澎湖の小島、七美&望安を観光バスで巡ったら…

ダブルハートは絶対に見ておきたい!ガイド付き観光バスで行ってきました

こんにちは、台北ナビです。
今回ナビは初澎湖(ポンフー)!あまり計画を立てて行かなかったものの、絶対にこれは見たいと思っていたのが…ダブルハート(島?)!あとあとそれが船でかなりの移動が必要なことと、島でもなんでもないことを知ったわけですが…
では、それをみなさんにご紹介していきましょう。

ダブルハートは七美にあり


ダブルハートは、空港などがあって活動拠点となる馬公にあるのではなく、そこからさらに1時間以上、船で移動の必要がある小島「七美」にあります。行きたい場合は、ツアーがあるので宿泊先で予約が可能。方角が一緒のもうひとつの小島「望安」と合わせて訪れるのが一般的。ツアーの種類はいたって簡単明瞭で2種類。島内を観光バスで巡るかバイクに乗って自分たちで巡るかのチョイス。ナビは本来バイク派なのですが、免許証を日本に忘れたため、今回は観光バス派を体験。それに往復の乗船代がセットになった料金設定になっています。

いざ出発!


が、この日はあいにくのお天気。船酔いが怖かったので、ナビはあらかじめ酔い止め薬を飲んでおきました。台湾では1錠単位で購入可能で10元/錠。1回1錠なので、ナビは往復用に2錠購入。乗船の30分前には飲んだほうがいいので、あらかじめ馬公市内で調達し、朝食後に飲んでおくのがちょうどいい感じ。
澎湖の小島、七美&望安を観光バスで巡ったら… ポンフー 船 ガイド ダブルハート海 ナビは2番~

ナビは2番~

チケットと地図を渡されていました

チケットと地図を渡されていました

船が出るのは「南海遊客中心」から。ここからは日に何本もの船が出るのですが、時間やルートによって番号で分かれているので、自分の番号を覚えておいた方がよさそう。その番号が書かれたシールが渡されるので、目立つところに貼っておきましょう。
澎湖の小島、七美&望安を観光バスで巡ったら… ポンフー 船 ガイド ダブルハート海 特等席!?

特等席!?

台湾語しか話さない船長さん

台湾語しか話さない船長さん

船は思ったより大きくないけどいかにもスピードがでそう。ナビはなぜか船長のとなりの半個室的なところに座るように指示されました。ひとりでちょこんと座っていると6人組のグループが「いい席見つけた!」と騒ぎながら乗り込んでくるではありませんか。仲間同士の6人プラス、ナビひとり、の状況…。みんなはかなり大声で盛り上がったりして…なんだかナビはさびしくなってきました。そうなんです、台湾の人ってだいたい大勢で旅行を楽しむ傾向が。特にここ澎湖はリゾートだから特にその傾向が強いような…ナビはしばらくだまって景色を眺めたりしていたのですが、そのうちやっぱり台湾人…気になったようで、ひとりが話しかけてきました。
「あなたもしかしてひとりで来てるの?失恋でもして傷心旅行なの??」って。この質問今回何度されたことか…やっぱり女性のひとり旅はめずらしいみたい。ナビが「今回は取材も兼ねてるの。」と答えると、「あなた日本人!?」とさらにびっくりした様子。6人が騒然としています。いっつも「日本人でひとりなんて…すごいねぇ」なんて感心されちゃうんです。

6人は台中からで同僚同士で旅行中。2泊3日の最終日で水上スポーツなどをめいっぱい楽しんだから、この日はお疲れのご様子。それでも、話に花が咲いて、とっても素敵な出会いとなりました♪途中からみんなは船酔いで口数が減っちゃってたけど…。
この日は天気が悪かったからスピードも出せないみたいで、結局1時間半かかって七美に到着したのでした。
ほんと仲良し同士

ほんと仲良し同士

たまに結構揺れます

たまに結構揺れます

近づいてきましたー

近づいてきましたー

IN七美


さぁ、ここからはバス組バイク組で分かれます。6人は当然バイク組、いったんお別れです。バスチケットを手に持っていると案内の人がいるのですぐわかります。急かされてバスに乗り込むとどこかの団体さんとご一緒の様子。…というか、交ぜていただいている感じ…ガイドさんもその団体のガイドさんで、乗り合いバスってことなんですね。そして、団体さんはやっぱりご高齢の方が多いみたい。

まずやってきたのが「七美人塚」。ここは昔、明の時代に倭寇(わこう)がこの島に侵入し、悪事の限りを尽くしている時に、7人の婦人が辱められるよりは、と自ら死を選び井戸に身を投げました。その井戸を埋めると、不思議なことに七株の「香花木」という木が生え出たとか。村人たちは婦人たちを讃え、ここに石碑を建てたのです。「七美」という地名もこの伝説から生まれたのだそう。
中に入るには60元がかかるため、バス組は写真撮影とトイレ時間だけで移動しました。 
中に入るには60元がかかるため、バス組は写真撮影とトイレ時間だけで移動しました。

中に入るには60元がかかるため、バス組は写真撮影とトイレ時間だけで移動しました。


バスの車窓から「七美灯台」「望夫石」を眺めました。ゆっくり写真を撮る時間がないのが残念…。「望夫石」は、昔ひとりの婦人が日夜ここに来て漁に出た夫の帰りを待ち、最後には海を守る石になったという伝説。ほかにも牛やワニに見える石を車内からパチリ。
左が頭で上向きに横たわっています

左が頭で上向きに横たわっています

牛に見える?

牛に見える?

これはかなりワニ

これはかなりワニ

石の獅子みたい?

石の獅子みたい?

澎湖の小島、七美&望安を観光バスで巡ったら… ポンフー 船 ガイド ダブルハート海
下車したのは「大獅風景区」にて。ここでは玄武岩という岩が切り立った形状が見られる地質公園になっています。迫力のある景色です。ガイドさんがいちばんいい角度から写真を撮ってくれました。おみやげ屋さんも並び、地元のおばあさんたちがフルーツなんかも売っているみたいでした。

続いての下車はその名も「小台湾」。海を覗き込むと…ほんとだ!台湾本島を逆さにしたような石が!「みんなどの辺から来たのかな?」なんて話をしていましたよ。

お待ちかね…?

次はお待ちかねのダブルハート!って、さっきから天気があやしく…恐る恐る覗き込んでみると…あれかな?…うっすらとハート型見えるような。ダブルハートは「雙心石滬」といい、天然の島ではなく人工的に干潮帯に築いた石の魚を獲る仕掛け。満潮時に入った魚が出られなくなり、干潮時に獲ることができるというわけ。たまたまそれがふたつのハートが連結しているように見えることから、徐々に人気に火が点きはじめたのだそう。ナビが見たのは運悪く満潮に近い時だったのでしょう。かなりがっかりしながらシャッターを押したのでした。

こうなったら食い気に走るべし!向かい側にカウンターがならんで、地のイカ団子串や飲み物が売られています。ここでは買い物したり、トイレに行ったりする時間がありました。
このご夫婦のお店を探しましょう!

このご夫婦のお店を探しましょう!


そしてバスは港に戻ります。お昼はもうひとつの島に移動してからのようですが、ナビは「このお昼があんまり…。」という話を聞いていたので、地元通オススメの港のちまきを買うことに♪1個35元。中にはたっぷり具が入っていて、おいしかった~◎やっぱり口コミは強し!
ちまきを売っている所は結構ありますが…ここです!

ちまきを売っている所は結構ありますが…ここです!

澎湖の小島、七美&望安を観光バスで巡ったら… ポンフー 船 ガイド ダブルハート海

望安へ


ふたたびさっきの6人と合流して「望安」へ。それでも、到着までは約40分。結構な移動距離です。着くとこちらはいいお天気。チケットを手に持っていても、ここでは案内されることなく、バスが見えるわけでもなく…とりあえず、チケットに書いてあるレンタルバイクのお店に行ってみました。誰も気にかけてくれないから、大きな声で聞いてみると…今は乗り合いできる団体がいないから、お店のおっちゃんがバイクふたり乗りで巡ってくれるとのこと。「え!?」と思って固まっていると、どこからか声が。どうやらどこかのグループで借りてるミニバンに同乗できるみたい。びっくりしつつ遠慮がちに乗ってみると、台湾語の嵐。「すみません、私台湾語わからないので、案内は中国語でお願いします。」って言ってみても、またそのうち台湾語になっちゃうんです…。こんな時助かるのがあらかじめ用意しておいた日本語のガイドマップでした。

「中社集落群」
別名「花宅」ともいわれる300年ほど前の住宅群。保存状態がよく、色鮮やかな竹や菊の模様、文字を表した窓など独特なデザインを目にすることができます。

「天台山」
サボテンは花が黄色で果肉が真っ赤!

サボテンは花が黄色で果肉が真っ赤!


ここは標高53m。望安でいちばん高い場所です。海が見渡せるので最高の景色が広がっていました。また澎湖のサボテン「仙人掌」も咲き誇っています。
「仙跡岩」

「仙跡岩」


ここには「仙跡岩」という足跡の形をした(?)岩もあって、これは昔仙人がここに来たとき突然お腹が痛くなり、片方の足をここに、もう片方を花嶼に置いて休憩したという伝説が残っているんです。となると仙人はとんでもなく大きな姿だったんですね・・・

「アオウミガメ観光保護センター」

望安はアオウミガメの保護区で、今でも多数のアオウミガメが安全に産卵できる場所となっています。ここではその生態などを模型やパネルで紹介され、出口付近には水槽の中を優雅に泳ぐアオウミガメの姿を目にすることができるのです。これで入場料無料!ぜひ訪れたい場所です。

朝出発して、午後15時くらいまでのコースでした

ふたたび港に戻り・・・船の時間まではまだあるなぁ。しかも来た船で帰るのではなく、ここからは別の船に乗り換え。だから船もまだ見当たりません。そういえば・・・まだお昼食べてない!さっきちまき食べておいて本当によかった。日によりスケジュールが全然変わってきそうなのが観光バス組みの心配なところ。やっぱり自分のペースで廻りたければバイクがいいのかな・・・でも、ハラハラドキドキで楽しかったけど!
以上、台北ナビでした。
関連タグ:ポンフーガイドダブルハート

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-16

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