文化の香りが漂う雲林は日本統治時代の建物が大事に残されていました
こんにちは、台北ナビです。
ガイドブックにはほとんど紹介されない「雲林県」。台湾に住んで5年以上になるナビですが、じっくりと巡ったことは実質はじめて。台湾の台所と呼ばれる「雲林県」は、農業王国だということだけでなく、日本統治時代の街並みも残るノスタルジー溢れる場所。日本とも結びつきが強い「雲林県」を巡ってみました。
豊かな「雲林県」!
夕陽がきれいなことでも有名な雲林。ナビはこの夕陽を眺め続けてしまいました
まずは台湾の地図を広げて「雲林県」の場所を確認。「雲林県」は台湾中部、西を台湾海峡、東は南投、北は彰化、そして南は嘉義に囲まれたところにあり、大半は嘉南平原に占められています。
この嘉南平原は降水量が少なく、日照時間も短く、土地生産力はかなり低かったのですが、1930年「嘉南大圳」完成後に降水量の問題をクリアし、生産力が著しく上昇しました。特に雲林県には豊富な水源が必要なサトウキビ畑が広がり、日本統治時代には糖業と農業が主要な産業でした。今でも、「台湾の台所」と呼ばれるほどの農業王国!
採れたての牡蠣を焼いただけなのに…
しかし雲林は農業だけではありません。西側が台湾海峡に接していることもあり、漁業も豊かなんです。口湖郷の海沿いを走る「台17号公路」ではカラスミや牡蠣の養殖なども有名。台北の半分くらいの値段でカラスミが購入できたり、台湾で採れる牡蠣の稚貝はそのほとんどが口湖郷のもの。そのため、台湾人家庭にある冷蔵庫の中身の3分の1以上は「雲林産」だと言われています。
おいしい~~!!
台湾料理と言えばにんにく!この黒にんにくも大人気なんだそうです
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いつか雲林でカラスミを買いこみたい・・・
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日本にも輸出しているといううなぎを使ったお寿司
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白蝦もプリップリなんです
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うなぎ養殖達人の厳竹英さん
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エビ達人の李信義さんが作ったエビをそのまま乾燥させたエビせんべいが激ウマ!
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雲林の方って笑顔が素敵で人懐っこい人ばかり!居心地がいいんです~ |
雲林県の県庁所在地「斗六」にある人気レストラン
2013年台湾経済部の「Gourmet TAIWAN」に雲林で初めて選出された「墨池堂」。ここでは雲林の食材を使った洋食が食べられます。
洋食と聞いていたので、現代風のおしゃれな建物を想像していたのですが、到着してビックリ!バロック建築のお店だったのです。ここは「太平路歴史街区(太平老街)」の隅にあり、日本統治時代には「薩州堂印務局」、その後は「墨池堂印書局」と名前を変えた印刷工場でした。大通りの建物とは違い、豪華さはありませんが、その素朴さが逆にいい!
お店オリジナルの紙マンチョンマット
レンガ作りの建物に白いペンキを塗った店内はとても明るく、清潔感が漂います。テーブルの上にある赤い缶の中にはおみくじが入っていて、運勢が占えるという遊び心も。
店内には西遊記の4人をモチーフにしたものがたくさん見られます。これは、開店に携わった4人の若者が西遊記の登場人物に扮し、「たくさんの人が笑顔になれるレストランをオープンする」という夢を実現するため、幾多の困難に立ち向かうという思いが込められているそうです。
お食事は基本的に480元~のコースメニューから選択します。ナビは漫遊套餐499元、メイン料理は啤酒燉牛腱を注文。雲林産の野菜をふんだんに使ったお料理は食べごたえ抜群。ベルギービールで煮込んだという牛肉は牛肉麺にのっているお肉のようで、口の中にいれるとほろほろと溶けていきました。そして、ナビのお気に入りは店名にかけてつくられた竹炭パン。墨の色をイメージしたこのパンにつけるクリームがおいしい!無塩バターにレーズン、クルミ、クコの実などをミックスしてあるのですが、手が止まらぬおいしさです。販売していたら絶対買う~と思ったほど。このパンはどのセットメニューにもついていますよ♪
漫遊套餐(メイン:啤酒燉牛腱&香草豬肋排)
住所:雲林県斗六市太平路164号
電話:(05)533-6186
営業:11:30~14:00、18:00~22:00
休み:火曜日
ミニマムチャージ:120元
<交通>
斗六駅から徒歩10分
パンプキンスープ
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トマトスープ
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スープは2種類から選べます! |
ガーデンサラダ オイルビネガーソースかけ
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雲林産トマトをまるごと楽しめるサラダ
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サラダも2種類から選べます |
啤酒燉牛腱
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香草豬肋排
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メイン料理は4種類から選べます |
バロック建築が残る「西螺延平老街」
3階部分には歯医者さんらしく「歯」の形が!
2階の窓に上向きの三角形があってドリルを思い出してしまいます…
台湾の老街はそのほとんどが河の近くにあることをご存知ですか?ここ「西螺延平老街」も台湾最大の濁水溪の南部に位置しています。1934年、日本統治時代に美観工事を計画するも、翌年の1935年中部大地震によって、古い建物がほとんど崩壊。しかし、「塞翁が馬」、多くの建物が崩壊したことで、かえってその計画が急速に進められました。
バックパッカー向けのゲストハウスもありました
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貝殻の砂で作られた柱
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日本統治時代によく見られたバロック式建築に日本らしさ、台湾らしさがプラスされた西螺延平老街は他の老街よりも観光地感は少なめ。このレトロで素朴な雰囲気を気に入った周杰倫は、彼が監督主演を務めた「天台 RooFToP」のロケ地として使用しました。その後、たちまちロケ地巡りとしても人気が出てきており、今注目すべきスポットとなっているのです。
それでは、西螺延平老街に来たら必ず訪れたい場所をピックアップしていきたいと思います!
<交通>
台北出発:國光客運にて/斗六出発:台西客運にて國光客運聯營總站へ。
西螺観光MAP
西螺延平老街MAP
西螺美食MAP
地図画像提供:西螺延平老街文化館
まず訪れたい「捷發乾記茶莊」
入口は小さいけど奥行はかなりあります
清の時代、福建省泉州から渡ってきた許金さんが、西螺で初めてのお茶屋さん「捷發乾記茶莊」を始めました。台湾の老街でおなじみのウナギの寝床のような長~い建物は、まず1932年に作られ、入口から3つに区切られています。真ん中と一番奥は「福建省式の三合院」になっており、中庭を囲むようにして住居がありました。
その後の1936年日本政府の市区改正により、三合院の作りも残しながら2階建ての洋館へ改築し、その際一番手前のお茶屋さん部分を建てました。当時、この一帯で最も見事な建物と言われていたそうですよ。2階から見られる壁には「許」の堂々たる文字と悠々と羽を広げる鷲が見えます。これを見るだけでかつて許家がどれだけ栄えていたかが見てとれます。
これは必見!
元お茶屋さんらしく茶葉缶が並べられてあります
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屋号入りの箱
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1階一番奥はこんな感じ。ここの右隣では西螺についてのビデオが見られます
現在では西螺延平老街の文化館的な役割をしていて、西螺延平老街に関する資料もたくさん置いてあり、昔の生活の様子を展示しています。そのため、西螺延平老街を知るにはまずここ!と言われています。2階には宿泊施設もあり、昔の西螺に暮らしているようにステイができると人気があります。
住所:西螺鎮延平路92号
電話:(05)586-0101
時間:08:30~17:30
休み:月曜日
民宿予約は「螺陽文基金會」まで
電話:(05)586-1444/(05)586-0101
E-mail:siluo8610@gmail.com
DMなどが置かれているこの机にも注目!
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お金を入れる穴があるんです。ここから入れたお金は引き出しの中に入る仕組みでした
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上階から一階を直接のぞける穴。今は安全の面から木が組まれています
中庭へ続く門の柱には「發」「捷」の文字から始まる言葉が書かれています
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中庭
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2階は民宿になっています。ここはリビングルーム
リビングルーム入って前後左側には畳部屋が
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リビングルーム奥にはテレビ部屋があります。冷蔵庫も!
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リビング右には伝統的なお部屋
台湾一古い西洋薬局!
現在3代目が切り盛りする「良星堂」は1924年に創設されました。先代の「程日良」さんが星薬科大学の前身である「星製薬商業学校」で学んだことから店名に「良」と「星」の文字が使われているそうです。「星製薬商業学校」の校訓は「親切第一」だったそうで、「良星堂」のお店のモットーも「親切第一」。
お店に入ると、星製薬商業学校の卒業証書や昔のポスターに使われているハンコなどを気前よく見せてくれ、親切に説明してくださりました。元々立ち寄る予定ではなかったのですが、ついついお邪魔してしまいました。こういう出会いも老街ぽくっていいですよね。
卒業証書拝見~♪
1933年当時、珍しく3階建て3棟のバロック式建築だった「金玉成商會」。以前は3兄弟で使用していましたが、現在はその中の1棟を台中の方に売り渡してしまったそうです。こんなに広大で立派な建物ですが、今ではなんと800万元強で購入できるというから驚きです。
時計が見えますか?
建物の左上には今は時を刻まなくなった「時計」が見られます。以前時計やアクセサリーを売っていたので、広告の意味合いも込めて飾られていたそうですよ。
その横には何やら動物が見えるでしょ?というのですが…かなり時間をかけ、想像力を働かしてやっと…ナビにも「ふくろう」が見えました。これは日本語のロゴ合わせて「不苦労、福籠、福路、福老」などのおめでたい意味が込められていることから意図的に作られたそうで、ここでも日本とのつながりを感じました。
想像力を働かしてください…
3棟の真ん中は現在「螺情懷舊冰釀滷味旗艦店」があり、手前ではお持ち帰り用の滷味が売られ、真ん中とその奥はイートインスペースとなっています。昔の建築構造が見られるようになっていて、面白い空間です。一番奥の部屋からは後ろの建物も見え、「KEIYUURIUSHIYAUKOU」と書かれているのが見えます。これはローマ字読みで「慶裕隆商行」の意味なんだとか。今のローマ字読みとは少し違うのも趣深いですよね。
住所:西螺鎮延平路74号
電話:(05)587-9900
時間:月~金11:00~20:00/土日10:00~20:00
広々としています
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こんな雰囲気で滷味が食べられるお店ってそうそうないです
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開放的な店内!中央では豆類の量り売り
多種多様な豆類が並ぶ「台灣永豐米糧行」は台湾産のものにこだわったという品ぞろえ。ただ商品を並べているだけなのに、目を引くカラフルさです。
店内は高い天井と奥へと長~く続く空間。ここに住んでいた人はタダものではない!そう感じてしまいます。起源は200年以上前にさかのぼり、林集山さんが広東潮州から台湾にやってきたことから始まります。その後ここ西螺で子孫を繁栄させ、「廣合」大家族を呼ばれるまでになりました。
この建物は1932年に建てられ、「廣合商行」という名前で貿易業を営んでいたそうですよ。代々優秀な人材を生み出していて、例えば真理大学創立者、前雲林県議長、県長など、すべて林さんの子孫と言われています。やっぱりタダものではなかった!!
元は3階建て!3階に当たる部分は竹で作られていたそうです。鮮やかな色のガラスが目をひきます
お店の前では雲林さんのにんにくやしょうがも販売!
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ジュートに入れられたお豆ちゃん
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以前の大門
現在「台灣永豐米糧行」を経営している方は、林さんの子孫ではなく、借りているということですが、廃墟同然だったというこの建物を、昔の面影は残しつつ、創意工夫しリノベーションしたそうです。建物への愛情が伝わってくるようなリノベーションで、ナビが林さんの子孫なら、絶対喜びます。
一番奥のスペースにはイートスペースもあるので、時間に余裕がある方はこちらで一休みするのもオススメします。ナビがお持ち帰りした「緑豆沙」はさすが豆を売るお店だけあって、豆本来のおいしさが感じられる一品。豆類のドリンクのレベルの高さは見逃せません。
住所:雲林県西螺鎮延平街57号
電話:05-5876229
喫茶エリアではアフタヌーンティータイムも!
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暑い夏にぴったりな緑豆沙
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町の繁栄を支えた市場は今…
以前はお肉屋さんや魚屋さん、八百屋が並んだ辺り。今では緑が植えられ、市民のオアシスとなっています
市場を見てみよう!とやってきたナビ一向。うん?市場らしきものが見当たりません…。西螺東市場は雲林県において南北雑貨が取引される重要な拠点で、ここら一帯の産業の発展に大いに寄与したと言われています。
以前は市民達が訪れる伝統市場で、生鮮食品なども売られていたそうですが、今では市民の休憩場所として利用されているだけでなく、雲林の農特産品などを売るお店が多数入っていて、盛り上げています。
ナビは木のいい香りに誘われて「湧林工作坊」というお店に入ってみました。
お店一番手前右側においてある駒がとっても懐かしい!思わず回してみると、ある速度になった瞬間、急に上下がひっくりかえりました!!!わぁ~面白い~!周りの台湾の方には日本にはないの?これ、よく遊んだよ~と言われてしまいましたが、ナビは初めてみました。調べてみると日本でも「逆立ちゴマ」と呼ばれ、売ってあるそうなのですが、旅の記念にお買い上げ~。
ひとつ30元!
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ひっくり返った瞬間「やった~」と叫んでしまいました♪
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雲林には醤油屋さんが多くあるのですが、台北では手に入りにくい醤油を扱っている「加温刀」にもお邪魔してみました。加温刀とは、台湾語の発音で「ここが私の家」という意味だそう。老街には「丸荘醤油観光工場」があり、雲林の醤油屋さんといえばこちらが真っ先に思い浮かびますが、この外にも瑞春醤油、陳源和醤油なども人気です。数ある醤油の中からこの中で店員さんがオススメしてくれたのが「陳源和醤油の生抽壺底油」。これは黒豆と塩のみを使用したお醤油で、煮物などで使用すると具に味がしみ込み、とっても美味しくなるそうですよ!
その他には、一度食べると止まらなくなるとネット販売で人気のカシューナッツなどが試食できるのも嬉しいです。
オレンジの看板が目印!
老街を歩いているとオレンジの看板が目に入ってきます。ここが丸荘醤油博物館。
丸荘醤油は1909年に創立し、西螺地区ではもっとも歴史のあるお醤油屋さんです。元は「荘義成醤園」という名前でしたが、創立者の荘清臨さんが自分の名字である「荘」に赤ペンを用いて丸をしたものを商標としたことから、丸荘(まるそう)という愛称で親しまれていました。その後、1977年に丸莊醬油という名前で登記しようとしたところ、「丸」という漢字は日本をイメージしすぎるということで、「圓莊食品工業有限公司」と台湾の漢字を使用。
しかし、対外的には「丸荘醤油」というブランド名で販売していたそうです。1996年にやっと「丸」の文字が使用可能となり、晴れて登記上でも「丸莊食品工業股份有限公司」となりました。そういえば台湾で「丸」の文字を使っているお店ってあまりないような…。この名前も日本の影響を受けていたとは、驚きです。
株券
第二次世界大戦の時は、原料の管制が敷かれていたため、1941年「虎尾醬油工業統制株式會社」を創立。雲林県唯一の政府公認の醤油生産会社であり、「丸荘醤油」二代目が社長を任されていました。このため、「丸荘醤油」は一時期生産を中断していたそうです。雲林でも選び抜かれたお醤油屋さん。これは要チェックですね!
「丸荘醤油」製品がずら~り売られています
八角形のシールは100%純醸造の証明!色の違いに意味はありません
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充填機も展示
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洗面台の水道がかわいい!
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ミニ甕?説明もなく置かれていましたが、何だったんだろう…
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気になる日本の醤油と台湾の伝統的な黒豆醤油の違いを聞いてみると…。日本で一般的に売られているお醤油は大豆、脫脂大豆などを蒸し、炒めた小麦を麹床に入れ3日間で「麹(醤油麹)」を作ります。そして大きな容器(最近はステンレスのタンク)に放り込み発酵させ熟成させます。これを台湾では「豆麥醤油」と呼んでいます。一方台湾の黒豆醤油作りでは小麦は使用しません。蒸した黒豆に竹ざるで7日間かけて作られた「麹(豆麹)」と食塩を甕の中へ入れ、約4~6カ月かけて熟成させます。
こうやって造られた黒豆醤油は舐めた後、甘さがのどに残るのが特徴なんだそうです。ここで使われる甕の多くは水里産。この甕が自然に温度調節をしてくれるそうですよ。
住所:雲林県西螺鎮延平路25号
電話:(05) 586-3666
甕だらけ~
水里産
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蓋をちょっとずらしておくのがコツなんだそう!
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真ん中がニョロっと高いのです
虎尾合同庁舎は1930年に建てられ、日本統治時代には消防局として使用されていました。
この建物、真ん中が不自然に高いと思いませんか?かつて虎尾で一番高い建物だったそうです。それもそのはず、どこかで火事がないかと、ここから見張っていたそうなのです。
そんな歴史ある建物ですが、今は誠品書店とスターバックスが営業しています。古跡の中で本に触れ、コーヒーをいただけるってなかなか乙な時間だと思いませんか?ナビはスタバのご当地グッズが大好きなので、虎尾限定だというマグカップを購入!嬉しすぎてほっと台北で紹介したら、後日台北駅のスタバであっさり同じマグカップに出くわしてしまったという悲しい(うん?嬉しい?)事件がありました。スタバグッズは台北で購入できても、この建物でコーヒーが飲めるのは虎尾だけ!是非、訪れてみてくださいね。
住所:雲林県虎尾鎮林森路一段491号
電話:(05)633-803
<交通>
高鉄嘉義駅出発:台湾好行「北港祈福線」にて「雲林布袋戲館」駅へ
斗六出発:台西客運にて虎尾站へ。
昔の雰囲気をうまく残してリノベーション♪
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消防局のマークも残されています!
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1階は売り場&カウンター席
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階段上がって右側に誠品書店
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2階のイートインスペースは天井も高く、解放感があります
このマグカップ、ナビのお気に入りです♪
半日をかけ、駆け足で巡った雲林。ココに住む人達の笑顔に癒され、色濃い文化の香りに圧倒され、たくさんの刺激を受けました。そして、台湾の台所というだけあって、食べ物がおいしいのも魅力です。台湾の文化や人柄が大好きという台湾リピーターさんなら、きっとはまってしまうと思います。ナビも今回の訪問で、ますます雲林に興味が湧いてきちゃいましたよ。
以上、すぐにでも雲林に飛んで行って、美食と笑顔に出合いたいナビがお届けしました。