歴代最多の2万2千発!見物客も前年を大きく上回った、2010年のカウントダウン花火でした
新年快楽!台北ナビです。2010年も幕が開けましたね。台湾といえば新年の幕開けに欠かせない「台北101のカウントダウン花火」!今回もナビは当然のごとく取材に出掛けてきました。台北ナビではふたつのディナーコースツアーを開催。ナビが出掛けたのは第2弾のレストラン「JOYCE EAST」です。それでは、当日の様子を、ドカーンとレポートします!
歴代最高の花火
すでに恒例ともなった「台北101のカウントダウン花火」。年末もそろそろ近づいたころになると「今年もやるよね?」と話題になるものです。近年では台湾だけにとどまらず、世界中からも注目されるこの台湾一大イベント。今年はより期待度が高まっていました。というのも、事前の発表で今回の花火は歴代最高との情報が。打ち上げ回数がトータル2万2千発にものぼるというのです。また、同時に一瞬で1700発打ち上げられる瞬間もあり、打ち上げ角度も180度や90度など、立体的な迫力ある花火が楽しめるのではないかと期待されていました。
厳戒態勢!?
警察車両発見!
その情報を知ってか知らずか…例年よりも訪れる日本人のお客さまが多いようで、ナビ予約センターでも12/31のホテルがどこもかしこも満室で「部屋が取れなーい!」状態になっていたのです。当日101付近では19時から一部道路を封鎖し、MRTも特別運転に。こちらも19時以降は101最寄りの「市政府」駅には停車しないなどの措置が取られました。ナビは早めに17時にナビプラザを出発。タクシーの運転手さんに「101まで!」と告げると「ホントに!?」という反応をされ…「19時までは道路封鎖してないから!」というと、またまた「ホントに!?」と。運転手さん、だいぶ渋滞を心配してくれているようで、ナビたちが乗車してからしばらく「ウ~ン」と、どのルートがいいか考えてくれていました。たしかにまだ早い時間にも関わらず渋滞が始まっていて、通常なら20分もあれば到着するであろうという道のりが30分以上かかりました。ナビは店に到着するまでに、警察官がたくさん乗ったバスを2台見つけました。中ではお弁当を食べながら、これからの大仕事に備えている様子。警察のみなさま、市民の安全をお守りください、よろしくお願いします!
会場の「JOYCE EAST」の前でも何かイベントが行われるようで、イス並べなど会場設置が行われていました。信義路沿いには特設の、この日だけにお目見えするのだろうという屋台が数軒。台湾の商人はさすがです…その熱気だった外界とは真逆に、店内はキレイに飾られた静かなしっとりとした空気が流れていました。まだクリスマス装飾なのが台湾の御愛嬌ですが、キレイだからヨシとしましょう。店員さんも2010年の干支にちなんだトラ柄の耳と蝶ネクタイを付けていてカワイイ仕上がりに。ナビのお客さま方も18時半くらいから徐々に増え始めました。
ナビもしばらくゆっくりとディナーを楽しむことができました。メインはラム肉とフィッシュをそれぞれオーダーしましたが、ラムは牛肉かと思うくらい臭みもなく、柔らかくて美味!フィッシュも肉厚で、下にはパスタとマッシュポテトが添えられていて見た目も美しい。バジルソースでおいしくいただきました。
ところで、食後の時間をどのように過ごそうかと頭をひねってしまうところですが…となりの席に居合わせた大阪からお越しの片山さんご夫婦とお話をしていたら、いつのまにか23時に!奥様がF4仔仔の大ファンで何度も台湾にいらしたことがあるんですって。ナビは逆にオススメのお店などを教えていただいちゃいました。ご主人は初めての台湾だったそうなのですが、食事もおいしいし、台湾人のマナーもいいと、台湾に好印象を抱いてくださったようで、ナビもなんだかうれしいな。素敵なご夫婦との会話がとても楽しく、貴重な思い出となりました。ほかの参加者の方も席に座ってお酒や会話などを楽しまれている様子でしたよ。
辺りはどうかな?
そろそろ時間も迫ってきたので、辺りはどんな感じか散歩に出ることに。先ほどとはやはり全然違いました!ここは101から直線距離だと1キロくらいあるのですが、道路上のあちこちに座り込んでいる人の姿が。歩行者天国となった道路は人だらけ。101に近づくにつれて座り込みの人の数はドンドン増えていきます。歩くのもままなりません。ナビはちょくちょく座り込んでいる人が何をしているか、覗きながら歩いてみたのですが、みなさん暇つぶしはもっぱらトランプのよう。寒かったこの日に備え、厚着でフル装備って感じの方がほとんどでしたよ。
いよいよ!
ここがビル脇の専用敷地ということもあって、まだまだ余裕がありそうだったので、ナビたちは23時40分にそろそろかと外へ出て行きました。
実は、今回の花火はトータルで188秒を予定していたのですが、途中2度も花火が急に止まってしまったため、「あれれ???」という場面が。最後も「これが最後だ」とわかるほどの盛り上がりがなかったので、また止まってしまったのかと、みんながしばらく待っていたほど…でも、やっぱりこんなに近くで見れたという満足感は大きかったですよ。
終了後
しばらく101との記念撮影を楽しんだ後、帰路についたナビですが…これが大変。昨年はシャトルバスを乗るため約3駅ほど歩いたのですが、今回は適当に歩いて、動いていた路線バスに乗ってみました。座れたのでよかったのですが、道は大渋滞中。結局MRT「大安」駅近くで降りて、そのあとはタクシーに乗って帰宅しました。帰宅時間は深夜2時30分。昨年と比べると20分ほどさらに遅くなってしまいました…シャトルバスも今年は計150便運行、MRTも24時間運行で3分間間隔運転と万全を期したのですが、あまりの人の多さには対応しきれないんですよね…。なんとMRTではこの日216万8000人を輸送したとか。昨年より21万7000人も多かったといいます。
でも、やっぱりこれを見ないと新年を迎えた気になれません!「2010 Taiwan UP」、ナビも台湾とともにUPしたいもので~す!!
今年もよろしくお願いいたします。台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-01-11