泊まるだけじゃなく、地域の生活と触れ合えるエンターテイメント性の高い宿!
こんにちは、台北ナビです。
台湾中部の南投県にある日月潭といえば、風光明媚で国内外からの行楽客が訪れる台湾を代表する観光スポット。2018年夏に台北ナビが実施した行きたい国家風景区を選ぶ人気投票でも日月潭国家風景区は堂々の1位に輝くなど、台湾リピーターの日本人でも知られた存在です。
そんな日月潭に程近い場所に、宿泊するだけじゃなく、地域の生活と触れ合えるエンターテイメント性の高い民宿「散步的雲 日月潭生態民宿」があります。旅行者は民宿に何を求め、どんなことを楽しみたいのかをしっかりとリサーチした上で、快適な部屋作りを追及したオーナーの配慮が行き届いた宿の魅力をご紹介します!
随所に「気配り」が光る快適空間
室内の案内板は空港をイメージ
オーナーの范さん夫妻は、ご主人が元軍人、奥様が元フライトアテンダントという経歴の持ち主。2001年に台南市白河で宿泊した民宿のおもてなしに感動し、自分たちでも民宿を開き、多くの人に忘れられない体験をしたいと一念発起。夢の実現のために15年以上準備を重ねてオープンさせました。
ただ、景気が悪くなる中、闇雲に民宿をオープンさせるだけでは長期的な経営は出来ないと考えた范さん夫妻は、民宿を経営するために必要なノウハウを身につけるためさまざまな社会人向け講義を受けたばかりか大学院にも進学。さらに台湾各地の民宿で実際に働いたり、世界各国を旅しながら、旅行者は何を求めているのかをリサーチしたんだとか。
人気の朝食。この日は台湾らしいおかゆでしたが洗練されています。洋風もボリュームたっぷり
この後お伝えするお部屋の設備はもちろんのこと、おいしいだけでなく、見た目が美しい朝食のサービスは、南投県から表彰を受けるほどのクオリティです。大きい企業が経営するホテルならまだしも、個人が経営する民宿でここまで追求しているのは、簡単に見えて実はとっても難しいことだったりします。宿泊客からすれば大きな安心に繋がりますよね。
カードキーは搭乗半券。こんな遊び心も楽しいですよね
また、民宿開業前から地元の人たちと緊密な関係作りに尽力してきた范さん夫妻。民宿の近くで農業体験ができたり、朝食に地元食材を使ったりと地元の生活と触れ合える機会が多いのが魅力です。
3~5月はホタル、5~8月はヘチマの花、5~10月はワスレグサの見ごろを迎えるほか、夏から秋にかけてはパッションフルーツ収穫体験、冬にはダイコンの収穫体験ができちゃいます。年間を通じてなにかしらのイベントがあるのは嬉しいですね。
落ち着いた雰囲気でリラックスできます
ロフトがある部屋やバスタブ付きの広い浴室がある部屋、何かと必要になるコンセント、ウォシュレット付きトイレや極力段差をなくしたバリアフリー設計など、全てがリサーチの結果実現したもの。センスが感じられる落ち着いた雰囲気で、どんな世代の人にも受け入れやすい印象なので、家族旅行にピッタリです。
また、各部屋は異国情緒が味わえるデザインになっていて、「廊下から搭乗口(ドア)を通り抜けると別の場所にたどりつく」というイメージなんだとか。ただ、具体的にどこの国を表現したということはなく、実際に宿泊する人に想像してほしいとのこと。
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アジアンテイストの2人部屋です。オーナーが中国大陸で買い付けた家具などが取り付けられ、ラグジュアリーな雰囲気が漂います。ご夫婦での旅行に合いそうです。
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こちらもアジアンテイストですが、板の間があり、どことなく和を感じさせます。バスタブがあるのが日本人としてはポイント高し。エキストラベッドを最大3つ追加できるので家族みんなで宿泊も可能です。
<B2>東南アジアのようなリゾート情緒を感じるお部屋。カップルや女子旅にぴったりです。
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林が広がる南側一面が窓になっている東南アジア調のお部屋。木製のブラインドが柔らかな印象を与え、朝の爽快感は格別です。
庭に置かれたコンテナハウスには宿泊客のペットを住まわせられるコーナーと、ロングステイに対応できる簡易キッチンがあります。折角台湾有数の観光名所に来たのだから、短期間の滞在だけでなく、長期滞在して周辺地域の生活を満喫するのもいいかも知れません。
四季折々、さまざまな楽しみ方ができる「散步的雲 日月潭生態民宿」。オープン直後からリピーターができる評判のよさで、その魅力は宿泊客のだれもが感じられるはず。ぜひみなさんもここで素敵な体験をしてくださいね。
以上台北ナビがお伝えしました!