台北ナビオリジナルツアー第2弾「油桐花ツアー」が開催されました!
こんにちは、台北ナビです。五月の雪として人気の「油桐花」を堪能する旅が、5月4日に開催されました!例年よりも開花が早いという予想を反映し、当初の予定を前倒しで開催したツアーでしたが、それでも少し間に合わず、出会えた「油桐花」は予想よりも少なめ…(涙)しかし、偶然にも台湾の蒸気機関車CK124が見られたり、ラッキーなこともありました。
台北駅東三門に集合で~す
週末にもなると人でい~っぱい♪
台北駅に集合といえばこの「東三門」。バスが一時停車できることから、ツアーでの集合はここがおなじみなのです。ということで、他社の旅行社もここを集合場所としているところが多く、当日もかなりの人出でした。台湾の方達も旅行が好きなんですねぇ。さて、ナビのツアーではオレンジの旗が目印!そして、駅構内でナビスタッフとガイドさんが、セブンイレブンの向かいにある高鉄切符売り場の前辺りで待っていました。今回のお客様も皆様集合時間よりも早めに到着していただきました。さすが日本人、時間には正確です!
バスから見える油桐花!あぁ、近くで見たい~~
バスは一路苗栗の三義へ向かいます。途中、車内から遠くに白い花が見えて、「あっ!油桐花がいっぱい♪」と歓喜の声をあげてしまいます。一週間前が見ごろと言われていましたが、実は間に合っちゃうんじゃないの?と淡い期待を胸に膨らませました。そして、なぜかいつも混雑する桃園空港付近の渋滞がありません。というのも2013年4月に新しく通った「五楊高架」を走っていたおかげで渋滞知らずだったんです!かなり高い位置に作られた「五楊高架」。高所恐怖症のナビは少し怖かったのですが、ナビスタッフの周さんは景色がいいねぇ~と新しい道路を楽しんでいました。
予定よりも30分ほど早く最初の目的地である「龍騰断橋」に到着したナビ一行。いざ観光といきましょう!ナビは龍騰断橋の前を何度か車で通り過ぎたことがありましたが、正直通り過ぎただけなので、きちんと見ていませんでした。今回は早めに到着できたのでじっくり散策できましたよ。龍騰はその昔「魚藤坪」と呼ばれ、戦後「龍騰」に改名されました。1908年に台鉄が縦貫線を全線開通させた時に赤レンガのアーチ橋が作られましたが、1935年に発生した大地震でこの橋は崩壊。昔は道路も整備されていなかったため、雑草に埋もれた橋だったのですが、最近では整備も進み、三義の観光スポットとして再びスポットを浴びています。1999年の921大地震でも更に一部が崩壊したため、「九二一震災紀念物」としても保護されています。
詳しいガイドを聞いた後、一同自由散策の時間です。奥にはもうひとつ断橋があるというので散歩をかねて歩いてみると、こちらの橋の方が樹に浸食されていて趣きがありますね。ここから1938年に新しく作られた鉄橋も見られます。新旧のコントラストがまたいい!でも、そのルートも今では廃線となり、2010年からは旧山線と呼ばれ、年に何度か観光用鉄道が通るだけ。蒸気機関車が通る際にはここから写真を撮る写真家も多く見られるそうですよ!
レトロ駅「勝興駅」でCK124に出会った~♪
駐車場から勝興駅まで歩いて約10分。山の上の方に油桐花が見えています。満開の油桐花を夢見てテクテク歩くと蒸気機関車のポ~という音が聞こえてきました。実はこの日、偶然にもCK124が走るらしいと聞いていたナビ。興奮で線路が見える場所まで走ってみましたが、ポ~の正体はミニ蒸気機関車…。え~ん(涙)蒸気機関車を見たいという逸る気持ちを抑え、勝興駅へ歩を進めます。勝興駅は1916年、日本技師によって建築されたノスタルジックな駅舎で、釘を1本も使わないで造られました。また、台湾で一番高い標高(402.326m)にある駅としても有名で、記念碑も建てられています。今では観光列車が走る時のみ復活再開しています。三義を代表する観光名所となった勝興駅は平日でも観光客が詰め掛けます。それに加えこの日はCK124が走るとあって、鉄っちゃんらしき方々が大きなカメラを抱えて今か今かとCK124の到着を待っていました。ナビはCK124が来るまでまだ時間があったので、廃線を「スタンドバイミー」気分で歩いてみました。その時思いだしたのがチェンボーリン主演の「五月の恋」。たしか三義に五月の雪(つまり油桐花)を見に来たはずだけど、どこでロケをしたのかな…。うぅ~ん、見つからない(涙)。もう一度映画を見てみて、来年は絶対ロケ地を見つけるぞ~!
樟脳工場が16個あったので昔は十六份駅と呼ばれていました
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老街では簡単なご飯が食べられます
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そうこうしている内にCK124が入ってきました。蒸気機関車としては比較的小型だと言われているCK124ですが、風格十分!初めて見る蒸気機関車にナビはシャッターを切り続けました。CK124を見られて良かった~。と思っていると集合時間。あれ?油桐花が見られるって聞いていたんですが…。どうやらナビ達が訪れた一週間前くらいが見ごろだったらしく、その時には廃線と咲き乱れる油桐花で見事な風景だったらしいのですが、当日は…。来年は絶対リベンジします!
写真のためなら大きな荷物もいとわない!
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写真に収めようとする人達でいっぱい!
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キターーー!
車内から写真を撮影したり、手を振ったりしていました~
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蒸気機関車に普通列車をつなげているのが台湾流
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創作客家料理でお腹い~っぱい!
廃線のすぐ横にあるのが「喆娟夢田」
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近くには油桐花も見える~!
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現代的な建物
オーナーの夢の園です
今回は台中在住ライターさんオススメレストランである「美濃客家菜」のオーナー邱さんが、自分の夢を叶えるためにオープンした「喆娟夢田」にやってきました。高雄、台南、台中で7店舗もの客家料理のお店を切り盛りするパワフルな女性である邱さん。実は台中在住のガイドさんの家と邱さんのおうちがご近所さんどうしであることから邱さんの秘話を教えてもらいました。旦那さんの女性問題で離婚をした邱さん。でも離婚後旦那さんの生活を心配した邱さんさんはお店をひとつ旦那さんにプレゼント。太っ腹過ぎる!その後もお店で雇うのは、基本的にシングルマザーかシングルマザーの育てた子供達。離婚女性に就職の機会を提供しているんですね。また貧しい子供達のために給食費を援助したりと公益活動にもご熱心!そんな邱さんの人柄はもちろんのこと、その料理のおいしさでお店はいつも大繁盛。ナビ一行が伺った時も満席御礼状態。肝心のお料理も創作客家料理といった具合でご飯が進む!なのに、盛り付けが美しいのが嬉しいです♪朝早くの出発で少し疲れが見えてきたナビ一行でしたが、おいしいご飯を食べると元気回復!まだまだツアーは続きますよ~。
木彫老街で油桐花に出会うはずだった…
三義は木彫の街として有名で、日本統治時代には特に日本人に三義の木彫が好まれたそうです。今回ナビ一行は木彫博物館近くの老街にやって来ました。この奥に「四月雪小径」と名付けられている歩道があり、多くの油桐花が見られるそうなんです。意気揚々歩き始めたナビ一行でしたが、歩けど歩けど油桐花が見られない。前からやってきた人に「すんごく遠くに1本だけ咲いていたよ」と言われ、歩き続けるのを断念。今回のツアーの日程も当初予定していたものより前倒しで決行したのに、それでも間に合わないなんて…。自然ってとってもスケジュールが読みにくい。だから美しい景色を見られた時の感激はひとしおなんだろうなぁ…。来年は絶対油桐花のじゅうたんを見に来るぞ!
お~!小雪が降った感じ?
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遠くの方でまだ咲いている油桐花を発見!でも…遠すぎ~
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これが一番きれいに撮れた油桐花!来年はもっと多くの油桐花を見に来たいと思います
アフタヌーンティという名のビュッフェ♪
泰安温泉は最近敗犬女王などのロケ地として多く使われていて、台湾国内でも人気の温泉地。特に我可能不會愛你(日本語名:イタズラな恋愛白書~In Time With You~)のロケ地に使用されてからは「泰安觀止」が注目の的です。今回のツアーでも「泰安觀止」に立ち寄りました。足湯&ビュッフェ組と露天風呂組に分かれていざ温泉を楽しみましょう!ナビは露天風呂派♪水着着用しなければならない露天風呂とその奥に男女に分かれて裸で入ることができるお風呂があります。ナビにとって泰安温泉は台湾一肌に合う温泉!無色透明で、浸かってすぐはさらっとしていますが、10秒ほど温泉に浸かると何だか美容液に浸かっているかのように肌に浸透していきます。もうお肌はツゥ~ルツゥルッ☆足の裏の角質も取れてしまったような…。泰安温泉は通称美人の湯と呼ばれるのですが、ナビ的には「美容液温泉」。あぁ、この温泉のために移住したい!と思ってしまうほど大好きな温泉です。足湯&ビュッフェ派の方々は、ビュッフェでもがっつり食べたそうで、楽しんでいたご様子。帰りのバスの中では満腹&温泉の効果で多くの方が舟を漕いでいらっしゃいました。
先ほどお腹いっぱいになったと思ったけど、ここでも満腹りんになるまで食べたそうです!
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入浴派は水着を着て温泉を楽しみました♪
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肝心の油桐花の満開には間に合わなかったけど、蒸気機関車や客家料理も楽しめて、温泉にもゆっくりつかれて満足な一日でした。お1人様やご夫婦、親子、ファミリーなどなどどんな形態でもみんなで楽しめるのが台北ナビのオリジナルツアーです。旅で色々な方と仲良くなりおしゃべりできるのも楽しいんですよね!台北ナビオリジナルツアー、次回は離島ツアーを予定しています!マンゴー狩りやライチ狩りツアーもあるし、まだまだナビオリジナルツアーから目が離せませんよ~♪
以上、油桐花が舞う中で、記念写真を撮りたいナビがお届けしました。