今年は、11月19日(日)に行われます。成田・関空からのツアーもあります。
こんにちは、台北ナビです。
今年(平成29年)も11月19日(日)に、台湾南部の屏東県恒春鎮で、戦没者の慰霊祭が行われます。
実行委員長は、渡邊崇之(台灣威凌克股份有限公司 董事長 兼 總經理)さんです。
「2016年 台湾バシー海峡戦没者慰霊祭」
本慰霊祭は、如何なる政治、宗教団体の偏りも無く、如何なる金銭的支援も受けず、純粋にバシー海峡における戦没者を慰霊する為に企画されたものですので、どなたでもご参加できます。
また、協賛、寄付金などは一切受け付けておりません。
運営費用は全て参加者からの参加費用、または委員会メンバー及び潮音寺関係者のボランティアで賄われており、講演者、出演者、登壇者の方々も本慰霊祭の主旨に賛同いただき、全て善意でご協力頂いています。
謝礼は勿論のこと、慰霊にかかる費用も全て個人負担でまかなって頂いております。
慰霊祭開催までのいきさつ
未曾有の戦死者を出した「太平洋戦争(大東亜戦争)」が終結して、長い歳月が過ぎ去りました。子孫を残すこともなく無念を呑み込んで亡くなっていった日本の若者は実に200万人を超えました。
台湾南部の屏東県には、昭和19年バシー海峡で12日間も漂流し、奇跡の生還を遂げた中嶋秀次さん(2013年10月、92歳で死去)が、昭和56年に建立した「潮音寺」というお寺があります。
ここは中嶋さんがその半生と私財をなげうって、バシー海峡で戦死した戦友たちのために建立したお寺です。
戦友たちの慰霊にかけた故・中嶋さんの思いと執念がいかに凄まじいものだったかは、昨年10月に発刊されたノンフィクション作家・門田隆将氏の『慟哭の海峡』(角川書店)に記されています。
バシー海峡は台湾とフィリピンの間に横たわる海峡で、アメリカの潜水艦は、ここで南方に向かう日本軍の輸送船の多くを魚雷によって沈没させ、日本軍から“魔の海峡”“輸送船の墓場”と恐れられました。
バシー海峡での戦没者は、「20万人以上」とも言われ、いまだ正確な数はわかっていませんが、台湾に近い海域で沈められた輸送船の犠牲者の遺体は、毎日のように台湾南部の海岸線に打ち上げられました。当時台湾人は、その日本兵の遺体を泣きながら埋葬してくれていたことが、『慟哭の海峡』には記されています。
戦争で命を落とした兵士たちの鎮魂のために潮音寺に集い、戦没者に感謝の誠を捧げるとともに永遠なる平和を祈るべく、この度の慰霊祭を開催いたします。
出席されたい方、参加概要などについて、詳細は下記のリンクをクリックしてご覧ください。
以上、台北ナビでした。
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記事登録日:2017-09-06