かつて日本人移民村があった龍田村の自転車レンタル屋さん、オーナーの個性が光ります
陽気な阿度さん
こんにちは、台北ナビです。
今日は台東県鹿野郷で有名な自転車レンタルやさんをご紹介します。
こちらのオーナーは、約10年前日本人の移民村があった龍田村に惚れ込み、ここで自転車レンタルの店を始めた阿度さん(本名:林明君)。彼と接したことのある人は誰でも彼の個性に惹かれ、楽しい会話を続けたくなるに違いありません。
言葉が通じなくても、会うだけでハッピーな気持ちにさせてくれる、そういう特性を持った人だとも言えますね。
「台湾好行」に乗ると便利
「台湾好行」縱谷鹿野線コースは、以下のようになっていますが、
山線總站 ⇔ 旅服中心 ⇔ 公教會館 ⇔ 傳廣更生 ⇔ 四維傳廣 ⇔ 卑南入口 ⇔ 臺東火車站 ⇔ 卑南文化公園 ⇔ 南王部落 ⇔ 明峰 ⇔ 原生植物園 ⇔ 初鹿牧場 ⇔ 四維⇔ 鹿鳴酒店 ⇔ 崑慈堂 ⇔ 鹿野火車站 ⇔ 永昌部落 ⇔ 永安社區 ⇔ 鹿野遊客中心 ⇔ 鹿野高台
上記の停留所の1つである崑慈堂のすぐ近くに「阿度的店」はあります。実は「阿度的店」に行く!と運転手さんに言えば、そこで降ろしてもらうこともできるんです。
青い看板が見えたら、着きました!
お店がある場所は、かつて台湾東部で一番大きな移民村だった龍田村の龍田小学校の隣。小学校内には当時の校長先生の宿舎も残されています。龍田村は素晴らしい景色に囲まれ、山のリゾート地という表現がぴったりのところです。
きれいな水が流れる鹿野渓流、対岸の小峰には初鹿牧場、左方の卑南渓を越えると標高1190mの都蘭山、右方には台湾野球の発祥地である紅葉村、後方には高台茶園が控えています。この美しい景色の中を自転車で回れるなんてなんて幸せと思えるはず。とっても爽快な気分になりますよ。
ブランコなどの遊び場や
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トイレとシャワー設備もあり
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オススメコースなど
「阿度的店」での自転車レンタル料は、1人100元/1日。
1人200元/1日はガイド解説付きで、店内で消費する場合は、その金額を差し引いてくれます。電動バイクもあります。
※価格は取材時のものです。実際には店頭でご確認ください。
お店のサービスは、周辺のガイド解説、自転車レンタル、食事・飲み物サービス、旅行お問い合せ等々。
ガイドコースの内容は、1.日本時代の校長の寮と龍田小学校、2.竹鉄砲、3.鹿野高台、4.ハングライダー着地場で、1000人横になれるグリーントンネル5.都蘭山伝説のご案内、6.蜜香紅茶紹介などです。
必見の場所
中でも鹿野高台は、台東では一番見晴らしがよい場所として有名です。
6月末から8月後半かけては、恒例の熱気球イベントも行われています!
また、グリーントンネルでは、毎年千人並びのイベントを行っています。この道路にみんなで寝っころがる遊び?イベントを思いついた阿度さんの話しを聞いたら皆爆笑してしまいました。
龍田文物館内にあるイベントの写真
~ある日、若い女の子のグループを連れて、周辺を案内していた阿度さん。女の子たちは「自分撮り」に夢中で、阿度さんの説明なんか聞いてるのか聞いてないのか…?ハングライダー着地場横の街路並木に来た時、阿度さんは、とうとうやけくそになって、皆ここも写真を撮ってね~と言って、自分は道路に寝っころがってしまったそうです。しばらく横になっていたら、なんと本当に寝てしまったそう。ふと目を覚ますと…、あら?若い女の子たちも阿度さんの横にずらりと並んで眠っているじゃないですか!~
阿度さん、そこで思ったそうです。この場所はこんなに気持ちよく眠れるんだ、なんて面白いんだと。それ以来、ここを案内するときには皆に道路に横になってみてとすすめ始めたそう。案の定皆に大好評で、それ以来ここで寝っころがりたいがために鹿野を訪れる人も増えてきたそうな。やがてそれが今の千人並びのイベントにつながっていったそうです。トンネルは小葉のオリーブ樹の道路のこと。まっすぐなこのトンネルに横になってみれば、木漏れ日の暖かさを感じたり、角度によってトンネルや鹿野高台や空を楽しんだりすることができます。空が湖に見える不思議な感じも味わうことができますよ~。
電動バイクでスイスイ
さて、阿度さんの店では、2014年新しい電動バイクを10台仕入れました。
今回ナビたちは、2人ずつ1台に乗り、これで鹿野高台を1周して、また店に戻ってくるという試し乗りを行ないました。
鹿野高台に到着すると、ちょうど「台湾好行」バスの縱谷鹿野線が停車中でした。バスのお腹には、熱気球が描かれています。
ここを過ぎてお茶屋さんへ。
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電動バイクの利点は、早くいろんなところに行けることでしょうか。
のどが渇いたので、「碧蘿園好茶荘」にちょっと寄ってみました。鹿野名産の紅烏龍をいただきます。冷えた紅茶っておいしいんですよね。
外に出るとちょうどパラグライダーをして人たちが、1人、2人・・・5人もいました!
気持ちよさそう~。
さて、バイクは一路グリーントンネルへ!
ナビは後ろに乗せてもらっていたので、バイク上から写真をパチリ。
ちょうどグリーントンネルで起き上がったばかりの学生さんたちにも遭遇しました。
アッサム紅茶畑から美人山を望み、バナナトンネルを見つけ、その後阿度さん近所の「鹿野阿栄柑仔店」へ向かいました~。
店先にはドリアンとジャックフルーツを掛け合わせた果物を売っていました。ナビはドリアン好きですが、苦手な人はその果物だと分かる前に何か変わった匂いがするね、なんて言って、ああこれだったの!と納得。こちらでは、オーガニックにこだわった野菜や果物が販売されています。自然乾燥をしたパイナップルをいただき、その甘みにびっくり。
電動バイクについて
さて、猛烈に暑い日で、日焼け止めの3度塗りをしたにも関わらず、効果は発揮されなかったようで・・・。またしても日焼けのナビでしたが、バイクでは風が感じられ、短時間で遠くまで行くことができました。とても便利で、しかもエコ!
どんどん乗っていきたいものですが、阿度さん曰く、今のところ外国人は電動自転車はOKだけど、バイクはあんまりおすすめしてないんだよね、とのこと。国際免許証所持はもちろんのことですが、ホテルのチェックインと同じで、レンタル時にクレジットカードを通すとのこと。もし何かあったときにはチャージが数ヵ月後に本人に着きます。お店自体も今後検討しなければいけない部分もあるので、今のところは台湾人向けだそうです。
外国人でも台湾の運転免許証を所持している方はOKです。
自転車の種類も多いので、まずは自転車に乗ってみましょう!
電動自転車費用:500元/24時間(但し、バッテリー補充が必要)、100元/1時間、200元/3時間以内
電動バイク費用:600元/6時間、100元/1時間、200元/2時間
※価格は取材時のものです。実際には店頭でご確認ください。
以上、台北ナビでした。