言わずと知れた豆花の人気店! 昔ながらの製法で作ったやさしい味の台湾スイーツを思う存分堪能できます♪
こんにちは、台北ナビです。
今回ナビがやってきたのは、寧夏夜市近くに店を構える台湾スイーツ店「古早味豆花」。ひっきりなしにお客さんが訪れ、ガイドブックにも常連の言わずと知れた人気店です!
伝統の味を受け継ぐ老舗人気店
お店の中央に飾ってある油絵。昔はこんな風に豆花を販売していたのですね~なるほど。
お店に入って、ナビの目をぱっと引いた1枚の大きな油絵。昔懐かしい台湾の竹帽子をかぶった男性が豆花とシロップを入れた天秤を担いでいる絵で、どこか懐かしい昔の台湾らしい光景が広がっています。
スタッフの方によると、創業当時はこういったスタイルで豆花を歩きながら販売していたそう。いつしかその味が人気となり、寧夏夜市からすぐの場所にお店を構えたのだそうです。
店名の「古早味」は懐かしいという意味。店の由来や味にぴったりの店名です。
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お店のメニュー。豆花以外にもかき氷や漢方系スイーツ、ドリンクがあります。
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創業からおよそ20年を迎えた「古早味豆花」では、昔ながらの製法を大切にしながら、創業当時と変わらない味を提供しています。こちらのお店、やはり豆花が有名ですが、ほかにもかき氷や漢方系スイーツなどの台湾スイーツもそろっています。
一番人気のメニューはやっぱり豆花!
厳選した新鮮な非遺伝子組み換え大豆を使用!
台湾スイーツがいろいろそろっていますが、やはり看板メニューの豆腐プリン「豆花」を食べずしてこのお店を語れません。
このお店では厳選した新鮮な非遺伝子組み換え大豆を使用して、毎朝豆花作りが行われています。
お店を案内してくれた陳チーフ
人気店ではどんな風に豆花を作っているのか興味津々で聞いてみると、ここでもう7年も働いているという陳チーフが「長い間働いているけどまだ豆花を作るのは難しい。豆花を作るのはとっても難しいんだよ」と苦笑い。
人気店の豆花作り、やはり並々ならぬ経験と技が必要なようです。
注文の仕方
豆花はシロップのみの「プレーン味」もありますが、トッピング付きがやはりオススメです!
ショーケースには種類豊富なトッピングがずらり。どれも美味しそうで、ワクワクしながら悩んでしまします。しかし、ここはかなりの人気店。あれこれ考えていると、どんどん後ろから行列に食い込んでくる台湾人に圧倒されてあたふた…なんてことも。
外の看板。漢字がずらりと並び、「豆花」だけでもかなりの種類でやや困惑?
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ならばとショーケースのトッピングを見てみると、こんなに種類が!
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ショーケースの上の看板に注目!初心者はあらかじめトッピングが決まったこちらのメニューから選ぶのが無難!
でもご安心を。ショーケースの上に掲げられたメニューを見てください。あらかじめ人気のトッピングがのった豆花メニューがちゃんと日本語で書かれています。スタッフの方は簡単な日本語が分かるので、落ち着いてオーダーしましょう。
<上級者向けアドバイス>①もちろん、ここに書かれたメニュー以外のトッピングを自由に選ぶことも可能です。その場合は、スタッフにまず「豆花」と告げ、それからショーケースのなかのトッピングを指差して注文しましょう。
②「1種類のトッピングだけじゃ物足りない!」という方にもフレキシブルに対応するのが台湾流!追加料金を払えば、トッピングの種類を増やせます。
③シロップは砂糖ベースの「糖水」が基本ですが、ほかにも豆乳「豆漿」と冬季限定のしょうが汁「薑汁」もありますよ。
材料の産地をキチンと公開しているので安心感が倍増!
自家製トッピングがずら~り!注文の手順が分かったところで、トッピングの予習を。
こちらのトッピングは、その日の朝にお店で作られた自家製ばかり! トッピングはその日限りの使用で、作りおきは一切なし。どれも新鮮で安全安心です。
<ベーシックなトッピング>
※このほか、湯圓(白玉団子)もおすすめ!選んだトッピングによって、40元~50元と値段が異なります。
<番外編>お子様向けにジャムやナタデココ、チョコレートなどのトッピングも用意! だたし、陳チーフによるとやはり上記の
<ベーシックなトッピング>が豆花には合うそうですよ。
<お店の看板メニュー>粉圓豆花(タピオカ豆花)40元
豆花自体は豆の味を残しつつ、あっさりと食べやすい味。
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トッピングはやや甘め。これがあっさり豆花と絶妙のコンビネーションを醸し出します!
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1番人気は、タピオカがたっぷりのった「粉圓豆花」。こちらの豆花は濃い豆の味がするのにクセがなく、あっさりと食べやすいのが特徴。それに、黒糖シロップとタピオカが組み合わさると、ほどよい甘さが加わって美味しさも倍増~。柔らかい“モチモチ”の黒糖タピオカは病み付きになりそう❤
ちなみに、陳チーフによると2番目に人気なのが「紅豆豆花(あずき豆花/40元)」、3番目が「花生豆花(ピーナッツ豆花/40元)」だそうですよ。ちなみに、こちらの豆花はナビで開催した『豆花~いろいろ食べくらべ!「ナビが選ぶ豆花2010★ベスト5」』でも、堂々の1位を獲得しています!
かき氷は雪花冰と刨冰の2種類
かき氷は「雪花冰」と「黒糖刨冰」の2種類があります。
「雪花冰」はミルクを固めて削っているので口溶けがよく、どちらかというとアイスクリームのよう。2種類のトッピングが選べます。
「黒糖刨冰」は日本スタイルのかき氷に黒糖シロップをかけたもの。こちらは4種類のトッピングが選べます。
こちも豆花と同様、あらかじめ人気のトッピングが選ばれたメニューがあるので、まずはこちらから注文してみましょう。
紅豆雪花冰(あずきミルクかき氷)75元
ボリューム満点!
ミルクかき氷に、あずきとコンデンスミルクをトッピング。ご想像の通り、日本のミルク金時に近いお味で、ミルクかき氷がとても滑らかな口当たりなのでぺろりと食べられます。ナビはふっくら煮込んだ大粒のあずきが特に気に入りました。雪花冰のなかで、日本人に一番人気だそう!
台湾を代表するドリンクと言えば、タピオカミルクティ。「粉圓豆花」を食べた時にこの店の黒糖タピオカの美味しさにすっかり魅了されたナビ。そのタピオカを使ったミルクティ、やはり飲んでみたいところ!
紅茶がしっかり煮出されたミルクティに黒糖の自然なやさしい甘さが加わり、ナビ想像通りの美味しさです。ジョッキでサーブされるので、これだけでも満足感のある台湾スイーツです。
ところで、台湾ではめずらしいジョッキに入ったタピオカミルクティ。「日本人の方にはこちらのほうが向いているのかなと思って、ジョッキで提供しています」と陳チーフ。面白い気遣いです~♪テイクアウト用にカップ入りも用意してあります。
台湾人に支持される漢方系スイーツ!
キクラゲスープ発見!
なんだか、お肌に良さそう~♪
取材に訪れたとき、ほとんどのお客さんが豆花を食べられていましたが、「仙草奶凍」などの漢方系スイーツを注文されている台湾人をちらりちらりと発見! 常連さんにはこちらも人気のようです。
おやつの時間に豆花をほおばる地元の子どもたち。ヘルシーなおやつです♪
寧夏夜市からすぐの「古早味豆花」は、夜の時間帯に行くと行列必至。開店する11時から15時前くらいの早めの時間に行けばあまり並ばずに買え、店内でゆっくりいただくことができそうです。