意外と知られていなかった!このホテル周辺の驚くべき名所と便利性!
こんにちは、台北ナビです。とってもおしゃれなホテルなのに、旧市街に位置し、なぜこのロケーションを選んだろうと、ちょっと不思議がられるホテル「城市商旅」。英語名はシティスイーツと言います。この英語名も、聞いただけではきっと東区か信義区にあるに違いない!なんて思ってしまいますよね。中身は確かにシティの香りがいっぱい。が、外に出てみると、アレ?下町じゃないですかって。が、この周辺、歩いてみるとなかなか興味深い!おもしろい!お宝発見のブラブラ歩きとなりました~。
まず、同線上で
ホテルを出て、まず左、右?左の方へずっと行って、中山駅周辺で食事や買い物なんて方がほとんどでしょうが、ナビはこういう方たちに喝!!左に行くなかれ、右か後方へ向かいましょう、と言いたいです。そこにはディープな台湾が皆様をお待ちしております。どれだけディープかって、実はホテルのすぐ左にもあるんですよ。ディープの証明が。このお店は「小春園」といって、100年老舗の「滷味」(醤油や秘伝のスープなどで煮込んだおつまみ)の店。こんな近くに百年級の老舗店があるなんて!さすがこのエリアならでは。おそらくここの食べ物はほとんど持って帰れないので、ホテルの夜食にでも買ってみるのはどうでしょう?「滷味」は台湾小吃の代表格でもあります。ビールのおつまみとして「鴨舌」を食し、うまいと感じたアナタはすばらしい!
「小春園」住所:台北市南京西路149号
電話:(02)2555-5779 営業時間:11:00~22:30 休業日:無休
カード:不可
中華菓子もこの周辺でどうぞ
ホテルの右には「生元薬行」という漢方薬の店があります。これも、このエリアだからこそ。有名店なので、必要とされる方はぜひどうぞ。延平北路二段の信号を渡ったら、ナビはここを右に折れました。歩いて行くと桃パンで有名な「十字軒」があります。ここも下町のお菓子屋さんにふさわしく、中華菓子はほとんど網羅。しかもパイナップルケーキもあります。ここでもお土産がそろいますねえ。お菓子は一個ずつから購入可、マントウだって5個入りで袋に入ってますが、バラ売りもしてくれます。
カラスミならここ
さて、延平北路二段の「十字軒」のちょっと手前の最初の路地が市場っぽいので、迷いこんでみます。左前方に見えたのは、「烏魚子」と書かれたカラスミ形の赤ちょうちん。おいしそうなカラスミの模型が並んでいます。カメラを構えてると、おじさんが「いらっしゃい、どうぞ」と呼んでくれました。笑顔にひかれ、中に入らせてもらい本物の「カラスミ」を拝見することに。光沢のあるきれいな色!上等品というのが一目でわかります。こちらは創業1915年、今は4代目がお店を担っています。日本からの常連さんも多いそうですよ。問屋価格なので、いいものがお安く入るところといえば?もうカラスミを買うならココに決めて!とナビは叫びたくなりました。
フカヒレ 小950元、一枚の大きいのも1000元。
スープ入り1200元、スープのみ300元
貝柱:小粒800元・大粒1000元/300g 箱入り1200元
玉井マンゴー:250元/一袋(たぶんドライマンゴーの中では一番美味!)
「永久号」住所:延平北路2段36巷10号
電話:(02)2555-7581
営業時間:8:00~18:00
休業日:無休 カード:不可、日本円可 日本語:OK
さあ、迪化街へ
カラスミの店をでて、左に折れると永楽市場の裏にあたりました。市場の周囲には台湾小吃の店がたくさんあって、どこも人がいっぱいでおいしそう。どこにしようかな。路地に「老媽的店」という麺の店があるのを発見、人の混み具合からよさそうと思って入ってみました。他の2組と合席に。「炸醤麺」が40元。普通台湾の人たちは、スープ無し麺には、別にスープを頼んだりするのですが、ナビは今日これだけで。シンプルでおいしかったです。他にも乾麺やゴマソースの麻醤麺、ザーサイ肉麺、ワンタンとかの各種スープ、小菜は30品ほどありました。こういう庶民の店は、どれを食べてもほとんど外れません。
「永楽市場」
1Fは市場で2Fは布市場です。1Fでナビがおすすめしたいのは、林合發油飯と三發というどちらも老舗の店、林さんの方は台湾の人たちが赤ちゃんの満月(生後一ヶ月)に必ず食べる油ご飯で有名な店。それ以外にも中華菓子もありますが、大体お昼までに売り切れちゃって午後はほとんど開いてません。三發はにくまん、あんまん、マントウなどの店。日本人には緑豆の餡が入ったうさぎまんが大人気だそう。2Fは台北一の布市場、クッションカバーやテーブルクロス、チャイナドレスなどオーダーメイドもできます。
杏仁名物は?
市場の外にある「豊茂」(たぶん看板は右から読むのだと思いますが)という店でちょっとスイーツを食べてみました。「杏仁露」35元という杏仁ゼリーにカキ氷と蜜を掛けたもの。ここでは紅豆や緑豆のスイーツもありました。暑かったので、さっぱりしたけど、杏仁の味がちょっと物足りない。ここよりも市場裏口の米苔目店の横にある「杏仁茶」の方が、ナビとしてはおすすめです。
縁結びの神様
さて、乾物街の入口には、「城隍廟」という、縁結びの神様で有名な廟があります。かなりのご利益があるというので、海外から来る人も多いそうですよ。シティスイーツに泊まったらここは徒歩圏内。便利ですねえ。
ここでは、お願いをして叶えば、お礼もしなければいけません。台湾ではお礼として婚約のときに新婦側が配るお菓子を送ってくる人が多いそうで、神様の前には、クッキーの箱が積まれていました。
迪化街の品々
中華食材、漢方、乾物、お茶などの店が並ぶ迪化街。キクラゲや干しシイタケ、干しエビは日本より安いですね。花茶もおすすめ。バラや菊、ラベンダー、カモミール、水連、ハイビスカス…それぞれ効能があるので、お店の方に聞いてみてくださいね。お土産にも適しています。
参考記事:迪化街(地元住民が案内するオススメ店めぐり)
花茶をもっと知ろう!
初期西洋料理レストラン
民生西路を右に折れてみましょう。ここもずっと乾物、漢方、中華食材などの店が続いています。いろんな匂いが混じった迪化街。買い物に来る人たちは、これで購買意欲がそそられるのでしょうか?というのも、ナビは最初迪化街へ来たとき、すごい匂いがする街だなあ、ここで働いている人は毎日この匂いの中で生活してるんだと変に感心してしまいました。が、何回か来ていると、なんとなく、街の匂い=台湾の下町の匂いような、妙に懐かしいような気も。今では、ここの付近へ来るたびに新しい発見をしています。今日もお土産に最適なカラスミのお店を発見したし!
さて、重慶北路に着く手前の右側には、「波麗路(ボレロ)」という昭和初期のような台湾で最初の洋食レストランも健在でした。おじいちゃんおばあちゃんたちが若かりし頃のデートスポットだったと聞きます。牛タンステーキが有名で、店内はほんとにレトロ。
かつてはお茶の街でした
重慶北路を右に曲がると、前方に公園が見えてきました。ここは、茶葉公園といいます。なんで?というと、昔ここはお茶の倉庫のような場所だったそう。中南部の茶葉畑から集結した茶葉がここで梱包され、各地或いは海外に送られていたのです。その昔の茶葉駅(と、近くのお茶やさんたちはいいます)を記念して、茶葉公園と名付けたのだそうな。緑生い茂るきれいな公園で、小さな廟もありました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-08-21