「土芒果」(台湾マンゴー)がこんなに濃厚な甘い味だとは知らなかった、揺れば落ちてくる台湾マンゴーに感激(^O^)/
MaliMaliだよ~
こんにちは、台北ナビです。今朝は6時に団体で朝の散歩に出かける予定だったのが起きられなかったナビです^^;。昨晩飲んだ小米酒のせいではありません…念のため。昨日からパイワンの人たちがとても親切に案内してくれていて、今日も幸せなナビです。パイワン族もご年配の方は日本語が達者で、昔と同じ今でも年長者の部族間の共通語は日本語なんですよ。ここで一つパイワンの人たちから習った言葉をご披露。「MaliMali!」(マリマリ)パイワン語で「ありがとう!」って意味ですよー。
朝食べた食事、ごく普通
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お役所内に当時の日本人とルカイ族の写真が飾られていました
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出荷待機中の土芒果(台湾マンゴー)、台北の市場へ送られます
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土芒果ってこんな形ですよ
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まだ熟れてない状態を切りました
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熟したものを切りました、オレンジが濃いでしょ?
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熟れてないものもマーケットに出ます。マーケットでは「情芒果」と書かれて売られてますね、緑で固いのを数回塩漬けしたりして作るもので、歯ごたえがあって、さっぱりした味。アイスクリームになってるのもあるし、夏場はレストランのデザートに出てきたりもします。
客家人のテーマパーク「六堆客家文化園区」
原住民、漢人、客家人の3民族が住むといわれる三地門。「三地門」にも客家村があるんです。まだ建設途中の文化中心にも行ってみました。ここは「六堆客家文化園区」といい、六堆という名前はその昔1721年朱一貴の動乱(清代に台湾で起こった反乱)のとき、客家人が団結力を強くしようと六隊(堆)の組織を作ったことからきています。臨時の組織だったにも関わらず、これが契機となって、その後は{住居が定まらないからどこに行ってもお客さんの中華民族}と言われていた客家人の結束力が固まったそうです。
「六堆客家文化園区」
住所:屏東県内埔郷建興村信義路588号
電話番号:(08)723-0100
開園時間:9:00~20:00(月曜日休み)
ルカイ族のおじさんを訪ねる
撒卡勒さんは笑顔がいいですね
大きな木彫りのたくさんあるうちに撒卡勒(中国名:彭水光)さんは住んでいました。霧台郷好茶村出身の牧師でもある撒卡勒さんは、ルカイ族の彫刻家としても多くの人に知られています。霧台郷好茶村は霊力が集まり、昔からルカイ族が祭儀を行うときに集合していた地方でもあります。入山許可証が必要なところで、実際の祭儀地を訪れるには好茶村からさらに片道徒歩4時間の山道を登らなければなりません。行き着けるかどうかという以前に、ルカイ族の人しか入らせてもらえないでしょう。この日撒卡勒さんはルカイの民族衣装で登場してくれ、歌なども聞かせてくれました。声が遠くまで響き渡り、ルカイ族が狩猟に向かう時の勇ましい情景が眼に浮かびました。
「撒卡勒」文物陳列館 住所:屏東県瑪家郷三和村美園巷101号
電話番号:(08)799-3105
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ルカイ族とは ルカイ(Rukai、中国語:魯凱)族は台湾原住民の一民族。台東県、屏東県、高雄県に分布。パイワン族と同じ貴族制度を有す。パイワン族と同じく毒蛇を神聖視し、独自の言語のルカイ語を話し、木彫り技術に長ける。
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また手作りに挑戦
皮の工芸品を作るっていうんで、ナビもチャレンジ。ここではバッグや財布の完成品も販売されています。キーホルダー入れや筆箱、ノートカバーもあり。今回は一番簡単で、早くできるもので、ストラップ。皮に好きな型番を押し付けかなづちで叩きます。その後は好きな色を選んでさっと塗ります。ここでポイントは型番まで塗りつぶさないこと、型番のところは模様なんですよ。で、金具をつけて出来上がり。ここでは、もっと高度なコースもあるけど、ナビたちが試したのはごくごく初級のコースでした。
③
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④
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こうやってストラップを作りました、最後は自分の好きな色を塗ります
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⑤最後の金具ははめてもらいます、時間があれば自分で。
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⑥完成品です、ワーイ(^o^)/
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「都拉巴拉斯工作坊」
住所:屏東県瑪家郷三和村玉泉巷6−3号
電話番号:(08)799-4385
マンゴー狩りに行きまーす
下は溝で熟れて下に落ちたらもう食べられません、、、
さて、「瑪家郷」でのマンゴー狩り!屏東のマンゴーは台湾の愛文と違い、台湾に昔からある「土芒果」といわれる皮が緑で中身がオレンジのもの。濃厚なミルクの味と香りを持つのが特徴で、台湾の人が一番好きなマンゴーです。台湾のマンゴー好きの人はこの「土芒果」こそがマンゴーの王者!愛文などは改良で出来たものだからニセモノ、とまでは言わないまでも正統派ではないと言い切ります。4月の中旬位なると実もたわわに熟れ、茎が垂れ下がるほど熟してきています。民家の庭にも、誰も構っていない溝の上とかにも、道路にせり出すように突き出ていたりとか、ああ、もったいなくも、もうすでに下に落ちてつぶされてるのを発見!(>_<)キャー。
引っかけて、、、取れたあ~!
マンゴー畑に着くと各自網をもって、取り始めました。ちょっと網のふちにマンゴーを引っ掛けると、熟しているのはすぐに網の中へ入ります。ウダさんが木をゆすって落ちてきたのは食べれるんだよ、なんて言うんで、ナビはそのようにゆすり始めたら落ちる落ちる、落ちてきたのは蜜がすぐ出て中も十分熟してるんです。でも今落ちたのをおいしく食べるには2,3日待ったほうがいいってことで、皆すでに下に落ちているのを拾って食べてる人もいます。付け根のところをちょっと破り、チュルチュルすっていいんだよって教えてもらったので、ナビもそうやって食べると、あっまーい、濃厚!感動!土芒果がこんなおいしいなんて知りませんでした。ナビはうまく取れなかったんで、木をゆするか、農家のおじさんにピッタリくっつき、落としてもらったのをたくさん拾いました。ビニール袋にいっぱい!30個はあります!
おじさんにくっついて落としてもらったのをもらうナビ(*^_^*)
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今日の収穫、こんなに!
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昼食に満喫
カルチャーパークの中で食事をしたら、やっぱり小米酒がでてきました。料理はどれもおいしくて、中でもチマキは格別でした。チマキって台湾の人たちでも北部と南部、客家などで味も形も異なりますが、原住民もそうなんですね。ここのは四角い形で包まれて出てきました、味もおいしい。
体を使っていろんな体験
サイシャット族の村でTamaliwanエリアにあります
ここ「台湾原住民族文化園区」=原住民カルチャーパーク内も中部の九族文化村のように、各原住民の村があります。タイヤル族の村で入れ墨を貼って?もらいました。ひとしきり見終わったら、また皆で歌とダンスです。楽しいなあー。パークはMakalawan、Tamaliwan、Naluwan、Fuguwanの4つのエリアに分かれて、各エリア内に各部族のテーマパークがあります。野外劇場、レストラン、カフェ、文物陳列館、展示館、工芸街、自然生態区など、見どころ、遊びどころがいっぱい!
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原住民の入れ墨って?
首狩りの習慣をもっていた原住民中、最も勇猛な民族として知られるタイヤル族の女性の入れ墨は有名。男性は額と顎、女性は両頬に入れ墨をするのが常で、日本統治時代に禁止されたが、今でも年長者で頬に入れ墨をしている人はいる。特に男性の入れ墨は首祭りを成し、その武勇が行われたとしてほどこされた。成年にとって入れ墨は重要な大人の資格となり、入れ墨がないと社会的に無視され、結婚ができなかった。また首狩りの数が多ければ多いほど、特別な衣服や装飾をつける権利を得る。そのため武勇者は少なくとも十数の首を狩り、霧社蕃ホーゴー社のある頭目は50以上を狩ったと言われている。
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原住民の踊り
旅も終わりに近づき、台湾で最大の原住民のショーが行われる会場に入りました。客席も多いけど、ステージの広さにビックリ。まず各民族の衣装を着て出場、各民族の言葉で順番に歌いながら踊ります。台湾でもこれだけ大きなスケールの踊りが見られるのはここのカルチャーパークだけでしょう。声量の深さから発される遠くまで響く澄んだ声…本当に圧倒されました。
「台湾原住民族文化園区」 住所:屏東県瑪家郷北葉村風景104号
電話番号:(08)799-1219
開園時間:8:30~17:00(月曜日休み)
入場料:大人150元、学生80元(65歳以上、110cm以下、身障者は無料)
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行き方:
「台湾原住民族文化園区」は、三地門郷と瑪家郷の境界に位置します。屏東市から24km、車で30分ほど。高雄市左営高鉄(新幹線)駅からだと約1時間弱。