台湾チャーター(野柳、北海岸クルージング&海釣り、九份)体験レポ
チャーター車とクルーザーで巡る北部の観光名所!海上から眺める景色は別格の迫力です
こんにちは、台北ナビです。
豊かな自然が広がり、野柳地質公園や九份老街の観光スポットが点在している台湾北部。台北から近いけれど公共交通機関で行くにはアクセスがちょっと不便…というこのエリアを、今回は台湾チャーターのチャーター車でグルッとまとめて観光してきました。ハイライトでは北海岸をクルージングして観光名所を巡りながら、海釣りも体験〜!陸と海から楽しむスペシャルな台湾北部の旅をレポートします。
日本語ドライバーが揃う「台湾チャーター」で安心安全の旅を
本日ツアーを担当してくださる台湾チャーターの周ひろさん
今回ナビが体験するツアーの内容は…
台北出発→野柳地質公園→北海岸クルージング&海釣り体験→九份老街→台北到着
という午前9時~午後17時のロングコースです。
ツアー当日の午前9時、ナビが指定した場所に家族4人で向かうと、本日のツアーを担当してくださる台湾チャーターの周ヨシヒロさんがピカピカのバンで出迎えてくれました。日本語がとても流暢で、気持ちのよい接客が好印象!これは長い1日のツアーがスムーズにいきそうな予感です♪
聞くと、台湾チャーターでは週2回、国際マナーと日本語の社内研修があり、ドライバー兼ガイドさんはどの方も日本語が堪能!もしもの時の安全・安心面だけでなく、簡単な意思疎通を超えたコミュニケーションが取れるので、観光ガイドの内容が充実しているのも魅力です。
野柳地質公園:日本語ガイドで歩くと楽しさ倍増!
海が見えてきたー!台北市内とは違う景色にテンションが上がります
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野柳地質公園に到着!
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公園はこんなに長細い岬にあります
車を走らせること約50分、一つ目の目的地である「野柳地質公園」に到着しました。ここは海に突出した1700メートルの細長い岬で、1000万年におよぶ地殻運動や海蝕、風蝕の影響を受けて作られた、世界でも珍しい奇怪な岩石を見ることができます。入り口でガイドさんから入場チケットとパンフレットを受け取り、彼のガイドで園内へ向かいます。
※ツアー料金には見学地の入場料や飲食代等は含みませんので、各自台湾ドルを用意することをお忘れなく!
巨大なキノコ岩!
化石探しごっこに夢中になる子供達
最初に見えてきたのは、巨大なキノコ岩。このエリアに降りていったところで、「化石を探してみよう」とガイドさんから子どもたちに提案がありました。この日はかなり暑い日で、子どもたちもややバテ気味だったのですが、こういう宝探しのような遊びは子どもが大好き〜!あちこちに点在する「うに化石」を見つけてご満悦です。
キュートプリンセスという岩。どの辺りがプリンセスなのか、必死に想像…
途中、生姜岩やキャンドル岩などの見所を教えてもらいながら歩いていると、炎天下でぐずり始めたナビ息子…。ガイドさんがそのことに配慮し、“抑えるべき奇石”をパパッと教えくださって早足でなんとか周り終えることができました。
女王頭などの有名な岩の前には行列ができているので一目瞭然なのですが、そのほかの岩は初めての観光客にはちょっと分かりにくかったりもするので、子連れのナビはとても助かりました〜。
園内には遊歩道がありますが、より近づいて見学しようとすると岩場も歩きます。ヒールは避け、運動靴で訪れることをオススメします。また、夏場は日差しがかなりきついので、日焼け止めと帽子を忘れずに〜!
北海岸クルージングはこのツアーならではのスペシャル体験!
24人乗りのクルーザー
「公主888観光娯楽漁船」のスタッフ
再びチャーター車に乗り込み、クルージングの乗船場「萬里漁港」へ。車で15分ほど走ると到着しました。
「このクルーザーです」とガイドさんに言われて目にしたのは、新しくてキレイなクルーザー!ツアー内容に“海釣り体験”とあったので、ナビはてっきり古〜い漁船の登場をイメージしていたのですが、これは予想外!衛生面バッチリ、しかもゴージャスなクルーザーにテンションが上がります。
このクルーザーを運営するのは「公主888観光娯楽漁船」。ここからは観光漁船のプロである彼らの案内で、北海岸をぐるりとクルージングです。先ほど訪れた「野柳地質公園」を今度は海側から眺め、入場規制で入れなかった岬の先っぽ「第3エリア」も見学。さらに、点在するユニークな島々を訪ねつつ、「魚の群れを見つけたら即釣り開始!」というエキサイティングな流れで進んでいきます。ガイドさんも船に同行してくれるので、島の案内や困ったことには日本語で対応してくれます。それでは午前11時半、出航〜!
ハイライト①海から眺めるビッグスケールの「野柳地質公園」
野柳地質公園
潮風に吹かれてはしゃいでいると、「野柳地質公園」が見えてきました。園内では奇石にフォーカスしていて岬の全貌をつかめていなかったのですが、海側から眺めるとそのスケールの大きさに驚かされます。
先ほどは入れなかった重要な生態保護地域の「第三エリア」に接近していくと、山の絶壁に接する海蝕台が現れました。200〜300メートルの距離で見ると、これは迫り来る圧巻の迫力!
生態保護地域の「第三エリア」
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山の絶壁に接する海蝕台
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ここからは海上に点在する面白い島や岩を訪ねつつ、海釣りを楽しんでいきます。
魚探をじっと見つめる船長。「いたぞ!」という掛け声でみんなが一斉に竿を手にします。釣り好きの男性陣たちは真剣そのもの。子供たちも船員さんに手伝ってもらいながら、海釣りに初挑戦です。思ったよりもなかなか力が必要で、悪戦苦闘〜。
途中、何度か手応えを感じながらも釣り上げることはできず…涙。前日もこの次の日もアジが釣れたそうですが、この日はどうやら潮の流れが悪かったらしく、一匹も釣れませんでした。とはいえ、恵まれない状況の中、何度も場所を変えて釣りにトライさせてくれた船長さんに感謝!ガイドさんも釣りが大好きで、いろいろ教えてくれました。ちなみに、釣り上げた魚はその場でグリルを使って焼き、食べるんだとか。悔しい…ナビも食べたかった〜
万が一、ナビのように魚が釣れなくとも、事前に予約しておけばランチ(別料金)はちゃんと用意してあるのでご安心を。本日のランチはバラエティに富んだ中華料理で、ビーフンやおにぎりの炭水化物系に、チキンやシーフード、フルーツなどの8品が並びました。好きな時に自由に食べられるので、釣りの合間にみんなで楽しくワイワイいただきました。
※ランチをご希望の方は予約の際にその旨をお伝えください。料金は人数と内容により異なります。
象鼻岩や基隆嶼も見られました!
釣りの合間に、北海岸の名物島である「燭臺雙嶼」や「基隆嶼」、「深澳岬角(象鼻岩景觀區)」も見て回りました。陸からはなかなか見えない島々に大接近し、自然が織りなすその不思議な様を目にして、ナビ一行大興奮!
燭臺雙嶼
金山水尾漁港神祕海岸の沖にある「燭臺雙嶼」。夫婦岩とも言われていて、左の大きい岩が夫、右が妻なんだそう。真ん中に見える小さな岩は最近、妻の岩から落ちてきた一部だそうで、子供が生まれたとも言われているそう。
切り立った崖は間近で見るとど迫力
基隆嶼
和平島のかなり沖にある島。火山島の一つで、優美で滑らかに隆起した島のラインが美しいです。一周すると鋭く切り立った崖を見ることができ、洞窟のようなものも発見。あの中に何があるのか、気になる〜!
ガイドさんによると、数年前までは島に上陸できたそうですが、台風の影響で唯一の港が破損して上陸できなくなっているそう。港の工事が進んでいたので、再び上陸できるようになるのもそう遠くないかも。この島は各国の船舶が基隆港に入港する場合の目標になっています。