安全だと感じられる台湾ですが、ここは日本ではありません
<<知っておくと便利な電話番号!>>>
警察と消防は日本語番号が同じ!
警察 110
救急 119
消防 119
●中国語のできない方は下記へ電話してください。(台北市のみ)
台北市警察局外事科服務中心
02-2556-6007 ※24時間
→台北市警察局外國人服務資訊本局外事警察聯絡資訊
●パスポートを盗難、紛失されたかたは下記へ連絡してください。
日本台湾交流協会台北事務所
02-2713-8000 ※平日9:00~17:30)(領事室内線2100~2102)
0937-043-408 ※夜間・土日祝祭日、24時間)
観光局ホットライン(フリーダイヤル)
0800-011‐765
※中国語・英語・日本語対応、24時間
こんにちは、台北ナビです。
台湾は治安がいい国だと言われています。実際旅行に来た人たちもそう思う人が多いでしょう。
日本に似ている、日本に近い、親日家が多い、こんな理由で、台湾に好感を持つ人たちが増えているのも事実です。が、ここは日本語ではなく、中国語と台湾語が主流の外国。気の緩みから、事故などが起こらないように、ナビが知っている範囲で、安全情報をお届けしたいと思います。
台湾関連の安全情報
台湾へ来る前に一読しておきたい、台湾の安全情報!
PM2.5や鳥インフルエンザに関する情報も、こちらで確認できます。
交通面の安全は?
まず、交通面で日本と全然違うことを発見する台湾。台湾は日本と逆の左ハンドル、右側通行という点以外にも、運転が荒らそうなのは見るとすぐ分かります。
★運転が荒い!
台北市内に入ると、赤信号に変わる寸前まで突っ切っていく車、20cm未満?と思われるほどの車間距離。道路で「歩行者優先」というのは日本だけだと思った方がよさそう。
信号が青になっても左右の安全確認をしながら渡るのは基本中の基本です。
★タクシーがわざと遠回り?
観光客の方でたまに「遠回りされた」と話す方もいます。ナビも台湾に10年以上住んでいますが、タクシーに乗る時は、安心感は抱いていません。
が、先日こんなことがありました。ナビの会社(南京東路一段92号)から富錦街へ行くのにタクシーに乗ったところ、方向的には遥か左の前方なのに、運転手さんは復興北路を越えたところで路地を右に曲がりました。そして、更に右折し、復興北路に出たのです。道が分からない人は、何故小道に入るんだ?とこれを遠回りと思うかもしれません。しかし、台北の道路は一方通行(仁愛路、信義路など)や右左折が出来ないところも多いため、実は慣れた運転手さんは、その時間混んでいる道路も把握しつつ、こういう路地を利用して、器用に迅速にお客さんを目的地まで運んでくれるわけです。明らかに遠回り?と感じた場合は、途中で行き先の住所を書いたものを再度見せたり、200元以上高いのでは?と思ったら、運転手さんの名前や車のナンバーなどを控えておきましょう。ただ支払い時に運転手さんと揉めることはしていけません。ナビは、台湾の友人から台湾で絶対喧嘩をしてはいけない相手は、タクシーの運転手さんだと教えてもらいました。
★タクシーのおつりは必ずチェック!また支払いの際、タクシーで1000元札や500元札を渡した場合は、必ずおつりをチェックしてから降りましょう。特に500元札と100元札は、色も絵柄も似ているので、まず自分が支払う時にもご注意ください。ナビはこの前175元の料金で、500元を渡したのに、小銭のおつりだけくれて、発車の構えになった運転手さんに出くわしました。「すみません、500元渡したんですけど」と言うと、300元が出ました。175元なら100元札が2枚、1枚しか渡してないのだから、500元とわかりそうなものですが…。観光客の方は言葉が通じないということもあるので、100元札と500元札、じっくり確認してからお渡しください。
★夜間のタクシー、(特に女性は)気をつけて!やむを得ずMRTの終電に間に合わなかった場合、特に女性は流しのタクシーではなく、無線で呼んでください。自分ひとりじゃないとか、ホテルまですぐ近くても、もしもということを肝に銘じておいてくださいね。
安全そうな台湾ですが、数十年前はタクシー運転手の日本人女性(大学生)殺人事件、数年前も強姦事件がありました。事は起こってからでは、遅いのです。
●特に女性の方に夜オススメしない場所は以下のところです:
龍山寺付近●台北市内には18の無線タクシー会社があります。
共通サービス電話 0800-055-850
(別料金なし。24時間体制)
※深夜は追加料金が発生します。
夜、飲み過ぎに注意!
夜間タクシーの話を書いたついでに。
台湾では一時期夜店(若者が行くクラブやバー)で、酒に薬を盛り、酔った女性に暴行を重ねていた男性の事件がありました。海外での開放感から、いつもより多めに飲んでしまうということもあるかもしれませんが、こういう場所ではなおさら気を抜かないように。
また、男性も飲みすぎにはご注意を。台湾ではMRTのホームで夜遅く酔っ払って寝ちゃったりしている人などは、ほぼ皆無。台湾の人たちは、そこまでになってしまうのは、みっともないという面子があるから。海外だからこそ、日本人の恥はさらさないようにしましょう。
所持品に注意!
★
スリ知り合いが遭ったことがあります。バスなど混んでいる中、バッグに切り込みを入れ、財布を抜き取るというもの。同じような手口は、夜市などでもあります。
最近台湾でも防犯カメラの設置が多くなったので、痴漢とかもすぐ捕まっちゃいますね。
★ 置き引き
だいぶ前にナビ友がレストランで食事の際に、バッグを椅子に掛けていたら持っていかれたというのがあります。高級レストランだったそうです。
こちらも今は防犯カメラが捕らえてくれるでしょうが、バッグなどは肌身離さず持っているようにしましょう。
★
盗難在住者からは話を聞くことがあります。
観光客も大切なものはホテルのセーフティーBOXをご利用ください。
ただしチェックアウトの際は忘れずにちゃんと持って帰るように。
買い物や支払いの際に注意!
★夜市のおつりを確認!
夜市は路上での販売も多いけれど、暗くて、おつりの確認ができないこともあります。その場合、もしかしたら偽札を渡されているかも。気付かないまま、他のお店での支払いの際に、指摘されることも!
★食事のあとの料金を確認!
台湾のレストランや食堂で食事をし、支払いの際は、必ず各料理の料金やおつりを確認してください。
料金確認は、台湾では恥ずかしい事ではなく、ほぼ全員がやってる当たり前なこと。分からないこと、不明なことはすぐ聞いてみましょう。ナビ友(台湾人)もいつもカウンターで会計の人と一つ一つ確認、間違ってなかったら支払って、「謝謝!」と大きな声でお礼を言って、店を後にします。
★悪徳屋台 ナビでも何回か書いてきましたが、士林夜市のカットフルーツの屋台は、観光客には、少量の果物に高額を吹っかけてくる悪徳屋台があります。
購入前に必ず値段を確認!高いと思ったら、買わないでくださいね。
★ 詐欺
台北ナビ以外のナビだと、絵画や骨董品を買う時に・・・というのがたまにあるようです。日本人は昔ほどお金持ちではなくなってきていますが、まだまだ海外ではステレオタイプの日本人像があるので、高価なお買い物の際にはご注意ください。「玉」などを専門的に扱うお店は、一見さんお断り。事前に予約を入れて、ある程度の知識を持っていくことです。
日本人であることに節度を持って!
親日国の台湾。日本語の通用度も他国に比べて群を抜いています。親切な人々に接し、リピーターになる人たちも多いようです。が、あまりの親切さにずうずうしくなってしまっていませんか?日本ではしないような自分の行動、海外では通用するのかどうか?時々我が身を振り返ることも必要です。台湾は日本に好意を持っている人が多い(=日本人の印象がいい)、そして、日本語がわかる人がとても多い国なので、公共の場での日本語での会話内容、日本人としての行いなど皆さん気をつけてくださいね。
また、台湾は昔日本だった時代があり、日本語を日常語として使っているご年配の方もいらっしゃいます。ご年配の方に「なぜ日本語ができるんですか?」という無知な質問はしないでください。もし台湾のことを調べる時間があったら、歴史についての知識も少し得てから台湾へ来てくださいね。
食の安全も確認!
台湾では近年「食の安全」に関するニュースがよく話題となっています。2013年はタピオカから油、パンが、さらに鍋屋さんも攻撃されました。中でも派手にメディアに取り上げられた「パン○人」は株のインサイダー、「○王」も上場による株主の告発などで、食品成分の問題ではなく、急な儲かり過ぎと不誠実な表示や虚偽広告で消費者を騙していたという点。ナビが思うに、台湾も「出る杭は打たれる」社会なのですね。が、食成分の問題は本当に深刻で、台湾は2011年には、「透析大国」とも言われ、世界の透析治療患者数ランキングで1位でした。政府も食の安全を重視し、翌年には汚名返上。今なおその戦いは続けられています。環境保護運動も盛んで、台湾ではお出掛けに「MY箸」を持つ人は割といるようです。おいしいものがあり過ぎる台湾、「食」の目的で台湾へ旅行に来る観光客が気をつけなければいけないことは、ウェットティッシュなどを上手に使い、あまり冒険しすぎないことでしょうか。食べすぎ?などのために胃腸薬の携帯も忘れないように。
(特に女性の方に)マッサージに注意!
台湾のマッサージの技術は、世界一だとナビ自身は思うのですが、台湾でマッサージを受けて不快な思いをする方もいます。
下の記事を一読ください。
トラブルにあってしまった場合は?
★タクシー内でお金やスマホ、おみやげなどの紛失した場合は
タクシーを降りる時、車内に大切なものを置いてきてしまった・・・ということが、観光客の増加に伴い、増えているようです。
そんな時には、まず以下に連絡!
警察廣播電台(警察のラジオ局・通称:警廣)
住所 台北市中正区廣州街17号
電話 02-2388-0066、0800-000-123
こちらのラジオ局では、毎日一定時間にラジオを通じて、タクシー運転手に遺失物の情報を流しています。良心的な運転手さんは、お客さんの持ち物から携帯に電話をくれ、届けてくれる場合もあります。ナビの場合は、会社の階下まで届けてくれました。そして、台湾の知り合いから聞いたとおり、運転手さんが電話をくれた地点から会社までの大体のタクシー代を「紅包」に入れて、お礼として渡しました。紅包が手元にない場合は、そのままでも大丈夫です。これは、台湾では常識。
ただもう1つ、ナビはまだ新しい一眼レフをタクシーの中に忘れました。警廣を通して数回流してもらいましたが、こちらは見つかりませんでした(涙)
●所持品を紛失した場合(あるいは盗難に遭った)場合は
そのエリアを管轄する分局(警察署)または派出所(交番)に届出を行ってください。
届出を行う際はパスポート等身分を証明するものの提示が必要です。
●事件や事故に遭ってしまった場合は
警察への届出を速やかに行うようにしましょう。特に、事件や事故の当事者となった場合、台湾の法律が適用され、台湾の行政・司法手続に従って解決を図る必要が出てきます。もし、言葉等の面で問題があれば、所属会社や御友人にも連絡し、支援を求めることなども検討してください。
●病気になってしまった場合は
医療機関での治療等を速やかに行うようにしましょう。
公益財団法人交流協会とは
交流協会は日本と国交のない台湾(中華民国)との実務関係を処理するため、外務省及び経済産業省により認可された日本の対台湾窓口機関。大使館と同様の役割を担っています。
交流協会では被害等の状況や要望に応じて、必要な助言や支援等を行っています。特に、旅券が盗難に遭った(紛失した)場合は交流協会で新規旅券等の発給手続を行います。
交流協会では日本人が事件、事故に遭ったり、緊急入院した場合、被害の状況等や要望に応じて、次のような案内、助言、支援等を行っています。
○ 日本語可能な弁護士が在籍する法律事務所リストの提供
○ 医療機関の情報提供
○ 日本にいる御家族への連絡支援
○ 現地警察等への連絡に関する助言
○ 日本にいる御家族が現地に向かう場合の外務省への旅券の緊急発給要請
○ 現地で治療が不可能な場合の緊急移送に関する助言
※交流協会では様々な制約(台湾の法律との関係、交流協会の体制、権限等)があるため、支援に関しては「できること」と「できないこと」があるのでご注意ください(日本の在外公館に準じた形で必要な支援を行っています)。
公益財団法人交流協会台北事務所
住所:台北市松山区慶城街28号 通泰商業大樓
電話:02-2713-8000 (平日9:00~17:30)(領事室内線2100~2102)
0937-043-408(夜間・土日祝祭日24時間)