳漂うものやかわいいものまで様々な表情をしています。また、ドラゴンボートの形をした龍までありました。これは健康運を祈願するものだそうです。
主燈(メインランタン)は大きい!!
毎年開催されるランタンフェスティバル。その年の開催地は1年という時間をかけて準備をするのですが、その中でも一番の見どころと言われているのがメインランタン!年々大きさ、重さは増すばかりなんです。今年のメインランタンは高さ、幅20メートル、重さは40トンになったそうで、内部には20万個のLEDランプが付けられています。そして30分に一度ライトレーザーや音楽と共にメインランタンが光り、回るんです!!こんなに大きく、ハイテクになるとランタンという気がしないのはナビだけかしら…。でも、やっぱりこれが一番の見どころらしく、メイン会場にはたくさんの方が駆けつけてメインランタンのショーを楽しんでいました!
花火も豪華に打ち上げられましたよ~
今年のメインランタンのテーマは「龍が天を翔け、光が宇宙の闇を照らし、正義とモラルが世の中を巡り、人々に幸福をもたらす」。幸せになりますよ~に!
副燈(サブランタン)も負けていません!
「展鹿頭角」
ナビは個人的に副燈が好きです。メインランタンに比べると派手さにかけますが、ランタンと言えば副燈の方がイメージに近い気がします。今年は4つ副燈が各エリアに展示されました。個人的に鹿港ならではの鹿をモチーフにした「展鹿頭角」がお気に入り!「鹿」は昔から吉祥の象徴とされ、人々から愛されており、中国語の「鹿」と「禄」の発音が同じことから仕事などが順調に昇給する、幸せになることの象徴だと言われているんです。また、周りには4匹の小鹿がいて、「五路財神(5人の金銭を司る神様)」の「路」と「鹿」が同じ発音であることから、金運が良くなるようにとの祈りも込められています。そして、名前にもなっている「展鹿頭角」は、「嶄露頭角(頭角を現す)」と中国語の発音が同じことから付けられました。鹿が凛と空を見て角がぐんと上に向かっているのが印象的です。ということで、このランタンには頭角を現し、幸せや財がたくさん来ますように!という願いが込められているんですね!かわいいだけじゃなく縁起もとってもいいランタンなのです♪
「天上聖母」天后宮前に飾られていました。ナビは昼に行ったのでライトが灯っている様子が見られなかったのですが、それでも存在感抜群です!台湾における媽祖信仰の深さが感じられる作品でした。
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「贔屭馱福」贔屭とは龍の長男と言われていて、台湾の廟でよく見かけます。石碑を背負っている亀の様な動物が贔屭です。長年石碑を辛抱強く背負っていることから苦労をいとわず、人々に幸せをもたらすと考えられています。
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心が温かくなるランタン
福臨門と名付けられたランタン!ひょうたんのランタンでビッグなひょうたんを作り上げています。ひょうたんの中国語は「葫蘆」。福と発音が似ていることから多くの福が訪れるように願いを込めています。
たくさんのランタンが並べられます!
ランタンフェスティバルには一般の小学生からプロまで参加していて、ちびっこらしいアイディア満載のものや、高校生などの最先端の技術が使われたランタンまで様々!今年は民国101年ということで台北101をモチーフに作られているランタンが多かった気がします。ランタンって心にそっとランプが灯るような温かい気分になれるのがいいですよね!1年のスタートにふさわしい明るい気持ちにさせてくれるランタン達をど~んとご紹介♪
鹿港にちなんで鹿のランタン多し!しかも「梅花鹿」という名前から梅の花が体に散りばめられています。
キャラクター大好き台湾人!
キティちゃん?
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台湾で人気者になったアングリーバード!
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テーマパークコーナー
台中にある探索樂園のランタン
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ジェットコースターでのひとコマ。この表情は見事!
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このイルカがいっぱいなのは…
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花蓮の遠雄海洋公園でした。
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大人気だったのがここ!「泰雅渡假村」
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写真を撮る人でいっぱい!
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映画「セデックバレ」以降原住民へ興味を持つ方が激増しているんですねぇ
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テーマパークコーナーは記念写真を撮る方で大人気でした |
中国大陸コーナー
今年もありました!中国大陸の伝統的なランタン!赤と黄色を基調に壮大です!
この愛らしいワンちゃん達…
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実は爪楊枝で作られているんです!
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メイン会場付近は特に気合が入っています!
キレイなイルミネーションに心奪われます
台北からは少し遠いけれど、やっぱり行って良かった!と思えるほど見ごたえがありランタンフェスティバル。世界でも評価の高いイベントです。しかも台湾のランタンフェスティバルは多くの世代が参加し、開催地を盛り上げよう!という気持ちが伝わってくるのがいいですね。ランタンのすばらしい出来に驚いたり、ちびっこが精いっぱい作ったかわいいランタンを見て癒されたり、台湾人の持つ心の温かさがランタンに映し出されている気がします。優しい気持ちにさせてくれる素敵なイベントです!
来年の開催地は新竹!来年も行けるといいなぁと思っているナビがお届けいたしました。