緑一色の博覧会、宜蘭へおいしい空気を吸いにいらっしゃいませんか?
こんにちは、台北ナビです。
2012年3月31日(土)~5月20日(月)、宜蘭県の「武荖坑風景区」にて、「緑色博覧会」が行われます。今年でなんと13年目。大きな宣伝はなく、宜蘭県民たちが、自分たちが住む大地の自然を満喫し、のんびりゆっくりいこうよというテーマで県内で静かに始めたのがそもそもの発端だったこの、「緑色博覧会」。地味に開始して、県民たちだけで春の宴のごとく緑を愛でていただけだったのが、13年も続けてられてきたこと、また時代の流れが環境保護やエコになってきたことなどで、ここ数年台湾国内で徐々に注目されるようになってきました。
亀山島と海の渦を表しています
13年目のテーマは?
今年のテーマは、「有機新宜蘭オーガニックIn宜蘭」と名付けられました!「生活、生態、生産」の3局面から、「体験学習、レクリエーション、観光、遊び」の4大テーマを展示しています。
今年はも昨年に引き続き12カ所の見どころを作りました。「武荖坑風景区」という美しい大自然の中に、大型の展覧館を作り、様々な展示品を並べたり、「竹、稻草、石、稻穀、漂流木」等の自然素材でアートを表現したり、リサイクル材を各所で使用しているのも今回の「緑色博覧会」(以下、略して「緑博」)の特徴なのです。
園内には、体験エリアもたくさんあります。稲の苗を植えた後、収穫して脱穀もできます。アートエリアでは休息もでき、動物に触れたり、DIYなど手作りコーナーが各所に多種類あります。5階建ての高さのアドベンチャーも楽しむことができ、従来の散歩しながら緑だけを楽しむ博覧会が、今回は至るところで参加型となっています。体験コーナーでは、お茶を揉んだり、キノコを収穫したり、宜蘭の農産品の加工を手伝ったりもできます。
体験学習では、今年は8項目を予定しています。野菜農園やカボチャの絵描き、野菜採りなどで野菜に関する知識を増やすことができます。金、木、水、火、土の內經五行理論に基づき、食物、音楽、園芸、スポーツ、香り、ロハスを結合させ、六大リクレーション法則を打ち立てました。東方と西方を合わせた養生概念の「養生庭園」や內經五行の養生の秘訣への理解も含めます。
また、自然の素材を使った創意あふれるアート作品、たとえば、芝生上の芸術作品や「蓋亞(Gaia)的饗宴」と名付けられた作品、「漂流木蘋果、植生蛋糕、流動咖啡杯、消波塊肉粽、水泥電線桿筷子、廢輪胎甜甜圈」などの作品。廃棄物を再利用して作成したアート作品など、再生の力によって新しいものに生まれ変わった作品の数々が大地とコミュニケーションとしているように見えます。
アドベンチャーを楽しんでみませんか?
1、水田の中で米の文化を知る
園内の一番奥にあって、見ごたえがある「你農我農宜蘭緑色市集」エリア。ここでは、台湾の農業生活が体験できます。皆裸足になって、水田で稲を植える体験をしてみましょう。すぐ横にきれいな水が流れていて、足を洗うのも楽しそう。
休息指数をはかる
広い園内の各所に、アーティストによる椅子などの芸術品があります。これらは鑑賞するだけでなく、寝そべってみたり、一緒に遊ぶこともできるんです。
左の方に大きな椅子があります、実際には座れませんが、歩き疲れたら休みながらゆっくり行きましょうね、ということを表しているそうです
動物と遊ぼう
子供たちは動物と触れ合う体験をすることができます。
工場空間
絶滅の危機にある北極クマ
ここでは二酸化炭素利用の他に、リサイクルについて学ぶことができます。生活の中の小さな一部分から、私たちも地球を助けることができるんですよ。
緑の歩道
武荖坑では渓谷の近くに銀柳、かぼちゃ、トマト、ハーブ、風車の綠の歩道を作りました。田園風景に春のロマンを感じます。かぼちゃは20種、トマトもたくさんの種類があって、とてもおもしろいトンネルです。
緑市場
園区内には、カフェコーナーもあります
地球のためと、当地の食材を販売しています。宜蘭県で厳選された農漁の特産品と新鮮な食材がここにずらり。
健康的な食事は、環境保護にもつながります。
その他情報
http://www.greenexpo.e-land.gov.tw/
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-03-02