新城天主堂(新城神社)(花蓮県)

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鳥居、参道、石灯籠、狛犬、古碑など今でも残っている部分が多い神社です

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現在ここは新城天主堂の敷地で、新城公園の入り口に1つ目の鳥居があり、2つ目の鳥居には「天主教會」と書かれています。向かって右側には、日本兵がセデック族の少女をレイプしたゆえ、彼ら原住民が13人の日本人を殺害した「新城事件」のあらましが記されています。参道の両側には石灯籠が残っていますが、紅く塗りつぶされた部分に少し違和感を覚えます。一番奥の鳥居の両側には狛犬がいて、少し手前の涼亭になっているところは、手水舎だったところです。本殿があった場所は、カトリック教会なのでマリア像があり、周囲は松林です。日本が去った後、教会の人たちはここに教会を建て、学校や医院も設立しました。日本神社は異教なので、本来ならすべて破壊してもいいはずなのに、このように一部を残したのは何故なのでしょうか。
新城天主堂(1966年設立)は、ノアの箱船のような巨大な船の形をしています。2005年になって、ここが花蓮県指定の古跡に認定され、天主教徒が日本神社の古跡を保護した功績が称えられました。教会前には小さな庭があり、「殉難將士瘞骨碑」と刻まれた古碑があります。これは、1896年(明治29年)に発生した「新城事件」の記念碑です。事件時、日本軍は軍や警察を総動員し、アミ族の部落に潜み、セデック族を攻撃しました。1920年(大正9年)に亡くなった人を悼む「殉難將士瘞骨碑」を設立。新城事件は後のタロコ事件のきっかけとなりました。石碑の裏には13人の日本人の名前が刻まれています。

*神社の近くには、「佳興冰果店」というレモンジュースがすっごくおいしくて有名な店があるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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スポット登録日:2015-05-11

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@花蓮