日本にとって近くて近い台湾のホットな鉄道情報をお届け!このページをチェックするだけで台湾鉄道ツウになれる!
雲林駅
こんにちは、台北ナビです。
高鉄駅はもうそろそろ完成間近のようです。
今後の時刻表は以下のように7種類になるそうですよ。
台鉄(台灣鐵路)と高鉄(台灣高速鐵路(台湾新幹線))で授乳室の設置が進んでいます!
乳幼児連れの乗客に配慮し,台鉄と高鉄では授乳室の設置を進めています。
現在台鉄が所有している太魯閣(タロコ)号、普悠瑪(プユマ)号、PP(プッシュプル)式の自強号、東部幹線気動車の(DMU)自強号、EMU1200型自強号には、すでに授乳室が設置され、普悠瑪号では3号車と6号車、太魯閣号では1号車と8号車、PP式の自強号には7号車。すでに授乳室が設置されている列車は時刻表にも記されています。
長時間の占領を避け、授乳室を必要とする乗客が使えるようにするため、使う場合には車掌或いは係員に声をかけ、鍵を外してから使用します。EMU300型自強号, 光号,復興号は現在改装を進め、2015年末には全て終わる見込み。高鉄700T 増備車、T R31-34など4列車では、車輛工場からの出庫時にすでに授乳室が設置されていて、その他30編成も2015年3月に改造が始まり、2016年12月には全て完了予定。700T型ではすべて5号車にあって、使う際は6号車の乗務員に声をかけます。
また,両鉄道とも授乳室近くに席を取りたい場合、窓口で問い合わせると、場合によっては可能とのこと。
高鉄の場合、700T増備編成の5号車に授乳室が設置。
順次他の編成も改装工事が進められています。
写真提供:中華民國交通部台灣鐵路管理局・邱浚嘉
台鉄が10月15日にダイヤ改正
屏東潮州鉄路電化開始
高雄機務段(高雄機関区・検車区)が潮州に移転し,屏東-高雄間での電化完了と供用開始。台東線の寿豊-南平間の高架複線化完了。新しく発注したEMU800型電車(通称“微笑電車”)が全て揃ったことなどにより、
台鉄は10月15日からダイヤを改正、合計206本の列車に変更が加えられました。
今回のダイヤ改正で屏東線新左營-枋寮間の区間車は運用から外れ、代わって新左營-潮州間の通勤電車が増発となり、潮州-枋寮間の非電化路線は気動車の自強号用車輛が区間車として運行。もちろん運賃は従来の区間車と同額で、西部幹線の終点が高雄から潮州へ移り、輸送密度が増えたことにより、列車運転間隔は20分以内に縮小されました。
また東西幹線を跨いで運行していた太魯閣(タロコ)号は,全て普悠瑪(プユマ)号となり,東部幹線の太魯閣号は,台東及び知本まで延長運転となりました。東部幹線の樹林-台北-台東間で運行していた気動車の自強号は運用から外れ、増発の光号及び復興号に代わりました。樹林,台北から台東及び知本への普悠瑪号の一部は太魯閣号が代わって運行。
一方、西部幹線の中部区間は混雑解消のため、区間車が4輛から8輛へ。
10月15日改正の台鉄時刻表は,10月初めから台鉄の主な駅またはサービスカウンターで無料で配布されます。
日本鉄道研究団体連合会では不定期に台湾の時刻表を刊行していますが、10月15日の台鉄及び高鉄の新三駅増加に伴うダイヤ改正に合わせ、2016年1月号を発行する予定。詳しくは日鉄連ホームページを参照のこと.
写真提供:中華民國交通部台灣鐵路管理局・邱浚嘉
桃園機場捷運(桃園空港MRT)の普通用編成が台湾に到着
台北港東1碼頭
台灣交通部高速鐵路工程局は、桃園機場捷運(以下,空港MRT)で運用に融通が利くよう川崎重工へ新たに普通用電車3編成を発注。車両は9月1日、16日及び10月初めに神戸港を出発し、台湾に運ばれました。
空港MRT普通用電車(普通車)は17編成で、初めの1編成は川崎重工に依頼・製造され、残りの16編成は台湾の鉄道技術向上のため、台灣車輛股有限公司が車体と台車(中國鋼鐵との共同)及び組み立て作業を請け負いました。今回新たに発注された3編成は、初めの1編成と同じく川崎重工製です。
空港MRTは、軌間1435㎜の直流750V、第三軌条方式で、A1の台北駅からA23の環北駅まで全長51.5㎞を結ぶ予定。普通用電車はロングシートを採用し、バリアフリーの車輛を含め各4輛編成。急行用電車(直達車)は、全車2列+2列の座席配置で、荷物車の1輛を合わせて5輛編成。
電車はIGBT-VVVFインバータ制御装置で、自動列車運転装置(ATO)によって乗務員の操作モードと自動操作モードを切り替えることができます。軌道最小曲線半径100m,最大勾配は49.2‰とシビア.過酷な運転環境を克服するため,電車はすべて全電動車(普通車4M0T,直通快速電車5M0T)となっています。
最高速度は110㎞/ h(営業最高速度100㎞/ h)。台北駅と桃園国際空港をノンストップ急行なら約35分,普通は約50分で結び、台北駅から環北駅までの普通は約70分を予定。
3編成は台北港で陸揚げされた後,2回に分けて夜間の時間帯を利用し,桃園の青埔機廠(車輛基地)に搬入され、その後基地内で500トンの大型クレーンで軌道に乗せられ、組み立て作業と車輛試験が行われました。桃園大衆捷運股有限公司の陳凱凌総経理は、「高速鐵路工程局による増備車発注により、3本全てが到着すれば,普通車は20編成になる」(9月現在)と胸を張りました。これによりラッシュ時の増発を可能にし、列車の割り当ても融通が利くようになります。
空港MRTは,現在試運転と操縦者の訓練を集中的に行っていて、正式開通は2016年3月を予定しています。
急行用電車(直達車)は2列+2列の座席配置でライトパープルの帯が特徴。主に空港利用客をターゲットにし、写真右端はスーツケースなどを運ぶ荷物車となっています。公式の発表はまだですが、2000型になるものと思われます。
編成:至環北← DM(21**)+M(22**)+M(23**)+M(24**)+DMB(25**) →至台北
普通用電車(普通車)は、主に沿線住民向けロングシート車でブルーの帯が特徴。1000型になるものと思われます。上下写真とも林口駅(A9)付近。
台北港東1碼頭 編成:至 環北← DM(11**)+M(12**)+M(13**)+DM(14**) →至 台北
写真提供:邱浚嘉
台北駅に京急PRブースを設置.京急沿線ジオラマが現れる!
京浜急行電鉄と台灣鐵路管理局は、2月に“友好鉄道協定”を締結していますが、その記念企画の一環として、台北駅構内に京急PRブースを設置しました。同ブースは最も利用者の多い台北駅1階コンコースに設置され、マンガを用いて京急沿線と台灣鐵路沿線の魅力を表現。また、併せてポポンデッタ製作の京急沿線を表現したジオラマも設置し、台北駅の利用者に広く沿線をアピール。
PRブース設置にともない、9月18 日(金)に除幕式が行われ、台湾伝統の獅子舞の演舞が披露されました。その後京急電鉄原田一之社長と台灣鐵路局周永暉局長が挨拶、記念品の交換を行い、互いの発展と友好関係を称えました。京急電鉄によれば,今後は同社の駅構内においても、台鉄沿線の魅力を発信するブースを設置する計画があるそうです。
上記の内容は月刊誌「とれいん」にも掲載されています。
毎月20日発売! 定価:本体1,435円+税
関連タグ:
台鉄
,
新幹線
,
高鉄
,
駅
,
電車
,
地下鉄
,
MRT
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-10-21