【第9回大阪アジアン映画祭】上映作品ラインアップおよびスケジュール決定

3月7~16日に開催予定の「第9回大阪アジアン映画祭」における上映作品ラインアップおよびスケジュールが決定しました

各賞受賞結果が発表されました!

写真提供:大阪アジアン映画祭運営事務局

写真提供:大阪アジアン映画祭運営事務局

台湾映画からは下記の2作品が選ばれました!!おめでとうございます。
★ ABC 賞 『おばあちゃんの夢中恋人』(Forever Love)(阿嬤的夢中情人)
台湾/監督:北村豊晴(KITAMURA Toyoharu)、シャオ・リーショウ(SHIAO Li-shiou)(蕭力修)

※当映画祭実行委員会参加の朝日放送により設けられたスポンサーアワード。アジア映画の新作(一部作品を除く) を対象に、朝日放送が最も優れたエンターテインメント性を有すると評価した作品に授与。副賞として賞金100 万円(テレビ放映権として)を贈呈。(ただし、放送用素材製作費を含む)

★ 観客賞 『KANO』
台湾/監督:マー・ジーシアン(Umin Boya)(馬志翔)

第9回大阪アジアン映画祭開催レポートも随時更新!チェ~~~ク♪

オープニング上映『KANO』舞台挨拶に豪華メンバー勢ぞろい!

3 月7日19時から大阪市北区の梅田ブルク7 で、大阪アジアン映画祭オープニング・セレモニーおよびオープニング作品『KANO』の海外初上映が行われました。チケット発売後30分で完売と、ここ数年で一番の注目度の高さを伺わせた今年のオープニング上映!その様子を少しだけリポート!!
写真提供:大阪アジアン映画祭運営事務局

写真提供:大阪アジアン映画祭運営事務局

舞台挨拶では、まずはマー・ジーシアン監督が「まいど、はじめまして。私はマーです。よろしくお願いします」と流暢な日本語で挨拶し、会場を沸かせると、今年で3年連続の来阪となる製作総指揮のウェイ・ダーションさんは「大阪に感謝したい。いつも満席で、我々の映画を観に来ていただきありがとうございます」とにこやかに挨拶。主演・近藤兵太郎監督役の永瀬正敏さんはオープニング作品に選ばれたことへの感謝と喜びを述べたあと「僕の誇りがここに立っています。どうぞ最後まで見守ってやってください」と舞台に勢ぞろいした高校野球部員役の12人に惜しみない賛辞を送りました。また、客席にいる近藤監督のお孫さん3人がサプライズで紹介されると場内からは盛大な拍手が。次に近藤監督の妻を演じ、しっとりした和服姿で登場の坂井真紀さんは「先日台湾で観ましたが、自分が出演しているのに大ファンになりました。早く観ていただきたい」と作品の手応えを語りました。
写真提供:大阪アジアン映画祭運営事務局

写真提供:大阪アジアン映画祭運営事務局

その後、永瀬正敏さんに促され選手を代表して投手役のシャオ・ヨウニンさんが突然挨拶に呼び出されるハプニングも。そこは映画で見せた落ち着きのあるマウンドさばき同様に、見事な日本語で自己紹介を行い大きな拍手が!永瀬正敏さんや坂井真紀さんと親交があり、ウェイ・ダーションさんとも旧知の仲という映画監督の林海象さんは『KANO』の日本語部分の脚本リライトを担当。「本作がヒットしたら、ウェイ・ダーションさんに私の次回作のプロデューサーをしてもらう約束でした。台湾で大ヒットしたので大丈夫ですね」と『KANO』の裏エピソードを冗談まじりに披露。最後に、ウェイ・ダーションさんは「3時間5分と長いですが、トイレに行かせないよう飽きさせない工夫を一生懸命しています」と見所の多さをアピールし、豪華ゲストによる舞台挨拶を締めくくりました。
上映後は、スタンディングオベーションが続く中、ゲストが再び登場し、感動は最高潮に。まさに観客と映画スタッフ・キャストとが一体となったオープニング上映は、ゲストによるお見送りまで行われ、台湾に続き大阪で大きな『KANO』旋風を巻き起こした。

【※※お知らせ※※】

大阪観光局主催で、大阪アジアン映画祭初日のオープニング上映に先駆け、台湾映画『KANO』のゲストや映画祭ゲストがレッドカーペットイベントに登場します。

●日程:3月7日(金)16時~
●会場:JR大阪駅・大阪ステーションシティ5F 時空(とき)の広場

※更に、野球界を代表して、王貞治氏も出演決定!!
◎ゲスト発表

●オープニング上映『KANO』
マー・ジーシアン監督、プロデューサーのウェイ・ダーションさん、主演の永瀬正敏さん、坂井真紀さん
ゲスト追加
黄志明プロデューサー、野球球児役9名(日本人俳優3名、大倉裕真、山室光太朗、飯田のえるを含む)


【コンペティション部門】
●甘い殺意
監督:リエン・イーチー

※登壇日予定変更:3/15(土)→3/8(土)(お気を付け下さい。)


【TAIWAN NIGHT】
●一分間だけ
チェン・フイリン監督、チャン・チュンニンさん、ピーター・ホーさん、池端レイナさん


【台湾:電影ルネッサンス2014】
●戦酒
監督:ピーター・タン

●上から見る台湾
監督:チー・ポーリン

●おばあちゃんの夢中恋人
監督: 北村豊晴、シャオ・リーショウ

◎コンペティション部門国際審査委員決定

①ユージン・ドミンゴさん
昨年の東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞、フィリピンを代表する女優。OAFF2014特別招待部門作品『インスタント・マミー』主演。

②トム・リン監督
代表作『九月に降る風』『星空』(OAFF2012出品作)

③ヤン・リーナー監督
ドキュメンタリー『老人』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で優秀賞を受賞するなど、国際的に評価されている。OAFF2014特別招待作品部門『春夢』監督

※今後新たなニュースなどが入りましたら、こちらの【※※お知らせ※※】欄に随時UPしていきます。ご期待ください。

「第9回大阪アジアン映画祭」における上映作品ラインアップおよびスケジュール決定!!

3月7~16日に開催予定の「第9回大阪アジアン映画祭」における上映作品ラインアップおよびスケジュールが決定しました。

作品本数は、コンペティション部門11 本、特別招待作品部門12 本、特集企画19 本(うち、6 本はコンペティション
部門または特別招待作品部門と重複)、インディ・フォーラム部門7 本の計43本(うち、世界初上映8本、海外初上映9本、日本初上映10本)を上映いたします。上映作品の製作国は、中国、香港、中国=香港(合作)、台湾、台湾=ミャンマー、台湾=日本、韓国、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、アメリカ、ドイツ、日本の13の国と地域にのぼります。

下記、台湾映画の作品紹介及びスケジュールを抜粋し記載いたします。

上映スケジュールは公式ホームページよりご確認ください。
チケット販売は2月15日(土)10:00~開始されます。詳しくは下記公式ホームページよりご確認ください。

【コンペティション部門】

『甘い殺意』(Sweet Alibis/甜蜜殺機) ≪海外初上映≫ 
2014 年/台湾/監督:リエン・イーチー(連奕琦/LIEN Yi-chi)

やる気満々の新人女刑事が組まされたのは、なんと捜査よりオンラインデートに夢中という腰抜け刑事。『運命の死化粧師』の監督リエン・イーチーの第2作。女優・歌手のアリエル・リン、人気若手スターのアレック・スー主演のミステリー喜劇。ドラマ「五月に降る雪」のマット・ウーも共演。

【特別招待作品部門】

『KANO』(KANO) ≪海外初上映≫≪オープニング作品≫ 
2014 年/台湾/監督:マー・ジーシアン(馬志翔/Umin Boya)
出演:永瀬正敏、坂井真紀、大沢たかお、伊川東吾
写真提供:果子電影(台湾)

写真提供:果子電影(台湾)


日本統治下の台湾、地元の嘉義農林高校(嘉農=KANO)の野球部に、日本の松山商業の鬼コーチがやってきた!無名の弱小チームが台湾代表として甲子園優勝を目指す奮闘を描いた熱血青春群像劇。日本人、台湾人、先住民がそれぞれの長所を生かし、決勝戦まで勝ち進んだ快進撃は、台湾野球振興の原点となった実話。一昨年の観客賞受賞作『セデック・バレ』の監督&俳優コンビが、製作総指揮&監督としてタッグを組み、永瀬正敏ら豪華俳優陣を迎えて描き上げた注目作が、海外初上映としてオープニングを飾る!
『アイス』(Ice Poison/冰毒) ≪日本初上映≫ 
2014 年/台湾・ミャンマー/監督:ミディ・ジー(趙德胤/Midi Z)

貧しさに耐えかねた農民の父子が山を下り、親戚に金の無心に行くが……。昨年のインディ・フォーラム部門上映作『貧しき人々』の監督が、今年は特別招待作品部門に堂々凱旋! ベルリン国際映画祭でも上映!
『一分間だけ』(A Minute More/只要一分鐘) ≪世界初上映≫≪TAIWAN NIGHT 作品≫
2014 年/台湾・日本/配給:ティ・ジョイ/監督:チェン・フイリン(陳慧翎/CHEN Weiling)

原田マハの同名小説を基に、台湾を舞台に映画化。チャン・チュンニン、ピーター・ホーを主演に迎え、池端レイナらが脇を固める。監督は台湾の新鋭女性監督チェン・フイリン。“働く女性”と“愛犬”の切ない愛の物語。
(c)3NG FILM

(c)3NG FILM

『失魂』(Soul/失魂) ≪関西初上映≫ 
2013 年/台湾/監督:チョン・モンホン(鍾孟宏/CHUNG Mong-hong)
突然倒れて意識不明になった男(ジョセフ・チャン)が、人里離れた山中に暮らす父親(ジミー・ウォング)のもとに運ばれる。男は意識を回復するが、凶暴な別人格に取り憑かれていた……。2013 年台北映画祭でオープニングを飾り、4冠に輝いた注目作。

【特集企画】

≪台湾:電影ルネッサンス2014≫
10本(うち、4本はコンペまたは特別招待作品部門と重複)
台湾文化部、台北駐日經濟文化代表處 台北文化センターにご協力いただき、台湾映画の“今”を感じることのできる作品をラインアップ。近年良質な作品を多数生み出している台湾映画から、選りすぐりの作品を上映します。また、<台湾語映画、そして日本>と題した画期的な小特集にもご注目ください。

1.『一分間だけ』※特別招待作品部門でも上映。TAIWAN NIGHT作品
2.『KANO』※特別招待作品部門でも上映。オープニング作品
3.『アイス』※コンペティション部門でも上映。
4.『甘い殺意』※コンペティション部門でも上映。
5.『戦酒』(Battle Spirit/戰酒) ≪日本初上映≫
2013 年/台湾/監督:ピーター・タン(唐振瑜/Peter TANG)

中国大陸に近接する台湾の金門島。国共内戦の最前線として長年、砲撃の嵐にさらされたこの小島から、現在の台湾を代表する名酒・金門高粱酒が生まれた。その知られざる背景を追ったドキュメンタリー。
(c)Taiwan Aerial Imaging, Inc.

(c)Taiwan Aerial Imaging, Inc.

6.『上から見る台湾』(Beyond Beauty, Taiwan from Above/看見台灣) ≪海外初上映≫ 
2013 年/台湾/監督:チー・ポーリン(齊柏林/CHI Po-lin)

台湾の「國道新建工程局」職員として、長年航空写真を撮り続けてきた監督が、全編空撮で台湾の今を見つめたドキュメンタリー。名匠ホウ・シャオシェン製作。台湾でミラクル大ヒットの話題作!
[小特集:台湾語映画、そして日本]
1960 年代を中心に、台湾では台湾語映画が一世を風靡していました。しかし、その製作母体は零細企業が多かったため、原版や資料がきちんと保存されておらず、幻の作品群と化していました。近年、当時のプリントを発掘・修復する活動が一定の成果を収め、今回『温泉郷のギター』の海外初上映が実現しました。当時の台湾語映画へのオマージュである新作と、日本統治下の台湾で撮られた貴重な短編記録映画も上映します。
7.『おばあちゃんの夢中恋人』(Forever Love/阿嬤的夢中情人) ≪日本初上映≫
2013 年/台湾/監督:北村豊晴(KITAMURA Toyoharu)、シャオ・リーショウ(蕭力修/SHIAO Li-shiou)

1960 年代。“台湾のハリウッド”と呼ばれた温泉地・北投(ベイトウ)で、台湾語の映画作りに夢をかけた人々がいた。
古き良き時代の映画人たちの青春の日々を、笑いと涙たっぷりに描くコメディ! 監督はOAFF2011『一万年愛してる』で観客賞受賞の北村豊晴。
8.『温泉郷のギター』(Guitar at Hot Spring (unofficial title)/温泉郷的吉他) ≪海外初上映≫
1966 年/台湾/監督:チョウ・シンイー(周信一/ZHOU Xin-yi)

温泉郷で流しの歌手として働く元やくざの男が、旅館・玉川園に押しかけた借金取りを追い払う。北投温泉で撮影された全編台湾語作品。当時の台湾映画界は日本映画の影響を強く受けており、本作も『ギターを持った渡り鳥』(小林旭主演)に似ている。今回の上映は、国内の映画祭で初めて台湾語映画に焦点を当てた画期的なもの。台湾の国家電影資料館発掘所蔵作品。

9.『台中州高砂族の内地観光』(Taiwanese Natives in Taichung Go to Japan (unofficial title)/台中州高砂族内地観光)
1936 年/台湾(日本)/14 分/サイレント短編ドキュメンタリー/監督:HO Kee-ming(何基明)

台中の山奥に暮らす先住民(高砂族)が、日本に観光旅行に出かけた際の記録映像。台中から台北、基隆へと列車で移動し、そこから船で神戸へ。そして阪神電車に乗って大阪に行くまでを追う。

10.『台北の女学生』(Female Students of Taipei (unofficial title))

1940 年頃/台湾(日本)/18 分/サイレント短編ドキュメンタリー/撮影者不詳
日本統治下の台北の女学校の様子を記録したフィルム。おそらく、教師が撮影したものと思われる。女学生たちの日々の様子や、日本に旅行にやってきたときの京都や鎌倉観光の様子などが収録されている。

一部画像&情報提供:大阪映像文化振興事業実行委員会 大阪アジアン映画祭運営事務局

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-02-26

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