淡水の夕陽を船から鑑賞!忘れられないクルージングになりました。土日には大稲埕~關渡~大稲埕便も1名様1000元で運行中です!
こんにちは、台北ナビです。夏はもうすぐ!そんな時はクルージングで涼みながら淡水に沈む夕陽を眺めてみませんか?今回ナビは「藍天一號(SKY BLUE NO.1)」のメディア取材に参加させていただき、淡水河のクルージングを楽しんできました。
關渡碼頭の最寄り駅はMRT「關渡」駅。「淡水」駅から3つ手前の駅で、淡水へのサイクリングの出発点として人気です。駅の周りにはレンタサイクリング屋さんがたくさんあります。また、鹹蛋(塩玉子)も有名で、サイクリングの途中に食べるそうですよ。観光の見所といえば關渡宮。1661年に建立された台湾北部で最も古い媽祖廟と言われており、北港朝天宮と鹿港天后宮と合わせて「台湾三大媽祖廟」とされています。ナビは個人的に關渡でドラゴンボートの練習をしたことがあったので關渡は思い入れのある場所。ここで河を見るとあの頑張った日々が思い出されるんです。
關渡駅から關渡碼頭までは徒歩で約20分。バス(紅35か小23)を利用するのが効率的です。タクシーに乗っても100元もかからず到着することができちゃいます。
ナビが到着した頃には釣りを楽しむおじちゃんが慣れた手つきで釣竿を垂らしていました。釣れた魚を見せてもらったのですが、魚の種類を聞いても淡水魚の一点張り。うん?まさか魚の種類をわからず釣っているのかな?まぁ、楽しそうなのでいっか!
乗船します♪
あら、こんなに大きな船に乗るの?と思った矢先、大河之戀皇后號(大きな船)の後に船を泊めてあるので、大河之戀皇后號を渡って乗船してください!と言われたナビ。ちょっと残念…と思っていたナビの目の前に飛び込んできたのはセレブが個人的に持っていそうな豪華な船。グング~ンとナビのテンションも↑↑↑。では早速船内を探検してみましょう!まず目に飛び込んできたのは全面ガラス張りの船内。そうなんです。景色がよく見えるようにと、キレイに磨かれたガラスになっているんです。これで淡水の美しい景色を見られるぞと思った矢先…大雨><乗船中にいつか止むと信じて、船内体験を続けます。船内には座り心地がいいソファーが並べられ、簡単なキッチンスペースもあります。そして、みんな大好きカラオケも楽しめちゃいます。音響も相当いいそうですよ~。また、トイレが清潔なのも日本人にとっては嬉しいですよね。そしてハイヒールでオシャレに決めた方にも、船の中ではリラックスしてもらえるようにスリッパを用意してあるのも◎。2階に上がればバー台もあり、オッサレー!社員旅行などでこの船を貸し切ってパーティなんていうのもいいですよね~♪
すんごい大きい!大河之戀皇后號
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みなさんリラックスしていますねぇ
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船内はまるでお部屋の中のように快適!
2階も素敵!
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雨が降っていなかったらここに座って風を感じながらのクルージングも気持ち良さそう!
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安全と心地よさを追求!
淡水は美しくかわいい河だけど、怖い河だと言われるのをご存じですか?ナビはドラゴンボートを漕いでいたので体感したことがあるのですが、流れが早く、しかも潮の満ち引きも激しくとても漕ぎにくいんです。じゃぁ、そんな怖い河をクルージングして大丈夫?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心を!「藍天一號(SKY BLUE NO.1)」は改装に半年も費やしたこだわりの船。見た目だけを重視する船も多い中、まず内部から徹底的に改造しました。船長21m、幅7.2メートル、喫水1.32メートル。中國驗船中心(China Registry)と基隆港務局(Keelung Harbor Bureau)という2つの厳しい検査にも合格し、昼でも夜でも、淡水河や沿海地域にまで航海可能な数少ない遊楽船です。また、乗船できる乗客数も一般の船の半分!でひとりひとりの空間がしっかり確保できていて快適です。
万が一にもきちんと対応!
乗船中何もないことが一番だけれど、万が一の時のために出航前にはきちんと安全についての説明があります。すべて中国語で行われますが、ライフジャケット装着のデモンストレーションなどですので、中国語がわからなくても見ていればわかりますので安心を。ライフジャケットの右ポケットには懐中電灯、左ポケットにはホイッスルが入っているので暗くても、大きな声が出せなくても見つけてもらいやすい対策がなされています。さて肝心のライフジャケットが見当たらない…どこにあるんだろう…と思っていたら、ソファーの下に隠されていました。なるほど~!
船員5名が安全第一をモットーに乗船している「藍天一號(SKY BLUE NO.1)」。船員が大雨にも関わらず、デッキに立ち、乗客の安全と航路の確認に努めている姿を見ていると口先だけではないなというのが感じられました。
ライフジャケットを着て実践
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見ているだけでわかっちゃう!
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じゃぁ~ん!ライフジャケットはここに隠されていました!
出航しま~す!
雨は相変わらず止む気配はなく、逆に雨足が強くなる一方。淡水の天気は変わりやすいので、天気が回復してくれることを祈ってクルージングを楽しみましょう!雨だと何も見えないのかなぁと思っていたナビですが、案外外の景色が見えてビックリ。最近新しいマンションが次々に建設されている竹圍や紅樹林を右手に見ながらゆっくり船は進みます。マングローブが広がっているのもここの特徴ですよ~!そして、淡水の象徴とも言うべき観音山が左手に見えてきたら、もうそこはMRT「淡水」駅です。サイクリングの時とはまた違う淡水の景色に雨だということも忘れて景色を楽しんでしまいました。また、この船は想像以上に揺れない!他の船が近くを通った時は少し揺れるのですが、それでも気分が悪くなるほどではありませんでした。す、すごい!
淡水老街の船着き乗り場
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雨が少し止んできましたよ~
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傘をさしてデッキへ移動してみました
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ちょうど漁人碼頭と老街を結ぶ船が通りました
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奇跡は起こるんです!
雨足が少し弱まってきたところで、傘を片手にデッキに出ることを選択したナビ。淡水の老街を右手に見ていた時です!な、なんと赤い光が差し込んでくるじゃありませんか!そう、淡水の夕陽です。何度か淡水の夕陽を見たことがありましたが、こんなに真っ赤で力強い光を見たのは初めて!雨の中一瞬だけ雨が止み、雲と雲の間からわずかですが顔を出してくれた夕陽。その美しさに言葉を失うほど感動してしまいました。船の上から見る夕陽ってこんなにキレイなんだ!
奇跡だと思いました!
感動も収まり左手に見えたのは台北港。サッカー会場の4345個分と言われる広さのある港で、運営しながらも建設をし続けている発展中の港です。右手にはフーロンホテル-淡水漁人碼頭。陽も落ち、ライトアップでさすがの貫録!何枚も写真を撮ってしまいました。淡水漁人碼頭のシンボルとも言える情人橋が見えてきたら、ここで方向転換します。
方向転換が終わるとすっかりあたりも暗くなってきて、淡水老街の灯も灯り始めました。淡水河に映るライトアップが明るく美しい。その後淡水の夜景を楽しみながら關渡に無事到着しました。あっと言う間の2時間半!淡水をこんなにゆっくりクルージングしたのは初めてで、夏なのに船の上なら風を感じて涼しいし、疲れたら船内のソファーでゆっくりできるのもありがたかったなぁ。感動的な夕陽と夜景に日頃のストレスも吹き飛びました!
行きとはまた違う表情を見せてくれる老街
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關渡の橋もライトアップ!
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クルージングを楽しむには…
今回ナビが乗船したクルージングを楽しむには、船を貸し切りにする必要があります。
2時間半5万元。会社のパーティなどにはぴったり!ケータリングを代行手配してくれるサービスもあるそうなので、希望の方はこのクルージングを主催する「航偉旅行社股份有限公司」までご連絡を!公式HPからメールで問い合わせることも可能です。
でも、正直個人旅行では難しい金額ですよね。聞いてみると、土日には大稲埕~關渡~大稲埕のルートを2時間半運航する便があり、これは1日1便、1名1000元で乗船可能なんですって。これなら何とか楽しめそう!運行時間は潮の満ち引きにより変動があるため公式ホームページで確認が必要です。予約は特に必要なく、MRTやバスで使用できる悠遊卡を使うと割引優待がある期間もあるとのことですよ。(割引内容や期間は公式ホームページをご確認ください。)
以上台北ナビでした。