MRTでラクラク!広々園内で動物もの~んびり暮らす台北市自慢の動物園へ行ってみよう!
こんにちは、台北ナビです。
もうじき夏本番!6月に入れば毎日うだるような暑さが待っている台北の夏。そして、それに合わせるかのように、台湾の各学校は6月後半から夏休みに入ります。
夏休みといえば…当然キッズのレジャーでしょう!ということで、ナビは一足お先に台北市切ってのレジャースポット「台北市立動物園」にやってきました。現在、夏の台湾旅行を計画中!というファミリーのみなさま、ぜひとも要チェックですよ!
朝方の晴天に「今日は最高の取材日和になるに違いない!」そう確信したナビチームは、台北市内の各家を出発。一路MRT文湖線で終点の動物園駅をめざし、ウキウキ・ワクワク台北動物園へ。しかし、動物園駅に向かうにつれて怪しい雲行きに…駅に降り立つころには、ポツポツと小雨が振り出してきました。
ここは、台北市南東部に位置する木柵エリア。
動物園の敷地裏手には茶芸館と茶畑が広がる猫空エリア。そう、山はもうすぐそこ。台北市とはいえ、市中心部よりお天気が崩れやすいようです。ナビの口コミでも動物園に行かれた多くの方が「雨でした…」と感想を書かれていますが、その通り!雨の確立は若干高め…カモ。動物園行きを計画中の方は天気予報のチェックと雨具を忘れずにご準備を!
緑豊かな立地
そんな話をすると、たいそう山奥にあるように感じるかもしれませんが、台北動物園はSOGOなどがある繁華街として知られる「忠考復興」駅からも20分程度、意外にも気軽に足を運べる場所でもあるんです。台北101も山あいから望むことができますよ。
そして、歴史あるこちらの動物園、この地に開園してすでに20年以上経ちますが各所改装し、園舎・遊歩道・施設全てがとても新しく清潔です。ナビが小さい頃よく通った都内の某動物園を想像して行くとビックリしますよ。
今回3度目の来園になるナビ。
いつも全て見切れず、最後は動物のいなくなったオリを見て帰る…という結果に。台北動物園は台北市の緑豊かな土地を動物達のためにぜいたくに使っているため、ひとつの動物に対し、どのスペースもとてもゆとりがあります。動物たちものびのびと暮らしていますし、また見る私達にもその広さが癒しのひとときにもなります♪
そんな広大な敷地の動物園なので、じっくり見てまわりたければ丸1日はかかってしまうはず。
旅行中にそれほど多くの時間が裂けない方は、各エリアに分かれているので、インフォメーションセンターで園内案内図をもらい、気になるエリアを2~3ピックアップして集中的に見るのがオススメです。
入園ゲートをくぐれば正面にフラミンゴ園舎のお出迎え。そこで左右に道が分かれます。右手は台湾動物エリアや昆虫館へ、左手は児童動物エリアやコアラ館をはじめとした多くの動物たちが暮らすエリアへ行けるメインストリート(保育大道)へと続いています。台湾を感じたい方は、台湾動物エリアで台湾の動物に触れ、さらに昆虫館で蝶を眺めてから、保育大道方面へ向かうのがよいでしょう~!
目の前に現れるフラミンゴ軍団!意外と地味なスタート!?
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梅花鹿は台湾動物エリアで出会えますよ~!
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昆虫館は南国らしい見たこともない昆虫がたくさんです!
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蝶々もい~っぱい飛んでいます
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しかし、この動物園の目玉は台湾動物たちやさまざまな珍しい蝶々ではなく、パンダ・コアラ・丹頂ヅルなんですって!
動物園のいたるところで、彼らのモチーフを見ることができました。と、いうことで、ナビは児童動物エリアを軽くまわってからコアラ館へと急ぎました。
「雨の中よく来たわね…」「ホント、ホント」とおしゃべり中!?
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ワタシクに何か御用??
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さて、だんだんと雨足が強くなる一方なのですが…コアラ館へ。ここは屋根付きなので雨しのぎにも陽射ししのぎにもなりホッとできるはず。 人だかりの方へ歩み寄ると、2匹のコアラちゃん。1匹はお食事中、もう1匹はY字になった木の幹に器用に腰掛けお昼寝中。かわゆ~い♪係りの方によると、コアラを見たいのなら朝早いうちに!とのこと。また、運がよければ飼育係の餌付けもみられるそうです。
園内には遊園車が通行しています。
広い園内、しかも入り口から奥へとゆるやかな山を上る坂道になっているので、これを利用しない手はありません。コアラ館とパンダ館の間に乗り場(列車ターミナル駅)があり、中腹よりやや上の鳥園駅が終点。行きはこれに乗って上を目指し、気になるエリアをチェックしながら歩いて下ってくるのがかしこくまわるコツです。ただ、週末は非常に混み合い、長い列ができているので少し待つことも覚悟しておいた方がよいでしょう。
値段は片道5元(120cm以下は無料)で、乗る直前に、料金を受け付けの人に支払います。MRTと同じ悠遊カードも使えますが、現金の場合はおつりが出ないので小銭のご用意をお忘れなく!
また、列車ターミナル駅、鳥園駅の各駅から猫空ロープウェイの動物園駅まで行くバスもでています。こちらも同じく5元。ロープウェイが休業の月曜はお休みですが、動物園から猫空へ直行~!なんて計画の方は利用してみてはいかが?ただし、終了時間は閉園時間より早め。ご注意ください。
生い茂る草の向こうに佇むツル…
北海道からやってきた丹頂ヅル。こんなに暑い台湾で大丈夫なのかしら…というのが目下ナビ編集部の最大の悩み!?ツル園の前は草が勢いよくのび、視界が妨げられるのがちょっと残念ですが、これもツルを驚かせないための工夫。観察の際には静かに見守りましょう。
あらいぐま小屋近くのコンビニは支店名も「あらいぐま店」。かわゆい♪
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あらいぐまのように手を洗いましょう~??ポンプ式井戸が!!
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普段だったら素通りしてそうだなぁ…と思いつつ、あまりの雨の強さに通りかかった両生爬虫類館へ避難。これが想像以上に大きく充実したエリアでした。そこで出会ったのが、百歩蛇(ピャッポダ)という名のヘビ。
ナビは初めて聞く名前だったのですが、同行ナビはおおはしゃぎ。何でも噛まれるとその毒性に百歩も歩くことができないことからこの名がついたという恐ろし~いヘビなのだそう。台湾原住民・パイワン族とルカイ族の象徴としても知られているそうです。興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
パンダに癒されよう~
一向に止まない雨に怖気づいたナビ一行。
本来なら歩いて園内を下っていくのが得策なのですが、来た道を再び遊客列車に乗って行くことに。 パンダ館はパンダがやってきてからずっと変わらず人気のスポット。平日は整理券なしでOKですが、休日はパンダ館前で整理券を受け取り、所定の時間に戻って再び見学する仕組みとなっています。ただ、最近では休日でも混雑していなければ整理券なしで入ることが可能。念のため、夏休みなど混み合う時期は入園時にインフォメーションセンターなどで確認してくださいね。
さて、お目当てのパンダさん。普段は寝ていることが多いのですが、今回は幸運にも動き回っている1匹に遭遇♪広~いお部屋の片隅を行ったり来たり…何を思っているのでしょうか??もう1匹は相変わらず寝ていましたけど。
近年は東京・上野でもパンダが見られるようになりましたが、まだまだ大混雑。台北ならば、ラクラク見学ができちゃいますよ~♪オススメっ☆
パンダ館でのフラッシュ撮影は禁止。ガラス前に張られた赤いテープを越えないように見学しましょう
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パンダ館のショップ。一軒まるごと全部パンダグッズです。園内にはところどころショップがあって、エリアにちなんだ動物グッズがテーマのショップになっています
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アフリカ動物エリアは、アフリカのサバンナに生息する動物を中心に展示しているエリアで、動物園のスター、ライオンやゾウ、きりん、シマウマ、カバ、サイ、ダチョウ、オラウータン…などなどに出逢うことができます。さまざまあるエリアの中でもここが1番の広さ。ここさえ押えておけば、動物園に来た気分をしっかり味わえそうです。ちなみに、にせものカバさんが道路にもぐる「カバ広場」がこのエリアの目印です。
今回は回ることができませんでしたが、ほかにも温帯動物エリアや水鳥観察エリア、砂漠動物エリア、アジア熱帯雨林エリア…や、え!?動物園なのに???の蕨園…などなど数多くのエリアが存在します。初めての方は特にエリアをしぼって見ることをオススメします。
園内はかなりの広さがあります。歩きやすい靴と服装をするのはもちろんのこと、夏場ならば照りつける陽射しを避けるために、帽子や日傘があると便利でしょう。また、樹木に覆われた園内は蚊の発生率も高し。虫除けスプレー(園内のギフトショップでも購入可)や虫刺されの薬を用意していくのもオススメです。さらに、今回のナビたちのように雨に降られるとも限りません。雨具の準備があったらなおのこと安心ですね!(園内のギフトショップ・コンビニでも扱いあり)
そして、以前は食事エリアの少なさを残念に思っていたナビですが、ここ数年でだいぶ充実してきました。街中で見かけるコンビニ「セブンイレブン」「サークルK」やジューススタンド「50嵐」から牛肉麺のお店…と、園内のメインストリート保育大道沿いを中心に点在していますので、見学の合間の腹ごなしはこちらでどうぞ!
以上、台北ナビでした。