先日、台中市南屯區の老街にある「萬和宮」前広場で、伝統的な迎娶の仮装行列のイベントがありました。この日の新郎新婦です。(どちらも女性)
このイベントは、台中市南屯区体育課主催のイベントで、ダンスや太極拳、健康体操等を行っているグループの人達が参加して、仮装行列に参加しています。区長も一緒に記念撮影。
この日の為に集まって練習した龍舞部隊も参加。まずは、萬和宮にお参り。
龍舞部隊が広場でパフォーマンス。右へ左へ、上に下へと、活き活きとした龍の動きを表現。
青竹(根っこ、葉っぱまで)を担いだ人が行列の先頭を歩きます。青竹は貞節を表し、竹の先の豚肉は、花嫁道中の途中、魔物が来たらこの肉を身代わりに与えるためのもの。
鶏の仮装をした人も。もともとは生きた鶏が、行列の前を行き、「コケコッコ~」と花嫁が通ることを知らせたそうです。台湾には、「嫁鶏随鶏、嫁狗随狗(鶏に嫁に行ったら鶏のように生き、狗に嫁に行ったら、狗の生活に従う)」があります。
後ろには200人くらいの婚礼道具を運ぶ人たちの行列が長々と続きました。現代には無い花嫁行列。仮装といえども、なかなか面白いイベントでした。