バラバラの国・地域から集まった特殊ユニット!人気絶頂の彼らの素顔とは、いったい…!?
こんにちは、台北ナビです。
今回は台湾で大人気のグループ大嘴巴にインタビューしてきました!メンバーの中には流星花園にも出演していた日本人の“愛紗”がいるので、ご存じの方も多いかもしれません。前回の金曲賞(台湾のレコード大賞)で優秀グループ賞を受賞した彼らは、今(2008年11月現在)、まさに人気絶頂!そんな彼らが忙しい中、ナビのために時間を割いて集まってくれました。いったい、普段の彼らはどのような人たちなのでしょうか?
■では、まずはメンバー紹介をしたいと思います!
Q:どうやって、この4人が集まったの?
坂:小さいとき10年くらい日本で過ごして、2006年に台湾に戻ってきて愛沙と知り合ったんだ。はい、次は仕凌!
仕:僕は台湾で育って、4年間カナダで過ごしてから戻ってきたんだ。
秋:僕は台湾で生まれて、アメリカで育ったんだ。お母さんが韓国と台湾のハーフなんだよね。6年前くらいに台湾に戻ってきて、みんなと知り合ったよ。
愛:私はもう、台湾に来て8年目になります。
Q:このメンバーでやります!と決まったときはどう思った?
秋:うれしかったよ!僕は元々5年くらいCDを出せる機会を待っていたから、CDを出せるって決まったときはうれしかったね。
愛:元々、アイドルグループのSunday Girlsっていうユニットでデビューしたんです。その後、ソロの活動が4年か5年くらいあったんですけど、こうやって大嘴巴として新しいグループを結成したことによって、一人では味わえない仕事の楽しさだとか、4人いるとやっぱり賑やかなので楽しいです。だから、グループ名も大嘴巴 ビックマウスっていう大きな口をイメージした名前になったんです。
坂:僕はね・・・夢に近づいた!て感じだったね。
仕:大嘴巴って決まったときは、実はそんなにうれしいって感覚ってあんまりなかったんだけど、CDを出したりいろいろ4人で仕事をしていってるうちに、どんどん前向きに楽しめるようになってきた。それに、これからもいろんな仕事とか挑戦ができるだろうしね。
Q:移り変わりが激しい芸能界の中で成功できたのはどうして?
仕:僕個人的には、まだ成功したって言えない。リミットはないと思うんだ。ずっと進歩していかないと行けないと思うし、必要なこともっといっぱいあるしね。
愛:こうして「成功したね」って言ってもらえると、単純に素直にうれしいです。みんなからのそういう気持ちがすごい励みになり、次の仕事のワンステップにつながっています。違う環境で育ったこの4人が金曲賞でグループ大賞をいただきましたが、大嘴巴はすごく愛され、環境にも恵まれているからこそ、良い作品ができると思います。今セカンドアルバムを作っている最中ですが、その中でも4人で新しい物が作れたらなって思っています。
坂:これからもっとたくさんアルバムを出して、コンサートやったりベストアルバムを出したりとかしたいから、頑張っていきたいな。
秋:おなじく「成功したね」って言ってもらえたらやっぱりうれしいよね。今回、大嘴巴で金曲賞にノミネートされて、僕たちの存在が確定されたんだけど、その分もっと頑張っていかないといけないって思ったよ。
Q:この今の地位に立つために努力したところはある?
愛:私自身は台湾でデビューしてから結構な時間が経っていたので、もうキャラが出来上がっていました。その“子供っぽい”っていうイメージから、ちょっと大人にセクシーなイメージに脱皮するため、ダンスレッスンに通ったり、ポージングの練習をしたりしました。中国語の発音がとても難しいのでもちろん歌の練習もしましたね。曲の中にラップが多いので、レコーディングの時もみんなに助けてもらって深夜までかかったり、夜中に仕凌に電話して「この漢字読めないんだけど!」ってことがあったり(笑)当時は「発音大変だな」って苦労したけど、その分、学んだこともたくさんあります。
Q:愛紗以外のみなさんに聞きますが、仕事を通して、彼女の中国語は進歩してると思いますか?
秋:一枚目のアルバム制作時、「彼女、何を歌ってるんだ?」って言っていた人も、二枚目では聞き取れるようになったよ。
マ:何を歌ってるか分からないのが、彼らの売りなのよ(笑)
秋:僕から言わせると、彼女の発音は二枚目のアルバムの時には明らかな進歩が見えたよ!それに、会話でもし言い間違えて、僕らがその場で「え~なんでそんな言い方なんだよ~」って笑って茶化していたとしても、愛紗は次からは絶対に間違えないんだ。
Q:愛紗が話してる中国語は日本人訛りがあって可愛いとよく耳にしますが、そのあたりはどう思います?
仕:ある人は愛紗の中国語は標準的じゃないとか言うけど、発音とかも全く台湾人と同じだったら彼女の特色がなくなってしまうと思うし、僕らが彼女と一緒に色々やっても応援してくれないんじゃないかな。それに、歌い方もみんなと同じだったら特徴がなくなって、結局すべて同じになってしまうと思うんだ。
Q:今後はどんな事に挑戦したい?
仕:今、タンゴの時に使うコンガに興味があるんだ。いつか舞台の上で披露できたら楽しいだろうから、これからもっとコンガを練習したいよ。
秋:僕は、アメリカで育ったとき、母さんは英語と中国語しか話さなかったから、もっと韓国語に力を入れたいと思ってる。それに、中国語もまだ完璧ではないから勉強しないといけないと思うし、後はダンスだね!一番、自分が好きなことだから、もっと伸ばしたいかな。
坂:まず、作詞をしたいな。懷秋と仕凌は書けるから、ぜひ教えてもらいたいと思ってるよ。それに、歌もやりたいな~。
マ:10月末に日本でCDを発売するの!だから、TSUTAYAで彼らのCDが見られると思うし、MVも撮る予定。それに、「結果咧」を日本語で歌ってるのよ。
愛:日本語だから聞いてね~♪
Q:じゃ、日本のテレビとかにも出るのですか?
全員:出たい!
秋:日本の音楽MVとか見ると、どれもすごくいいよね。それに音楽番組もすごく専門的。だから、もし僕たち大嘴巴が出れたらすごいと思う。愛紗にとっては日本で有名になったら嬉しいことだろうし、彼女の家族にも僕たちのことをもっと知ってもらえると思うしね。
愛:台湾は外国なのに日本からとても近いので、日本の事をもっと台湾の人に理解してもらいたいし、10月に日本でCDが発売されて中に日本語で歌ってる曲があるんですが、これをきっかけに日本の人にも、もっと台湾を知ってもらいたいって思っています。私たちの歌を聴いて、『台湾って「音楽もいい」「ドラマもいい」「食べ物もおいしい」』って、知ってもらえればうれしいです。
Q:日本のテレビに出るとしたら、日本語が話せないといけないでしょ?しゃべれるの?
仕:今、勉強してるんだ。小さいときにちょっと勉強したことがあるんだけど、もう忘れてしまって・・・こうして、日本でCDを出すことでまたやり始めたんだけど、ひらがなカタカナが多すぎてなかなか覚えれないんだよ!
秋:僕は高校の時の三年間、勉強してたんだ。
愛:そうそう!だから、カタカナ読めるの~!録音の時に、私が漢字が読めなくてローマ字のピンインを書いてたら、私に「平仮名書いて欲しい」とか言うんだ。それで「あ、うんうん」って(笑)
秋:平仮名はまだ覚えてるんだ。だから、読めるけど、意味は分からないことが多いけど、ちょっとは覚えてる単語とかもあるから、それで口に出したらみんな一斉に「アメリカ人が話す日本語みたいだ」って笑い出すんだ(笑)僕がアメリカで勉強してた時の日本語の先生は白人の先生だったんだよ。
全員:あ~なるほど~。どうりで~(笑)
Q:普段、移動は自分の車ですか?
愛:私は自分の車に乗ってます。
坂:最近、物価が上がってきたので(笑)ガソリンも高くなったから、MRTに乗ってるよ。
秋:僕もMRTが多いかな。みんな、僕のことをMRTの王子って呼ぶよ(笑)よく、青線(板南線)に乗ってるよ!MRTに一人で乗ってMP3を聞いてる時間って、考え事をしたりできてとても大切な時間なんだ。それに、よく歩いてるんだけど、そのときはちょっと早めに歩いて運動してるよ、ダイエットにもなるしね!
Q:一人でMRTに乗ってたら、ファンの子たちに騒がれませんか?
坂:たまにあるよ!そのときは、笑顔で「CD買ってね!」って宣伝してる(笑)
秋:写真撮ってとか、言われるよ。そのとき一緒に撮るけど、やっぱりいろんなお客さんがいるからちょっと気が引けるけど。お年寄りがいたときに、学生とかが騒いだときがあったんだ。おばあさんに「あんた、誰なの?なんで、みんな見てるんだ?」って。僕は「いや、なんでもないよ」って答えたんだけどね(笑)環境のためにも、みんなに使ってもらいたいね!
仕:一度、4人でMRTに乗ったことがあるよ!MRTの車両内部は、大騒ぎでもう大変だったよ(笑)
愛:MRTに乗るって楽しいし、台北の交通ってとても便利でみんな公共の乗り物を利用したらいいよね。
Q:F4や飛輪海がやっている“観光大使”には興味はない?
坂:なれたら、すごく光栄なことだよね!
仕:そうそう、飛輪海の写真を見たときに「何で、俺たちじゃないんだよ!」って思ったんだよ!はは、冗談だけどね(笑)でも、こうやってメンバーがいろんな地域から集まっているから、観光大使になれたらすごくうれしいよ。
秋:もし、空港で自分たちの写真を見たら「お?俺?」みたいなね(笑)
Q:では、紹介するとしたら台湾のどこを紹介したい?
坂:僕は台東だな。母が原住民で台東に住んでいて、あの辺りの部落がお祭りしたりするのもあるから、とても楽しいんだ。
愛:烏來に大きな滝があって、そこが台北で一番マイナスイオンが多くて10分立っていたら身体の中の毒素がとれるって言われているんです!後、老街もあってとても楽しかったので紹介したいですね。台北からも近いので行ってみてください♪
■では、ここで一人一人に質問してみましょう♪
愛紗
Q:台湾に来て、中国語学習期間は3カ月のみ。全く話せない状態で芸能入でしたが、中国語の勉強にあたり努力したところは?
愛:台湾に来てすぐテレビの仕事をさせてもらっていたので、常に周りには台湾人のスタッフさんたちがいたんです。学校に通っていたときのテキストを常に持ち歩いて、一日2時間新聞を読むように心がけました。例えば日本のアニメなどの簡単なテレビ番組(吹き替え版)を見て勉強してました。あと日本人どうしではなく、なるべく台湾人の友達と一緒過ごすようにしていましたね。
Q:元々細身ですが、大嘴巴として公に出たとき更に痩せましたね。どうやってダイエットしたんですか?
愛:あるメニューがあって、それがすごく効くんですよ!ミネストローネに近いかな?それを一週間飲むんです!毎日、朝は何を食べて、昼は何を食べてって全部決まってるので、それを一週間つづけ、あと運動ですね。あ!ダイエットの本を出したんです!やっぱり、「痩せたね~。いったい何をしたの!?」っていう質問がブログとかにたくさん書かれてたんで、私がどういう美容法をしているのかとかを一冊本にしたんです。もしよかったら、みなさん買ってください♪
メンバーの中で一番のナイスガイ!?と言われているHurryこと懷秋って?
Q:ブログによく変な質問をするって書いてありますが…
秋:例えば、みんなに「紙を手にしたとき、先ずどうする?」って聞いたりとか。みんなは「ん~見るよ。」って答えるんだけど、僕は違う、先ず“匂いを嗅ぐ”!テストの時も、答案用紙が回ってきてみんなは先ず名前を書くんだけど、僕は匂いチェック!そう、だからいつもこんな変な質問ばっかりしてるよ(笑)
Q:「自分の親指で遊ぶ」とも書いてあったんだけど、どうやって遊んでいるの?
秋:これは悪い癖なんだけど、話しているときとか、暇なときに親指をくるくる動かしちゃうんだ。番組の時とかもやっちゃう・・・退屈なときもやるね。それに、ぼーっとしてるときも、いつもだよ(笑)いつだったか、ファッションショーを見に行ったときに、僕が無意識に指をくるくる回してたんだ、そしたら仕凌が「遊ぶなよ。」って(笑)
Q:懐秋の名前って「秋を懐かしむ」って書くけど本名ですか?何か特別な意味があるの?
秋:本名だよ。懐秋には2つの意味があるんだ。一つ目は、僕のおじいさんの名前に「秋」が使われていて、父さんが「おじいさんを懐かしむ」ために懐秋ってつけたんだ。もう一つは、僕は秋に生まれたんだ。それで、両親が「その秋を懐かしむ」っていうことでつけたんだ。
いつも、かわいい笑顔でファンを魅了しているMC担当のSimonこと、仕凌に話を聞いてみましょう!
Q:いつもかわいい服を着ているけど、自分で選んでいるのですか?
仕:スタイリストさんだよ。いつもこんなキャラクターがあるのを着ているから、いつもの雰囲気でいる方が楽だから、普段から僕が着そうな服を選んでくれてるんだ。
Q:普段、よくボーっとしてるって書いてあったんだけど…
仕:ん~、いつも頭の中でいつもいろいろ考えことをしちゃってさ。例えば、音楽を聴いててもずっと何かを考えてしまって、考えすぎると疲れちゃってボーッと休憩してるんだ(笑)
Q:旅行が好きなようですが、今まで行った中で一番好きなところはどこ?
仕:宜蘭と花蓮だね!あの辺りは台北と全然違うからね。それに、台北だったらホテルだけど、あの辺は民宿で素朴だろ、家みたいでいいよね!海も近いし♪
Q:サーフィンも好きなんだよね?でも、すごく肌の色が白いけど・・・。
仕:好きだよ!鼻の辺りがまだ黒いけど、最近は白くなってきたよ(笑)でも、時間があったら行ってるよ!
謎のDJ、Chunhuaこと坂本宗華さんの素顔とは・・・いったい!?
Q:日本のどこで育ったの?
坂:茨城県です。
Q:見た目がアメリカ人みたいだから、アメリカとのハーフかと思ってる人も多いんじゃない?
坂:お母さんが台湾の原住民(アミ族)なんだ。(とても綺麗なお母さんだそうです!)
Q:いつからDJを始めたの?
坂:元々、専門学校でダンスを勉強してたんだけど、ケガしてドクターストップがかかって、それが最後の一年だったんだけど、それがきっかけでダンス科からDJ科に移ったんだ。
Q:よくイベントなどに、坂本さんにそっくりな人がいますが・・・お兄さん?
坂:そうそう、お兄ちゃんです!今回、F4の日本でのコンサートに一緒に行って、バンドとして出ますよ。お兄ちゃんの応援もよろしくお願いします(笑)
Q:最後に、他の国で育ったっていう経験は今の生活にメリットはある?
秋:メリットは多いよ!5歳の時にアメリカに移ったんだけど、そのおかげですぐに新しい環境になじむことができるようになったよ。
仕:映画を見たときでもいろんな文化に接しているからこそ、彼らの文化もすぐ理解できたりするよね。歌詞を書いたりしてても、生かされてると思うよ。
坂:ずっと遊んでて、全く日本語を勉強してなかったのに、いきなり母に「日本に行け」って言われて、そのまま中学に入って一週間で平仮名とか単語を勉強して、初めて分かったんですよ「勉強って大事だな」って(笑)外に行くと自分でやるしかないから、文化によって人って変わることが出来るんですよね。
愛:いろんな角度から物事を見れるようになりましたね。これは母国から離れてこそ得られたことかなって思うし、いろんな人と接したり、仕事を通じることで、自分の中でどう楽しく生きていくかって学べる気がします。
メンバー全員がとても元気で面白い!インタビュー中も笑いが途絶えることがなく、まるでお友達になったかのように話し込んでしまいました。しかし、一方では自分たちの現状を見極め、努力し、また互いを信頼し、助け合い、励まし合い、一歩ずつ成長しているように感じた大嘴吧。今回のインタビューではメンバー全員がさまざまな国から集まっている彼らだからこそ分かる、文化の違いや言葉の難しさ、大切さなどを語ってくれました。次回のCDで新しい彼らがみられるのが楽しみですね!
台北ナビでした。
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記事登録日:2008-11-19