東糖文化創意産業園区（台東市）

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台湾の文創が大集結！グッズ販売、DIY、カフェと何でもござれ～な一大MITパーク

デザイナーさん大集合♪

こんにちは、台北ナビです。台東は台北などの大都市に比べ、ゆったりとした時間が流れる都市です。そのため、台東ならではの芸術作品がたくさん生まれています。原住民が台湾一多いと言われるだけあって特色ある原住民グッズも数多くありますが、どれを選んだらいいかな？全部まとめて見られたらいいのに…そんな風に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか？そんな方のためにオススメしたいのがここ「台東糖廠文化園区」なのです。

砂糖工場の跡地

台東糖廠は1913年に建てられ、日本統治時代には「台東製糖株式会社」に属し、1943年には明治製糖株式会社に合併されました。その後、1946年に國民政府により管理が受け継がれ、「台東会社台東糖廠」と名前を変更しました。1957年にはパイナップル工場も併設し、東部のパイナップル事業の基礎を築きましたが、環境の変化などから1996年に操業を停止しました。その後ここを「文化創意産業園区」とし、主に台東の芸術家などのアトリエとして使用され、商品も販売しています。


かつて工場内で使用されていた線路


面影を感じられますか？

原住民のアトリエやグッズが勢ぞろい！

東糖文化創意産業園区はなかなか広大な敷地ですが、中興路二段の入口から入って右に曲がったところに「這裡R.文化倉庫」があります。砂糖倉庫として使われたというだけあって、一歩中に入るとその大きさと天井の高さにびっくり。中央部分に色々なアーティストが作り出したグッズが展示されてあり、その周りに小スペースながらも各アトリエがあります。「這裡R」とは美しい景色や自然からの宝物に感謝し賛美するという言葉で、台東県の方がよく使う言葉なんだそう。台東の自然資源を有効利用し、伝統文化の復興と現代工芸品としての価値を高めることを目指しているそうです。

這裡R

デッカイ空間

なぜか無性に魅かれる入れ物

原住民らしい編み物


原住民らしさを感じられるグッズの数々

ナビオススメグッズ大公開♪

トンボ玉商品、原住民織物、漂流木、石鹸、食器などなど置いてあるものは様々。その中からナビが気になったものをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

陳林工作室

台東池上にある陳林工作室は、祖母・母・娘の三代の女達が切り盛りしています。おばあちゃんの細やかな刺繍の腕と母の裁縫能力、そして娘の新しいアイディアがひとつとなって、古いものから新しいもの、そしてそれらをミックスさせた作品を生み出しています。全行程手作りということで、制作にはかなりの時間がかかりますので、気にいったものがあればその場で買うことをオススメします。

陳林工作室HP

これらの糸で

きれいに刺繍されています

橘色月亮文化工作室

自分探しのために都会を離れ故郷に戻ったパイワン族の洪啟榮（瑪拉亞維斯）さん。部落の生活を近くで感じるにつれ、パイワン族に受け継がれる工芸の美しさにのめりこんでいったそう。自然を大切にするパイワン族らしく、木や石などの素材を使い、現代的だけどどこか温かみのある作品を作り出しています。
ナビが気に入ったのは木から作ったお皿。上から見ると真っ黒でおしゃれな感じなのですが、横からみると木目が見えていい味だしています。

橘色月亮文化工作室HP

この木目がイイ感じでしょ？

食器も手作り感があって◎

賢美工作坊

プユマ族の林賢美（Kinbi）さんは天然の植物やエッセンシャルオイルからせっけんを作り出す名人なのですが、黄荊を取り入れているのが他のせっけんとの最大の違いと言えます。黄荊は中国、インド、マレーシアなどで採られる植物で、プユマ族では伝統的に痛み止め、蚊よけに効き、さらには厄除けにも効果があると言われているそうですよ。

賢美工作坊HP

器に入れたり

木にかけたり…せっけんがアートに見えます

DIYもできちゃう～☆

人気原住民アクセサリーと言えば「トンボ玉」。そんなトンボ玉をDIYすることが可能です。台湾の色々なところで購入できる「卡塔文化工作室」のトンボ玉ですが、DIYできるところはあまり多くありません。自分だけのトンボ玉を作れるものから、ビーズブレスレットや頭目しか使うことができないというサンドブラスト加工されたコップなどが作れます。

卡塔文化工作室HP

売られているトンボ玉にはそれぞれ意味が込められています

サングラスをかけてトンボ玉を作っています

色を組み合わせ…

熱して

冷まして…なかなか難しい！！

台湾中の文創グッズが集まる「阿水工房×文創東糖191」

ドリンクスペースも

「這裡R.文化倉庫」の奥にある「阿水工房×文創東糖191」。中には木彫の家具がど～んと置かれてあります。カバラン族の陳正瑞（阿水）さんの作品を中心に展示販売されていますが、様々な文化や工芸の交流の場でありたいという思いから、原住民作品だけではなく、いいと思ったものがたくさん飾られていました。ドリンクをいただけるスペースもあるので、ここで休みながら工芸に触れられるのもいいですよね。

阿水工房×文創東糖191HP

黒板もこんなにアートに

飲んだ分は箱にお金を入れてください

漂流木で作ったテーブルと椅子で乾いたのどを潤いましょう

お土産に人気のせっけん

味のある写真はポストカードとしても売っています

栓抜きをキーホルダーとして使用しています

アンティークなものも展示中！

紅亀糕を作る道具も何だかおしゃれ♪

台湾フルーツを模した湯のみ。お皿も売ってありました～

ナビはこのかばんが気に入りました～

ナビが買おうか迷った春夏秋冬


漂流木で造られた家具が多いのも特徴です♪

まったりカフェで休憩～

入口も味があるんです

文書室を改装した檔案室咖啡（AMASS ARCHIVES CAFÉ）は元々デザイン会社がカフェをオープンしましたが、今は小文さんが引き継いでいます。小文さんは蘭嶼で民宿経営、台東の鐵花村でバーを担当し、今に至ります。クーラーはなく扇風機のみなのですが、風通しがよくてかなり心地いい！！ナビは時間の関係でドリンクをいただくことはできませんでしたが、旬のフルーツを使ったフルーツジュースやフルーツティーがオススメなんだそうです。今度来る時には是非試してみたいです。

電話：0972-967022
営業：月、水、木、日14:00～23:30／金、土 14:00～24:00
休み：火曜日

檔案室咖啡FB


看板にもセンスがキラリ☆


レトロな家具でまったり～

広～い土地をぜいたくに使用した東糖文化創意産業園。原住民の方たちと触れあえ、台湾の文創グッズに触れられるというのも魅力的ですが、ここでぼ～っとするだけで何だか気持ちが軽くなるのがナビにとっては驚きでした。心が疲れた時にまた訪れたいなぁと思います。

以上、原住民アクセが大好きなナビがお届けしました。

記事登録日：2014-07-22

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基本情報

住所	台東市中興路二段191号
電話番号	（08）922-7721
ファックス	（08）922-0061
営業時間	お店による
クレジットカード	不可
日本語	不可
行き方	台東駅から車で約10分。台東空港や鼎東客運台東総站より出ている8128便に乗り「糖廠」下車すぐ。 [地図で見る]