ちょっと立ち止まって見ると、意外に良かったという店がかなりあるのです
こんにちは、台北ナビです。
しばらく九份に来ていなかったナビですが、いやはや驚きました。この日は平日しかも午前中なのに、あの階段は上から下までもう渋滞。しかもあいにくの雨。雨が似合う九份はほとんどが雨の日ですが、傘があたったりすると、ちょっと歩きづらいですね。でも、お店はどこも大変な賑わいで、雨からくる暗さも手伝って、九份独特のレトロな雰囲気を醸し出していました。
許さん
本日ナビは、台北ナビでも人気の「日光涵館」のオーナー許さんの息子さんに小さい頃から食べ親しんできたお店、今好んでるお店を数件紹介してもらいました。「日本人好みとは限らないかもね」とのことでしたが、ナビも今までスルーしてたけど、食べてみて開眼したものもあり。食べず嫌い、見た目で判断しない、という台湾の食べ物に対する基本(?)を新たにした感あり、でした。
朝食はこちらで
九份に5軒ほどの民宿をもつ許さん一家ですが、軽便路282号の(溫莎堡景観民宿)は、「日光涵館」を含め、5軒の宿泊者全員朝ご飯はここでとります。景色も抜群。お天気がいい日はテラスでゆっくり食事をとってくださいね。
ご紹介しましょう!
コンビニの入り口から歩いて、最初のカーブを曲がった先の左側です
米詩堤甜黠王國(九份店)許さんがここ数年でお気に入りのお店はこちら。若いオーナー4人が立ち上げたスイーツ店で、最初は瑞芳でお店を構え、数年前にここへやってきました。本店はケーキの種類なども多いのですが、ここでの看板は何といっても黄金泡芙(サツマイモシュー)と芋頭泡芙(タロイモシュー)(各45元)。黄金は台湾の甘い黄色いサツマイモのこと。金が獲れた九份ですから、他店でも黄金=サツマイモにひっかけた食品は見られます。が、それだけでは売れないでしょ?もちろんうまいから売れる!両方とも食べたナビですが、両方ともうまい。でも、もともとタロイモの方が好きなナビは、濃厚なタロイモシュークリームにやられた感。また、食べたい~。
基山街29号 (02)2497-6296 9:30~19:00(金土~20:00) 年中無休
気に入りました!
九金店(蜂巢糕)中華菓子のお店で、一番人気は蜂巢糕。濃厚で東方美人茶がほしくなる味です。1個20元で蜂蜜味、中華風カップケーキといったところでしょうか。6個入り100元もあります。鳳梨餅(パイナップル餅)という婚約の時に新婦側が配る「囍餅」も人気だそう。日本人は大体蜂巢糕かアズキやパイナップル味の切ったもの買っていくわよとのこと。パイナップルケーキもバラと箱売りがあり、味も冬瓜入りと土パイナップルの2種類ですが、冬瓜入りの甘い方が人気があるそうです。
基山街14号 (02)2496-7780 9:00~19:00 年中無休
九份阿珠雪在焼
蜂巢糕と同じ並びで少し先に、若い男の子2人がせっせと研いだり、巻いたりしてるお店がありました。何やら生春巻きの皮にピーナッツ粉を敷き、そこに香菜を散らして、アイスクリームを2個並べ、クルクルと巻いています。どんどんお客さんが来ていて、ナビの好みからすると、おそらくスルーしたお店ですが、許さんにすすめられて寄ってみました。見た目これらの食材の組み合わせって味が合わないじゃない?と感じ、香菜って入れた方がおいしいの?と聞くと、アイス置きと丸めるのが担当の子が「俺、ピーナッツアレルギーだから食べたことないんだ~」「!ええ!なに?」と、すかさずジャカジャカとピーナッツ研ぎをやってた子の方が「ゼッタイ、入れた方がいいよ!味と香りがぜ~んぜん違うから!」というわけで、全部入れてもらったナビ、1口、2口、3口…驚きの食感と味でした!う、うまい!!!
アイスは、タロイモ、あずき、パイナップル入りで、パイナップルの固形感もありました。やわらかい皮に冷たいアイスが溶けていくに従い、ピーナッツや香菜との味と絶妙に絡み合い、これを発見した人ってすごい!って思ったほど!1個40元ですが、量が多いかな?と思ったら、切ってと言えば、真ん中からパカッと2つに切ってくれ、2人で一個ずつのアイスになります♪香菜はもちろんお好みですが、ぜひ入れることをおすすめします♪
基山街20号 (02)2497-5258 9:00~19:00 年中無休
日本語でピーナッツ巻のアイスクリーム、と書いてます。Tシャツでも宣伝~!
かたまり!
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結構力が要ります
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粉に
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アイスを2個、香菜はこの上にパラパラ
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九份黄媽媽 天然蒟蒻專賣店雨の九份、薄暗い通りの中、色彩で目を引きます。色が可愛くて、ついすすめられるままに試食の手が伸びました。15種類もあるというコンニャクゼリーは、1パック60元。6パックで300元。ほどよい弾力もありライチやマンゴー味には顔がほころびました。ドライフルーツや野菜のチップもあり、こちらは250元。土パイナップルケーキは320元。黄媽媽は、どなたですか?と聞いたら奥から出てきてくださいました。台湾の元気なオバチャマたちは、お話し上手で、商売も上手。ここではもう15年になるそうで、淡水老街にもお店があります。 大きいサイズは、6種類あり300元と500元。
基山街74号 (02)2497-5330 9:00~20:00 年中無休
左が黄媽媽
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左からパッションフルーツ、ライチ、マンゴー、台湾フルーツなら他にはパイナップル味もおいしい!
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麥芽糖
看板名が売り物名。麥芽糖とは、水あめのこと。1本10元で、11種類あります。
11個を花束のようにして100元。マンゴーやパッションフルーツなどの台湾フルーツの味もあり。カラフルメルヘンの色合いに引かれて買うのは若い女性と子供たちが多いみたい。すぐ食べる人には冷えて固まったものを冷凍庫から出してくれ、ハサミで切り口を作ってくれます。冷えてないのは柔らかくて、こっちがいい人は自分でてっぺんに穴を開けて、少しずつ押し出しながら食べるのも可。すっごく甘くて、懐かしい味。食べながら童心に還るのも悪くないかも。
基山街119号 (02)2497-2770 11:30~21:00 不定期で休み
九份へ行くなら
許さん一押しの「油葱酥」がこの日はお休み、無念。また来ま~す
今や平日でも人が多い九份ですが、土日は身動きが取れないほどになるそうなので、やはりできるだけ平日に行くことをおすすめします。九份では、食べ歩きも似合いますが、人の多さから他の方の衣類に食べ物がつかないようにご注意を。狭い道や坂道、階段も多いので、ベビーカーは向きません。海の景色も楽しみたいところなので、事前にお茶など飲みながらゆっくりできる場所は調べておいた方がいいですね。
買い物、食べ物、景色、歴史、黄金博物館も行っていたら、1日では足りません。時間に余裕がある方には、ぜひ1泊以上されることをおすすめします。
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-11-27