鹽酥鶏(台湾風揚げ物屋台)って?

これぞローカルフードの決定版?!屋台&テイクアウトが基本の揚げ物。スナック系の味わいは日本人の舌にもきっと合うはず!



こんにちは!台北ナビです。突然ですが、香腸に麺線に蚵仔煎、魯肉飯…台湾にはおいしいローカルB級フードがた~くさんありますよね?「もう一通り屋台料理は食べたなー」というリピーターさんに、本日おすすめしたいのは「鹽酥鶏」。 ナビは残念ながら「これ!」という有名店を知りませんが、台湾ローカルに幅広く愛されている実力派B級フードなんです。

鹽酥鶏とは選べる揚げ物、ビールとよく合うのです

鹽酥鶏とは、もともとはコロモが付いた鶏肉の揚げ物のことをいったのだと思います(実際にどのお店にもありますし)。しかし工夫大好き台湾人、ということでいつの間にか「お好み揚げ物」屋へと変貌を遂げたのです。では実際にどんな感じで買うかをシミュレートしてみましょう。

(1)かごに自分の食べたいものを入れます、量は店員さんが勝手に増やすのでちょっとでよいです。

(2)カゴを店員さんに渡すと「辛くするかしないか」「ニンニクを入れるか入れないか」を聞かれます。

(3)揚げ終わるまで待ちます(お会計はこのタイミングでも受け取ってからでもOK)。ナビはこのタイミングで別の店へドリンクを買いに行きます。

(4)受け取ってお会計。多くの場合、店員さんは誰が何を頼んだかをわかってますが、たまに確認されます。 中に串が入っているので突き刺して食べます。

料金は自分の買ったものによって違いますが、150~200元くらいが相場かな?という感じです。値段表はないですし、ナビはあまり気にしてないのですが、ごくまれにひとつひとつお値段を確認してから買う人もいます。ということで見かけよりも簡単です。日本語、英語が通じることはあまりないかとは思いますが、ボディーランゲージで何とかなるでしょう。ただし欲張るとすごい量になってしまうことがあるので要注意!です。

鹽酥鶏の具材、こんなに色々あるのです

さて、ローカルフードにしては大して安くない鹽酥鶏。人気の秘密はちょっとお菓子っぽいジャンクな味と「選べる楽しさ」にあると思うのです。鶏肉、イカリング、おイモなどの定番から、さやインゲン、ブロッコリーなどは、そんな食べ方あまり日本ではしないかも?というものから、台湾ならではの「この練り物なんだろう?」というものまで、あなたのお好みで選べちゃうんです。もちろん一品だけ買ってもイヤな顔はされません。実際に塾帰りの学生さんが一品だけ選んでおやつとして買って帰る光景もしばしば見られるくらいですから。

ナビはインゲンやカリフラワーなど、1人暮らしではめったに食べる機会がない野菜がとれることが気に入っているのですが、初めて見て「これ、なんだろう?」と思ったものをおためしで食べるのもアリですね。だって自分でかごに入れるんですから、指差しでお買い物するようなもの♪簡単です。

百聞は一見にしかず!具材を簡単にご紹介

(品目、料金共にお店によって異なります、お気をつけください)
● 鶏肉 (大小どちらも40元) ●
● 鶏肉 (大小どちらも40元) ●

● 鶏肉 (大小どちらも40元) ●

ほとんどのお店にあることでしょう。あらかじめコロモが付いていることが多いです。ちなみに大きい方は切る?切らない?と聞いてくれるお店もあります。定番の味ですがやはり外せないです。
● ベビーコーン と 普通のコーン(どちらも35元) ●
● ベビーコーン と 普通のコーン(どちらも35元) ●

● ベビーコーン と 普通のコーン(どちらも35元) ●

ナビのお気に入りはベビーコーン。ざくっとした歯ざわりが楽しいのです。普通のコーンはもちろんその場で切ってくれます。
● ポテトとサツマイモ(どちらも30元) ●

● ポテトとサツマイモ(どちらも30元) ●

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こちらも定番、お好みで選べます。サツマイモのほうが太い分油っぽくなくていいかも

● 串モノ、鶏の内臓系と魚の練り物系があります。 ●

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ちなみに串から外されて揚げられることもしばしばだったりします。内臓系はスパイシーにした方がいいと思います。魚系は甘い感じ。
● ししゃもと糯米腸 ●
● ししゃもと糯米腸 ●

● ししゃもと糯米腸 ●

子持ちししゃも、こんなところで再会するとは思いませんでした。普通に魚のフライです。糯米腸はもち米の腸詰。串焼きになっているのはよく見かけるのでは?揚げると表面がカリカリ、中がモチモチです。
● 米血糕と芋頭糕(各 10 元) ●
● 米血糕と芋頭糕(各 10 元) ●

● 米血糕と芋頭糕(各 10 元) ●

米血糕はもち米を豚の血で固めたもの。材料を説明してしまうと「ギョ」という感じもしますが、意外と日本人にファンの多いお味。普段は鍋の具材か串焼きになってます。揚げるとちょっとクセが出るかな?でもサクサクとモチモチのバランスがたまらない!芋頭糕はタロイモを片栗粉で閉じ込めたもの。ほんのり甘く、カリカリとQQとホクホクの3食感が同時に味わえます。
● 左の写真の手前はモチモチの米の皮の中にひき肉が入ったもの。 ● ● 左の写真の手前はモチモチの米の皮の中にひき肉が入ったもの。 ●

● 左の写真の手前はモチモチの米の皮の中にひき肉が入ったもの。 ●

奥は揚げた湯葉をまいたもの、ナビの最愛です。右はいわしの練り物。程よいしょっぱさが良いんです。
● 豆腐(10元)と豆干(3つで10元) ●
● 豆腐(10元)と豆干(3つで10元) ●

● 豆腐(10元)と豆干(3つで10元) ●

この豆腐はどちらかというとはんぺんに近い、お魚のすり身が入っていそうな甘い味。豆干はかたい豆腐といった感じ。小菜として何処にでもありますよね?でも揚げちゃうことってあまりないのでは?

野菜系もいろいろ

● シイタケとカリフラワー(どちらも30元) ●\n

● シイタケとカリフラワー(どちらも30元) ●\n

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シイタケはお店によってコロモつきとそうでないものが売っていることもあります。カリフラワー、油を良く吸ってしまってヘルシーではないのに何だかクセになる味です。
 
● こんなものまで!なエノキとさやインゲン。(どちらも30元) ●
● こんなものまで!なエノキとさやインゲン。(どちらも30元) ●

● こんなものまで!なエノキとさやインゲン。(どちらも30元) ●

基本的にスパイシーなので野菜の甘さが嬉しい♪

※ちなみにほとんどのお店ではなぜか台湾バジルが入っています。油を吸うためとも香りつけとも言われてます。

いかがでしょう?ほとんどのお店がテイクアウト専用ということで、あまり観光客になじみがないかもしれない鹽酥鶏。でも日本人の舌とビールにとっても合う実力派のローカルフードなんです。街で見かけたら現地の人に混じってぜひお試しくださいませ!串で食べるので街歩きのお供にしてもいいかも?
以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-05-29

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