都会のスピードに疲れたら花蓮へ!花蓮に行くと、なぜか心がふっと軽くなるのはなぜだろう?行く度に様々な魅力が発見できる花蓮☆
こんにちは、台北ナビです。今回はロハスを体験しようと「台湾観光局」が主催するメディアツアーに参加させていただき、花蓮に行ってきました。台湾では映画の影響もあってか2、3年ほど前から自転車ブームがきています。何を隠そう、ナビも毎朝自転車で通勤しているんですよ~。排気ガスだらけの都会から離れ、花蓮でのサイクリングは格別でした。残念ながら少しの時間しか楽しめなかったけど、また自転車こぎに来たいなぁ・・・。しかもナビが花蓮に行った2日目、「2010台湾自行車節~花東四横冬季挑戰賽~」が開催されていたのでその様子もちょこっと見てきましたよ~。来年は参加しようかなぁ・・・
「自強號」に乗って台北から花蓮へ2時間半の旅
鉄子のナビママの影響で電車に乗るのがけっこう好きなナビ。今回行きは電車に乗って花蓮へ出発です。台北から花蓮への道中、どんどん田舎になっていき、ぶわ~っと海が広がってくるんです。そんな景色を見ていたら2時間半なんてあっという間に過ぎて行き、いざ花蓮到着です!
こちらのお店、実はほっと台北でも紹介したことがあるんです。ナビも大好きなお店なのですが、なんせ交通が不便なんです。それでも行く価値大のこちら。まずはバスを降りてお店まで15分ほど散歩しましょう。緑いっぱいの空気を吸い込んでの散歩は都会とはまったくちがった味がします。やっと到着!ちょっとした上り坂で体が温かくなってきます。お店からは鳳林の景色を独り占め状態。開業当時こんな辺鄙なところにレストランを作って流行るわけがない!と周りの人たちから言われた先代。しかし、ここの土地を信じ、自分の所有していた他の土地を売ってまでここの土地にこだわりました。今では景色の良さ!というのもこちらの売りになっているんですよ。ほんと先見の明があったんですねっ!一番人気は「碳烤梅子桶雞」まるごと1匹の鶏肉の中に梅干し、香料をぶち込み何時間も炭火焼してやっと完成するこの料理。必ず2時間前には予約が必要です。その他、ナビが個人的にヒットだったのが「梅汁山苦瓜」ゴーヤと塩梅が絶妙にマッチしていました。もうひとつ嬉しいのはレトロ感満載のものがセンスよく飾られていること。カメラッ子は逃せませんよ~!
「月盧」
住所:花蓮縣鳳林鎮鳳鳴一路71号
電話:(03)876-2206 オーナー:0935973278
FAX :(03)876-1099
営業時間
平日
(ランチ)11:00~14:30
(ディナー)16:30~21:00
休日
(ランチ)11:00~15:00
(ディナー)17:00~21:00
要予約
「馬太鞍湿地生態園区」で自然を感じよう!
「馬太鞍湿地」にやってきました!ここは花蓮最大の生態湿地であり、湧き水も湧いているんです。そのため、ここでしかみられない植物や藻類などが見られるんです。また、渡り鳥がよくやってくることでも有名で、ナビがおじゃました際にも渡り鳥がいましたよ~。春はお花が開花し始める中、たくさんの種類の蝶々が飛びまわり、夏はハスの花を見ながら蝉の鳴き声に耳を傾け、夜にはホタルが見れます。冬には花のじゅうたんが見れるそうです。季節によって違う楽しみ方ができるのも嬉しいですねっ!ここには約1時間程度のサイクリングコースがあるんです。残念ながら時間の関係で自転車には乗れませんでしたが、
いつかここでサイクリングしたいなぁと思いました。
「拉藍的家」で馬太鞍部落の生活を知ろう!
「馬太鞍湿地生態園区」に「拉藍的家」があります。サイクリングコースの一部にもなっていますよ~。こちらでは花蓮で一番多い原住民であるアミ族の馬太鞍部落の生活を知ることができます。『こんにちは!』と元気よくナビたちを迎えてくださったのは、蔡義昌さん。「拉藍(ラーラン)」とは蔡さんのアミ族でのお名前なんですって。あいさつもそこそこにナビ一行に『ここは願い事が叶うんだよ~、馬英九も選挙の前にはお願いに来たんだ』と教えてくれました。その途端女子部一同一列になってお願いごとをしちゃいました。やっぱりねっ!信じる者は救われる♪そこからみんな机に座り、ラーランさんのアミ族の講座開始~。ナビが一番興味を持ったのは夫婦関係!アラサ―女子、こういう話題が気になるお年頃なんです。アミ族が母系社会だということは聞いたことがあったのですが、女絶対主義だったとは初めて聞きました。ラーランさんいわく、アミ族では男の人が女の人のために尽くして当たり前。妻が寝るまで寝ないとか。また『太太永遠對!(奥さんが永遠に正しい)』というのが夫教育のスローガンなのだそう。そして必ず毎日『愛してるよ~』と言うのが習慣なんですって。アミ族の男の人との結婚もいいかも・・・なんて妄想も!じゃぁ、アミ族の言葉で愛してるはどう言うのですか~?と
聞くと、『マウラガグ ギシュゴゥワラン ザイッホー タウカッパイン』
だと教えてくれました。な、長い・・・。ナビ覚えきれません。
アミ族メンズとの結婚への願望は瞬く間になくなりました。
馬太鞍は湿地であることは前述の通りですが、ここでは馬太鞍湿地での漁の様子が見ることができます。
小枝がたくさんある1段目、もう少し大きい枝がたくさんある2段目、真ん中に穴のあいてある3段目。これを湿地に設置し漁をします。その様子を隣の池でラーランさんが見せてくれます。3段目にはうなぎなど「うろこ」のない細長いものが、2段目にはカニやエビなどがいるんです。さぁ~今回はうまく捕ることができるのか!ラーランさんの腕の見せ所!!っとするっと何かが逃げていく影が・・・。完全に逃げられてしまいました!が、食用でないエビさんを捕ることに成功!!やったねラーランさん!!
「拉藍的家」
住所:花蓮縣光復鄉大全村大全街42巷15號
電話:(03)870-0015
携帯:0935914992/0928769196
FAX :(03)870-0721
台灣糖廠といえばやっぱり・・・アイス!!
台湾にはかつていくつかお砂糖工場がありました。花蓮にももちろんあり、ここのアイスクリームは格別だというんです!これは行かないと!!ですよね?ナビは「鮮奶紅豆冰(ミルクあずきアイス)」をいただきました。ミルク味がとっても濃厚でおいしい!!あずきと一緒に食べると絶妙のハーモニー!冬なのにアイスを食べて良かった!と思えたくらいおいしかったです。
と、ここでもサイクリングが楽しめます。ナビ一行は少しですが自転車に乗りましたよ~!やっぱり自転車は気持ちいい!!
ここには日本家屋が状態もよく保存されています。これは日本統治時代の宿舎だったとか。台湾に残る日本式社宅群としては最も大きなものなんです。最近ここをリフォームし、宿を始めたということでさっそく見てきました。中は日本の旅館形式。台湾のホテルとは違い畳の部屋がたっぷりと場所取られているのが嬉しいですね。4人部屋には小さな木のバスタブもあり、日本人のナビも一度泊まってみたいなぁと思ってしまいました。
「台灣光復糖廠」
花蓮縣光復鄉大進村糖廠街19号
(03)870-4125
台湾で蝶々に詳しくなる!!
みなさん、台湾は九州ほどの大きさですが、日本の1.5倍ほどの種類の蝶々がいるんです。蝶々好きにはたまりませんねっ!ここ「台灣光復糖廠」にも「蝴蝶生態園區」があり、蝶々について学ぶことができました。残念ながら日が暮れかけていた頃に行ったので蝶々のお迎え!とはいきませんでしたが、お昼におじゃますれば蝶々が迎えてくれるということです。ナビたちは様々な種類の幼虫と蛹(さなぎ)を見せてもらいました。アオムシぐらいしか知らなかったナビ。蝶々の幼虫ってこんなにも多様なんだ!と驚きました。また、こちらではただ単に蝶々の説明をするのではなく、お野菜を有機栽培しているんです。蝶々に害がないものを作りたい!と作り始めた野菜は、もちろん人間にも無害で、蝶々を研究し、守ることは実は人間の健康を守るためでもあるんだよ~と教えてもらいました。なかなか都市では見られない野菜もあり、その場で採りたてのものをいただきましたが、これがとってもおいしい!やさしい味がしました。屋外で蝶々を観察し、生態について考える。これは自然を見つめ直すいい経験になったと思います。
「蝴蝶生態園區」
住所:花蓮縣光復鄉復興街(光復糖廠となり、台糖ガソリンスタンド後)
電話:(03)870-6120
FAX :(03)870-6122
花蓮の創作料理
今宵の夕食は花蓮でとっても有名な創作料理のお店「銘師父餐廳」にやってきました。花蓮といえばちょっと田舎なイメージがあって、まさか花蓮にこういった創作料理屋さんがあるなんて思いもよりませんでした。こちらのシェフ莊忠銘さんの作るお料理は、味はもちろん目でも楽しむことができます。また、花蓮の食材がふんだんに使われているのも魅力的。なんとマンボーとフルーツの生春巻きなんていうメニューを食べました。おそるおそる食べると・・・。うまい!!ナビ大満足です。花蓮の旬の食材を使っているため、毎回同じメニュー!ということはないそうです。隣に座った朱さんはこちらに何度か来たことがあるそうなのですが、毎回違うものが出てくるので来る度に新たなものに出会えるんだよ~!!と教えてくれました。
銘師父餐廳
住所:花蓮縣吉安鄉勝安二街20號
電話:03-8513999
FAX :03-8529927
営業時間
(ランチ) 11:00~14:00
(ディナー)17:00~21:00
ちょっとひと息つきたくなったら「璞石~O’rip」へ
花蓮で素敵なカフェを教えてもらいました。いつもは17:00までの営業ですが、今回だけ特別に夜おじゃましました。中ではアミ族の小美さんが素敵な歌声を聴かせてくれました。小美さんは最近まで花蓮を離れて都市に暮らしていたそうで、花蓮に帰って来てからの生活は都市とは全く違うテンポで心地いいとか。スローライフを送る小美さんは「よく眠れた朝はなんて幸せなんだろう」と毎回感動するそうです。この小さい幸せをきちんと幸せだと感じられることがほんとの幸せですよね!ここではオーナー自ら焙煎したコーヒーが楽しめる他、シュークリームも素朴な味がして美味です。2階にはギャラリーコーナーがあり、アミ族を意識した作品からかわいい雑貨までセンスあふれる作品が並べられ、売っています。また、一角に雑誌編集部があり、花蓮紹介の雑誌を売っています。手作り感満載のとってもかわいくしかも内容が深いので花蓮をもっと知りたい方は是非見てみてください。ナビは花蓮のポストカードを購入!旅の思い出にこちらでポストカードを出す人も多いそうですよ~。
璞石咖啡館
住所:花蓮市明禮路8号
電話:(03)834-5968
憧れの「美侖大飯店」に泊まりました
何度か花蓮を訪れたことのあるナビ。今回ずっと泊まりたかった「美侖大飯店」に宿泊しました。12月に訪れたのでクリスマスムードたっぷり!ナビが泊まったのは4人部屋。とっても広々としていて、快適!アメニティはスパブランド「ハーンHARNN & THANN」のもの。いい香りがしました♪窓からホテルのお庭とゴルフ場が見渡せ爽快!海側のシービューのお部屋は海がキレイに見えるとか。朝はお庭を眺めながら優雅にビュッフェを。白ご飯に甘めのお味噌汁。おでんまで用意されていました。
自転車フェスティバルにおじゃましました
花蓮2日目、「2010台灣自行車節」が開催されました。ナビたちも開幕式をのぞきにいきました。朝6:00頃会場に到着したのですが、自転車がたっくさん!!親子連れ、夫婦で、友達で!果てにはわんちゃんと!台湾は自由ですねぇ。花蓮・台東では2011年よりこのような自転車フェスティバルを4回くらい開催する予定があるそうです。花蓮・台東は自然たっぷりで、自転車を漕ぐのにピッタリ!でもコースによって高低差がかなりあるので、参加する前にじっくり地図を見てみることもお忘れなく!花蓮ではサイクリングコースが載った地図が各地で置かれていますので、まず花蓮に着いたらGETしましょう。さて、ナビ一行も少し時間があったので「2010台灣自行車節」のコースをサイクリングしました!朝日を眺めながらのサイクリングはもう最高!ぐんぐんスピードも上がります。よし!もっと漕ぐぞ~!と思った途端時間切れ・・・。少し小雨も降ってきたので諦めもつきましたが・・・。折り返してスタート地点に戻る際虹が見えました。朝から運動するといいことあるんですねっ!早起きは三文の徳です!
花蓮といえばお餅~
花蓮に旅行に行った人たちがほとんど買ってくるお土産がお餅です。台湾語で「麻糬(モォヂィー)」といいます。今回このお餅を作る過程や歴史を見ることのできる「阿美小米文化館」にやってきました。使われている機械には日本のものもあるんです。こちらは麻糬の工場兼展示場。展示は7つのテーマに分け小米と麻糬について説明してくれます。しかし、こちらが本当に伝えたいのは阿美族の心がこもったおもてなしなのだそう。入口に入ると阿美族の衣装を着た方達元気よく迎えてくれました。麻糬を買うだけではなく、阿美族のことを知るだけでなく、2つとも楽しめるこちら!お得です。しかも、こちらで売っている商品はほぼ試食可能!こういうお店って高いだけで味はあんまり・・・というところも多いのですが、こちらはいいお味のものが多かったです。
阿美小米文化館
花蓮縣吉安鄉南濱路一段258號
(08)0038-1076
樹の皮DIY
阿美族は樹の皮を使って布や紙を作り使用しています。ナビ一行は先生から「ふくろうキット」をいただき、いざチャレンジ!ナビ達が縫いやすいようにと予め布と樹の皮を先に縫っておいてくれたものに綿を詰めていき、縫います。上の細い部分をふくろうの鼻にするため前に折り縫い、目をつければ完成!えっ?それだけ?って感じなのですが、あっという間にふくろうの完成!でも、ナビは日頃裁縫から遠ざかっていたため、ちょっと不格好になってしまいました。DIYをしてみてわかったのですが、樹の皮は布より少し固いのですが、これが樹の皮だ!と知らなければ固い布という認識で終わってしまいそうです。おそるべし阿美族の知識!!
樹屋風味餐廳
鯉魚潭の敷地内に明らかに周りと雰囲気の違うレストランがあります。そうこれが「樹屋風味餐廳」です。こちらでは原住民族のお食事がいただけます。鯉にエビ、山豚、鶏の丸焼きとたっぷりタンパク質をいただき、野菜もしっかりいただきましたよ~。ナビが一番おいしいなぁと思ったのが野萱菜の炒め物。花蓮でしか食べることができないそうです!また、最近始めたレモンwithコーヒー豆もなかなかのお味。食後に食べるのですが、酸っぱいレモンの味を楽しんだ後、コーヒー豆を噛みます。すると口中に広がるコーヒー!初めて体験したお味でしたよ~!
樹屋風味餐廳
花蓮縣壽豐鄉池南村環潭南路2號
(09)5599-6777
あっという間に飛行機の時間になりました。短い1泊2日の旅でしたが、花蓮の魅力をたっぷり味わえました。自然が豊かなのはもちろんのこと、花蓮の方達は素朴でやさしい!しかも、食べ物がおいしい!あぁ、また来たいなぁと思っていると30分ほどで台北に到着!えっ?台北と花蓮って飛行機を使うとこんなにも近いんだ!!また来~ようっと♪