仲明居陶芸坊民宿(嘉義県)

自然と触れ合いながら阿里山に詳しくなれるハートウォーミングな民宿です

台湾南部・嘉義県にある阿里山といえば、日本統治時代に林業で栄え、阿里山森林鉄道や高山茶、標高が上がるにつれてめまぐるしく変わる生態系や雲海、台湾の中でも特に美しいとされる日の出など、見所がたくさんあります。今回ご紹介する「仲明居陶芸坊民宿」はそんな阿里山にある特色ある民宿のひとつ。阿里山のエキスパートであるオーナーの愛が伝わってきて、阿里山に詳しくなれちゃう素敵な民宿なんです。
仲明居民宿があるのは標高1060メートル地点。ナビが訪れた時はあいにくの濃霧で四方に何があるか見えない状態だったのですが、実際は台湾最高峰の玉山が見渡せるほか、青々とした竹林や茶畑の広がる絶景が眼下に広がるそう。人里離れた場所だからこそ、人の暮らしによって出る騒音に邪魔されず、野鳥や昆虫の鳴き声を間近に聞くことができます。リフレッシュにはもってこいですよね。
お部屋はコテージ風の建物の中に2人部屋、4人部屋、6人部屋があり、シンプルですが、必要最低限の設備が整っています。こちらで宿泊するとできる特別な体験は、16時に出発する無料の自然観賞ツアー。民宿のすぐ裏にある自然歩道を歩いて茶畑や雲海、夕日などをオーナーの詳しい解説を受けながら観賞できます。また、その後の19時からはホタルやフクロウ、カエルなどの生態観察のほか、天体観測に出かけます。また、土曜日の夜などにはオーナーと息子さんによる弾き語りパフォーマンスもあり、民宿とその周辺に滞在するだけでも楽しいひとときが過ごせますよ。
公共交通機関を使っての来訪は少し不便ですが、阿里山森林鉄道の奮起湖駅や嘉義から運行されているバスに乗り「石桌」または「龍美」で下車すると、迎えに来てくれますのでご安心を。