朝食の定番メニューとして長年愛されてきたアイテム。有名店にもお邪魔してみました!
こんにちは、台北ナビです。さてさて、台湾の定番朝ごはんメニューのひとつに「飯糰」というのがあります。台湾風のオニギリ、といったところでしょうか。おにぎりといっても、ご飯はもち米で、切り干し大根やデンブなど、具だくさん。豆漿などを出す朝食店や屋台で売っていたりします。もち米が入っているのは木製のお櫃だったりして、とってもレトロだったりするわけですが、どんなふうに作っているか、まず手順をご紹介しましょう。
作り方
もち米を平らにのばします。
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肉デンブ、切干大根、油条などを乗せていきます。
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俵状にして結び、ラップに包みます。
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切り口はこんなふう。具のほうが際立って見えます。
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3大トッピング
肉鬆(デンブ) ほとんどの飯糰に入っているのがこれで、具の核をなしています。豚肉デンブ、魚肉デンブなどがあります。
菜脯(切干大根)
塩分の濃度や調理法によって味付けがお店によって違うところです。
油條(アゲパン) サクサク感を演出するための、大事なアイテム。
おススメ店 劉媽媽飯糰(リウマーマーファンドァン)
某有名ガイドブックにも紹介されていて、日本人にも評判がいい飯糰専門店と聞いたので、行ってみました、劉媽媽。お店は、中正紀念堂から歩いて3分ほどの、屋台に毛の生えたような店でした。
が、あなどるなかれ。飯糰だけで、トッピングによって20種類以上ある専門店で、出勤前の8~9時には長ーい列ができるほど人気があるのを目撃。白いもち米と黒もち米の2種類が選べて、具がたっぷり。デンブの種類や切干大根の辛さが指定できるなど、自分の好みの味を指定できるのと、ひとつひとつの具にとても気を使っているオーナーの心意気が、常連客を生む原動力になっているようです。
基本の味は、デンブ(豚肉デンブ、魚肉デンブ、素食用のデンブなどが選べます)に加え、胡椒風味の菜脯(切干大根)、酸菜(からし菜の漬物)、油條、そしてタマゴが入ります。
酸菜もシャキっとしたものを使用。
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こちらは、ピリカラ切干大根。
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基本的には招牌飯糰を、白ご飯か、紫米ご飯か選べばいいですが、ツナ、肉などが入って、海苔に包んでくれる「海陸總匯飯(45元)」もおすすめです。具はたっぷりで、海苔に包んでくれるので、ボロボロこぼれなくて済みます。
飲み物には杏仁茶(アーモンドティ)、黒豆漿(黒豆乳)、紫米漿(紫もち米汁)などがあります。どれも甘さおさえ目の、ヘルシーな味になっています。冷、熱(ホットor アイス)が選べます。
南門市場の前、中正紀念堂の4番出口前にも早朝出店があります。
行き方:MRT古亭駅が至近駅。6番出口を出て徒歩3分。羅斯福路を歩き、中正紀念堂の見える杭州南路の交差点で右折。50mほど歩くと左側に看板が見えます。MRT中正紀念堂駅の3番出口からは徒歩約5分。
住所:台北市杭州南路二段88號
電話:(02)3393-6915
営業時間: 月~金 6:00-11:00 / 土・日 6:00-11:30
休業日: 毎月の最終月曜日
カード:不可
日本語:不可
MRT中山駅から新光三越南京西路店前を過ぎ、南京東路へ向かっていく、毎朝ナビが歩く出勤ルートなのですが、会社到達までに2件、台湾オニギリを売っている屋台があります。1件目は、三越を過ぎてすぐで、この通りはパンに、お粥、大根モチに豆乳…と台湾朝ご飯の屋台メニューがずらっと並んでいるところ。毎朝メニューを変えて食べてみてもいいくらい。が、中でもナビがお気に入りのところは、やはり「飯糰」屋台。ここで、ナビがいつも注文してしまうのは、紫米の總匯飯糰(45元)。この日は紫米が売り切れで、白のもち米ですが、卵は焼き卵じゃなくていつも煮込んだものを選びます。辛さも加えてもらいます。この漬物と肉がいい味を出してるんですよねえ。ナビオススメのオニギリ屋台です。
さて、まっすぐ歩き、林森北路を越えるちょっと手前で、もう一件。銀楼の店が開く前の6:30~10:30、このおばちゃんがいてオニギリを握ってくれます。ここは白もち米一種。まず柱にかかっているメニューを選んだら、もち米を引き伸ばし…、ザーサイですが、左の赤いのを指さすと、ちょっとピリ辛味のザーサイもまじります。
次は卵とそぼろですが、卵は焼きか煮込み、そぼろは、肉、魚、ベジタリアンの3種からひとつを。ちょっとピーナッツ粉も入れてくれたりして、ギュッと握れば出来上がり。ナビが買ったのは、肉ソボロ飯糰。具の種類は多くない屋台なので、これで30元だけ。鮪魚もおいしいわよって、これはおばちゃんのオススメ。
湯気が立ち、モチ米の香りがふわっと漂ってきます
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外国人の人は、多いですよ。皆さん指さしで買ってくれますね。おいしかったからって、2日連続で来る人もよくいますよ。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-12-22