悲歓歳月人文茶館@台中
にぎやかな台中市内の一角に、ひっそりとたたずむ茶館があります。ビルの谷間に埋もれるような日本時代の小さな老家屋です。
当時の間取りそのままに、二人掛けのテーブルや座卓などがかわいらしく配置されています。
こちらでは、茶葉が入った一人分のお茶碗に自分でお湯を注ぐやり方。これなら普通の茶芸館のように、誰かがいつも気を使って淹れてなくてもいいのがウレシイ。
廊下の奥にはちっちゃな坪庭。よく見るといろんなシダ類が植えてあります。
一番奥に、畳一條半ほどのとても小さい部屋がありました。かわいい花柄のトラ枕がクッション。
外が見える席で、「碧螺春」というお茶の葉を砕いてアイスティにしたのをいただきました。お茶請けはカップケーキが2個。ほんのり暖かいケーキにすっきりしたアイスティがよくあいます。
窓の外の喧騒がうそのよう。数十年の時間が止まってしまったかのような不思議な気分になりました。
【基本情報】
台中市西区大全街29號(林森路との交差点)
電話:(04)2371-1984
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-06-13