次々に熱気球が青空に舞ってゆく~。まるでディズニーの世界の中に飛び込んだようでした
こんにちは、台北ナビです。今年で4回目となる「台湾国際熱気球フェスティバル」。ナビはず~っと、ず~~っとこの目で見てみたいと思っていたのですが、この度やっと見に来るチャンスを得ました!(パフパフゥ~)ということで、今回は5/30に行われた「熱氣球光雕音樂會」と5/31からはじまった熱気球の自由飛行の様子をレポートしたいと思います。
夜の熱気球は巨大ランタン?音楽とのコラボもあり美しい~♪
海の近くで行われたため風が強い…
2014年の台湾国際熱気球フェスティバルは、5/30~8/10の期間で開催されています。開幕となる5/30には台東海濱公園で、「熱氣球光雕音楽会」が行われると聞いてナビも出かけてみました。会場に到着したのは17時半頃。カラフルな熱気球が立っていて、たくさんの方が記念写真を撮影していました。ニュースによるとこの日、8個の熱気球とレーザービーム、そして音楽がコラボレーションする国際級のパフォーマンスが見られるそうです。会は18時から始まり、空はどんどん暗くなっていき、今か今かと待ち遠しい!ナビ一押しの「比西里岸」の演奏や2012年原band大賞で優勝した「嵐馨樂團」のパフォーマンス中にもハート型の熱気球や台東特製の熱気球が立ち、期待がどんどん膨らみます。期待が膨らみきった時、事件は起きました!!何と、熱気球が次々に倒れていったのです。どうやら、この日は風が強すぎてこれ以上は危ないということから、今回はレーザービームと音楽のみのショーとなってしまったのでした…。
「南王系之歌」、「那魯灣組曲」、「來去台東」という南国らしい心地よい音楽に、2009年「高雄世界運動會」の開幕・閉幕や2013年「台湾舞孃」舞台劇のライトデザインを設計した車克謙さんが担当したライティング!かなり見ごたえがあるショーだったのですが、肝心の熱気球がない…という悲しい結果に…涙。これを受けて翌日の5/31に急遽鹿野高台でのショーを追加したそうで、それは大成功だったそうですよ!(見たかったなぁ…)
「熱氣球光雕音楽会」は6/13、6/27、7/11、7/25、8/10に鹿野高台でも開催されます。(悪天候の際はイベントを中止することもあります)幻想的なショーが見られますので、この時期に台東に行かれる方はお見逃しなく~☆
自由飛行を見るなら早起き必須!
いくつもの熱気球が一斉に飛び立つ「自由飛行表演」はフェスティバル期間中、毎朝5:30から見られます。かなり早起きしないといけないんですね…。でも、こんな朝早くから行われるのには理由があります。それは熱気球を飛ばす際に重要な条件と関わりがあるんだとか。
① 風が適度に吹いていること(強すぎたり、また全然吹かないこともいけません)
② 太陽が昇りすぎていないこと
③ 気温が高すぎないこと
④ 雨が降らないこと
⑤ 熱上昇風が発生していないこと⇒このため日の出3時間程度、日没前2時間程度の時間帯のみフライトが可能
などの条件があるのです。この条件を満たしやすいのが早朝。なので、早起きして朝の新鮮な空気を吸い込んで熱気球を楽しみましょう!!
ナビは台湾好行のバス停の名前にもなっている「公教會館」に宿泊しました
ナビが訪れた5/31だけは朝6:00からだったのですが、それでも台東市内のホテルを5:00に出発しました。こんなに早起きしたのは何年ぶりだろうという感じですが、ずっと心待ちにしていた熱気球のため、頑張りましたよ~。
会場に行くには増便中の「台湾好行縱谷鹿野」利用がオススメ!台東市内から約1時間30ほどで到着します。5時に台東市内の「山線總站」から出発するのですが、鹿野高台に到着するのは6時半頃です。自由飛行が始まると言われる5:30には間に合いませんが、実際熱気球が飛び立つのはその1時間ほど後。ギリギリ見られるというわけなんです。もう少し早くに到着したいと言う方は鹿野付近に宿泊することをオススメします。
増便中の「台湾好行縱谷鹿野」時刻表はこちらから!
ナビオススメ宿泊先はこちら!鹿野にホテルがない場合もホテルが会場までシャトルバスを出しています!!
ひとつの熱気球を飛ばすのだけでも一苦労
自由飛行開始予定の10分前くらいに到着したナビ。高台の高めのところに位置を確保し、その時を待っていました。しかし、全く準備が進みません…笑。まずはシートの上に球皮(エンベロープ)と呼ばれる袋を広げ、バスケットにつけられたガスバーナーの調子を確認するのですが、丘の上までその大きな音が聞こえてきて、眠気もふっとんでしまうほど!確認後はまず、扇風機で袋の中に空気を送り込み、ある程度膨らませます。その後、バスケットを倒し、ガスバーナーを使い、袋の中へ温風を送ります。この作業だけでも10分以上がかかっていました。
ここでナビ、熱気球の近くでその様子を見てみたい衝動に駆られ、熱気球の近くへ行ってみました。ナビの情熱が伝わったのか、今回だけ特別に、準備作業をしているところに入らせてもらえました~!ラッキー♪
軽トラ1台につき熱気球1個分の機材が積まれています
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シートを広げる前に…
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ガスバーナーのチェック!遠くからでも炎が見えます!!
真剣なまなざし
1グループ約5人でひとつの熱気球を立たせていきます。遠くでもガスバーナーの音が聞こえるほど炎が大きいのですが、近くで感じるとその勢いや熱さにうだってしまうようです。しかもこの日はかなり太陽が大きく、何もしないでも汗がたらたら垂れてくるのですが、熱気球に近づくと熱くて熱くて……。バスケットの上のガスバーナーは開きっぱなしだとばかり思っていたのですが、適時ボォ~~っと音を立て、温かい空気を送っていました。その加減はすべてバスケットの中にいるスタッフが見極めていて、逐一周りのスタッフに指示を出していました。ある程度大きくなったらバスケットを立たせ、熱気球も立たせます。無事立つように、そして立った後も倒れないように、周りのスタッフがロープをひっぱったり、身体でバスケットを固定したり…想像以上に大変でビックリ!色んな人の真剣さがあって、このフェスティバルが開催されていたんですねぇ。これを見てしまった後に、飛んでいく熱気球を見ると熱いものがこみあげてきました。(ナビはただ見ていただけなんですけどねぇ…)
熱気球セット♪
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扇風機とガスバーナーで膨らんできました~
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炎とバルーンの向きを調整し…
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アクロバティカルにバスケットへIN!
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毎日20個近くの熱気球が飛ぶこのフェスティバル。固定で飛ぶ熱気球もありますが、日によって飛ぶ熱気球も異なります。公式サイトにはその日にどんな熱気球が飛ぶのか詳しく載っていますのでチェックしてみてくださいね。台湾のバルーンには番号がつけられていて、会場では「何番の○○バルーンが飛びます~」といったアナウンスが流れるので、参考にしてみてください。
詳しくはこちらから!
B-00001台東バルーン(台湾)
原住民の多い台東らしく、赤、青、緑色をあしらっています。真ん中にはちびっこのイラストが描かれています。イラストには台東の自然豊富な様子や子供達が笑って過ごしているところが描かれていて、ほっこりしてしまいます。
(写真左のものです)
B-00002蘭花バルーン(台湾)
蘭王国の台湾をイメージしたバルーン。正直、蘭の花ですと言われなければ蘭だとわかりませんでした(失礼!)。白を基調にしたシンプルイズベストなバルーンでした。
B-00003ハート型バルーン(台湾)
台湾観光局のバルーンはハート型。白と赤の両面で、白の面は観光局のイラストが、赤の面には英語で台東と書いてありました。このバルーンはほぼ毎日飛ぶ予定で、今回の重要バルーンのひとつと言っても過言ではありません。
裏には台東の英語が!
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観光局のこのイラスト、ナビ個人的に大好きです
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B-00006虹バルーン(台湾)
虹バルーンというだけあってカラフルなバルーン。青空にとても映えるバルーンで、ナビはこのバルーンを見た時、ディズニー映画の「カールじいさんの空飛ぶ家」を思い出してしまいました。お気に入りのバルーンです。
B-00007乳牛バルーン(台湾)
台東の人気牧場「初鹿牧場」のバルーンは牛さんバルーン!ちびっこに一番人気のバルーンでした。
(写真左後ろ)
特別招待バルーン
ダース・ベイダーバルーン(ベルギー)6/19までの限定バルーン!ダース・ベイダーの頭部バルーンはとても大きく、存在感もドでかい!!この日一番の人気をさらったバルーンでした。
ここで紹介したのは一部のみ!この他にも国内外のバルーンが登場します。HP上でもまだ告知されていないバルーンもあります。どんなバルーンが登場するのか今から楽しみですねっ!!
飛んで行く様子を写真でチェ~~ク!
言葉で書くより、写真を見てチェックしちゃいましょう♪
仲良く並んでいた熱気球たちが…
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ふわりと軽やかに浮き上がります!
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みんな写真撮影に夢中~
なんと!!三太子が台湾の国旗を持って熱気球に乗り込みました~
と、終盤を迎えようとした時、黒~い熱気球が登場!!
ジャァ~~~ン、ジャァンジャァ~~ジャァジャジャァ~~~ンと音楽を鳴らしながらご登場
卒業の記念に!
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恋人どおしで!
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友達どおしでも♪
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いろんな人が楽しめます |
ずっと行きたかった台湾国際熱気球フェスティバル。最近では台湾のいたるところで熱気球フェスティバルが開催されていますが、やっぱり台東のものは一番規模が大きく見ごたえがあります。そのかわいらしさにシャッターをたくさん切っていましたが、すこしカメラ撮影を休憩して、ゆっくり熱気球が飛んでいる様子を見てみると、なんだか癒されました。ここは現実の世界でないような…ディズニーの描くファンタジーの世界へ飛び込んだような…。早起きしても来てよかった!!と思わせてくれる素敵なイベントです。
また、飛んでいく様子を見るだけでなく、熱気球を自ら体験(有料)できるのも嬉しいですよね。
【熱氣球自由飛空中遊覽-Hot Air Balloon Rides】(熱気球で空を飛びます)
6/14~開始予定
8000元/人(30~45分間)
毎日24人限定
申込電話:02-2794-9569/089-552235/089-552233
【熱氣球繫留體驗-Balloon Tethering Ride】(紐で地面に固定し、熱気球が少しだけ浮きます)
日時:6/1~8/10
午前:05:30~07:30(チケット発売5:00~)
午後:17:00~19:00(チケット発売16:00~)
500元/人(5~7分)
今年は8月10日までの開催です。是非、早起きして熱気球を楽しんできてくださいね!
以上、熱気球の魅力にはまってしまったナビがお届けしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-07-01