後半戦はショッピングからだんだんと景色を楽しむモードへ。山間部ならではの空気と眺めで気分もリフレッシュ!
part1から引き続き、基山街を散策中です
詳しい地図はこちら!この地図はナビマガ2014年3.4月号(93号)にも載っていますので、見かけたらぜひゲットしてください!
竹細工にかご製品、面白おみやげが盛りだくさん
如意
住所:新北市瑞芳区基山街49号
電話:(02)2496-6227
営業:9:30~19:00(向かいの支店は「茹縁」)
九份老麺店を出たナビは、ほぼ向かいに魅力あふれる雑貨屋さんを発見!店先に無造作に置かれた小さなセイロがかわいい~!そのまま店内にはかごや木工食器などが並ぶのですが、その数の多いこと。ズラリと並んだまさに雑貨の数々、壮観です。しっかりした木製でデザインもなかなかなのに値段が激安なのにもビックリ!スプーンやフォーク、バターナイフは35元(3本100元)!大きなお玉も70元。こんなに安くていいのかしら。
お向かいはキッチュな雑貨屋でした
台湾スリッパ型のパスケース
かわいいやら安いやらでワイワイいいながら物色していると、店番をしていた奥さんが「向かい側もウチの店舗だよ」と教えてくれたので、行ってみることに。
お向かいの店舗はさらにキッチュな台湾雑貨の宝庫でした。ゴチャゴチャしていますが、ここから掘り出し物やお宝を探すのが楽しい!時間が経つのも忘れて見入ってしまうナビでした。
台湾人形劇(布袋戲)の人形が。すごい数!
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京劇のお面もありました
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チャイナテイストのグッズならココ!
蓉兒
住所:新北市瑞芳区基山街61号
電話:(02)2406-3489
営業:9:00~18:00(休日は20:00まで)
(展望台近くにも支店あり)
ショッピングモードは止まりません。すぐ並びにかわいいチャイナドレスが飾ってあるのが目に止まり、すかさず中へ!オリジナルの小物も充実、なんとワンちゃん用のチャイナドレスまでありました!チャイナ系のアイテムをお探しの方には絶対オススメのお店です。
ちょっと不思議なこのバッグは…
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チャイナドレス型のリュックでした
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今度は本格派のオカリナ屋さんに遭遇!
陶笛ㄚ志
住所:新北市瑞芳区基山街38号
電話:(02)2406-3700
営業:9:00~17:30
かわいい雑貨にひとしきりときめいて店を出ると、またあの音色が…そうです、ここで2軒目のオカリナ屋さんに遭遇しました。店内の音色は生演奏ではなく、ウクレレと一緒に演奏した本格派。ジブリ作品の有名曲が続き、つい耳をそばだててしまいます。
ここは「阿志」という若手オカリナ奏者のお店。お土産に手頃な商品もありますが、中には3000元(!)を越える本格的なオカリナも販売されています。店内に流れていたのは阿志のCDだったのでした。聞けば聞くほど癒されるオカリナとウクレレの軽やかなセッション。どうしても家で聞きたい!と買い求めてしまったナビでした。
水餃子で一休み
この看板をたよりに階段を下るとお店があります
38號(麺食餃子館)
住所:新北市瑞芳区基山街38号
電話:(02)2497-1710
営業:9:00~17:30(不定期)
さて、基山街も半分を過ぎました。ここまでビッシリと並んだ商店に反応しまくってちょっとくたびれたナビ一行は、ここで小休止。女将の強烈なキャラクターで有名な香腸のお店を横目に見つつ道なりに曲がっていくと、右手に「手工水餃」の文字が。
これまで九份を歩いていても気づかなかったひっそりと佇むお店です。ちょっと不安を抱えながら階段をくだっていくと、意外に広いお店がありましたが、お客は我々だけ…。水餃子は小ぶりで食べやすいお味でしたので、小腹が空いた時やお手洗いを借りたいときにちょっと休むのにいいかも。
おばさん一人でやっているお店なのですが、メニューは豊富
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小ぶりの水餃子は食べやすかったです
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よもぎ餅の有名店でおやつをゲット
阿蘭草仔粿
住所:新北市瑞芳区基山街90号
電話:(02)2496-7795
営業:9:00~17:30
つづいてガイドブックなどでもおなじみのお店を見つけました。こちらはタロイモやよもぎを使ったお餅のお店。店頭でおじさんが販売している後ろで、女性たちがせっせと作業しています。この「今作ってます!」「出来立てです!」って感じが人気の秘密なのかも。芋粿は蒸したタロイモが入った独特の味ですが、草仔粿(よもぎ餅)は中の餡が様々!一番人気の菜蒲米は細切り大根の漬物で、胡椒がピリと効いたピリ辛味。甜紅豆はあんこが入って、大福のようなお味でホッとします。一個20元と手頃な値段なので、おやつにぜひどうぞ~。
人気はやっぱりよもぎ餅
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制作スタッフはかなりの数!
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ここから2軒ほど、台湾ならではの花鳥画と印鑑のお店です。特殊な筆で絵のような文字を書く花鳥画はお土産にとっても喜ばれます。お子さんの名前を書いてもらったり、自分の座右の銘を刻んだりと使い方はいろいろ。台北市内ではお店も限られているので、観光ついでにゲットできるのは嬉しいですね!また印鑑も色とりどりのデザインで、こちらもプレゼントに最適。
どちらも自分の好きな文字で作ってもらえて、待ち時間はたったの5分~10分。ついついいくつもオーダーしたくなっちゃいます。
掌怪画廊
住所:新北市瑞芳区基山街100号
電話:(02)2496-0901
営業:9:00~19:00
秋風印舗
住所:新北市瑞芳区基山街106号-2
電話:(02)2496-7768
営業:9:00~17:00
臭豆腐好きのナビはやっぱりここでも…
九份第一家臭豆腐
住所:新北市瑞芳区基山街106号
電話:(02)2497-9473
営業: 11:00~20:30(金・土曜日は~22:00)
ここまで九份の美食をいろいろと堪能してきたナビですが、花鳥画のお店と印鑑屋さんのちょうど中間においしそうな臭豆腐屋さんを見つけたので、ガマンできず食べてみました(食べすぎ??)。
「第一家臭豆腐」というだけあって、18年ほど続く老舗だということです。揚げた臭豆腐は外がカリカリ、中はしっとり、しっかり発酵して臭みもなかなかの、レベルの高い味でしたよ!台湾式キムチももちろん自家製。ほどよい甘さがピッタリです。
見晴らし最高!九份名物タロイモはここで食べるのが◎
阿柑姨芋圓店
住所:新北市瑞芳区福住里豎崎路5号
電話:(02)2497-6505
営業:9:00~20:00(土曜日は時間を延長することもあり)
さてさて、九份といえばやっぱり有名なのが芋圓。九份一の有名店「頼阿婆芋圓」の前まで来ると、そろそろ基山街の商店街も終わり。ガイドブックでもおなじみの階段(豎埼路)と交わり、旅人の気持ちもお買い物モードから景色を楽しむモードへと変わって行きます。
天気がよければ美しい景色を望めます
今回ナビはもうひとつの有名店で芋圓をいただくことにしました。それが豎埼路を登った先にある「阿柑姨芋圓店」です。こんなところにお店があるの?と不安になるような高台にあり、その先には山の上の小学校があるだけ、というロケーションですが、台湾の若者たちはこぞってこのお店に向かいます。
人気の理由は芋圓の美味しさもさることながら、店内から九份を見渡せる眺望のよさです。入口からは想像もできない大パノラマをゆっくり楽しみながら食べる名物の味は格別。デートにも大人気のスポットです。
こ~んなに広い客席があるんです!しかも3階立て!!
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180度広がる窓から景色を楽しめます
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さっぱりしたお汁粉の中に、芋圓をはじめカボチャやよもぎのお団子がいっぱい
かわいい靴屋さんを見つけました♪
色とりどりのビーチサンダル
富發牌
住所:新北市瑞芳区豎崎路9号
電話:(02)2497-5204
営業:10:30~19:30
芋圓屋さんへの道中にとってもかわいい靴屋さんを見つけたので、これも合わせてお知らせしておきますね!店員さんは日本語を勉強中で、とってもフレンドリー。ここまでの散策でいくつかの買い物袋を持っていたナビに「荷物をここで預かってあげるよ」といって気遣ってくれました。もともとは夜市のお店の一つだったといいますが、かわいいデザインとリーズナブルな値段で人気に火がつき、各地に店舗を展開するショップになったといいます。下駄が有名な九份ですが、最先端のシューズもぜひ試してみては。
フレンドリーな店員さんは日本語勉強中!ぜひ話しかけてみてください
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デザインもカラーもポップです!
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お茶をしながら景色を堪能。旅もゴールが見えてきました
お腹も心も満たされ、九份を満喫したナビたち。時刻は17時過ぎ。そろそろ日も暮れて、美しい夜景に変わる頃です。この日は午後からずっと冷たい雨が降っていましたが、霧の中にボンヤリと広がる夜景も幻想的で美しいもの。
残りの時間はゆっくりとお茶を楽しみながら景色を眺めるのがおすすめの過ごし方。非日常的な空間で存分にリフレッシュしてください。
こちらはヘルシー茶のカフェ
吾榖茶糧SIID CHA
住所:新北市瑞芳区基山街166号
電話:(02)2496-9976
営業:12:00~19:00
コーヒー派の方にはこちら
Babka
住所:新北市瑞芳区基山街177号
電話:(02)2406-3458
営業:10:00~日暮れ時まで(季節による)
水心月茶坊
住所:新北市瑞芳区軽便路308号
電話:(02)2496-7767
営業:12:30~20:30(土・日曜日は9:30~)
ナビのおすすめは「水心月茶坊」。地元の住居跡をリノベーションし、芸術的なムード漂う「九份茶坊」のオーナーが手がけたこちらのお店は、雰囲気はもちろん、眺めも最高なんです。窓はなんと270度に開けており、文字通りの絶景が楽しめます。
天気のいい日にはテラス席がイチオシ!美味しい台湾茶を飲みながら山の景色を独占すれば気分は最高ですね!茶葉はもちろん、「九份茶坊」で人気の茶器や茶梅をゆっくり見ることができるのも魅力。
「九份茶坊」奥のアートギャラリーを抜け、山沿いの階段を下ると「水心月茶坊」があります
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テーブルなどもとても凝った造り
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ゆったりとお茶を楽しんで、お店を出たらすっかり夜の闇に包まれ、九份はまた別の顔になっていました。この街の代名詞ともいえる赤い提灯が灯された豎埼路の階段を見上げると、ああ九份に来たな、と実感して旅情が高まります。あちこちの雑誌やガイドブックに写真が載っている「阿妹茶酒館」の外観ですが、自分の目で見るとやはり一段と美しく、幻想的なもの。しばし夢うつつにその様子を眺めるナビでした。
最後はやっぱりオカリナ!
音色に導かれて階段の脇にあるお店を発見!
九份陶笛屋
住所:新北市瑞芳区軽便路131号
電話:0953-064567(店主・何さん携帯)
営業:10:00~20:00(日曜休み)
ところがそんなナビの耳に、なんとまたしてもあの音色が!!そうです!オカリナです!すっかり油断していましたが、そういえばまだ3軒目のお店に出会っていないと思ったら、こんなところに!階段の途中に開いているそのお店では、店主のおじさんが演奏中!日本人の観光客を相手に、一生懸命オカリナを吹いているところでした。閉店が迫っているのか、かなり品薄状態となっていましたが、そんな中プラスチック製のオカリナを発見!軽くて手軽で、練習用によさそう!とすっかりオカリナを始める気でいるナビが値段を聞くと、一個100元だというので迷わず購入しました。
帰りは超特急バスで1時間ちょっと!降車バス停にはご注意ください
帰りは行きの時に降車したバス停よりも、もう少し登ったところにある「舊道口」のバス停から台北行きのバスに乗って帰宅。運転手さんがかなりの飛ばし屋で、車内はジェットコースターのようでしたが、おかげで1時間ちょっとで台北市内へと戻ることができました。
行きに乗車した「忠孝復興」駅が終点なのですが、駅周辺にたくさんのバスが停まっていて乗り入れできないということで、手前の「瑠公圳」駅で全員下車となりました。
やっぱりまた行きたくなる。魅力にあふれた街です
面白雑貨にオシャレ雑貨、各種台湾グルメに台湾茶、そして素晴らしい眺望に幻想的な街並み。ここ九份ではそのすべてを見つけることができるんです。丸一日かけて存分に楽しみ、新たな趣味(もちろんオカリナ)まで手に入れて山を降りると、日頃の疲れもストレスもすっかり吹き飛んでいるナビでした。
台湾の良さがギュッと詰まっているだけでなく、山間部ならではの魅力もあふれるこの街が多くの人に愛される理由が改めてわかりました。すでに行かれたことのある方もぜひもう一度お出かけになって、魅力を再発見してみてくださいね!
以上、ひそかにオカリナ練習に励む台北ナビがお届けしました。