底抜けの青い空と青い海、メインストリートは沖縄みたい、南国特有の開放感が感じられました.
おはようございます、台北ナビです。今朝は「澎湖」島へ向かうため、台北市の松山空港に朝6時前に集合となりました。朝が全然強くないナビは、ちょっとぼーっとしております。が、ここでツアーの方からエアチケットをもらった時に、エ?と目が覚めました。というのは、チケット上のローマ字名がHISMU JENMEIと漢字名の中国語読み表記になっていて、パスポートのローマ字名と違いました。でも、漢字名もチケットには打ってあるから大丈夫と言われ、確かに大丈夫でしたが、ちょっとおもしろいですよね(通常日本人は、パスポート上のローマ字になるのでご安心を)。
ナビたちが乗るのは朝6時半発、30分前にはチェックイン
馬公空港へ到着
飛行機は30分ほどで、馬公空港へ到着しました。折悪しくお天気は曇りです。
でも、風が…台北とは違った塩っぽい匂いがするような風が感じられました。ナビたち一行は、まずバスで「澎湖游客中心」へ向います。ここで、澎湖とはいかなる場所ゾ、という説明を受けました。ガイドさんは美満さん。明るくて、名前通り皆をまとめて楽しませてくれる人でしたよ。
馬公空港に着きました、空模様は曇り
|
|
でも1年に一回のお祭りで焼かれるお供え用の豪華な船、一艙ン百万。漁業を営む人たちが多いため、このお祭りは毎年の豊漁と安全を祈るものです
|
澎湖の昔の家は三合院で、庭には家畜の飼育場が
|
|
きれいな貝殻の雑貨もたくさん売ってました
|
「海洋牧場」での体験
説明を受けた後はいざ船乗り!港でチェックイン後、海の上に浮かぶ「海洋牧場」へ向かいます。なぜ牧場って?それは着いてからのお楽しみ、ということで、海上からは澎湖の中心都市馬公市が一望できました。船の中には解説員がいて、船が動き始めると、前方に立たないでください!と言うやいなや、急に船の前方から水が吹きあげました。「大歓迎」!の意味の噴水だそうです。海はとてもきれいで、今度は皆さ~ん、順番に下へ降りてくださーい、と。船底はサンゴの観賞窓があるんですね、皆椅子に座って窓に額をくっつけ、じっと外を覗きこみました。窓枠には額くっ付け用にクッションがあって、ずっと額を押しつけていても痛くないし疲れない、しばし、海底の美しいサンゴに見とれることができました。船上に上がっていったら、もう海に浮かぶ「海洋牧場」がすぐそこに。
チェックイン後自分が乗る船が来るまで、ここの待合で待機
|
|
さあ、乗り込みます!日差しを恐れて太陽完全シャットアウトの帽子をかぶっている人もいます
|
船着き場を後に、出発~
|
|
歓迎の噴水が一斉に吹きあがりました~
|
船から眺めた澎湖のローマ字、見えますか?
|
|
船の海底室から外を覗きました
|
ここでも澎湖必須のグッズがありました、帽子とビーサン、いかが?
「海洋牧場」に着きましたよ
食べてたら小蟹が入っていました、食っちゃうゼ~
なぜ牧場?ここには牡蠣焼き、イカ釣り、ボート遊びといろんなレクリエーションがあるからなんです。さあ、到着!入口で炭の匂いがプーンと鼻をつきました。中に入って納得。大量の牡蠣を焼いている匂いです。ナビたちも4人ずつ一つの網を囲み、牡蠣をどんどん載せて焼き始めました。コツとしては時々殻をコンコンとたたくこと。いきなり殻がパカッと開いたら…調味料なんか要りません。そのままズルズルッといっただきまーす。おいしい!シーフード粥はサービスで、何杯もお変わりできます。牡蠣を生まれて始めて、少なくとも20個は一挙に食べてしまったナビです。
体も動かしましょう
食べ過ぎたら、今度は釣りやボート遊びにと階下へ下りました。カラオケをしてる人たちもいますが、ちょいと、いえ、かなり騒音です。ナビはさっそく足こぎボートに乗ってみました。海上には柵が設けられているので、果てしなく台湾海峡へ漕ぎ出していく心配はありません(*^_^*)。ハア、かなり足の運動になりました。漕いだ後はフグを見に…ツルツルの皮膚を突っついてると、ほら、こんなに!ハリセンボンになりました~。
さて、「海上牧場」のメインの一つはなんといってもイカ釣りかもしれません!残念ながら「釣る」遊びなので、釣れたら放してあげること。イカくんがかなり大きな餌にグワッと食らいつく様子は見ものです。海上に浮き上がるたびに、海水を思いっきり吐いてくれるので、前方にいる人は要注意。吊り上げると、墨を吐きますが、墨を吐いたらイカの命はもう終わりだそうです、だから、海水の中で遊ばせるだけにしてあげてくださいね。
イカ墨の跡がありました、カワイソ
|
|
カヌー遊びをしてる人も気持ちよさそう
|
「跨海大橋」を渡って小門嶼と「鯨魚洞」へ
ここで「澎湖」の説明をしておかなければいけませんね。「澎湖」は台湾の一つの県であって、90個ほどの大小の島から成り立っています。しかし、その中でも人が住んでいる島は19個だけ。一番大きな島は県を代表する馬公市がある澎湖本島で、人口は91000人(2007年統計)。ナビたちは本島から北の「澎湖」県で2番目と3番目の大きさを誇る白沙と西嶼へ行きます。そして、その2島をつなぐ「跨海大橋」を渡りました。1970年に完成し、長さは2478メートルの台湾最長の橋。入口にアーチ状のデザインがあって、澎湖のシンボルともなっています。さて、白沙の通梁から、小門嶼に着きました。それにしても、日が照り付けてくると相当暑い。「澎湖」は雨量も少ないせいか、サボテンがさりげなく雑草のごとく生えているのを見ると、もっと暑く感じます。「澎湖」島の家屋、特にここ小門嶼の家屋は台湾本土と違う海の国の家屋様式といった風。どんな暴風雨がきても倒れないような石造りの強固な四角い家。昔も今もこの土地はサツマイモを含め3,4種類の野菜しか採れないそうで、漁業が中心の生活…これも農作物が豊富な台湾本土とは違うところですね。海岸まで歩いていくと、「鯨魚洞」といわれる、クジラさえも抜けられそうな大きな穴が開いた岸壁がありました。下を覗くと怖いですよー。小門嶼にあるセンターも参観しましたが、条件が厳しい島でも貴重な植物や生物が息をしているのを知ることができました。
サボテンもあちこちで見られます
|
|
「澎湖」の家屋は、台湾本土とちょっと違った様相
|
思わず入って食べてみたくなる店の雰囲気
|
|
「鯨魚洞」といわれるクジラの穴の岩壁
|
跨海大橋とは、白沙と西嶼を結ぶ橋で、これは白沙の通梁側から
|
|
ここにもありました9段積み重なった石
|
ぜひ「二崁古厝」へ行ってみて
ナビは古い建物がある街を歩くのはとても好きなので、この「二崁古厝」を見た時は感動しました。家の造りは一見廃れているように見えて、実はすごく手が込んでいて、人が元気に楽しく生活しています。日本でもあまり見られなくなった井戸が、今でも生活の中で大事に使われています。海を背にした街なので、強風対策として家屋は一階建てがほとんどですが、道路より低い位置に掘られて屋根が路上よりちょっと高い位置にある家もありました。外壁がボコボコなのはサンゴが使われているからで、それが美しい模様の一部にもなっています。一個一個の家の造りは皆手作りのように見え…事実!手作りなんです。昔の人は成人に達すると、自分が将来嫁を娶り一生住む家を造るため、石を一個一個積み上げていったそうですよ。ちょっとロマンティックなストーリーでも聞けそうな気配。ガイドの美満さんは、特色あるうちの前で止まっては説明をしてくれました。家屋の間の細い路地もいわゆる情緒たっぷりの「老街」っぽくなっています。郵便局や薬屋さん、家屋の全体的な配色や石の組み合わせ、表札や看板も微笑ましく、ここに住む人たちがとても自分の家を大切にしているのが伝わってきました。
樹齢何百年ものガジュマル
ナビたちを乗せたバスは、大きなガジュマルのある廟「保安宮」の前に停まりました。ここではサボテンのアイスクリームが食べられて、サボテンを買うこともできました。それにしても色がなんと鮮やかなこと。微かな甘味と酸っぱ味が爽やかさを運んでくれます。食べたことがない人には、ラズベリーの味に近いっと書いたら想像できるかも。直接食べるなら、茎の方を切って中のトゲを取り出すと、そのまま食べることができます。ちょっと酸っぱい(*^。^*)。サボテンの横には見たこともない小さな瓜のようなものがありました。コレ、何ですか?と聞くと、メロンみたいなもの、という答え。切ってもらって食べてみると、ホオ、確かにメロン味、ナビは気に入って8個買ってしまいました。
さて、この「保安宮」の前で、巨大な藤棚みたくなっているガジュマルの樹齢は300年あまり、今でも息をしている信じられないくらい大きな樹木です。ガジュマルは樹木の枝から伸びたヒゲが地面に達すると、その部分がまた大きな幹となって、どんどん広がっていく特徴があります。300年以上経つこの樹木の木陰では、毎日毎時多くの人が休んでいたり、話しをしていたり。大きすぎてどこが最初の幹かわからないくらいですが、赤いリボンが巻いてあるところが、偉大なる親でした。毎日花が飾られています。
夜も更けて
たくさんの場所を回った後は、おいしい、澎湖にしかないシーフードのレストランヘ行きました。お腹が満たされるとホテルは澎湖長春大飯店へ。散歩で大通りの中正路を歩くと、皆、通りに椅子を出して飲んだり、くつろいでたり、ちょっと「沖縄」っぽいムードが漂っていました。
行き方:
澎湖まで飛行機なら
馬公空港まで 台北松山空港から約45~55分(立栄航空1日8便、復興航空1日7便)
台中清泉崗空港から約35分(立栄航空1日4便、華信航空1日3便)
台南空港から約30分(立栄航空1日6便)
嘉義空港から約30分(立栄航空1日2便)
高雄小港空港から約35分(立栄航空1日15便、復興航空1日8便)
七美空港まで 高雄小港空港から約25分(徳安航空1日2便)
馬公空港から約15分(徳安航空1日1便)
望安空港まで 高雄小港空港から約40分(徳安航空1日1便)
国内線情報(台北―馬公のご参考)
華信航空会社 支店 予約電話 台北 +886-2-27171188(空港)
+886-2-27171230(ご予約) 馬公
+886-6-9213007(空港)
+886-6-9216966(ご予約) 七美 +886-6-9971241 サイト:http://www.hibird.com.tw
復興航空 支店 予約電話 台北 +886-2-27186062(空港)
+886-2-29724599(ご予約) 馬公
+886-6-9210570(空港)
+886-6-9218500(ご予約) サイト:http://www.tna.com.tw
立栄航空 支店 予約電話 台北 +886-2-27156969(空港)
+886-2-25185166(ご予約) 馬公 +886-6-9212197(空港)
+886-6-9216350(ご予約) 予約センター 020301222(市内電話1分2元) サイト:http://www.uniair.com.tw
船でなら(船会社ご参考)
馬公 台華輪 4時間50分
高雄新浜埠頭/馬公商港一号埠頭
台湾航業股分有限公司 TEL:+886-7-5613866
高雄―七美 恒安一号七美輪 3時間50分
高雄新浜埠頭/七美漁港
澎湖県公共車船管理所 TEL:+886-7-5511373
布袋―馬公 明日之星 1時間50分
布袋商港(E三)埠頭/馬公商港二号埠頭
嘉和海運股分有限公司 TEL:+886-6-9260666
以上、台北ナビでした。