朴子配天宮（嘉義県）

神秘な力が宿る媽祖廟。子宝廟として台湾人に絶大な人気を誇ります。「台湾好行」でアクセス便利！

台湾において現存する最古の媽祖廟である朴子配天宮は、「台湾好行」バスに乗り、「朴子刺繍文化館站」から徒歩10分ほどで到着します。ここには1000年以上の樹齢を持つ樸樹（エノキ）を彫って作られた媽祖様がおられ、その樸樹の根は四季蘭の根と交わっています。そのため四季蘭には媽祖様の力が宿ると言われ、四季蘭を触れば健康になれると信じられています。皮が一部落ちているのですが、これは人間の悪い気を吸い取って樹の皮が身代わりに剥けているのだとか！神秘的です。
また、旧暦の正月～三月の御賜燈花の時期には白色と赤色の花を咲かせた牡丹の花が見られ、廟は子宝を望む夫婦でいっぱいになります。まずは媽祖様に基本情報として旧暦誕生日、誕生時間、干支、住所、年齢、現在何人の子供がいるか（いる場合は男子何人？女子何人？）、そして白い牡丹か赤い牡丹のどちらが欲しいかを伝えます。男の子が欲しい場合は白い牡丹、女の子が欲しい場合は赤い牡丹を希望してください。その後擲筊にて希望する色の牡丹を取っていいかお伺いをたて、3回連続でOKが出たら希望する色の花を持ち帰りましょう。3回連続でOKが出ない場合は質問を変え（例えば現時点で赤ちゃんとは縁がない、健康状態が悪い、男の子が欲しいけど女の子を産んでからなのかなど）を聞いてみてください。この牡丹はかなり効力があると言われ、台湾国内から多くの夫婦が訪れます。出産に良いとされる龍年の2012年には28.000個の牡丹が持ち帰られたそうです。もうひとつのお宝は金の筊杯。これはなんと清朝康熙皇帝が媽祖様にお伺いをたてる時に使用したものだとか…。年に一度擲筊大会が行われ、一陽一陰（裏表）を出し続けた6位までの人に金筊杯のレプリカが送られるそうです。
こういうことには疎いナビでさえ感じる神秘の力！一度感じてみてください。