快適な吹き抜けの中庭が素敵な老舗の一流ホテル
こんにちは、台北ナビです。
爽やかな木々があふれる仁愛路×復興南路の交差点の一等地に、どっしりと構えて建てられている福華大飯店。創業は今から約30年前の1984年になります。台湾最大を誇る5つ星ホテルチェーンの旗艦ホテルで、台北世界貿易センターや台北国際会議センターまではタクシーで約10分、ビジネスにも観光にも、とても便利な場所に位置します。
ホテルが設立されてから長い年月を経ているので、ホテル内は近年1年半の時間をかけて徐々に改装しました。
1階~13階までの広々とした吹き抜けが、このホテルの大きな特徴
中央に位置する13階までの吹き抜けは、このホテルの大きな特徴となっています。台北の他のホテルではなかなか見られない、とても広々としたスケールです。ナビも以前訪れたことはありますが、またもや、お~!と下から上に眺めてしまいました。この空間は、照明は使用せずに、自然光になっています。ほんとにこのスケールは圧巻!
その1階はアジアン料理がメインのレインボーテラスになっていて、噴水やグランドピアノも置いてあり、より一層優雅さを醸し出しています。レインボーのすぐ下に続く滝の流れる水は、環境保護を考えリサイクルで使用されています。水が流れているのを眺めているだけでもとても落ち着いて、日頃の忙しさを癒してくれますよ。
豪快に流れる滝、環境保護を考えリサイクルで水が使用されています
ホテルに散りばめられた芸術の数々
メイン玄関にある大きな版画
ハワードグループは台湾の財閥である廖兄弟が統括運営しています。そして数々の芸術作品が点在します。特に目につくのは、廖兄弟の6番目にあたる版画家・廖修平氏の作品。彼は現在も現役で台湾師範大学の教授をしています。各部屋や部屋のカードキーのデザインにも廖修平氏の個性的なデザインが取り入れられています。
驚いたのは1階ラウンジにあるピカソの原画。廖修平氏のコレクションで本物だそうです。ナビ、思わず聞き直してしまいました。「本当に本物ですか?」と。と~っても貴重です!
Rosewood Lounge (ローズウッドラウンジ)
エグゼクティブのお客様のみ利用可となります。
空港のエアラインラウンジのような高貴な雰囲気です。紅木(ローズウッド)をふんだんに使った家具や高級な骨董品、絵画などの装飾品が飾られています。こちら13階にありますが、エレベーターボタンは「T」の表示になっています。
カジュアルな服装、サンダル及びスリッパ、ショートパンツやTシャツ、12歳以下はご遠慮ください。17:30~19:30はHappy Hourとなり、カクテルやカナッペが自由に楽しめます。4階のRosewoodは食事OKです。
客室設備&アメニティ
客室へ続く廊下は通常のホテルよりも広めです。
大型ホテルなので、自分の部屋に辿り着くまで、歩く場合もあります。お部屋の位置は、記憶しておくように気をつけてくださいね。全室に大きめの姿見あり、体重計あり。そして全室シャワーブースとバスタブが分かれていて、TOTOのウォシュレット付です。
<クローゼット>
<ベッド周り>
<ミニバー>
<バスルーム>
客室情報
通常台湾のホテルは、台湾が南国であるため、ヒーターがないということが多いですが、冬はそれなりに寒いので、このホテルはヒーターを完備しているのが特徴でもあります。
枕は柔らかいものとそれより少し固めのものと2種類の用意があり、ロングピローがあるのも、ラグジュアリーさを感じます。
Standard Single (シングルルーム/標準單人床・1ベッド) 6坪 画像参考:745号室
150×180サイズのベッドが1台。お部屋のサイズとしては小さめですが、吹き抜けに面しているので、あまり小ささを感じさせません。
Superior King (高級シングルルーム/高級雙人床房・1ベッド) 8坪 画像参考:1112号室
80×180のシングルベッドが2台でダブルベッドサイズ。こちらのお部屋はホテル専用の平面駐車場側に面しています。
Deluxe Twin (豪華ダブルルーム/豪華雙床房・2ベッド) 10坪 画像参考:1003号室
150×180サイズのベッドが2台。ベッド以外にも一人がけ、2人がけのソファーがそれぞれ違ったデザインであります。
Deluxe Studio(豪華客室/豪華套房・1ベッド) 12坪 画像参考:1156号室
180×220サイズのベッドが1台。広々としたお部屋の窓からは、吹き抜けが見渡せて快適です。
ジム&プール
トレーナーのElvisさん、なんと重量上げの先生でした。100kgも持ち上げられるそうです
<ジム> 4F 6:30~22:00 単体で運営しているジムのようにとても広~いです。器材も何種類かあり、北欧のようなヒノキの個室サウナやスチームサウナまであります。
スタッフの左・Howardさんと右・Gandyさん
<プール> 季節によって、営業時間が変わります。1F 4月と11月 7:00-18:00、5~6月と10月 7:00-19:00、7~9月 7:00-21:00
1階のフロント横にプールへの入り口があります。各階からもスタッフ用のエレベーターを使って行くことが可能。レインボーの軒先に、ハワードマークの形になったプールがお洒落です。
ビジネスセンターと会議室
ビジネスセンター(7:00~23:00 )
1階ロビーにあり、人気の会議室の予約受付なども行っています。
レストランやベーカリー
さすが老舗のホテルです。通常のホテルでは見られない、多数のレストランが入っています。しかもその規模は路面店並み。それぞれに特徴があり、高い評価を得ているレストランばかりです。営業時間は各レストラン異なります。
フランス料理「羅浮宮」(ル・ルーブル) 4F
趣のある店内が落ち着くフランス料理店です
江浙料理「江南春」 3F 中華な雰囲気を十分に醸し出した店内、北京ダックが美味しいと評判です
洋食「麗香苑」 2F
ハワード特製牛肉麺やナン付きのインド風チキンカレーがおすすめです
広東料理「珍珠坊」 2F
飲茶の種類が豊富で大勢でテーブルを囲んで楽しめます。
日本料理「海山庁」(みやま) 1F お座敷が掘りごたつ式になっていて座椅子もあるのでゆっくり日本料理を味わうことができます。
點心坊(ベーカリー) 1F
20時以降はパンがお値打ちになります。蘋果酥捲(アップルパイ)450元は馬英九氏の奥様のお気に入りの一品。
彩虹座(レインボーテラス) 1F
圧巻の吹き抜けの中央に位置します、空間を十分に満喫しながら、アジアン料理をいただけます。
バー「七賢吧」(セブンスカラーズラウンジ) 1F
このバーに本物のピカソの原画が飾られています。興味のある方は是非見てみてください。
台湾料理「蓬莱邨」 B1F
広々とした店内の台湾料理店はホテルの中で一番人気。日本人もよく来るそうなので、おすすめメニューはスタッフの方に聞いてみてください。
老舗ホテルならでは。バーバーや仕立て屋さん
<床屋さんと美容院> 4F 9:30~20:00 日曜~19:00
昔ながらのレトロな雰囲気がとてもいい感じの床屋さんと美容院が併設してあります。髪のお手入れのほか、男女共にマニキュア、ペディキュアもできてしましますよ。
<仕立て屋さん> B1F 豪伯登 11:30~21:30
ホテルの設立当時からある仕立て屋さん、スタッフの方のキャリアもばっちり感じ取れます。地元の台湾人からよくこのホテルを訪れる日本人や欧米のビジネスマンまで幅広い層に人気があり、店内はオーダーメイド完了の紙袋でいっぱいでした。ネーム入りのシャツは880元~。オーダーしてから2日半以上はかかります。
名店街(ハワードプラザ ブティック)
地下1階~4階には、ハワード名店街があります。ホテル界隈のマダムがよく訪れるというのも大きく頷ける上品でエレガントなお洋服の店が軒を並べていました。他、地下1階の「奇古堂」はこだわりのお茶や茶器がありますので、お茶好きな方は是非のぞいてみてください。
11:30~21:30
ハワードプラザホテル台北に夫婦ともに長く勤めるドアマンの候志宏さんと奥様でフロント担当の呉秀華さん。お2人とも日本語も英語もOKです。写真を撮りたいというナビたちの要望にささっと旦那様の後方に隠れるように映った姿がなんとも微笑ましいです。
候さんは顧客の方のお顔はもちろん体調まで気遣える、デキるドアマンなのです。
何年も前に泊まったことのあるこのホテル。改めてここに来て老舗ホテルのおもてなしの心地良さと、スケールの大きさに圧倒されました。台北へお越しの際は是非!
以上台北ナビでした。