台湾みやげの定番のひとつ鳳梨酥(通称Pケーキ)。専門店、スーパーなど16種類のノミネート作品から、栄えある栄冠に輝くのはどのお店?
こんにちは、台北ナビです。
鳳梨酥=パイナップルケーキは、台湾を代表するおみやげのひとつ。台湾に行かれた方であれば1度は、どこかのお店でおみやげとして買われているかと思います。でも、これだけポピュラーなお菓子だけにその種類も味もさまざま。今回は、いったいどこの鳳梨酥がおいしいのか、というのを独断で決めてしまおう!ということで、「鳳梨酥選手権」を開催する運びとなりました。台湾リピーターなどの有志が東京の会場に集合、審査員となってもらいました。
産地直送です!
鳳梨酥っていつも同じお店で買っている方とっても多いと思いますが、さて今回は、全部で、な、なんと16種類もの選手(鳳梨酥)にお集まりいただきました。しかも、台北ナビから航空便で送られたものと、旅行帰りの参加者に買ってきていただいた、日本人にもよく知られているだろうというメーカーのものを厳選しました。
さて、選手権にあたり、全16品の鳳梨酥をそれぞれ4個程度のグループに分け、各個の「甘さ」「焼き具合」「ジャム」について評価をし、さらにトータルな「鳳梨酥」としてのバランスを加味しながら、各人がベストと思うものを3位までを決定するという、厳正と公平を旨とする審査方法としました。それでは、エントリーナンバーの発表です。
◆参加店のHPなどはこちら
文華西點麵包
鴻福食品(九福)
鳳梨酥を食べつづけていると、甘いものなので多少飽きがくる(汗…)のですが、いろいろと各店の味に特徴があることに気づきました。中の餡が飴のような味・キャラメルのような味・また上品なパイナップルのような味、などなど。それと同時に外側のクッキー部も色々でした。それでは、詳細評価、開始です!
パンパカパーン!総合結果発表!
全16種類を食べて人気の高かったのは、以下の3種類でした!
この結果からわかるとおり、値段が高い=おいしいというわけではないこと。人気のある上位3種というのは、値段はさておき皆バランスがよろしいようです。(もっと評価が分かれるかと思っていましたが、審査したみなさまの舌の好みがほとんど同じだったと思われます)
甘さ、焼き具合、ジャムそして香りと、それぞれが特徴ある持ち味を持っていたので、本当に難しい審査となりました。前評判の高かった李製餅家、李儀餅店、李鵠餅店の通称「李三兄弟」に関しては、確かに高得点ではあったものの、意外にもベストではありませんでした。
必ずしも高価格品が高得点ということでないことと、包装がシンプルなものほど好まれたのも面白い点でした(シンプルな分、中身に神経が注がれるということでしょうか)。
たかが「鳳梨酥」されど「鳳梨酥」
今回の鳳梨酥選手権は、普段はまとめて試食をすることができないことを考えると、非常に貴重な体験でした。鳳梨酥…奥が深いと思うと同時に、鳳梨酥を愛してやまない台湾の人たちの熱い思いが凝縮されているような気がしました。
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-05-01