台北の町並みを見下ろす、新しい観光コース、故宮博物院まで行けちゃうブルーライン!
こんにちは、台北ナビです。
2017年1月から、台北に新しい観光バスが走り始めました。すでに台北の町をを歩いていて気が付かれた方もいるのでは?でもこの観光バス、ただの観光バスではないんです。なんとこのバスは2階建て!さらに屋根もない、オープントップバス!台湾以外の海外では走っているのを見たことがあるけれど、台湾で走るのは初めて!でも雨が降ったらどうするの?眺めはどうなの?乗るにはどうしたらいいの?などいろいろ気になる!そんな新しい観光バスに、ナビもさっそく乗ってきました!今日は台北のオープントップバスの路線の1つ、ブルーラインの様子をお届けしましょう!
台北駅前から出発!
オープントップバスの出発地点は「台北」駅前。M4番出口を出て、大通り側に出るとすぐバス停がありました。バス停の前(道路と反対側のスペース)では係員がチケットを販売しています。
このバス、始発は「台北」駅ですが、いずれもぐるっとまわってまた「台北」駅までもどってきます。だから出発地点からずっと降りずに1周乗ってもOK(ただし1周した時点で降ろされます)。途中にはいくつかバス停があり、そこで乗り降りすることも可能。チケットはバスでも購入できるようです(現金、カードOK)。チケットには4時間チケット、日中チケット、夜間チケット、2日チケットの5種類があります。半日や昼間だけ、夜だけなど移動時間に合わせて選べます。チケットはレッドライン、ブルーライン共通です(1枚のチケットでどちらも乗車できます)。
<料金>4時間チケット 300元 ※4時間以内乗り放題(18:00まで)
日中チケット 500元 ※18:00まで乗り放題
夜間チケット 400元 ※18:00以降乗り放題
1日チケット 2018年1月21日まで700元/同22日より600元 ※当日乗り放題
2日チケット 1200元 ※2日間乗り放題
<チケット購入先>・サイト
www.taipeisightseeing.com.tw ※ただし中国語のみ
・アプリ(アンドロイド)
・2階建て観光バス
<支払い方法>クレジットカード、現金、悠遊カード
バスの様子は?
バス1階の前方にあるドアから乗ると運転手席の横にチケットリーダーがあり、チケットをピッとリーダーにあわせます。目の前にある狭い階段を上ると、すぐ2階!2階はすべてオープントップということではなく、前半部分には屋根があります。こちらは窓で密封されているので、雨の日や寒い日はこちらに座ってもOK。天井もガラス張りだから眺めは変わらない?通路を進み、ドアをくぐると屋根がない!40席ほどの座席が並んでいます。ちなみにこのバスには添乗員も一緒に乗車。席に座るとどこまで乗るのか聞かれます。降りる予定がないときは「リターン」でOK。
コースは2つ!
コースはブルーライン(藍線)とレッドライン(紅線)の2つ。台北駅から西門町によったあと北に向かい、士林夜市を過ぎ、故宮博物院で折り返し再び同じ道を往復して「台北」駅に向かう路線がブルーライン。一方、西門町によったあと東に向かい、永康街、市政府地区、頂好地区、華山文創園区、そしてまた台北駅に戻ってくる路線がレッドライン。「台北」駅から中正紀念堂までは2つの路線が走る区間です。
それぞれのバスは以下の通り。
<ブルーライン>
コース:台北駅→MRT西門駅→信義林森路口→台北アンバサダーホテル→大同会社→台北市立美術館→MRT剣潭駅→士林官邸→故宮博物院→士林官邸→剣潭駅→台北市立美術館→大同会社→台北アンバサダ-ホテル→台北駅
運行時間:9:00~16:40
運行間隔:40分
<レッドライン>
コース:台北駅→MRT西門駅→信義林森路口→信義永康街口→MRT大安森林公園駅→信義通化街口→松廉松智路口→松寿路口→MRT市政府駅→MRT国父紀念館駅→MRT忠孝敦化駅→頂好市場→MRT忠孝復興駅→審計部→台北駅
運行時間:9:10~22:00
運行間隔:昼(9:10~16:30)40分/夜(16:30-22:00)30分
ブルーラインは昼間のみですがレッドラインは昼間と夜、両方を楽しめます。また運行間隔は昼間40分、夜30分。ブルーラインとレッドラインは約10分違いで出発します。
ブルーラインに乗ってみよう!
それでは今日は、ブルーラインに乗ってみましょう。
ブルーラインなら、こんな観光コースが組めます。
<台北駅<->士林コース>:台北駅から士林夜市への移動、またはその帰り。
<台北駅<->故宮博物院コース>:台北駅から故宮博物院への移動、またはその帰り。
<士林<->故宮博物院コース>:士林駅から故宮博物館への移動、またはその帰り。
でも今日は降りずに一周してみることに。
<台北駅>
●台北駅
「台北」駅の前のオープントップバスのバス停には、すでに列ができていました。これは座れるかな?10分ほど待つと、ブルーラインのバスがやってきました。「ブルーライン?」停留所にいるスタッフに確認。さっそくバスに乗り込みます。席は十分ありました。
<台北駅->西門町>
●西門町
10時20分、「台北」駅前をスタート。まず西へ進みます。北門を過ぎ、次の十字路を左へ。台鉄の線路跡との道路を進むと、東に西門町の繁華街が見えてきます。
北門
<西門町->中正記念堂>
●信義林森路口
西本願寺跡が右に見えたら、左へ。やがて左手に総統府が見えてきます。総統府の正面の道をまっすぐ進み、小南門を過ぎ、そのまま中正紀念堂が右手に見える信義路に入ります。
総統府
<中正記念堂->中山北路>
●アンバダサーホテル
●大同会社
中正紀念堂をぐるっと囲むように進み、中山南路に出たら右へ。台大病院を過ぎ、左手に再び「台北」駅を見ながら進みます。そのまま台北一のメインストリートである中山北路をひたすら北上。
<中山北路-基隆河->士林>
●台北市立美術館
●MRT剣潭駅
花博公園や台北市美術館を過ぎ、基隆河を渡ると正面に圓山ホテルが見えてきます。山の裾をまわるように進むと、士林夜市の玄関駅でもあるMRT剣潭駅に到着。そのまま、夜とはまた様子の違う昼間の士林夜市の街中を進みます。
<士林<->故宮博物院>
●士林官邸
●故宮博物院
士林駅を過ぎ、右に曲がると天母。士林官邸を過ぎ、天母の町並みを過ぎると、自然も豊かなが光景が。
11時25分、故宮博物院に到着。ここまで約1時間ちょっとでした。
故宮博物院
<故宮博物院->中山北路>
●故宮博物院
●士林官邸
●剣潭駅
●台北市立美術館
●大同会社
●台北アンバサダ-ホテル
ここからは、いままで来た道の戻りとなります。
<故宮博物院ー>士林>
<士林->花博公園>
<中山北路>
<台北駅>
●台北駅(終点)
市民大道を過ぎ、次の忠孝東路で右に曲がり、コスモスホテル(天成大飯店)を過ぎ、1つ目の角を右に曲がります。
11時55分、再び「台北」駅にどってきました。場所はMRT台北駅M3出口横。故宮博物院からは約30分、出発地点の「台北」駅からは約1時間30分の観光コースでした。時間つぶしにもちょうどいい時間。
乗ってみて・・・
普段のバスよりも位置が眺めもよく、上に遮るものがないオープントップバス。乗っていると開放感があり、気分もよかったです。目の前にある信号や方向案内板、高架下になぜかワクワク。でもブルーラインに乗ったとき、気温は13度。日が差さないと吹きさらしのオープントップバスは、かなり寒く感じられました。途中で前方の屋根と窓のあるスペースに移動する人も。また逆に夏の季節は上から遮るものがないから、かなり暑くなるのでは?とちょっと心配。
いかがですか?台北に登場した新しい観光手段、2階建て観光バス「オープントップバス」。移動手段として利用しても良し、ただ乗ってバスからの風景を楽しんでも良し。午前中なんとなく時間が余ったから乗ってみるのも良し。1日券や半日券があるので、上手に使えれば役に立ちそう。新しい台北の眺めを是非楽しんでくださいね。以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-02-16