11月3日に開通したMRT蘆洲線!これまでなじみのなかったエリアやMRTでは行きにくかった場所が近くに感じられるようになりました☆
こんにちは、台北ナビです。11月3日にMRT蘆洲線が開通しました。実はこのライン、蘆洲に住む方にとってはとってもありがたいんです。それは蘆洲から台北市内に出勤に出てくる際、バスに乗ると1時間もかかるからなんです。このMRTを使うとなんと19分!!近い!近い!!そして、観光客であるナビたちにとっても魅力的なこのライン☆花博会場へもアクセスが便利になりました。今回ナビは蘆洲線を体験してきましたよ~!
蘆洲線はオレンジラインです!
蘆洲線はナビと同じオレンジ色。と喜んでいる場合ではなく…。うん?と思われた方もいるかもしれません。「古亭駅」から「南勢角駅」までのラインもオレンジなのです。今回開通になったエリアは「蘆洲駅」~「忠孝新生駅」間。将来、「忠孝新生駅」~「古亭駅」をつなぎ、1本のラインになるのです。ますます便利になる台北から目が離せませんねっ!と路線図を眺めていると、ナビは奇妙なことに気付きました。台北のMRTの路線は一直線に伸びている線は少なく、どこかしら曲がっている。なんでだろうと思っていると、台湾人スタッフが答えをくれました。一直線にすると乗換時乗客がひとつの駅に集中するから、それを防ぐため乗換駅を分散しているとのこと。うぅ~ん、なるほど!でも、一直線になっている方が便利な気もするけど…。動向を眺めてみましょう!!
「忠孝新生駅」からスタートします♪
今回は台北市内の出発点である「忠孝新生駅」からスタートしました。蘆洲線の入口を探すも青い入口(板南線)しか見つかりません。ちょっと意気消沈して駅構内に入ってみると蘆洲線に無事合流できました。オレンジ色の「忠孝新生駅」の看板がとっても新鮮で、ホームがとっても広く開放感にあふれていました。すべての駅にドアが設けられているのも安全ですね!
深いぞ!「松江南京駅」
よ~し!地上まで上がってみるぞ!とナビ意気込んでおりました。ホームから改札まで2つのエスカレーターを乗り、改札を出るとまた2つエスカレーターが!しかも1つずつがやたら長い!!よくぞここまで深く掘ったなぁという感じです。やっとの思いで外に出てみると、まさかのまだ工事中!!これでもMRTの営業を開始してしまうのが台湾ならではですよねっ!ちなみにこちらの「松江南京駅」はオフィス街になっており、出勤で利用する方が多そうです。地上に出るまでの時間も計算しておかないと、出勤時間ギリギリになるかも?にそして、もう一度駅に入って気付いたのですが、壁に何やら絵が…。これは「松江南京駅」の絵なのでしょうか?なぜこの絵なのかわからず><わかった方教えてください!!
「行天宮駅」は市民の憩いの場
「行天宮」の門をイメージ
ガイドブックには載っているけど、いまいち行きにくかった「行天宮」。今回MRTが開通し、たくさんの方が利用されていました。特にお年寄り率の高さ!どこに行っても廟にはお年寄りの方が似合いますねっ!みなさんの目的はもちろん「行天宮」!最寄り出口は3番です。しかし、なぜか下りのエスカレーターとエレベーターがないんです。上りのエスカレーターがあるのが救いですが、お年寄りの方は少し不便そうでした。また、駅構内へ出てみると、何やらオブジェクトが。これは国の安泰と国民の平和を表現しているそうです。実は台北のMRTはいくつかの駅でこういったオブジェクトが飾ってあります。MRTを利用される際、その駅にオブジェクトがあるかどうか探してみるのも楽しいかもしれません。詳しくは駅に冊子(「公共藝術」という題名)がおいてあります!
この3番出口はオフィスビルの1階で、上階へは隣にホテルロビーのような入口がありました。
花博会場へはこちらから!「中山國小」
茶色ライン文湖線の「中山國中」の駅ととっても似ていて間違ってしまいそうなので、くれぐれも注意してくださいねっ!こちらの駅は小さい駅なのですが、花博の「新生公園區」会場へ徒歩950mと、会場へ一番近い駅として注目を浴びています。駅構内にも花博の標識がたくさん置いてありました。会場へは4番出口をご利用くださいね。また、駅名からわかるように小学校が目と鼻の先にあるだけでなく、違う中学校まであるんです。だからなのでしょうか、それともナビの考えすぎなのでしょうか、地上出口に出るとなんだかえんぴつの先のようなものが…。蘆洲線の新しくできた駅はひとつひとつとってもこっているような気がします!
えんぴつ?
|
|
タイルでも上と同じ絵が作られていました
|
淡水線への乗換口、「民権西路」駅
皆さんおなじみの「民権西路駅」。「民権西路駅」は旅行中よく利用する淡水線とこの度開通した蘆洲線の乗換駅です。ナビがこの駅に到着した時にもたくさんの方が乗り換えをしていました。蘆洲線が開通する前、三重、蘆洲、新莊方面から台北へ出勤に来る方は、まずここ「民権西路駅」までバスに乗り、「民権西路駅」でMRTに乗って出勤していたんです。蘆洲線が開通したことで1時間以上の距離が20分以内に縮まり、台北県の人たちの生活がぐっと便利になりました。と同時にラッシュ時には駅が混み合うのも必至!旅行中は覚悟しておいてくださいねっ!
ナビ大注目の「大橋頭駅」
みなさん、夜市は大好きですよね?台北に来たら交通の便利な士林に行くのが定番化している方も多いと思います。でも、台北にはもっともっと夜市があるんです。そしてナビが強力プッシュアップ中の夜市、「延三観光夜市」へのアクセスがグーンと便利になりました。そのためか、駅ホームにあるイスは屋台チックなものでした。実はこの蘆洲線、各ホームごとに違ったイスが置かれてあるんです。下車の際は見逃さないでくださいね。また、微妙にMRTの駅から遠かった迪化街へも近づきました。ディープな台湾を体験したい方にはぜひ利用して欲しい駅です。そして、この大橋頭駅にもオブジェクトがあるんです。これは以前この付近は大稻埕と呼ばれ、交通の要所として栄えていた頃や近くの小学校の物語などをモチーフに作られました。
この辺りはどうやら夜市が多いようで、「三重國小駅」から徒歩10~15分のところも三和夜市がありました。こちらの夜市、食べ物屋さんはそんなに多くないのですが、道端にど~んと下着が大量に売られています。とっても大きく、一度道を間違ってしまえば迷子になりそうです。この話を台湾人ナビスタッフに話すと、彼の妹さんがここで迷子になったことがあるそうです。現地の方も迷子になるこの夜市!方向オンチの方は注意してくださいねっ!数が少ないといえどもやっぱりナビは夜市B級グルメが大好き!まだ夜も更けてない頃に食べに行きました。結果、残念ながら食べ物夜市の屋台が少なかったのですが、食べてきましたよ~。まずは肉圓!このお店は1974年開業の歴史あるお店。肉圓とシイタケ団子スープのみで勝負しています。肉圓は甘口の味付けです。やっぱりここも延三観光夜市と同じく南部の影響を受けているようです。また、ベトナム料理のバインミーも台湾風の味付けになっているものの、美味!ナビのバインミーを作ってくれた彼は新米くんのようで、おっかない手つきでしたが、一つ一つ大切に作ってくれました。外のフランスパンはパリっ!中はピリ辛でした。もうちょっと遅く行けばもっとおいしいものに出会えそうな予感のするここ三和夜市。台湾下町の方の生身の生活をどうぞ味わいください。でも、観光夜市と違い、原付が狭い道をガンガン通ります。ほんとうに気を付けて!!
通学便利!「三和國中駅」「徐匯中學駅」「三民高中駅」
ナビが蘆洲線に乗っていたのが17時頃。そのため、下校中の学生さんがたくさん!!下車を断念しました、すみません…。MRTに揺られながらちょっと前から思っていたことなのですが、「大橋國小駅」を越えたあたりから、台湾語を話す方が多い!台湾の方に聞いたところ、淡水河を越えると台湾語を話す人が増えるそうなのです。台北市内で中国語を聞き慣れていたナビ。少し足を伸ばすだけで、ローカル気分が味わえるのがいいなぁと思いました。また「三民高中」駅から、テレサテンの昔の家や彼女が通っていた蘆洲國小へ行くのも便利になりました。テレサテンさんのファンの方は必見ですよ!
終点「蘆洲駅」
イエーイ!無事到着しました、「蘆洲駅」!!と別にこの駅がとてもすごい駅ではないのですが、果てに来た感がテンションを上げてくれます。と、意気揚々改札口を抜けると、オブジェクトがありました。『羽の舞』と名付けられたこのオブジェクト、夏が一番キレイに見えるそうです。それは、デザイナーの方が光の角度などを考慮しキレイに反射するように湾曲を作ったからなのです。日も暮れた夕方に到着しましたが、充分キラキラしていてキレイでした。とオブジェクトに見入っていたらちびっこが無邪気に走ってきました。床のタイルにもガラスが散りばめられており、ちびっこはずっと『キレイ!キレイ!!』とはしゃいでいました。あぁ、あなたの心が一番キレイ!とナビの心も癒されました。と、気持ちも整ったところで、駅員の方に「蘆洲」駅は何番出口の外観が美しいか尋ねたところ・・・なし!との衝撃の回答が!!駅構内に各駅の説明ビデオがあるからそれを見てくれと親切に言われましたが、実物が見たいの、ナビは…。
でも、そこはとっても素直なナビ。言われたままに見に行きました。そこには蘆洲の歴史がたっぷり語られている他、蘆洲線の各駅の構造等しっかり教えてくれる内容でした。ここ「蘆洲」駅から「三重國小」駅の5駅は、白鷺をテーマに作られた駅なのです。そういえばすべての駅の壁の絵が鳥でした!そうか!白鷺だったのね! では、なぜ白鷺なのか?それは、近年まで蘆洲市には水田も多く、白鷺の生息地だったから!なのだそうです。なるほど!この白鷺をモチーフに、蘆洲の昔とMRTが通り、ますます発展していく様子を表現しているんですねっ!
と満足し、帰路についたナビでしたが、興味半分に「蘆洲」駅の外には何も見るに値するものはないのか調べたところ、オブジェクトがありました。ガーン!!「蘆洲駅」へ遊びに行った際にはこちらもお見逃しなく!!