青い空、きらめく笑顔、開放感いっぱいの魅惑の地・台東
マラホッ、台東ナビです。台東に多くいると言われるアミ族のこんにちは!で開始しました。そう、今回は台湾の東側、台東を訪れました。台湾の人たちにとっても「好山・好水・好空気」といい美麗な魅力的な場所なんだとか。
では台東の魅力に迫ってみたいと思います。
飛行機でひとっ飛び!
台東へ向かうには飛行機に乗るか電車に乗るかバスに乗るか・・・。時間をたっぷり使いたい旅行者には飛行機で移動するのが一番便利と言えるでしょう。台北松山空港から台東豊年空港まで約50分。あっと言う間に到着です。また、道路が整備され、高雄から車なら2時間半で到着するそうで、南部から行かれる方は車で向かうのもありかもしれません。
また、台東内での移動はタクシー利用が一番便利ですが、台東のタクシーはメーターを使う習慣がないので、下車する際に運転手さんの言い値で料金を支払うのが一般的。ぼられているのではないか・・・と不安になったナビ。台東市内から台東駅までを3回ほどタクシーに乗ってみると見事に同じ値段・・・。メーターを使わなくても料金は感覚でわかっているようでした。なので安心してくださいね!また、いちいちタクシーを拾うよりもチャーターしたい!という方はどれくらいの時間をチャーターしたいか、また行きたい所をあらかじめ伝えましょう。中国語が苦手な方は筆談でも大丈夫だと思います。
台東は台湾一原住民が多い県として知られており、県民の約半数が原住民なのです。台東にいると台湾人同士で、何族?と聞いている場面をよく見かけ、興味深いなぁと思ったものです。
さて、まず訪れたのが数ある原住民刺繍店の中から名店だと言われる「陳媽媽工作室」。まずは陳媽媽にお話しをお聞きしました。パイワン族の陳媽媽は小さな頃から刺繍を学びました。小さな頃はお父さんの車に乗って高雄へ売りに行っていたのですが、お父さんが脳卒中になってしまい、現在のお店を開いたというわけです。台東にはこのようなお店がたくさんあるそうなのですが、ここが人気!人気の秘密を聞いてみると、「別に他のお店と差はないと思うんだけど・・・。しいて言うなら心を込めて作ることかしら」とおっしゃっていました。お客さんには自由に中を見てもらい、何か聞きたいことがあれば遠慮なく聞いてもらえればいいです。と商売気はほぼなし。
店名:陳媽媽工作室
住所:台東県太麻里郷大王村9鄰248号
電話:(09)5517-7752/(08)978-0737
メールアドレス:taimalicmm@ahoo.com.tw
以前はミシンも使用していましたが、今はお弟子さんが使うのみ。手で刺繍する方が疲れないのだとか
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見事な刺繍。文字がなかったため刺繍文化は発達し、多くは物語を伝えるために使いました
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金針花が咲き誇る花畑。ナビは以前友人の写真で見て一度はこの目で見てみたい!と思っていた金針花。オレンジが美しくそれが一面に広がる様子は一度この目に収めたいと思っていたのです。が、時季が一足早くニアミス…。この金針山は7月~10月の金針花だけでなく、3~5月は百合、1~3月は桜も楽しめますよ!また、金針山へ登る途中、太麻里郷と海が一望できるスポットがあり、そこから臨む海は広~い!是非お見逃しなく!
またお楽しみはまだあります。海抜1050メートルにある『大馬力森林探險基地』では、アメリカ・ヨーロッパのアウトドア先進国で楽しまれている探検カーを運転し森林探検に出掛けることが可能です。ナビも探検に繰り出したかったのですが、時間がなく断念…。いつかきっとお花がキレイな時季に来てゆっくり探索したいと思います。
大馬力森林探險基地
電話:(08)978-1080/(09)3629-1998
E-mail:dmlee.utv@msa.hinet.net
太麻里郷はパイワン語で台湾の太陽が昇る場所という意味があり、「日昇之郷」と呼ばれています。毎年お正月にはその年のご来光をしようと千禧曙光紀念公園を訪れる方も多く、音楽会も開かれるそうです。台東で朝陽を見て自然のパワーを得るならこちらへ!ナビが訪れた時はお昼過ぎだったので、ここでなごむご老人の姿も見られました。空は雲が多かったのですが、キレイな青!ビーチバレーのコートもあり、ここでゆったり過ごすのもいいですね!
ビーチバレーも楽しそう
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階段も素敵な景観台から景色を眺められます
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小米文化を知る
小米(=栗/アワ)と聞いてお酒を思い出す方も多いかもしれません。しかし小米はそれだけではありませんよ!小米は原住民にとってとても重要なものですと語るのは拉勞蘭小米園工藝坊の主人・利暁鳳さん。ここでは、様々な小米製品を開発しているんです。ナビは小米を使ったチマキ、ソーセージ、クッキーをいただきました。初めていただきましたが、なぜか懐かしい気持ちになりました。ソーセージとチマキは日本に持って帰ることはできませんが、様々な商品があるのでちょっと変わったお土産を買うのにも最適です。
店名:拉勞蘭小米園工藝坊
住所:台東県太麻里郷香蘭村11鄰42号
電話:(08)978-2547
FAX :(08)978-2281
Email:joyc21496@yahoo.com.tw
独創的な外観
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看板にも原住民模様が描かれていてかわいい
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おいしそうでしょ?
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きれいにディスプレイされています
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芸術の香り・海濱公園
台風がよく直撃する台東。その際に海に流れ着く木たちを使った芸術品が芝生に置かれている海濱公園。なんて素敵な場所なんだろうと思っていたら、以前はゴミ埋立地だった!というから驚き。今はカップルや家族が集うスポットとして生まれ変わりました!海を見ながら、風を感じながら、五感を使って芸術を感じてください。
髪の長い女性が髪の毛を洗っている様子!
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風車も回っています
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「ゆりかご」と名付けられた作品
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中でゆっくりできるかな?
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思わず座りたくなってしまいますが、座っちゃだめなのです
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木がこのように流れ着くんです
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食材そのものの味が楽しめる・米巴奈
ここの料理はおいしんだよ~と以前来たことのあるものが大絶賛していた米巴奈。従業員の方はほぼ原住民の方で、フロアスタッフは原住民の衣装を着ているのです。ぞくぞくとお料理が運び込まれてきました。化学調味料は一切使わず、地元で採れた食材の味がうまく生かされているからとってもおいしんです。レストラン自体も机の数が多いので、大人数~少人数まで対応可能!お店のご主人曰く、メニュー数は200を越え、観光客の方は自分では決めきれないそうで、何人で何回目にこの店に来たかを教えてくれたら主人自らメニューを決めてくれるそうです。一緒に行った者達はこのお料理をこのお値段で食べられるなんて…と感動していました。是非!
店名:米巴奈
住所:台東市傳廣路470号
電話:(08)922-0336
FAX :(08)923-1084
E-mail:taitung.mibanai@msa.hinet.net
この光り輝くお米を見てください!『圓糯米10(もちごめ)+台梗9號(米)+台農57號地瓜(サツマイモ)』をミックスした特製山地飯。ナビはこれが気に入り!もっちもちの食感がくせになり、3分の1ほどを平らげしました
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山地飯と一緒に食べて!とご主人から言われたのがこの鹹魚(塩魚)。塩味も効いていて山地飯が進む!進む!
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烤春筍はヤングコーンをバラ肉で包んだ一品。バラ肉のカラカラ具合といい、ヤングコーンの甘さといい、ナビはこれの虜になりました
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炸鬼頭刀魚塊。台湾ではシイラを鬼頭刀と呼びます。シイラのフライはレモンの皮がふりかけられてあり、さわやか~
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台東は原住民音楽のメッカ!
台東は原住民音楽に溢れた場所なんです。移動中のバスもずっと原住民音楽が流れていました。元々台湾鉄道の土地だったこの場所に原住民音楽、芸術品、食品などを紹介できるスポットを作ったのが「鐡花村」なのです。ナビは水曜日の夜に訪れたのですが、ライブハウスではちょうど舞台で歌いたい人は自由に歌えるという日で、台東の若者によるレベルの高いパフォーマンスが見られました。残念ながら聞けたのは原住民音楽ではありませんでしたが、彼らの歌のレベルの高さにビックリ!また、野外に出るとバーや手作りアクセなどを売るショップがあり、ブラブラできます。台東らしく販売しているCDは原住民のものや原住民ビーズアクセなどが売られていました。土日には広場で地元の人たちによる市も開かれ、手作りのものが売られるそうです。ここでは原住民文化が現代とうまく溶け合っている様子が見られます。
鐡花村
住所:台東市新生路135巷26号
電話:(08)934-7830
時間:14:00~22:00
音樂聚落(ライブハウス):水~土曜日 20:00~22:00/日曜日 16:00~18:00
慢市集一(バー及びショップ):火~日曜日 14:00~22:00
假日慢市集(市):土・日曜日 15:00~21:00
観客もどんどん増えていきました
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ねじを上手に使いギターの一部を表現
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施設抜群!娜路彎大酒店
台東にはどんなホテルがあるんだろう・・・と実はちょっと心配だったナビ。がそんな心配は御無用!原住民芸術があちらこちらに散りばめられた大型ホテルがありました。ロビーにはタウ族のチヌリクランがお出迎え!お話を聞くと6人が一緒に泊まることが出来るお部屋もあるそうです。ナビの泊まったお部屋も広くてベッドも大きい。ぐっすり眠ってしまいました…。
名前:娜路彎大酒店
住所:台東市連航路66号
電話:(08)922-5000
FAX :(08)923-6727
どかーんと置かれたタウ族のチヌリクラン
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お部屋の中も原住民色たっぷり
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