山と海との距離が近い東北角・宜蘭の絶景は一見の価値あり
こんにちは。台北ナビです。
2017年には190万人の日本人旅行者が訪れた人気の海外旅行先「台湾」。魅力にとりつかれ、何度も通うリピーターも増えています。
「Meet Colors!台湾」は、四季を通じてときめきさえ感じさせるカラフルな台湾を、台湾各地の象徴的な色を通じて紹介し、さらに多くの人に台湾に来てもらおうという取り組みです。
台北ナビでは台湾の中でも特に景色が美しい「国家風景区」を7回に分けてご紹介していますが、今回はその第4弾をお伝えします。
100キロを超える美しい沿海部が魅力の「東北角・宜蘭」
メインカラー【無敵のブルー】
東北角宜蘭海岸国家風景区管理処のメインカラーは、海に面していることから「無敵のブルー」。太陽の光を受けて輝く海の色は、見る人を感嘆させること間違いなし。無敵のブルーを体で感じられる海のレジャースポットもたくさん。管轄エリアは新北市瑞芳から宜蘭県南方澳にまたがり、海岸線の長さは103キロに達するため、さまざまな表情を見ることが出来ます。
1895年に台湾が日本に割譲された後に日本軍が初めて台湾に上陸した澳底や、海水浴場や美味しい駅弁で有名な福隆、台湾本島最東端で白い灯台が美しい三貂角、宜蘭の歴史や文化が分かる蘭陽博物館のある頭城、独特な地形と近海漁業の基地としてしられる南方澳など数々の砂浜や特色ある漁村の風景が広がり、多くの自然歩道では高所から青々とした太平洋の絶景を眺められます。
その中で「世界で最もクールな形の12の島」の一つとして知られる亀山島は、その名の通り亀の形をしており、角度を変えれば違った風景を眺められます。島内には豊富な生態系が育まれているほか、近海ではホエール・イルカウォッチングが楽しめます。宜蘭旅行で必ず立ち寄りたいスポットです。
三貂角燈塔步道
サブカラー【衝動のグリーン】
サブカラーの「衝動のグリーン」も特筆すべきポイント。海岸線からわずかに離れただけで400~600メートル級の山とめぐり合え、あざやかな緑色の植物が訪れる人を出迎えます。管轄エリア内には鼻頭角歩道や龍洞湾岬歩道、草嶺古道、桃源谷大草原など有名な緑道がいくつも整備されています。
また、旧草嶺隧道自転車環状線などはエコツーリズムに最適な観光スポットとして世界旅行ツーリズム協議会の賞を獲得したばかりか、2016年からは2年連続で世界グリーン旅行先トップ100に選出され、視覚的にグリーンなばかりか、内的にもグリーンであるといえるでしょう。
1.個人旅行向けフリープラン
北北基おもしろカードまたは観光シャトルバス「台湾好行」黄金福隆線1日乗車券を購入すれば、台北、新北、基隆の各名所をスマートに訪問できるほか、東北角宜蘭国家風景区内の瑞芳、水金九、福隆などにアクセスできます。
モデルコース:瑞芳駅→平渓でランタン上げまたは九份散策→九份で宿泊→鼻頭角歩道→龍門キャンプ場でカヤック体験とバーベキューを楽しみながら宿泊→旧草嶺隧道環状線でサイクリング→福隆で名物弁当→福隆駅
■お土産:九份石炭チョコレート、九份タロイモ団子、ヨモギ餅
2.団体旅行向けプラン
モデルコース:台北駅→平渓ランタン上げ、十分の滝または九份散策→黄金博物館→九份で宿泊→龍洞湾海洋公園でシュノーケリングと海の幸たっぷりの食事→塩寮藍湾海浜休憩園区散策と貝殻写真立て作り→礁渓温泉で宿泊→蔵酒酒荘または頭城農場で手作り体験と見学→解散
■お土産:宜蘭餅、金柑ビネガー、金柑酒
東北角・宜蘭国家風景区には忘れられない思い出が作れるレジャー施設がいっぱい。さらに、観光シャトルバス「台湾好行」が運行されていて、個人旅行にはとっても便利ですよ。
1. 龍門キャンプ場:20人以上の団体は平日利用で入場料20%割引。12~2月の利用は20%割引。
2. 龍洞湾海洋公園:10人以上の団体でカヤックレッスン(90分)またはシュノーケリングレッスン(3時間)受講の場合は10%割引。プール利用は12歳以下、65歳以上100元、30人以上の団体の場合は1人あたり50元。
3. 塩寮藍湾海浜休憩公園:団体(20人以上)120元、優待(3~12歳、65歳以上)100元、身体障害者は無料(同伴者は1人まで優待価格で入場可)
4. 舟遊天下カヤックレッスン、オーダーメイドスケジュール、日にち限定優待価格などについては
ウェブサイトの情報をご覧ください。
5. 北北基おもしろカード1日券180元(台北メトロ、台北市・新北市路線バス、台湾好行バス北投竹子湖、皇冠北海岸、黄金福隆、木柵平渓、龍宮尋宝線への乗車が自由)
6. 台湾好行バス黄金福隆優待チケットの詳細は
コチラを参照
冬山河
台北から約1時間で出会える美しさ
福隆
東北角・宜蘭国家風景区は、台北からは近い場所にあります。鉄道なら台北から自強号で約1時間~1時間半の距離。その一方で、日本からの観光客は比較的少なく、ディープな台湾を知りたいリピーターにはぴったりの穴場スポット。これまで知らなかった新たな台湾の魅力に出会えるはずです。ぜひ皆さんの目で「Meet Colors」を確かめに来てくださいね。
以上台北ナビがお伝えしました~!
写真提供:東北角宜蘭海岸国家風景区管理処
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-04-27