王爺信仰文物館(台南市)

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王船祭で有名な王爺信仰を知るならココ! 保存状態は台湾一。

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王爺信仰文物館は、台湾で最も保存が良く、内容も充実している「王爺信仰」の文物館です。王爺信仰とは千歳信仰とも言われ、台湾中南部で最も盛んな道教信仰のひとつであり、王爺(千歳)は天に替わって世の中をよく治め、人々のために疫病や邪悪なものを取り除いてくれると考えられています。王爺信仰でもっとも有名なのが「王船祭」です。王爺を迎え疫病や邪悪なものを駆逐し平和に暮らせるよう巡回していただき、最後に王船を燃やし、取り払った疫病や邪悪なものと一緒にあの世へ帰り、玉皇大帝へ報告した後、廟に帰ってくるというお祭りで、王爺信仰文物館向かいにある東隆宮では3年に一度行われます。王爺信仰文物館1階右手には「王船祭」祭の様子が展示され、宋江陣を体験することも可能です。
圧巻なのが3階にある王爺信仰文物館。王船祭での陣頭パフォーマンス・廟やその時の人々の様子などのクスノキ彫刻は必見です。まるで目の前でミニチュア世界が本当に存在しているかのような精巧さに息をのんでしまいます。そして王船に乗せる生活用品、食べ物、文房具などが展示されています。王船を送る時には金銀紙を燃やすのですが、この時激しく燃えれば燃えるほど王爺が喜ぶと言われています。こんなに手間暇かけて作ったものでさえ豪快に燃やすと知り、信仰の深さを感じさせられました。4階の禮俗文物館には金銀紙など生活に根付いている王爺信仰用品が飾られています。その横にある水滸英雄館は廣東石湾陶芸場が3年という月日をかけて作り上げた小説「水滸伝」の中で梁山泊に集う108人の表情豊かな石湾陶塑像が飾られており、小説を読んだことがないナビも見入ってしまいました。
何となくしか知らなかった王爺信仰をより身近に、そしてより詳しく知ることができる優良文物館です。時間に余裕を持って見学し、隣の東隆宮も訪れていただきたいです。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2012-09-04

スポット更新日:2015-03-04

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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