猫空ロープウェイで行くパワースポット！厳かな雰囲気が漂います
こんにちは、台北ナビです。今日は台北ナビスタッフ「デビ」いちおしの「指南宮」にやってきています。なんでもデビ曰く、通訳の仕事の際お客さんについて行った時に初めてここのすごさを感じたらしく、会社に戻ってきてからもこちらのパワーについて熱く語っていました。そんな話を聞いたらナビだって行きたい！と思うのは当然ですよね？というわけで今日来ちゃいました。
遠足気分！
アクセス方法は2つ！ひとつはバスに乗って、もう一つは猫空ロープウェイを使って。ナビは迷わず猫空ロープウェイに乗りました。なんだか遠足気分で嬉しくなります。ロープウェイはどんどん上に上にのぼっていき、その距離がワクワク感をもっと高めてくれます。
休日はロープウェイがとても混むのでそこは臨機応変に！
指南宮とは
指南宮は台北市文山区木柵東部の指南山の麓にあります。海抜285mの位置にあり、少しひんやり。でも、このひんやり加減はただただ標高が高いからだとは思えません。神聖な空気が流れている、そういう気を感じます。
指南宮の俗称は「仙公廟」。孚祐帝君を祀っています。孚祐帝君は八仙の中の呂洞賓のことで、仙人になった後、時おり人間界へやって来て、人々を迷いから導いたと言われ、民間の信仰の中でとても人々と縁のある神様だと言われています。また、指南宮は台湾道教の総本山なのですが、約120年という歴史の中で、仏教、儒教も受け入れ、3つの宗教が1つの廟の中にあるというとっても変わった廟なのです。指南宮にくれば一石三鳥で台湾の三大宗教を体験することができますねっ！
例の噂・・・
仲良く歩いてらっしゃいます
指南宮で一番有名なことそれは「恋人同士で行くと別れちゃう」という噂。台湾の若者はもちろん日本人観光客の間でも知られている有名すぎる噂です。その真相をこちらの方に聞いてみましたよ！
呂洞賓は八仙の中で唯一の女神である何仙娘を思っていましたが、残念ながら恋叶わず・・・。そのため、恋人と一緒に訪れると嫉妬をすると言う人たちもいるけど、あくまで噂！とのこと。
ナビが訪れた時にも仲良しのご夫婦の姿をかなり見かけました。噂を信じてご利益をもらえないのはもったいない！！是非気にせず訪れてみましょう。
大雄寶殿
日本統治時代、仏教の推進のため道教が抑えつけられていたため、指南宮は「観音殿」と名前を変えそのままの基盤を残しました。統治が終わった後、大雄寶殿の左側に純陽殿（通称：佛祖殿）の昔の外観を復元したのです。そのため「大雄寶殿」にはお釈迦様や菩薩様などの仏像がおり、正面には2頭の象も。日本のような、タイのようなちょっと見たことのない不思議な感覚です。
建物も見どころですが、ここから猫空の山やお茶畑が一望できるんです。この風景を見ていると清々しい気持ちになれます。
純陽寶殿
純陽寶殿は呂洞賓が祀られている3階建ての建物です。台湾伝統建築界の巨匠陳應彬の後期における代表的な作品といわれています。赤い提灯がたくさん灯されているので見落としがちですが、龍の彫刻が施された石造りで、にぎやかすぎないのに威厳たっぷり！参拝者のみなさんも熱心に拝んでらっしゃいました。
純陽寶殿の奥に「山西呂祖聖尊寶殿」がありました。中国の山西永樂宮が指南宮に贈った白玉彫刻の呂仙祖を祀っています。天井がなぜかライトアップされていました。
凌霄寶殿
1963年着工1966年竣工した、2360坪あまりの大きな建物で、玉皇大帝という道教の最高神が祀られています。凌霄寶殿はすべて鉄筋コンクリートで建てられ、一見2階建てに見えるのですが、実際は6階建て。忘れずに2階へも行きましょう！たくさんの神様が飾られ、圧巻です。赤い絨毯が印象的な凌霄寶殿。ですが絨毯の上ではお線香を持たないように注意してください。火事の恐れがあるそうです。
凌霄寶殿奥には60体の太歳神が祀られた「太歳殿」があります。太歳神とは中国の道教に伝わる太歳の神であり、祟りの神だとも言われています。自分の生まれ年とその対極にある年には災いがもたらされると考えられるため、「光明灯」と呼ばれるランプを灯します。これを「安太歳」といい、太歳殿の中には太歳神と光明灯が所狭しと並べられています。さて、なぜ太歳神は60体なのでしょうか？干支というと「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を思いますが、正式には十干と十二支を組み合わせた60とする周期。そのひとつひとつに太歳神がおり、ポージングが違います。自分の年の太歳神に拝むことをお忘れなく！ちなみにナビの年の太歳神はちょっと偉ぶっていました。
ベジタリアン料理をいただきましょう！
12:00近くになったところで、こちらの方からお昼ご飯を食べていきなさい！と誘ってもらい、「純陽寶殿」の階下にある「大衆餐廳」にやってきました。こちらでは朝、昼、晩と素食（ベジタリアン料理）をいただくことができるんです。誰でも食べることができますよ～！台湾では素食の方が多いためベジタリアンのレベルがとても高いのです。
「大衆餐廳」に到着すると、ここに座って～と席に案内されました。慣れた人は案内されなくとも自分の座るべき場所がわかっているようでさっとナビたちの席へ来られていました。まずは、ご飯をよそいに行きましょう。お粥さんもあります。さて人数が揃ったらおかずとスープをど～んと置いてくれます。周りの方のおかずを取る勢いに負け、あんまり食べられなかったナビ。そしたら相席したおばちゃんが、隣の机に行けばおかず食べられるから移動しなさい！ここのお料理は特別おいしいんだから！って優しいですよね。でも、ナビ怖気づいてしまい机移動できませんでした。周りを見渡すと席移動は頻繁に行われており、後でちょっと後悔・・・。今度行く時はちゃんと席移動してお腹いっぱい食べたいと思います。もちろん食べ終わったら食器は自分で片付けましょう。また、心付けも忘れずに！
自分で食器を取ります
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バケツに入っているのが何とも豪快！
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未知のパワーを感じる・指南宮濟世會
郭師兄
ナビスタッフ「デビ」が力説していたパワー！その秘密は純陽寶殿の後方、指南宮濟世會にあります。何か悩みごとがあったり、運気を変えたいなぁという時、是非訪れてみてください。
まず体を清めてもらいましょう！指南宮濟世會の一番右端の部屋で郭師兄のアシスタントの方に体を清めてもらいます。ナビは了解をいただき、そばで他の方が清めてもらっている姿を見ていたのですが、アシスタントの方が自分の「気」を送っています。ナビはそういうパワーに疎い方なのですが、ここに流れる空気の違いくらいは感じることができました。その後郭師兄に「祭改」をしてもらいます。「祭改」とは体に積った埃を払うように、悪い気をなくしてくれるというもの。自分の名前や悩みごとなどに関係している人の名前と詳細（生年月日や携帯番号など、亡くなっている方に関することなら亡くなった方の病院の名前や住所など、詳しければ詳しいほどいいそう！）をピンクの紙に書きます。すると郭師兄は名前を書いた人の魂を探し、適切に処理してくれます。その後神様に状況を説明し、どうなりたいか・どう助けてもらいたいかを詳細に説明します。ナビも初めは半信半疑でしたが、話を聞いていると郭師兄にはしっかり魂が見えているようです。「祭改」をするほどでもないんだけど・・・という方には「祈願籤」（200元）はいかがですがか？台湾版絵馬は短冊に鈴がついたもの。7色に色分けされそれぞれに意味があります。自分のお願いごとにあった色を選びお願いごとをしましょう！
「八僊聚會」像はないですが、この壁にもパワーが宿っています
先ほど「祭改」をされていた方にお話をうかがってみました。指南宮に来るのは今回で2回目。ここに来てから悪いことが起こらなくなったそうで、今回も夢に郭師兄が出てきて、今行かなくては！と思い訪れたのだとか。実はナビが訪れたのは旧正月7日目。郭師兄の師匠の魂が旧正月15日まで指南宮にいたのです。すごい！また初めて訪れた時には前世まで見てもらったのだとか。指南宮は道教の総本山！ということでお札も書いてもらったのですが、それも効き目がすごいんだよ～と教えていただきました。
とその時郭師兄は言いました。「ナビ、肺が悪いねぇ！」えっ？だって生年月日や名前とか何も伝えてませんけど・・・それでもわかっちゃうんですか～？どうやらわかるようです。それほど悪い状態ではないそうで、ご飯をよく噛んで食べる、お肉はあまり食べない（肉食獣ナビ厳しい！）、玄米や五穀米を食べる（LOVE白飯ナビ、これまたきつい！）ということを守れば大丈夫だよ～ということでした。できる限り努力します！
ナビにとって初めてとなる指南宮。神秘のパワーが宿っていることを疎いナビでも感じました。その甲斐あってか帰りの猫空ゴンドラでは列に並ばずにクリスタル車両に乗ることができたんです！ナビにもいい気が流れ始めたようです！いつかまた訪れて今度は「祭改」をしてもらい自分自身をもっとパワーアップしよう！そう思いました。以上、指南宮に宿るパワーを信じ始めたナビでした。
猫空
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